GATE~ヴァンツァー、彼の地にて、斯く戦えり~   作:のんびり日和

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初めての原作なので、間違っているところがあったらごめんなさい。


プロローグ

月明かりの無い新月の夜、荒れ果てた小高い丘の上に不自然に盛り上がった草木が乱雑に生えていた。だがその下からは草木とは別に大きな筒が飛び出ていた。それはただ筒ではなく、戦車の主砲だった。乱雑に生えていたのは塹壕に車体を隠し、上部には草木で隠していたのだ。

そしてその周りには息を殺すように迷彩服を着こんだ兵士達が塹壕に身を隠していた。それぞれの武装は違っており、ある兵士達は緑や赤土色のデジタル迷彩柄を着こみ、装備していた武器は64式と呼ばれる小銃を持っている兵士や、分隊支援火器として導入されているFN ミニミを構えている兵士もいた。

 

 

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そしてもう一方の兵士達はMCCUUと呼ばれる柄の迷彩服を身に纏い、こちらは様々な武器を装備した兵士が多かった。M4SOPMODや、SCAR-Lにグレネードランチャーを取り付けた物、更にM416A5などを構えた兵士がいた。

 

 

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彼らが睨むような視線を向けている方には、松明で明かりを灯す旧時代の武装をした兵士達と、人と同じように二足歩行をしている醜い顔をした化け物達。彼らも同じように鋭い視線を丘の上にいる兵士達へと向けていた。特に彼らが視線を向けていたのは、丘の兵士達の後ろにいる巨大な物だった。顔だと思われるところに光る2つの目が見え、全身からしてごつい巨体をしていることが夜でもはっきりと見えた。

彼らは巨人と戦わないといけない。と言う恐怖で今すぐ逃げ出したいと思うが、自身を奮い立たせ必死にその場に留まっていた。

 

逆に丘の上にいた兵士達は背後にいる巨大なものに信頼を寄せていた。自分達が戦わなくても自分達の後ろにいる物が、目線の先にいる集団を蹴散らしてくれる。それだけの信頼を寄せていた。

 

空に迫撃砲から撃ちだされた照明弾が明かりを照らしたと同時に、丘の下に陣取っていた集団が一斉に攻撃を開始してきた。大声をあげ、剣を掲げ、旗を掲げるなど一切怯まないと言う思いで突撃をしてくるが、丘の上にいた兵士達は一斉射撃を開始し、登ってきた兵士達を次々と撃ち抜いていく。丘の下にいた後続の兵士達も逃げるべきだと思うが、その前に激しい銃撃、戦車から撃ちだされる砲弾、そしてその後ろにいた巨人から撃ちだされる弾丸によって成す術なく撃ち倒されていった。

 

上空から飛来した翼竜も巨人から撃ちだされる弾丸やミサイルによって撃ち落とされて行く。

2発目の照明弾が撃ちだされた時、その巨人の正体が現れた。

巨人の正体は2足歩行型の機動兵器『ヴァンツァー』だった。

 

 

これは突然現れた扉によって始まった戦いの物語である。

 

 

 

 

 

 

設定

世界

ドイツ人のランドルト博士が人型作業機械の開発が始められ、改良が重ねられ世界中にヴァンツァー(WAP)が出回った。

結果、WAPを用いた戦争は起きたが互いにWAPで牽制し合うなどして戦争の火種を抑えている。

O.C.UとU.S.Nはこの世界では存在しません。

 

日本

WAP開発に世界より遅れているが、技術は世界より先に進んでいる。アメリカとは友好国として技術交換をするなど切っても切れないほど仲が良い。

 

アメリカ

日本とは友好国として互いに手を取り合うほど仲が良い。WAP技術は日本より遅れている為、互いに技術交換をしたりして新たなWAPを開発しては日本に幾つか送っている。




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