百足と狐と喫茶店と   作:広秋

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想像以上に筆が進んだので更新。
 …クリスマス一人きりだったせいで、そのせいで時間が多く取れた。
 とかなんかじゃないんだよ!(`・ω・´)

 …ほんとだよ(´・ω・`)

 さあ、カネキ君の強化を始めましょう。
 リンネちゃんが徐々にキチって来ていますが仕様です。
 ここでカネキ君をどこまで強化できるかでこの先の展開が変わります。
 …どこまで強化しようかな…()

 それではどうぞ

~前回までのあらすじ~

 先日の顛末をトーカから聞いたカネキ。
 カネキは自らも戦うことと、喰種の力を受け入れることを決めた。
 彼の決意は一体何をもたらすのか。


12話 少年の嘆きは九尾へと

――20区・あんていく――

 

 

 トーカがあんていくに運び込まれた(投げ込まれた)翌日…

 いまだ朝日が昇り切らないうす暗い時間帯。

 あんていく二階のトーカが一時的に身を寄せている部屋にはトーカのほかにもう一つの人影があった。

 

「あのさ、今何時だと思ってるの?」

 

「いや、あのぉ…」

 

 もう一つの人影はトーカに問い詰められ弱ったように言葉を発する。

 ちなみにトーカはソファーに腰かけているがもう一つの人影は床に正座させられている。

 

「一応私は怪我人なわけで、そのことに関する気づかいとかもないわけ?」

 

「あの、ほんとに勘弁してください…」

 

 そう言って床に突っ伏すのは情けない顔をしたリンネだった。

 

 ちなみになぜリンネが正座させられているのかについては十数分前に遡る。

 

 

 

 

 まだ夜とも早朝ともいえる時間。トーカが眠っている部屋の窓がドンドンと音を立てた。

 トーカは音に気が付き目が覚める。

 

「なんだ…?」

 

 音に気が付いて目が覚めたトーカは違和感に気付く。

 

「あれ?ここって二階…」

 

 そう、一階ならまだしもここは二階であり、外から窓を叩かれるなどということは本来あり得ないのである。

 

「誰だ…?」

 

 あり得ない状況に警戒心をあらわにするトーカだったが聞こえてきたのは、

 

「お、丁度起きてた。開けて~」

 

と言うへらへらした顔のリンネだった。

 

「…」

 

 無言で窓を開けるトーカ。

 するとリンネはこれ幸いと部屋に飛び込んでくる。

 

「いやー、トーカちゃんが丁度起きてて良か「正座」え?」

 

 リンネの言葉を遮りただ一言短く告げたトーカ。

 リンネは状況が分からないという顔をのままトーカに対し問いを発する。

 

「あの、いきなり何を「正座」

 

「いや、なんかデジャヴが「正座」

 

「だからその「正座」

 

「…はい」

 

 というやりとりの後、すごすごと正座するリンネ。

 そして、ここから冒頭につながる。

 

 

 

 

「で、いったい何の用?」

 

 床に突っ伏したリンネを見下ろしたままトーカが冷たい態度で声をかける。

 するとリンネはここに来た理由を話しはじめた。

 

 言い訳が大半を占めていたので要約すると以下のとおりである。

 

・カネキに稽古をつけてあげると大見え切ったはいいものの、喰種が稽古をできる場所を知らなかったため知ってそうなトーカに聞きに来た。

 

「…」

 

 こめかみを抑え頭痛を堪えるような仕草をしたままトーカは口を開く。

 

「…そんなことのためにこんな時間から?」

 

「うん、そうだよ?」

 

 けろりとした態度で答えるリンネにトーカはため息を吐きながら話始める。

 

「あんていくの地下に24区への通路がある。その先は広い空間につながってるからそこなら稽古くらいなら出来んだろ」

 

「ほんとに!?」

 

 トーカの言葉に驚いた様子で声を上げるリンネに青筋を浮かべながらもリンネを諫めるべくトーカが口を開く。

 

「ほんとだよ。あとまだヒナミも恐らく寝ているんだ。あまり大きな声を出すな」

 

 トーカのその言葉に「やべっ」と言うとリンネも声のトーンを落とした。

 

「いやー、トーカちゃんがまさかそんな気遣いができる人だとは思わな」

 

 リンネのその言葉でついに堪忍袋の緒が切れたのかトーカは正座したままのリンネの頭をアイアンクローの要領で掴み、そのまま勢いよく床に叩きつけた。

 

「いい加減に…しろォ!!」

 

 その掛け声共に頭を固い床に叩きつけられたリンネは見事に意識を刈り取られ、沈んだ。

 ちなみにそのトーカの大声とリンネの頭を叩きつけた時の大きな物音でヒナミが目覚めることがなかったのは不幸中の幸いだった。

 

 

 

 

――20区・あんていく前――

 

 

 リンネがトーカに落とされてから数時間が過ぎた頃、9時少し前にカネキがあんていく前にやってきた。

 

「今日、リンネちゃんに色々教えて貰えるんだ…何でもいい、少しでも身につけなきゃ…」

 

 そう意気込んでいるカネキだったがリンネがトーカに落とされてしまったためリンネがカネキの前に現れたのは10時過ぎになってしまったが、遅刻されることに慣れてしまったカネキは苦笑いでスルーしていた。

 女性の遅刻を笑って許せる男はモテるぞ!多分。

 

 その後、リンネ、カネキ、トーカの三人であんていくの地下へと降りて行った。

 ちなみにトーカがついてきたのは稽古を付けるためではなく「リンネが何かやらかしそうだから」との理由だった。

 

 

 

 

――20区・あんていく地下――

 

 

「さて、ここがあんていくの真下。24区の一部」

 

 そう言いながらトーカの先導で地下に降りてきた三人。

 カネキは「こんなところが…」と驚いていたがリンネは「ほえ~広いねぇ」と呆けており明らかに一人だけ緊張感が違った。

 

「さてと、私はここで見てるから。で、あんたはこいつ(カネキ)にどうやって戦い方を教えるだい?」

 

 と、トーカが傍観者として座り込み、カネキを指さしながらリンネに問いかける。

 リンネは特に考えるそぶりを見せることもなくあっけらかんと言う。

 

 

「あれこれ教えるのは私には無理だからね。とにかく実戦形式かな?まあ、死なないように加減はするよ」

 

 リンネの「死なないように」という言葉を聞いて若干顔を青ざめさせたカネキ。

 

「ふーん。ま、いいじゃないの?」

 

 そう言って我関せずと言わんばかりのトーカを置いておいてリンネはカネキに問いかける。

 

「さてカネキ君。君は戦いにおいて一番大事なこととは何だと思う?」

 

 唐突に発せられたリンネにの問いにカネキは数秒考えこむと答えた。

 

「勝つこと…かな?」

 

「うん、勝つことも大事かな。けどもっと大事なことがある」

 

 リンネはそう言ってカネキに話始める。

 

「いい?まず、生き残る事。戦って、勝ったとしても自分が死んでたんじゃあ話にならない。だから確実に勝てる。と思わない限りは逃げること。臆病なって思うかもしれないけどそれが一番安心なの」

 

 そこで一度言葉を切るとさっきまでのへらへらした雰囲気が消え、昨日の夜の公園で見せた真剣な表情になり、言葉を続けた。

 

「もし、大事な人を残してあなたが死んだら、私があなたを殺してやる。いい?」

 

 そういう彼女の目には怒りの感情が浮かんでいるようにカネキは感じた。

 そうして知らないうちにカネキが少々怯えの感情を抱いている気づいたリンネはふっと笑い明るい調子で話し続ける。

 

「ま、とにかく死ぬなってこと。命あっての物種なんだから」

 

 そういって言葉を切ったリンネにカネキは頷き返す。

 カネキの頷いた仕草を了解の意と受け取ったリンネはカネキに指示を出す。

 

「じゃあ、まずは逃げることから始めようか。えっとその辺に立って」

 

 カネキはその指示に従いリンネから距離を取り、リンネから15mほど離れた位置に立つ。

 

「じゃあ、私がここからカネキ君に対して攻撃を仕掛けるから何をしてもいいからそれを避けるか防ぐかしてみて?」

 

 「攻撃を仕掛ける」という言葉とともに先ほど聞いた「死なないように」という言葉が頭をよぎり寒気を覚えたカネキは顔を引きつらせながらリンネに問いかける。

 

「あのさリンネちゃん。まさか本気で攻撃してきたりはしないよね?」

 

「ん?あはは!本気で攻撃したら多分カネキ君なら数秒で死んじゃうよ?そんなことしないよ」

 

 そう答えるリンネに安心したように息をつくカネキだったが、

 

「よーし、いっくよー!当たっても死なないとは思うけど(・・・・)当たったら痛いから気を付けてねー!」

 

という言葉に表情を凍らせたカネキだったが次の瞬間、リンネの背中から結晶のような赫子が反り返る様に正面に向くのを見た。

 そして、その赫子から多数の弾丸が放たれ、それが自分に向かっていることに気が付いたカネキは恥も外聞もなく悲鳴を上げながら迫りくる弾丸を避けるために動き出した。

 

 

 

 

 トーカは目の前の光景が理解できなかった。

 リンネが訓練の開始と思われる掛け声を発した直後に羽赫と思われる赫子を発現させたのだ。

 トーカは覚えていた。リンネの「鱗持ちだよ」という発言を。つまり、リンネは鱗赫を持つ喰種であるはずなのだ。

 しかし、目の前のリンネは明らかに鱗赫ではない赫子を発現させている。

 

「あんた…それ(・・)、鱗赫じゃ…」

 

 トーカが小さな声で問いかけるがリンネは振り返ることもなくあっさりと答えてのけた。

 

「え?ああそう言えば鱗持ちって言ってたかな?ま、鱗以外にも持ってたってこと」

 

「…」

 

 悪びれもせずにそう答えたリンネにトーカはこれ以上問い詰めても無駄だと思い口を閉ざすと、今も必死の形相でリンネの攻撃から逃げ続けるカネキに目を向けた。

 

「ひ、ひぃぃ!あ、ああ、うわあああ!」

 

 カネキが情けない悲鳴を上げながらも何とか避け続けているとテンションの上がってきたリンネが楽しそうに声を発した。

 

「いいね、いいね!中々やるじゃん!」

 

「もう、勘弁、してええぇぇええぇぇ!」

 

 カネキが悲鳴を上げるがリンネは手を緩める気配がない。

 流石に止めてやるか…と思ったトーカがリンネに声をかけようとするがそれよりも一拍早くリンネが行動を起こした。

 

「おかわりだ!いっくよ~!」

 

 リンネは既に発現させていた羽赫に加え、鱗赫を発現させる。

 

「頑張って避けてねぇ!当たったら死んじゃうかもしれないかもしれないからさぁ!」

 

 そう言って、リンネは横薙ぎの軌道でカネキの胴体を狙う。

 

「っ!馬鹿!」

 

 トーカがとっさに羽赫で庇おうとするも、負傷もあってかその動きにはいつもの切れはなく、間に合いそうもなかった。

 

 そして、リンネの赫子がカネキの胴体を捉える――

 

 

 

 

 いきなり無茶苦茶な訓練を課され、恐ろしい弾幕を避け続けていたカネキは心の中で毒づく。

 

(確かに戦い方を教えて欲しいとは言ったけど、これはいくら何でもひどいよ!)

 

 また一つ、迫ってきたリンネの放った弾丸を横っ飛びに回避する。

 

「はあ、はあっ!」

(流石にもうきつい…足も動かなくなってきた…このままじゃ…!)

 

 カネキがそう心の中で言った瞬間、リンネが何か言いながら鱗赫を発現させる。

 

「…っ!」

(そんな、これ以上増えたら…もう、避けられ…!)

 

 カネキの心の叫びはリンネに届くことはなく、リンネは容赦なく鱗赫でカネキの胴を狙う。

 

 カネキの世界が、主観がゆっくり流れていく。

 

――あんなの食らったら、死ぬ

 

――戦う術を得るのが簡単ではないと思っていたけどこれは

 

――ほんとに死ぬ?こんなところで?

 

――何もできないまま

 

――何も成せないまま?

 

――…嫌だ

 

――…嫌だ!

 

――嫌だ嫌だ嫌だ!!

 

――まだこんなところで死にたくない!

 

――死んでたまるか!

 

――僕は、生きるんだ!!

 

 カネキが心の中でそう叫んだ直後、カネキは、自分の中で何かがかみ合うような音を聞いた気がした。

 

 

 

 

「あらあら、思ったより早かったわね」

 

 真っ白な空間で眼鏡をかけた長髪の女性が妖艶に笑う。

 

「あの子が一体どこまで墜ちることができるのか、楽しみね…」

 

「“大切なもの”を護るために“それ以外”を捨てられるか」

 

 その女性は一度ここで言葉を切ると笑みを深め、言う。

 

――楽しみだわ

 

 

 

 

 リンネが放ったカネキの胴体を狙う鱗赫の一撃。

 それが直撃する瞬間、カネキの目が紅く変色し「赫眼」が発現する。

 そして、カネキの腰のあたりから赤黒い何かが飛び出した。

 

「う、うわあああああ!!」

 

 カネキが叫ぶとその叫び声に応えるようにカネキの腰から飛び出した赤黒い何かがリンネの鱗赫の一撃を防いだ。

 

「はあ…はあ…こ、これは…?」

 

 自分の腰から生えている何かに気が付いたカネキが困惑したように言葉を発する。

 すると、いつの間にかカネキの近くに来ていたリンネがカネキに対して話し始める。

 

「うん、カネキ君はやっぱりいい赫子持っているね。これからは赫子(これ)も使った訓練もするつもりだからそう思っておいてね」

 

「ちょ、ちょっと待って。説明してもらってもいいかな?」

 

 いきなり話を進められ、ついていけなくなったいけなくなったカネキがリンネに問いかける。

 

「さっきまでの訓練?の目的は逃げる練習とかじゃなかったの?」

 

 リンネは「ああ、そんなこと」と言うと説明を始めた。

 

「カネキ君は中々良い赫子を持っているよね?でもそれを自由に扱うことができていない。だからまずは赫子の出し入れを自由に出来るようになってもらおうと思ったの。でも、赫子の出し方なんて感覚でしかないから教えようがないの」

 

 リンネはそこで一度言葉を切りイイ(・・)笑みを浮かべた。

 

「そこで、赫子を出す感覚を覚えてもらおうと思ったわけ。だからキツイ状況、『死』を意識する状況に追い込めば赫子が発現するかも、と思ってちょっとキツめに攻めたの」

 

 リンネが悪びれる様子もなくそう言うとカネキが声を上げる。

 

「ちょっと待って!?そんな軽いノリで僕あんな目に遭ったの!?」

 

 カネキがそう抗議するもリンネは軽く笑って受け流す。

 

「まあまあ、そのおかげで赫子を出せたんだから良いじゃん。さっきも言ったけど次回からは赫子(ソレ)も使うから出す時の感覚を忘れないようにしておいてね~」

 

 リンネはそう言い残すとカネキの抗議に耳を貸すことなく、さっさと地下から出て行ってしまった。

 

「頼む相手…間違えたかなぁ…」

 

 カネキの呟きには疲労が滲んでいた。

 

 

 

 

 カネキとリンネの訓練を見ていたトーカは騒いでいるカネキにも、あっけらかんと去っていくリンネにも意識を向けることもなく、さきほどの光景を思い出していた。

 

(あいつは…リンネは確かに“ギリギリ避けられるところ”にのみ攻撃を放っていた。のみ(・・)ということは全て狙って撃っていたということ…)

 

 そこでトーカが思い出したのはリンネの放った羽赫の弾幕。

 決して少なくない、むしろかなりの数を放っていた。それこそ、トーカ自身もあれだけの数を、しかも狙って撃てるかどうかという数を。

 

(あいつは“鱗持ち”と言っていた。それは嘘ではなかった。しかし…)

 

 そこでトーカはさっさと地上()に登っていくリンネに一瞬視線を移す。

 

(さっき見た限りでは間違いなく鱗赫が一番使い慣れている感じがした。なら、あの羽赫は?)

(私でもあの数を狙って撃つことが出来るか…?いや、狙って撃つという条件下だとあれだけの数を撃つのは厳しい…)

 

 そこまで考えたトーカは腕を組んでため息を吐く。

 

「はぁ…あいつは一体何者なんだ…」

 

 

 

 

――20区・駅周辺――

 

 

 カネキの訓練を終えたリンネはあんていくを出るとそのまま周囲の雑居ビルの屋上に飛びあがり、そのままビルの屋上を飛び石のように飛び移り駅の近くまでやってくると駅の建物の屋上の縁に腰かけた。

 

「ふんふん。カネキ君はやっぱりいい赫子持ってたねぇ~…あの時に見たのは見間違いじゃなかったってわけだ」

 

 リンネはそこで一度言葉を切ると目を細めて声のトーンを一つ落とす。

 

「それにしても、カネキ君はともかくトーカちゃんの方は何か気が付いてる様子だったなぁ…」

 

 リンネは「ま、いいか」と言うと声のトーンを戻し、至極楽しそうに笑う。

 

「でも、不思議だなぁ…なんでカネキ君からカネキ君以外(他の喰種)の気配がしたんだろう…でもまあ」

 

 リンネは暗くなり始めている空を見上げ、言う。

 

「楽しそうだから良いかな」

 

 そういうリンネの顔は楽しそうに笑う子供の笑顔そのものだった。




トーカ「中々時間かかってるわね」

カネキ「だよね。まだ原作二巻だよね?僕もマスクそろそろ欲しいんだけど」

(主)「あ、次回はカネキ君はマスクを貰えるよ。あとはCCGに潜入してもらうから」

カネキ「うわー…あそこは色々おっかないところが多いから嫌なんだよなぁ…」

トーカ「ごねても仕方ないでしょう?覚悟決めな」

カネキ「はぁ…」

ヒナミ「いい加減、私関連のことも進めて欲しいなって」

(主)「次回はヒナミちゃんにも触れる予定だから」

ヒナミ「じゃあ、待ってる」

(主)「予定は未定(ボソッ)」


~次回予告~

 リンネとの訓練を始めたカネキ。彼はこの訓練で何を得るのか
 そしてリンネの違和感に気が付いたトーカ
 狐の行動は二人に、あんていくにどんな未来をもたらすのか

 次回、百足と狐と喫茶店と 第13話

 少年の叫びは九尾へと



カネキ「そういえば」

(主)「ん?どしたの?」

カネキ「主はクリスマスどう過ごしてたの?」

(主)「そういうカネキ君はどう過ごしてたんだよ…」

カネキ「いや…僕は…トーカちゃんと…」

(主)「次回覚悟してろよ…」

カネキ「なんでよ!」


 次回をお楽しみに!

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