時空管理局と化したEDF先輩   作:名無しの権左衛門

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1年って、短いですね。


α―2:異世界への扉

 

 

「小隊長格は、部下の点呼をしろ!」

「「「ハッ!」」」

 

 

 目を開ける。

そこには青々とした草原と土砂降りの日差しがあり、暗闇に染まっていた体に突き刺さった。

 

 研究所に収容されていたフォーリナーが、脱走したんだけどもこんなところに来たのか。

そもそも、なんであの蟻が宇宙転移できるのか、凄く疑問に思う。

でも僕ら下っ端は知らないんだ。

 

「吉田!」

「はい!」

「ウルフ隊全員います!」

「よし、小隊長格は、俺のところに来い。進軍しながら会議を行う。

その他の者は、我々についてこい。その間は警戒と行軍以外は羽目を外しても構わん。

死んでも後悔のないよう、仲間と駄弁っておけ」

 

 梶岡中隊長は、僕が所属するウルフ隊の小隊長を含む小隊長格連れて行軍の先鋒に立つ。

 

 暑い日差しだと思う。

スーツの中は、一定の温度と湿度に保たれているから、蒸れる事も過度な疲労がなく快適。

それに今着用しているスーツは、マスターアップを迎えている正規アーマーの試作品。

 だから快適さの他に、不自由なところや無駄なところがある。

 まだそれはわからない。

エアレイダーにとって、今のところ不要じゃない。

 

 前と違って動きが軽快になって、簡単な段差でも歩いて渡ることができる。

他にも皆の頭上にアーマー値である緑のバーの他に、その下に現在使用している装備の残弾数を示す青のバーがある。

この二つのバーの横に、赤・橙・黄・緑に光る残りのアーマー再生回数を示す光点がある。

 また装備マニュアルを、ヘルメット内にあるインタフェースから取り寄せて読んでいるんだけど……。

 ぶっ壊したフォーリナーに対応した功績点数の表示方法が、有名な配管工おじさんのゲームと同じように出てくる。

 

 これいるのか?って思うものもあるけれど、死の恐怖を和らげてくれるからありがたいと思う。

 

 

「なあ、吉田」

「何、出杉?」

「またあいつらに稼いで来いって言われただろ。なんぼだ?」

「15万くらい」

「黒蟻で100功績圓程度なのに、あいつらひでぇな」

「いつもの事だよ。世間の厳しさを、もっと知るべきだと思う!」

 

 僕はあいつらの自堕落な姿を思い出していらつく。

 そう憤慨していると、出杉が軽く笑い飛ばした。

 

「はっはっは。まあ、期待されてるとポジティブに行こうぜ?」

「そうでもしないと、生きてけないよ」

 

 なげやりに答える。

あいつら、まじで最前線に行って来いよ。

 

 

 僕は行軍中に出杉と、他愛ない会話をする。

そんな風に駄弁っていると、グリムリーパー隊の部下がブラストして追い付いてきた。

 早いなぁとどうでもいいことを乾燥に抱きながら、グリムリーパーの編成がおかしいことに気づく。

 

「あれ、人数少なくないですか?」

 

 いつの間にか帰ってきていた、隊長に聞いてみる。

 

「ああ。今は部隊を二つに分けている」

「分けているって……僕らは、『真理を超越する者』なんですよ?

もしも他者と接触すれば……」

「大丈夫だ。”設定操作”がある」

「設定操作をするのに、どれほどのエネルギーが使われると思っているんですか?」

 

 僕らは知っていても、口にも脳裏にも出してはいけない情報があるんだ。

 

 設定介入に対する設定操作。

 

 残念ながらこれらは、日記にも出せないんだ。

うん、すまない。

 

 とにかく設定介入より、この設定操作は緊急事態でなければ使ってはいけない。

一時的な物ならいいけれど、影響力の強い『真理を超越する者』を中心に行うのであれば話は論外になってしまう。

 だとしても、こんなリスクを負ってまで二つの部隊に分けて、設定操作をするんだ。

きっと将来的に必要とされることなんだろうな。

 

 僕程度の脳みそじゃそこまで理解できないし、全体すらしらないからどう楯突こうが意味がない。

此処は適当に終わらせておこうかな。

変に空気をこじらせて、グリムリーパーの援護を受けられなかったら嫌だし。

 

「上の決定だ」

「そうですか。じゃあ、どこに行ったか教えてもらえません?」

「副長共は、花園の世界へ行くといっていたな」

「花園? あー、最近ストームチームやデルタ・オメガ隊が、積極的に介入しているところですね。

なんでもF因子の新種が出たとか。裏の研究練では噂になってますねー」

 

 花園の世界。

 

 最近まではネウロイやヒディアーズ・バジュラ・ガストレア・ギャオス・BETA・ラヴェジャー・インベーダー・イミグラント・アグレッサーが、グリーゼ832cに集結しているところを、EDFがそれらの世界に関係する宇宙構造物を連れて殲滅作戦をしていた。

マクロス・ガンダム・人類銀河同盟など、錚々たるメンバーを一部洗脳してまで動員。

二週間前に、第一次太陽系外決戦をしていた。

 

 それはもう、無茶苦茶な光景だったらしい。

 

 資料を見たけれど、人間はあそこに介入できないね。

因みに北米のストームチームこと、ライトニング・アルファチームがこれに参戦していたらしく、

膨大な功績を挙げたとか。

 

「暗い話は終わりだ。答えた礼として、吉田が使っている武器について教えてくれないか」

「その程度でしたら、いくらでも大丈夫ですよ」

 

 むしろそういってくれると、情報の再確認ができるからうれしいんだ。

 そして実験台にされているという事と共に、最強(最凶)の武器を伴って戦場を歩ける

楽しさがある事も知ってほしいな。

 

 『試作型シーザー・ワイヤー』。

 

 こいつは、一般に出回っている『シーザー・ワイヤー』とは違う。

 通常ならば、糸のような性質を持つ鉄糸が、前方へ拡散するように射出され糸にある棘などで被害を与える。

だけどこいつの場合、同じように糸を射出したあと壁に向かってもう一度撃鉄を引く。

するとゴムの様に引っ張られ、鉄糸につかまった奴らは壁や建物に衝突した後鉄糸に内包されている爆弾で爆死させられる。

 

 継続ダメージじゃなくて、多目的対象の掃除を目的に作られたとしか思えない。

 

 もう一つのデコイはそのまま。

だけどデコイの台座が出すフェロモンで寄ってきた敵は、内部に搭載されているモーターの怪電波によって挙動不審になる。

撃たれ弱いエアレイダーにとって、命綱になりうる存在だよ。

 

 

「ん?」

 

 唐突に視線を変えるグリムリーパー隊長。

 

「吉田。レーダー倍率を低くしてみろ」

 

 彼の反応や対応がおかしかったので、仲間たちに警告を出してみる。

 

「いや。そこまでは必要ない」

 

 そういった直後、僕のレーダー上に点滅する赤点を発見。

すぐに隊長と共に、赤点のほうへ向かう。

 

「隊長っ! 俺たちも……」

「いや。害虫一匹潰すだけだ。隊列を変えずに行軍しておけ」

「わかりました」

「行くぞ、吉田」

「はい」

 

 レーダー倍率を変化させて、遠くまで見えるようにしている。

この時、行軍方向とは90度違う方向に、赤点が点滅している場所がある。

点滅の意味はわからないけど、害虫がいるならば撃破するほうがいい。

 

 この宇宙転移先でも、こうやってフォーリナー関連の敵がいる。

そういう場合は、EDFの隊員として撃破しなければならない。

 これが捕獲対象ならばどれだけいいか……。

 

 

 グリムリーパー隊長は、時間が惜しいと言って僕を片腕で抱えてジャベリンキャンセルスラスターダッシュ

を駆使して、現場へ急行する。

その速さは自動車の法律規定速度を優に超える。

しかもその瞬間加速度は、爆発による衝撃波よりも速いんだ!

 

 さすがに設定操作をしないと、僕らは粉みじんになってしまう。

フェンサー隊はともかく、生身だとグロテスクになっちゃうな。

 でも操作するには、結構なエネルギーが必要。

そこで設定介入をして、物理現象を変える事で僕らの負担を減らしているんだ。

 

 僕は改良ヘルメットに搭載されている、望遠鏡機能で遠くを見る。

すると赤点があるそこには、金髪の女性を顎で掴んだ捕縛対象がいた。

 

「まずい、隊長、赤点に向かって僕を投げてくれ!」

「了解。吉田、ベイルアウトだ!」

 

 グリムリーパー隊長は、僕をスラスターキャンセルによる遠心力と慣性によって遠くへ射出!

殆ど放物線を描かないまま飛ばされる。

結構速いからか、風切り音が聞こえる様で奴は前進。

 そのまま水しぶきを上げて、水辺に沈んでいった。

 

「ぐべっ」

 

 重力に引かれてそのまま地面に落ちる。

50Mほど地面に擦られるんだけど、アーマー値が減ってないから大丈夫!

すぐにローリングをして、態勢を整える。

 

 近くにあると思われる水辺を見てみるが、そこには程よい大きさの池しかない。

水底は見えないし、波は全然立っていない。

本当にここに消えたんだろうか?

 もしも別のところに消えたのならば、本部である研究所から何かしら知らせはあるはず。

それがないのだったら……どこに消えてしまったのだろうか?

 

 しばらく考えていると、ジャベキャンスラスター音が聞こえる。

 

「吉田、どうだ?」

「全然だめだよ」

 

 グリムリーパー隊長が参上。

結構早かったね。

 

 僕は隊長に意見を具申するが、どれもこれも的を得ない。

どうしたもんかと悩んでいた。

 

 

「おねーちゃーん!」

 

 白髪の少年が、こっちに向かって走ってきた。

目尻に涙を浮かべている少年は、肩を上下させている。

 

「なあ、こっちでねえちゃん見なかったか!?こう、でっけえ蟻に掴まれてたりしてねえか!?」

「まさか、金髪の女性かい?」

「そう、そうだよ! どこに行ったんだ!?」

「どこって、この池に……」

 

「はあ?! ここはただの裏庭の池だぞ!? 嘘つくなよ!」

 

 あまりの事に頭が回ってないんだろうな。

それはよくわかる。僕らもその状況だから。

 

「嘘は言ってないよ、テリー」

 

 いきなり虚空から声が聞こえる。

何事だと思って、周囲を見るとテリーのすぐ隣に光を瞬かせながら、その声の主が現る。

 

「わたぼう! お前、ワルぼうが妨害と言って召喚したのが悪いんだろうが。

お前も、奴をあおった責任とれよ!」

「ご、ごめんっていってるだろ? それに協力してるじゃないか」

「モンスターマスターになる気はないんだからな!」

 

 なんだか仲が悪いのかよくわからない。

この感情たっぷりの会話は、僕らにとってマイナスしかない。

だからテリー君、わるいんだけどちょっと黙っててもらうね。

 

「わたぼう。君、ここに逃げたことに関して、否定しないんだね」

「うん。ここに逃げたことは確かだよ」

 

 わたぼうはため息をついてから、僕の質問に答えてくれる。

助け船を出したんだから、ちゃんと答えてくれないと困る。

でもちゃんと応えてくれたから、よしとする。

優先順位がわかってくれるようでなによりだよ。

 

 わたぼうは感情的に怒るテリーを置き去りにして、この池をのぞき込む。

 

「ここには、この世界と別の世界をつなぐ扉があるんだ。

これをボクらは、『旅の扉』と呼んでいるよ」

「なるほど。じゃあ、入れば行けるってわけ?」

「ざんねんだけど、そう簡単じゃない。

ここの扉は魔力の濃度が一定にならないと作動しないもの。

だから僕ら、魔力の塊ともいえるまものが、ここに魔力を与えないと動かない」

 

 たしかに魔力のかたまりだ。

とある物質を調べる機能やアーマー値を調べる機能にて、莫大なエネルギーを誇っている事を

わたぼうを指標にして調査した。

 彼自身もそうだが、旅の扉もまたそう。

 

「わたぼう!責任とって、オレと一緒に姉ちゃんを探してもらうからな!」

「そうしたいのはやまやまだけど、君一人を守ってこの扉に潜るのは危ないからね?」

「はあ!? オレ一人くらい守れるだろ!」

 

「まあ待て、テリー」

「んだよ、おっさん」

 

 テリーの周囲を顧みない発言に、隊長が耐えかねて水を差す。

 

「我々も君のお姉さんを連れ去った奴を追っている。

となると、わたぼうが守るのは三人どころか、君のお姉さんを含めて4人になる」

「更に言うと、むやみに助けようとすると、殺される可能性だってある。

ここで君が無駄に問答をしている間、君のお姉さんが死んでしまう可能性だってある。

だからここは、わたぼうにしたがった方が良いと思うんだけど?」

 

「途中から入ってきたおっさんらが、しゃしゃりでてくんなよ」

 

 僕たちの警告を聞かない、最悪な状況だ。

どうしようか。

まあ、案は一つしかない訳で。

 

「わたぼう、彼だけでもいいから、この扉の先に行ってみたら?

きっと彼も安心してくれるはず」

「そうだね。このまま無駄に時間を使うのは、ボクとしてもよくない」

 

 そんなわけでわたぼうが池に魔力を流し込んで、旅の扉を活性化させていく。

すると池の底にある旅の扉が光りだして、池に大きな渦ができていく。

そしてわたぼうはテリーを掴んで、渦の中へ姿を消した。

 しかし数分もしないうちに帰ってくる。

 テリー少年の様子を見ると、いくらか憔悴しているようだ。

どんなようすかわからないが、恐慌状態だったんだろう。

ヘルメットに装着されている機能の一つを使うと、如何にテリーが味わった恐怖がどんなものか

なんとなくわかる。

 

「どうだった?」

「やっぱり駄目。テリーにはモンスター使いになってもらわないといけない。

勿論君たちもそうだよ。変な恰好しているけど、魔物に生半可な武器は通用しない。

魔物には魔物だよ?ペンは剣より強いなんて格言があるらしいけど、

そんなもの人間のまやかしにすぎないから」

 

 言ってくれるな、わたぼう。知ってるから。

 でも、方針は決まった。

このままグリムリーパー隊長と共に、わたぼうとテリーについていこうと思う。

理由は何か。

 別にこの活性化状態の渦に飛び込めば、後で宇宙転移すればいい。

 しかしこの先が、宇宙転移できる場所かどうかわからない。

以前、宇宙転移ができない場所に転移してしまって、そのまま部隊が袋叩き似合って壊滅した、

という話を聞いたことがある。

 

 そんわけで僕はほかの部隊には、この活性化しているこの『旅の扉』を守っていてもらう。

 

 と思っていたけれど、徐々に渦の勢いがなくなっていって静かな水面に戻る。

 

「魔力が切れたようだね」

 

 不活性になったようだ。

とにかく場所とりを部隊にしておいてもらおうと思う。

 ま、僕にそんな権限はないんだけどね。

 

「じゃ、テリー、君たち。いまから、モンスター使いになる為の世界に行くよ」

「わかった。少し待ってくれ、友人に話さなければならない」

「いいよ」

 

 隊長が無線機を使って、部隊に命令を下す。

 

<捕縛対象を見つけた。しかしその条件は厳しく、吉田だけが対処することになった。

残りの隊員は、指示する座標の池、または池の底にあるものを守れ。以上>

 

「吉田。行け」

「え!?!」

 

 僕は隊長に、行動を共にすることを許可してもらう。

しかしなぜ隊長もこないのか、全く分からない。

話の流れ的にも、くるべきだ!

 

「し、しかし、わたぼうが隊長も来るべきだと……」

「本来ならば行くべきだが、私は隊長だ。おいそれと、隊員を置いていくことはできない。

ましてや数日以上のパワードスーツの着用は、無意味に病を発症する原因となってしまう。

EDFが何故レンジャーが、様々な世界で接触を図り数日間滞在していられるとおもう?

 それは着脱が容易であるからだ。我々特殊部隊にとって、専用の施設がなければ着脱もままならない。

幸い、EDFへの忠誠心の低い吉田ならば、エアレイダーとしての基本装備をしていない。

レンジャーの服装をしており、状況を鑑みてもっとも信頼できるからこそだ」

 

「は……い。わかりました、代表で行かせていただきます」

 

 そんなわけで、話し終わった。

納得いかないけれど、仕方ないと割り切ろう。

そして確実にモンスター使いとして、立派になってやる。

 

「友達にお別れ出来た?」

「いや、さすがに二人は不可能だった。

こいつ、吉田を連れて行ってくれ。私は仲間と共に、ここにて待つ」

「うん、わかった。それじゃ、テリー……行こうか」

 

「うん……。お姉ちゃんのために、即行でモンスターマスターになってやる!

その為に、吉田! オレと一緒に強くなるぞ!」

「おお、任せとけ!」

 

 僕はテリーと共に啖呵を切る。

グリムリーパー隊長の方を見ると、親指を突き上げて幸運を祈られた。

この時視界の外から、すさまじい光量が差し込んでくる。

 何事かと思って、テリーと共にその方向を見る。

 そこには『旅の扉』と同じような事象を発生させている池があった。

これを引き起こしているのは、池の上にいるわたぼうの仕業。

 まあ、みりゃわかるけどさ。

 

「さあ、テリー……そして吉田。君たちの冒険が始まる。勇気をもって、ここに飛び込んでくれ!」

「よっしゃ行くぜ吉田!」

「お、応! って、はやっテリーの思い切りの良さはすごいな!

いってきます、グリムリーパー隊長!」

 

 テリーがひゃっほう!と言いながら、元気よく飛び込んでいった。

その物怖じしなさから、実はすごく豪胆な人物なんじゃないか?と思った。

主人公だったらどうしようと思ったけど、決まったことだし……隊長に別れを言ってから旅立つ。

 

「いってこい」

 

 腕の可動範囲が狭いのか、武器であるハンマーを挙げて応えてくれる。

僕も武器を持つ腕を挙げて応え、わたぼうと共にテリーの後を追う。

 

「これから俺たちの冒険が始まるぜ!!」

 

 テリーは元気いっぱいだなぁ。

 僕も頑張って逃げたあいつの為に頑張るとしようか!

 

 

近況報告。U=装備中。AP:245

特殊兵器:

『試作型シーザー・ワイヤー―10』

『試作型デコイ〔ホワイト〕―5』

 




前後で吉田の性格がおかしいのは、前後の執筆区間が3か月程開いていたからです。

それと、いい加減死んだふりはやめたいなとおもっております。

ですがその前に、巻き込んだ人たちのストーリーを進めないといけません。

期待せずに待っててください。

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