百足と狐と喫茶店と   作:広秋

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 ああ・・・ついに夏休みが終わってしまった・・・(絶望)
 最近はノーダメージ縛りの動画を見てました。
 ねむりって、恐いですね・・・(´・ω・`)

 早くも次回予告のネタが枯渇し始めている模様。(ネタ募集中)

 やっと戦闘描写+大きな原作改変を行えます。長かった…ここまで長かった…
 これからはリンネちゃん本格行動開始です。まずは手始めに不幸な親子を救ってみましょうか(ニッコリ)

祝☆UA2000到達!ありがとうございますm(__)m

8/23:加筆・修正しました。


~前回までのあらすじ~

 リンネの秘密の一端とリョーコの危機を知ったカネキと芳村。
 芳村はヒナミをカネキに託しリョーコの救援に向かうが…


7話 彼女の呪いは狐へと

――20区・路地――

 

 芳村から傘を借り、あんていくを出たリョーコとヒナミ。

 二人は今日の出来事について話していた。

 

「今日はねカネキお兄ちゃんにいろんなことを教えてもらったの!」

 

「そうなの…よかったわね、ヒナミ」

 

「うん!それにリンネおねえちゃんがヒナミと友達になってくれるって!あと、一緒に遊びに行こうって!」

 

「リンネちゃん…ああ、芳村さんが言っていた新しくあんていくのウェイターになった子ね」

 

 そうして、親子は楽しそうに話しながら雨の中を歩いていく。

 すると、何の前触れもなくヒナミが怯えだす。

 怯え切った表情を浮かべたヒナミはリョーコの手を引きながら言う。

 

「お母さん…追われてる…逃げよ?」

 

 ヒナミの“逃げよ?”という言葉から自分たちが何者かに追われているのを察したリョーコはヒナミに問いかける。

 

「ど、どうしたの?ヒナミ、誰が追って来てるの!?」

 

「男の人…二人…走ろ…?」

 

 そうして、二人は雨の中を濡れるのも構わず走り出すが、

 

「…っ!」

 

いくらかも進まないうちにヒナミが唐突に立ち止まってしまう。

 

「ヒナミ、どうしたの!?」

 

「なに…この匂い…!?」

 

 立ち止まったヒナミにリョーコが必死に呼びかけるがヒナミは怯え切ってしまい会話どころではなくなってしまっていた。

 すると、すぐ目の前の路地から不機嫌そうな声で言葉を発しながら顔色の悪い男が若い男を引き連れて出てきた。

 

「――雨というのは実に不快なものですなぁ…視界を遮るために仕事にも悪影響が出る…」

 

 顔色の悪い男と若い男が目の前に立ち塞がったことにより道を塞がれ、そしていつの間にか追いついてきた男たちに逃げ道を潰され、リョーコとヒナミの二人は囲まれてしまった。

 

「笛口リョーコさんですね?少しお時間を戴けませんかねぇ…」

 

 周囲から向けられる殺気、そして何よりも自分の名前を呼ばれたことで、リョーコは周囲の男たちが自分たちを殺しに来たCCGの捜査官だと気づく。

 

「…CCG…!囲まれてる…ならヒナミだけでも…」

 

 完全に囲まれてたリョーコはヒナミだけでも逃がそうと覚悟を決める。

 

「お、お母さん…」

 

 ヒナミの不安そうな声にリョーコは答え、ヒナミを逃がすために行動を起こす。

 

「ヒナミ…逃げなさい」

 

 そう言って赫子を発現させると同時に、包囲を形成していた捜査員の内、後方に位置していた捜査官を吹き飛ばしヒナミの逃げ道を確保する。

 

「逃がす気だ…亜門君!」

 

 呼びかけられた若い男の捜査員が前に出ようとするもリョーコの赫子に遮られてしまう。

 

「で、でもお母さん…!」

 

 母の運命を察したのか泣き出すヒナミにリョーコに背を向け強い口調で言い放つ。

 

「行きなさいっ!!」

 

 その言葉を受けたヒナミは踵を返しリョーコが開けた包囲の穴を抜け駆けていった。

 

「ふん…貴様らクズが…我々人間の真似事をしているとは…全くもって吐き気がするよ」

 

 白髪の捜査官はそう吐き捨てるとそれに応えるかのように若い男の捜査官がねくたいを緩めながら手に持ったアタッシュケースの取手についているスイッチを押しながら冷たく言い放つ。

 

「…調子に乗るなよ、クズめ」

 

 その様子を見て捜査官たち()も臨戦態勢に入ったことをリョーコは理解し、言う。

 

「私では勝てない…でも…!」

 

「大人しく息絶えろ、喰種(虫けら)め」

 

 

――あの子だけは、やらせない―――

 

 

そして死の覚悟を決めた母は、我が子を守らんと雄叫びを上げながら十死零生の戦いへと挑んでいった。

 

 

 

 

――20区・路地裏――

 

 

 仕事が長引きヒナミと遊びに行きそびれたリンネは、雨の中傘も差さずに路地裏を歩き回っていた。

 

「あーあ…私、結局今日も役に立たなかったなぁ…」

 

 そう、彼女はヒナミとの約束のことが仕事中頭から離れず、集中力に欠いていたために失敗ばかりを起こしていたのだ。

 

「結局、ヒナミちゃんと遊びに行く約束したのに次回に持ち越しになっちゃったしなぁ…」

 

 そう言ってリンネが不貞腐れていると、突然背筋に冷たいものが走り、いやな予感が頭をよぎった。

 

「何…?この感覚…気味が悪い…でも…」

 

 リンネが自身を襲う妙な気配について考えを巡らせていると、唐突にヒナミの顔が脳裏に浮かんだ。

 

「この気配は…ヒナミちゃん?…いや違う…?」

 

 そして、彼女の優れた直感は()()とも言える結論を導き出した。

 それは、

 

「ヒナミと…今日一日あんていくに居た人…?」

 

ヒナミとヒナミによく似た気配を持つ女性。つまりそれは、

 

「ヒナミと…ヒナミのママ…?」

 

ヒナミが親子諸共危機に晒されているということに違いなかった。

 

「不味い…っ!」

 

 

 

 

 周囲の人払いがなされた戦場では、捜査官(狩人)傷だらけのリョーコ(手負いの獲物)との決着が着こうとしていた。

 

「ふん…何とも他愛のない。戦い慣れしておらず、赫子も使いこなせていない…」

 

「はぁ…はぁ…っ!」

 

 リョーコの赫子にはあちこちに大穴が開いており、リョーコ自身もまた捜査官らの攻撃を受け、体の至る所から血を流していた。

 

「あれだけ大騒ぎしておいてこのザマか…まあ、きさまら喰種(虫けら)には似合いの最後だ…」

 

「これで…」

 

「いや、いい。亜門君」

 

 止めを刺そうとする若い捜査官を白髪の捜査官が止める。

 

「私が()()でやる」

 

 そう言って白髪の捜査官が取り出したのは人間の脊椎にそのまま取手を取り付けた鞭のような形状をした武器だった。

 

「あ…ああ…そんな、あなた…何を…」

 

 それを見たリョーコが取り乱し始める。

 

「ああ…そんなの嫌よ…嫌…」

 

 そうして涙を流し、目の前の光景を否定するように首を振るリョーコを見て白髪の捜査官はゆがんだ笑みを浮かべ、楽しそうに言う。

 

「そうだ!その表情…悲嘆と絶望、そして憎悪に歪んだ顔…もっと見せろ…!」

 

 その後はただの蹂躙だった。

 

 戦意を喪失したリョーコに現状を打破することなど出来るはずもなく、ただ一方的に虐げられるだけでだった。

 

 

 

 

「ふん…この程度か…大人しくしていれば道の真ん中で解体してやったのに…」

 

「はっ……はっ……」

 

 あの後に、甚振るように、嬲るように痛めつけられたリョーコは全身ボロボロで既に満身創痍という状態だった。

 

「お願い…ヒ…ナミ……あなただけでも…」

 

 

 

 

「!こっちか!」

 

 その頃、リンネは先ほどの気配を辿っていた。

 

「くっ…!間に合え…!」

 

 その願いが通じたのか通りの向こうに全身ズタボロにされた、ヒナミによく似た雰囲気の女性の喰種が居た。

 

「見つけた!」

 

 そして、彼女が救援に入ろう駆けだす。

 それから数秒遅れて白髪の捜査官が手に持った武器を振るった。それは寸分のズレもなく女性の喰種の首を狙っていた。

 

「!」

 

 そしてそれとほぼ同時にリンネの耳に彼女の言葉(願い)が届いた。それは、

 

――娘だけでも…――

 

という母の、最期まで娘を案じる、娘に生きていて欲しいという母の願いだった。

 その願い(呪い)がリンネの耳に届いたその瞬間、リンネの脳裏にいくつもの言葉(記憶)が響いた。

 

 

――世界が、動きを、鈍らせる――

 

 

「あ、ああ…」

 

 泣き出しそうなリンネの――

 

「うん!お母さんのことは大好きだよ!」

 

 脳裏をかすめる――

 

「あの子は、私が守り…育てたいんです」

 

 思いが――

 

「ヒナミももっとたくさんお友達が欲しいなぁ…そうすればもう寂しくなくなるもん!」

 

 願いが――

 

「あの子は…あの子(リンネ)だけは…」

 

 記憶が――

 

「必ず守る!」

 

 記憶が――

 

 

    ――後悔が

 

 

―― ヤ ラ セ ナ イ ――

 

 

 

 

「甲羅…鱗ォ!!」

 

 リンネがそう叫ぶと赫眼が発現し、樹木のような一対の甲赫と、魚のような小さな鱗に包まれた二対の鱗赫が彼女の背から飛び出した。

 そして、甲赫は両腕と顔を覆い、二対ある鱗赫の内の一対が全身を包むように彼女の身体を覆っていく。

 

 

――死神の鎌はゆっくりと目標の首へ向かっていく――

 

――彼女は()()の足で駆けて行く――

 

 

 リンネは甲赫に覆われ肥大化した両腕を地面に着ける。そして、残った一対の鱗赫が彼女の腰のあたりで一つにまとまり、尻尾のようになる。

 

 

――死神の鎌は目標まで1mを切ろうとしていた――

 

――彼女は()()の肥大化した腕と()()の足で駆けて行く――

 

 

 両腕を覆った甲赫と体を覆った鱗赫、尻尾になった鱗赫が蠢動し一つの鎧になると彼女の頭頂部に狐の耳のように二つの突起が飛び出した。

 そして、両腕は()()となる。

 

 

――死神の鎌が目的の首を刈り取るまで数瞬までに迫っている――

 

――彼女は()()の足で駆けて行く――

 

 

 そして、死神の鎌が目標の首を刈り取ろうとする寸前、

 

「はあっ!」

 

リンネはリョーコの襟首を咥え、死神の鎌の軌道から彼女(リョーコ)の首をそらすことに成功した。

 しかし、逃げ遅れた左腕が死神の鎌につかまり、宙を舞った。

 

 

 

 

「ちっ…」

 

「新手か…にしても、これはまた醜い奴が来たものだ」

 

「新手の喰種!?増援か!?」

 

 リンネの乱入で獲物(リョーコ)を仕留め損ねた顔色の悪い捜査官は一瞬顔をしかめると忌々しそうに吐き捨て、若い男の捜査官は突然現れた喰種に驚きの声を上げた。

 

「お仲間を助けに来たのか?健気なことだな」

 

「…」

 

 そう言って挑発してくるのも気にせず、リンネは冷静に状況を見極め策を練っていた。

 そして、彼女が導き出した結論は荷物(リョーコ)を背負ったまま戦うのは不可能、目の前の顔色の悪い男とその隣に立つ若い男の二人を避けつつ一撃を加え、包囲網を離脱するというものだった。

 

「どうした?来ないのならばこちらから行くぞ!」

 

 挑発に乗らないリンネに痺れを切らしたのか、顔色の悪い男の方が手の脊髄のような武器を振りかぶり飛び掛かってきた。

 するとリンネは腰の後ろで一束にまとめていた鱗赫を再び二つに分けると片方で攻撃を受け、もう片方で包囲網を形成している捜査官たちを吹き飛ばし包囲網に大穴を開ける。

 すると、吹き飛ばされた捜査官は壁や電柱に叩きつけられ気を失ってしまう。

 

「ちっ…包囲を崩しにきたか…」

 

 包囲の一角が崩れたことを確認したリンネは離脱を試みるため、リョーコを背に背負い身体にまとっていた赫子の一部で固定する。

 

「っ!離脱する気だ!亜門君!」

 

 リンネの離脱しようとする意図に気づいた顔色の悪い男は自身の部下である若い男に指示を飛ばす。

 

「させるか!うおおお!」

 

 その声に応えた若い男が巨大な棍棒のような武器を持ちリンネに突撃する。

 

「そう簡単に逃げられると思うな!」

 

 しかし、リンネは赫子で先ほど気絶した捜査官の内から一人を赫子で拘束し、盾にするように若い男に向けて突き出した。

 

「…これで…?」

 

「ちぃっ!卑怯な!」

 

 味方へ傷を負わせることを恐れた若い男の捜査官は攻撃を断念し間合いを開けてしまう。

 

「亜門君!躊躇するな!」

 

「しかし!」

 

 檄を飛ばされた若い男の捜査官が手をこまねいていると再び顔色の悪い捜査官が前に出る。

 

「ここで逃がしてはすべてが無駄になるのだぞ!」

 

 そう言って顔色の悪い男が躊躇なく一撃を加えてくる。

 

「もう、遅い」

 

 だが、リンネはその一撃を強く弾き飛ばし隙を作ると包囲網の外側へと一瞬で抜け、近くの電柱の上に飛び乗った。

 すると、遠距離での攻撃手段がないのか追撃の手が止む。

 自身を害する手段が無いことを確認したリンネは電柱の上から捜査官たちを見下ろし、警告するように話し始めた。

 

「これで、あなたたちは追っては来れない。この雨の中では痕跡の追尾も不可能。無理矢理追って来てもいいけど、それはあなたたちが死ぬだけ。」

 

 その言葉に若い男の捜査官がが激高する。

 

「ふざけるな!情けをかけたつもりか!貴様ら、人を食らう化け物が!」

 

 その言葉に気分を害したリンネは冷たく言い放つ。

 

「そう、私たちは喰種(化け物)。だけどそれが何?あなたたちが正義で私たちが悪だなんて誰が保証してくれるの?」

 

「貴様らが正義を語るのか!」

 

 なおも大声で叫び続ける若い男の捜査官を顔色の悪い捜査官が制する。

 

「亜門君、もう止したまえ」

 

「ですが!」

 

 なおも食い下がろうとする若い男の捜査官を一睨みで抑えると今度はリンネに言葉を放った。

 

「ところで、私のお仲間は返していただけるのかな?」

 

 その質問にもまたリンネは冷たく返す。

 

「その質問に意味はあるの?」

 

「なに、私たちの大切な同僚だからね」

 

 しかし、リンネはその質問に答えることはなく、そのまま身を翻すと雨の降りしきる夜の向こうへ消えていった。

 

 

 

 

 リンネが去った後、CCGの捜査官たちは討伐対象を横から奪われ討伐に失敗したこと、そして捜査員が一人拉致されたことで大いに浮足立っていた。

 そんな中、攫われた捜査員の安否を案じた亜門が現場の指揮官である真戸に意見する。

 

「真戸さん、今すぐ追撃をしましょう!さもなくば彼の身が…」

 

「無駄だよ、亜門君」

 

「なぜですか!?」

 

 なおも激高し続ける亜門に真戸は静かに問いかける。

 

「亜門君、今回横槍を入れてきた喰種…君には何に見えたかね?」

 

「は?」

 

 唐突な問いに半ば混乱しながらも答える。

 

「狐…です。自分には狐に見えました」

 

「そうか、ならば“赫者”については?」

 

「“赫者”?」

 

 その答えに真戸は頷くと説明を始めた。

 

「そうだ、知らないなら説明しておこう。“赫者”とは強力な赫子を持つ喰種がなると思っていればいい。その特徴は全身を覆うように発現する赫子だ。。今回乱入してきた奴が狐に見えたのは、おそらく赫子を全身に纏っていたからだろう。そして、これには体格などを隠すことで身元が割れることを防ぐ狙いがあったのだろう」

 

「なるほど。」

 

「そして、赫者になるような喰種は基本的にAレートを超える。」

 

「Aを超える!?」

 

 亜門が驚きを隠せない様子で声を上げる。

 

「そうだ、その上Sを超えることも珍しくない」

 

 そこで真戸は一度言葉を切り、あごに手を当てて思い出すように続けた。 

 

「それに今回乱入してきた狐のような外見をした喰種…私には心当たりがある。しばらく前に13区に出現しその後消息不明になった狐の外見をした赫者がいると聞いた。おそらくそいつが今回乱入してきた喰種だろう。そして、今回我々が善戦できていたのは奴が荷物を抱えていたからだ。万全な状態だったら手も足も出なかっただろう」

 

 その説明を聞いた亜門はまたも取り乱す。

 

「ならば、なおさら追撃を行った方が!」

 

 しかし、真戸は言い聞かせるように言う。

 

「先ほども言った通り無駄だ。この雨では痕跡をたどるのも困難な上、奴を狩るには20区の特等らを召集せねばなるまい」

 

「そんな…」

 

 衝撃の真実を告げられ呆然とする亜門に、真戸は上機嫌で言葉をかける。

 

「むしろ、今回の遭遇戦はよい収穫でもある。赫者との戦闘経験だ。これは後々になるが、必ず亜門君の役に立つ」

 

 真戸は周囲を見回しながら続ける。

 

「とにかく今は支部へ帰還しよう。捜査官たちにも動揺が広がっている。これでは二次被害を招きかねない。それに、狐が20区に根城を移しているのなら早急に対策を立てねばならん」

 

 そしてCCGの捜査官たちは引き揚げ準備を進める。

 そんな中、真戸は狐が消えていった方向の空を見上げ疲れたようにつぶやいた。

 

「大食い、美食家、アオギリ、そして“隻眼の王”に“梟”…そして今度は“狐”か…全く、厄介ごとばかりが転がり込む…」

 

 そんな真戸のつぶやきは雨音に遮られ誰の耳にも届かないまま夜の闇へと消えていった。




 リョーコvsCCG戦終了。
 
 いまだに原作二巻とは…先は長いなあ…今年中に完結させたかったが難しいかもしれない…

 ちなみに、これでカネキとトーカとリンネと芳村に強化フラグが立ちました。
 え?一人多い?知らんな(白目)

 さて、これでCCGも狐が20区に移動したことに気が付きましたね。
 ここからはオリジナル展開が多くなっていきます。しかし基本原作沿いというスタンスは変わりません。(オリジナル展開なのに原作沿いとはこれ如何に)


~次回予告~

 CCGに追い詰められ、その窮地をリンネに救われたリョーコ。現実を知った彼女は大きな決断をする。
 一方そのころ、CCGは今回の少ない成果を用い、討伐作戦の継続を決定した。
 そしてリンネは、これからを見据えた行動を起こす…

 次回、百足と狐と喫茶店と 第8話

 母の思いは狐へと

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