相変わらずの低クオリティに空笑いしかでません。
水着剣豪の騒動も一段落し、新たに複数のサーヴァントが召喚されたカルデアには、新たな遊戯施設が設立された。
今日は、ようやく予定を作れたマスターとマシュが初めて遊びに訪れていた。
「ようこそ、我がカジノキャメロット、カルデア支店へ」
笑顔でマスターを出迎えているのはバニー姿の獅子王。
そして、
「よ、ようこそ、カジノキャメロットカルデア支店へ」
ウサミミカチューシャを付け、ディーラー服を着た、笑顔の少々固いベルであった。
「あの、どうしてクラネルさんはあのような格好をしているのでしょうか?」
良いよ~ベル~!!うわわ、辞めてよお姉ちゃん!!
鼻息荒くベルの姿を写真に納めているマスターをスルーしつつ、マシュは兎王に自身が抱いた疑問を口にする。
「彼の格好でお分かりだと思いますが、ここのディーラーとして協力してもらうつもりでした。彼はイカサマに全く向かない性格だとカルデア中に知られていますから、公正にゲームを楽しんでいただけると思っていたのです」
「なるほど、そうだったんで「しかし……」?」
納得したマシュの言葉に、悲しそうな顔で否定の言葉を続ける。
「彼の特性を、幸運を甘く考えていたのです」
そう、試しに、とベルがディーラーを勤めた時、例えば、ディーラーとの対決の形をとるブラックジャックなどでは、誰もベルに勝てない。常に21か20を出し続けるディーラーとはマトモな勝負になんてならない。
ならば、とポーカーなどのテーブルに着けば、客が皆高い役を連発してしまうのだ。読み合いやブラフなどの駆け引きを主とする本来のゲームとは変わり果ててしまうので、これも難しい。
故にオーナーたる彼女が摂った選択とは
「あ~もう!!なんなのよ!!」
「む、どうやら出番のようですね。ベル、あのテーブルのジャンヌダルク・オルタ氏にお願いします」
「は、はい!分かりました。ではお客様、失礼いたします」
ペコリとマスターとマシュに一礼してから、荒れた声をあげるお客の下へと、ベルがグラスとボトルをトレンチに乗せ、向かった。
「お客様、こちらをお飲みになって一度リラックスして、気分を変えるのはいかがでしょうか」
「チッ………えぇそうね、いただくわ」
「お二人共、あれが彼の役目です。お客様に楽しんで頂く為に、荒れているお客様や負け越しているお客様の下へベルを派遣します。そうすると」
「ふふふ、来た来た。ごめんなさいね。ロイヤルストレートフラッシュ(決まった!)」ドヤァ
「あのように、ほぼ確実に勝てます」
「「おぉ~」」パチパチ
思わず小さな拍手をしてしまうほど、ジャンヌのドヤ顔が決まっていた。
「スゴいですね、クラネルさんの幸運」
「だね~」
「彼の逸話を活用させていただいて、おかげでカジノも賑わっています。長く程々に楽しんで頂くのが一番良いと思いますので」
「うんうん、変にハマって破産とか自殺なんてニュースもあるもんね。程々が一番だよ」
ホワホワと緩く会話している三人だったが
「そういえば、まだ渡していませんでしたね。こちら、初来店の記念チップ10万枚です」
「おわ、こんなに良いの?」
「えぇ、景品も有りますので楽しみながら頑張って下さい。景品は『聖晶石』や『金の種火』、『鈴』や『卵』などの素材を上限無しで扱っています。QPへの変換も可能ですよ。サーヴァントの皆さんは自身の強化に必要な素材を主に交換していますね」
「ほほぅ、だからたまにスキルレベルが上がってる人が居たんだ」キュピーン
目の端を光らせながら納得した様子のマスターに
「あの、先輩?程々に、程々に楽しみましょうね?」
どうやらマシュの声は聞こえていないようである。
このためにスカサハスカディにアイスをダース単位で渡してベルの霊基変換してもらった獅子王
クラス:アーチャー
宝具
『
スロットマシンが現れ、ベルが回すと777が揃い、メダルが大量放出される。敵をメダルの津波が襲う。
味方にバフ色々
スキル
『カードシャッフル』
味方単体のコマンドカードが揃う
味方単体にNP獲得付与(レベル)
『ラッキーダイス』
サイコロを三つ振り、出目の数値だけ味方全体に強化付与(上昇値固定、レベルで出目に極端な偏り)
『運命のルーレット』
敵全体に防御ダウン(レベル)
確率で弱体(クリティカル発生率ダウン、各カード耐性ダウン、宝具威力ダウン)
高額のQP、素材、イベントアイテムを高確率でドロップ(レベル)
イベントアイテムのドロップ数アップ(レベル)
攻撃はカジノに関する物は全部投擲する。