ジャック・ザ・リッパーになった僕の生き方   作:がさ丸

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遅くなりました。

色々ありましてですね。


それでは、どうぞ。


2日目:朝

皆さん、おはようございます。皆さんって誰だろう?まぁいいや。

先日は色々あったので疲れてすぐ寝ちゃいました。なんか抱き枕とかあった気がするけど...気にしないでおこう。

 

そして今。身動きが取れません。

手足動かせません。頭は動きます。まぁ、大体は予想できてるけど...。

 

「れな?おきて...」

 

揺れてみるけど離す気配なし、起きる気配なし。

もしかして僕が抱き枕なの?そりゃ普通の枕と比べれば暖かいけど...。

でもね、さすがにそろそろ起きようよ。何時か知らないけどさぁ。

 

「れな〜...」

 

軽く頭突きをして起きてくれと伝える。

反応がない。朝弱いタイプじゃないはずだけど。

あ、そうだ...えっと、なんだっけ...。確か...

 

「解体するよ?」

 

「はいっ!起きました!完璧に目が覚めました!」

 

「玲奈、おはよう」

 

あのセリフは効果覿面だな。これから何か問題とか起こしたらこれ使おう。

 

「起きたのなら顔洗おうよ。そのあとご飯」

 

「へ?は、はい!」

 

なんで改まった様に会話するの...。解体予告効果?

流石にやりすぎたかな...。

 

「ほら、解体しないから...顔洗ってご飯作ってよ」

 

「...解体しない?本当に?」

 

「うん」

 

「...死んじゃうのかと思ったぁ!」

 

「玲奈を解体しちゃったらご飯誰が作るの?」

 

「それもそっか...、ゆう...ジャックちゃん何か作れるの?」

 

「ハンバーグしか作れない」

 

「絶対栄養とか偏りそう」

 

と、まぁ...僕はガチでハンバーグしか作れない。

後はきつねとかたぬきとか。(僕はきつね派。きのことたけのこだったらたけのこ派だね)

 

「という事だから、ご飯!」

 

「はいはい。顔洗ってくるから待ってて〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────朝ごはんタイム

 

「今日は〜、焼き鮭とお味噌汁と白米。まぁ、スタンダードな和食だね」

 

「もぐもぐ...ん〜、美味しい!」

 

そう、ものすごく美味しい。前も言ったかも知れないけど、とにかく玲奈の料理は絶品である。

今食べた物だって、焼き鮭は塩の味が強くもなく弱くもなく...なんていうか...、美味しい。

味噌汁は...ナス、ワカメ、豆腐、ネギ...。一般的な具材だけど、溶かしこんでいる味噌の量は少なめでその人の血圧など、健康に害をきたさない分量で混ぜている。

白米は言わずもがな。日本人の主食!

でも最近はパンを主食にしてる人が多いらしいね。まぁ、人それぞれなんだろうなぁ...。

 

そんな事を考えながら食べているとあっという間に食べるものが無くなった。

お腹は未だに満たされていない。もっとください。

 

「玲奈、おかわり!」

 

「はいはい、ご飯の量は?」

 

「多めで!」

 

「待っててね〜」

 

そう言って玲奈はご飯茶碗にたくさんの米をよそって、追加の焼き鮭と味噌汁もくれた。

 

 

こういう所で優しいから玲奈は幼なじみとして尊敬できる。

 

「そういえばさ〜」

 

「ん?」

 

口いっぱいにご飯を頬張りながら玲奈を見る。

何かを考えている様だった。

 

「サーヴァントってさ、マスターが必要でしょ?」

 

「......そういう訳でもないと思うけど」

 

ご飯を飲み込んで玲奈の問いに答える。

サーヴァントはマスターが居ることによってなにかと良いことがある。

だが、今の優。もといジャックはマスターを必要としていない。

色々とありそうで、実際怖い。令呪とか使ってなんか命令してきそうだし。

 

「え...いらないの?」

 

「今は...いらない。別に聖杯戦争とか起きてないもん。命の危機もないんだし」

 

「そっか...、まぁそうだよね」

 

なんか悲しげだなぁ...。まぁ、少し提案してみよう。

 

「いざと言う時になったら、契約してあげるよ」

 

「いざと言う時って...?」

 

「例えば...敵が出てきたり、玲奈が死にかけた時とか...?」

 

「敵とか...私が死にかけた時...ねぇ。分かった!その時はよろしく頼むよ?」

 

「分かった」

 

かくして、僕らの朝ごはんタイムは終わった。

朝ごはんが終われば各自自由。玲奈は部屋でゴロゴロしてて、僕はリビングで映画を見ている。

 

なんの映画かって?

とある国に恐竜を復活させて新しいテーマパークを作ろう!って言う男心をくすぐる映画。の1作目。ちょうど今ティラノサウルスが吼えて映画が終わった。

玲奈もこういうの見るんだ...。あたらしい発見。

さて、2作目も見ようかな...。3作目は、ある。4作目は...この前の録画だよね?あ、あった。

ヴェロキラプトルが可愛いんだよね。あの小さい身体で大きな恐竜に向かっていく...。僕もあんな風に出来たらなぁ...。カッコイイだろうな...。

二作目も三作目も面白い。そして4作目。

これは凄い。ハイブリッドを作っちゃうんだもん。ある恐竜をベースに、他の生き物の遺伝子を組み込んで、その能力を使うことが出来る。周りに溶け込む能力とか、赤外線感知に引っかからなくなったり、何かと頭が良かったり。

サーヴァントのクラスにすればアサシンかな?気配遮断とかかなりレベル高そうだなぁ。

と、朝ごはんを食べてからかなり時間が経ってる。えっと...11時?ご飯食べたのが...六時位かな、

 

お昼ごはんが楽しみだ!の前に、映画のエンディングだけは見ないと。




さて、作品の中でも登場した「きつねとたぬき」「きのことたけのこ」読者の皆様はどっち派なのでしょうか。作者はたけのこときつねです。この作品の主人公に反映してます。

そして、映画の話。「恐竜を復活させて新しいテーマパークを作る!」と具体的な映画名は出していませんが、皆様ならお気づきでしょう。
ちなみに自分はインドミナスレックスがかなり好きです。はい。

雑談でした。

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