世界が俺を殺しにかかってきている   作:火孚

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ザクロに染まるは女が為に

 斑鳩に関わると本当にろくなことがない。それが俺の前回得た教訓である。まさか3点バーストにしてるとは思わなかったな。なに、吐き出す弾の数増やせばどうにかなると思った? 残念! 寧ろ当たらない! 当たるわきゃないんだよなぁ……

 とにかく、目を覚ました俺は早々に3点バーストの取り外しを求めた。こんな実用性皆無の武器なんて使えるはずがない。なら使わなければいいだろって話だけど、放っておくと何かにつけて無理やり使わせようとしてきそうだから、寧ろ俺がぎりぎり使えるようにカスタムさせつつ使っていたほうが良い。

 俺監視のもと3点バースト(無駄な機能)を取り外し、メンテナンスの時以外は俺が所有することに決めた。その時に斑鳩が計算通りって顔をしてた気もするが、もはや俺は見なかったことにした。取り敢えず、目を覚ました俺にかけてきた第一声が

 

 

「どう? 文句も言えなかったでしょう?」

 

 

 ドヤ顔とともに発せられたその言葉に、思わず顔面に枕を叩きつけてしまったのは致し方のないことだったはずだ。物理的に文句言えないようにしてんじゃねぇよ。

 

 

 

 

 

◇     ◇     ◇     ◇

 

 

 

 

 

 そんなこんなで、中等部の記念すべき一年目はあっという間に過ぎていった。試験が終わるごとに補習に呼び出されるタケルくんの後ろ姿を見送りつつ、頭のおかしいとしか思えない改造を施した斑鳩作の魔改造兵器の実験台となる日々。正直斑鳩だけで何回か死にかけてるような気もするけど、俺は気のせいだって信じてる。

 あの日以来、本当に用事が無いとき以外はタケルくんの鍛錬につきあってる。まぁ、やることもないからタケルくんの素振りを見たり、隣で例のDEの実射練習をしたりとそれなりに有意義ではあった。

 そして、入学から一年たった今日。当然の如く学年が一個上がった俺達を待っていたのは、差し出されたアサルトライフルとにこやかな笑顔と共に発せられた言葉。

 

 

「君たちには、これから殺し合いをしてもらいます」

 

 

 それは何よりも、俺が一番待ち望み、尚且つ聞きたくなかった言葉。

 ──さぁ、始まるんだ。まだ原作に突入したとは言いがたいけど、ここは物語の転換点。草薙タケルという、一人の少年がある意味で生まれる瞬間だ。

 それを、見逃すわけにはいかない。

 

 

 

 

 

「──とか思ってたんだけどさぁ! 見逃す前にまず見逃してくんない!?」

「何いってっか、わかんねーよ!」

「あぶなし!」

 

 

 二学年に上がってそうそう、先生から言い付けられたクラス内模擬戦。殺し合いをするとはいっても、使用するのはもちろん実弾ではなくペイント弾。よって死者が出るはずもないのだが、そんな安全なはずのルールの中で、何故俺は命の危険を感じなければならないのだろうか。

 

 

「てめ、避けんな! うまく当たらねぇだろうが!」

「当てられないように避けてるんだろいい加減にしろ! っていうかかりにも同じチームなのに真っ先に殺し合いとかやめてくれませんかねぇ!?」

「お前と同じチームとか願い下げなんだよ! 俺一人で39人倒せば良いんだろ!」

「何ちゃっかり第三勢力作っちゃってんのこいつ!」

 

 

 クラス内模擬戦。20VS20の殺し合いごっこ。チーム分けは適当で、先生が適当に選んでいったせいでバランスがちゃんと考慮されているかどうか実に怪しい。いや、それよりも今は目の前のこいつの方が問題としては重大だ。開始早々、俺の姿を認めた瞬間に直線状にいる他のクラスメイトを蹴散らしながら樹脂製の銃剣で切りかかってきやがった、この草薙タケル(剣術バカ)をどうにかしないといけない。

 ほとんど懐に潜り込まれているせいで、こちらから攻撃することは不可能。防戦一方になりながら、何か起死回生の策はないかとあたりを見回す。優秀ではあるが、飛び抜けて優れているわけでもない周囲を期待するのは間違ってるだろう。こいつらのことだ、面白半分にタケルくんごと俺を戦闘不能にしかねない。

 ならば、とある人物へと視線を向ける。作るものはともあれ、彼女は飛び抜けて優秀なことに変わりはない。つまり、この状況をなんとかしてくれる可能性が一番高いということだ。

 

 

「おい、斑鳩ぁ! お前一番付き合い深いだろ、こいつどうにかしてくれ!」

「んー? お姉さんは早々に敵の凶弾に倒れちゃってるから、どうしようもないわぁ」

「って、早々すぎんだろお前! なんで敵の姿も見えないのに弾に当たってるんだよ! さては面倒だからって自分で自分撃ったな!?」

「黙秘権を行使させていただきます」

「もうそれだけで肯定してるようなもんだわ!」

 

 

 面倒ごとからはいち早く撤退する行動力、さすがだと思います。ただ、こういうところでは発揮してほしくなかった。ファッキン。

 取り敢えず、マジで今のタケルくんに斬られたら樹脂製の銃剣でも両断とか普通にやってきそうだから、なんとしてでも逃げねばなるまい。この際、俺がアウトになっても構わないから、少しの間でも足止めしてもらうべきだな。こういう時、ノリの良いバカどもというのは扱いやすくていい。

 

 

「くっそ……おい、お前ら! 草薙は俺が抑える! 俺ごとやれぇ!!」

「鯨澤、お前……」

「俺達のために、そこまでしてくれるのか……? っく、お前の犠牲は忘れないぞ!」

「全員、草薙と鯨澤に集中砲火ぁ!」

 

 

 案の定喜々として乗ってきた愛するべきバカどもは、待ってましたとばかりに銃口を俺たちの方に向けると、一切の躊躇なく引き金を引き絞る。炸裂音とともに大量のペイント弾が吐き出され、俺とタケルくんに向かって突き進んでくる。そこまでは想定済みだ。これならタケルくんも無闇に俺に攻撃はできずに、防戦一方になるだろう。ただ、計算違いといえば――

 

 

「お前ら、なんか草薙より俺に集中砲火してねぇ!?」

「ひゃっはー! 日頃女子とよろしくやってるお前に逆襲できるいい機会だと思ったからなぁ!」

「畜生! 俺だって可愛い女の子に甲斐甲斐しく世話焼かれてぇよ! なのになんでお前なんだ!」

「この状況で何いってんのお前たち!? っつか、それって漆原さんのことか! あの人はなんかこう、あれだ。誰にだって優しいだろ!?」

「ふっざけんなお前! どう見たってお前と俺たちとじゃ対応違うじゃねぇか!」

 

 

「そもそもお前と違って優しくされたことなんてねぇよ!」

 

 

 飛来するペイント弾を、なんとか身を捻り、またはアサルトライフルで防ぎながら避け続ける。バカどもの馬鹿さ加減を見誤っていた俺も悪かったけど、そんな些細な私怨で窮地に立たされるとか冗談じゃない。

 そう思って口を開きかけるが、聞こえてきた耳を疑うような発言に押し黙る。誰が言ったんだと見てみれば、そこにはパンツくんが。お前……お前まさか……

 どうやらここに居た全員が同じ気持ちのようで、攻撃の手も止めて呆然とパンツくんを見ている。そのことに気がついたパンツくんは、想定していた事態とは違ったのかうろたえ始めた。

 

 

「「「えっ」」」

「……え? 何その、お前まじかって反応?」

「いや、漆原さんに優しくされたことならあるけど……」

「え……?」

「え? パンツくん、お前無いの?」

「…………」

「い、井上……?」

「もうこんな世界嫌だ……鬱だ、死のう」

「井上ぇぇぇぇぇえええ!?」

 

 

 バカどもの慟哭と一発の乾いた銃声があたりに響き渡る。その顔を真赤に染め上げたパンツくんが倒れ込む様子は、まるでスローモーションのようにはっきりと見えた。どさり、と地面に崩れ落ちたパンツくんの力の入っていない手から、ぽろりとアサルトライフルが取り落とされる。

 とまぁあたかも死んだかのように説明してしまったが、この殺し合いごっこで使用しているのはペイント弾なため死に至ることはない。ただ、至近距離から顔面に向けて発砲したら死ぬほど痛いと思うけど。いくらペイント弾とは言え、高速で発射された物体だ。痛くない訳がない。多分ノリで顔に撃ってそのまま気絶したなあれ。

 取り敢えず、タケルくんを間合いから引き剥がすことには成功した。見れば、全てのペイント弾を樹脂の銃剣一本で切り裂いたタケルくんがこちらのことを睨みつけている。いや、正直一発くらいは当たってないかなぁとか期待してたんだけど。なんでそんなさも平然としてるの?

 

 

「鯨澤……お前は本当に人をおちょくるのが好きだな」

「いや、別におちょくってるわけじゃねぇんだけど……ってか、あの寸劇はバカどもが始めたものであって、俺は知らんからな?」

「そういう問題じゃねぇ。いや、もうどうでもいいか。取り敢えずここでお前を斬り殺す……ッ!」

「言った、言っちゃったよこいつ! 模擬戦で殺されてたまるかぁ!」

 

 

 

 

 

「――貴様ら、何を遊んでいる?」

 

 

 

 

 

 底冷えのする声とは、まさにあのことを言うんだろう。今まさに飛びかかってこようとしていたタケルくんさえもその動きを止め、声のした方に視線を向ける。そこには、まるで俺達のことを生ゴミでも見るかのように見下す鳳の姿が。あぁ、皆でバカやってるから会敵しちゃったじゃないか……って。

 

 

「あれ? お前一人? 確かそっちにも20人居たはずなんだけど」

「……あいつらは勝手に身内で撃ち合いをした挙句、全滅した」

 

 

 その瞬間だけ、頭痛が痛いと言った表情を浮かべて額を押さえた鳳。もう一度言おう。頭痛が痛いと言った表情だ。決して誤用でも何でもない。苦虫と青汁をブレンドしてよく発酵させてから一気に飲み下したような顔でこちらに視線を戻しつつ、鳳は心底呆れたようにため息を吐いた。

 

 

「それで、私はこの時間は授業の一環だと心得ていたのだが。貴様らは一体何をしていた?」

「普段の憂さ晴らしに」

「気に入らないやつを早々に脱落させようと」

「井上が意識を取り戻さないから介護を」

「ってか、井上大丈夫これ? 口から泡吹いてるんだけど」

「貴様ら全員そのまま死んでしまえ」

 

 

 バカどものバカ丸出しな供述に、もはや一周して無表情となった顔で一蹴する。そこには、意識不明になってしまったパンツくんへの同情の欠片も含まれていない。まぁ、同情する価値もないのは確定的に明らかなんですけどね。

 

 

「特に……貴様ら二人だ。ただでさえ戦闘面でしか能力がないのに、何を巫山戯ている? 異端審問官を舐めているのか?」

「いや、草薙は置いておいても、俺は普通に学力は上位なん「黙れ」……アッハイ」

 

 

 ふえぇ、この人有無も言わせる気ないよぅ……憎々しげな炎を滾らせて俺たち二人を睨むそのさまは、まさに般若のそれといっても過言ではない。今の鳳なら視線で人を呪い殺すことも造作もなくできそうだ。ところで、俺に対する視線の温度が更に下がったようなきがするのは気のせいか? まさか、こいつ心が読めるのか……!?

 

 

「遊びだと? 俺はただ俺の障害になりそうなやつを早々に刈り取ろうとしてただけだ。あいつらの遊びと同程度に見るな」

「ふん、銃器も持たず銃剣しか手に持ってないようなやつがいっても、説得力がないな」

「……ッ てめぇも剣術をばかにするのか?」

「馬鹿にするしないではない、事実を言ってるまでだ。そんなもの一つで、何ができる?」

「上等だ。今ここでてめぇをぶっ潰して、剣術の凄さを思い知らせてやる!」

 

 

 そして唐突に始まるガチンコファイト。巻き込まれたら困るから俺は後方で観戦するとしよう。まぁ、逸般人同士の戦いなんて見ても参考になるような部分はないから、本当にただ眺めてるだけだが。だって、ペイント弾を叩き落とすタケルくんもそうだけど、あのよくわからん体術で懐に潜り込んできたタケルくん相手に互角以上の打ち合いをできる鳳は一体何者なの? 取り敢えず俺と同じ種族だってことが信じられない。そっか、逸般人は人間じゃなかったのか……

 

 

「うわ、手の動き見えねぇ。どうなってんのあれ、あそこだけ異次元なんだけど」

「本当に。ご両人とも人知を逸した能力をお持ちですね」

「全くd……敵襲!?」

 

 

 思わず漏らした独り言に返事が返ってきて、反射的に戦闘態勢をとってしまう俺。どれもこれも、気配を消して突然話しかけてきたりする逸般人共が悪い。恐る恐る返事が聞こえた方に視線を向けると、ちょっと驚いたように目を丸く見開いてる漆原さんの姿が。全く、どんな顔していても可愛いとか最強かよ。ところでいつから居ました?

 

 

「ど、どうしましたか、鯨澤さん? あの、何か粗相を……」

「い、いやいや。ただ単純に驚いただけというか……あれ、そういえば漆原さんって向こうのチームだったよな? 確か全滅したって聞いたんだけど」

「はい。何やら仲間内でいざこざがあったようでして、その時に私も巻き込まれてしまい……」

 

 

 そう言いつつ、わずかに服をはだけさせる漆原さん。一瞬脱ぎだすのかと思ってびっくりしたけど、どうやらペイント弾を受けた場所を見せたかっただけらしい。俺がペイント弾の跡を確認したことを見るや、すぐに服を戻してしまった。ただ、一瞬見えた鎖骨がすごくまぶしかったです。

 

 

「ということは、あそこの逸般人二人の勝負が終わったらこの模擬戦闘も終わりだな」

「? どうしてですか? まだ、鯨澤さんも他のみなさんもアウトになっておられるわけではないんでしょう?」

「あんな動きする奴ら相手に、多対一といっても勝てる自信ある?」

「……確かに、そうですね」

 

 

 もうあいつらの内どっちが勝っても、その時点でこの模擬戦は終了だろう。正直タケルくんが勝てるとは思えないけど。無論鳳が勝ったら即行で白旗振る所存である。あんな化物に勝てるはずが――

 

 

「――とぉ!? あぶねぇ!?」

 

 

 ぼーっと眺めていた逸般人共の戦闘箇所から、何かが高速で飛んで来るのを確認した瞬間、俺はほぼ脊髄反射で回避行動を取っていた。直後、俺のいた場所にザクッと突き刺さったのは、タケルくんが使っていたはずの銃剣だ。何事かと思ってみれば、タケルくんが無手で鳳と渡り合っていた。あれって裁定的にどうなんだろうか。ペイント弾受けるか気絶しなければ武器何でもいいの……?

 

 

「ぁ、あの……鯨澤さん……?」

「へ?」

 

 

 おや、おかしいな。何故俺のしたから声がするのか。俺の下には地面しかないはずだが……まさかあれか、ついにこの世界は銃とか色々の他に地面まで擬人化させてきたのか!

 

 

「その……こ、心の準備ができていませんので……は、はなれて頂けると……」

「すみませんほんとごめんなさいわざとじゃないんです出来心だったんです!」

「出来心だったんですか……」

 

 

 いやまぁ、なんか地面が柔らかいなとは思ったんだけど。そういうラッキースケベってさ、本来タケルくんの仕事じゃないの? いや、ラッキースケベは嬉しいというか男的に万々歳なんだけど。加えて真っ赤になってる漆原を見られて一石二鳥だったんだけど。

 慌ててはなれて平謝りする俺に、漆原さんは可愛らしく頬をふくらませる。まぁそりゃ、いきなり押し倒されたりしたら不機嫌にもなりますわな。寧ろ殴られなかっただけ温情が凄い。

 

 

「もう、こういうことはですね? もっとお互いに深い仲になってからするものだと思います。それに、少しは雰囲気も読んで下さい」

「はい……それはもうほんとにすみませんでしたとしか……いやね、言い訳をさせてもらえるなら「言い訳は許しませんっ」……デスヨネー」

「そ、それにですね。できれば二人っきりの時に……」

 

 

 これは殴られなかっただけで、お怒りが半端ないみたいですね。もうあれだもん、俯いて呪詛のごとく小言をブツブツ言ってるもん。本当に殴られずにすんでよかったわ……

 

 

「ねぇ、見ました奥さん? あの野郎、嫁入り前の生娘にてぇ出そうとしていやがりましたよ」

「見ましたわ見ましたわ。なんてうらやゲフンゲフンけしからんことをするのかしら」

「では奥さん方、採決を」

「「「「死刑」」」」

「お前らほんとに愉快な奴らだよなぁ!?」

 

 

 そしてバカどもが餌の匂いを嗅ぎつけて群がってくる始末。どうやら今の光景をバッチリ見られたようで、笑っているようで目が完全に笑っていないというなんとも薄気味悪い笑顔を張り付かせながら、一様にアサルトライフルの銃口をこちらに向けてくる。

 こういうときばっかりムダに高い連携力と才能を発揮するからバカどもは手におえないんだ。普段の訓練のダラダラとしたやる気の構えとは違い、本職顔負けの素早い構えを取ると、嫌らしいことに時間差をつけて発砲してくる。人数が人数だけにほぼ途切れのないペイント弾の雨からなんとか逃れながら、こいつら全員に一発ずつペイント弾を御見舞してやろうと心に決めた。

 

 

 

 

 

 十数分後、なんとか最後の一人を俺が無力化したと同時に、逸般人共の勝負にも決着がついていた。と言うか、タケルくん素手で十数分も渡り合ってたの? 原作だとあっさりやられてなかったっけ? 一体どういうことだってばよ。

 因みに、降伏したにも関わらず鳳は情け容赦なく俺の顔面にペイント弾を叩き込んできたことを、ここに記そうと思う。なんでや。




申し訳程度のイチャイチャ要素。最期くらいイチャイチャさせてあげてもいいよね? いえ、変換に他意なんてないですよ?


井上「(やべぇ、やべぇよ……若干鼻潰れちゃってるじゃん……)」
鯨「あれ、パンツくん? なんだか……顔……」
井上「ぎくっ」
鯨「なんかパンツかぶりやすそうな顔になったな! ははは!」
スタスタスタ……


井上「(´ ・ω・`)」
井上「(´ ;ω;`)ブワッ」

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