世界を救ったサイヤ人が幻想入り   作:タミ

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地球育ちのサイヤ人、孫悟空。もしも悟空が幻想郷に迷い込み、異変を解決していったら?そんなクロスオーバー二次創作作品です。この作品には、以下の成分が含まれています。

残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定

俺はそんなの見たくない!という方はブラウザバックをお願いします。ハハハハァ!いいぞぉ!見てやろうではありませんか!という方はこのままお進みください。ゆっくり見ていってくれよな!


第82話 超弩級の恐怖!霊奈、狂気の一撃!

「だぁぁぁぁーーっ!!!」

 

神奈子と諏訪子が同時に霊奈に右手、左手でパンチを繰り出す。

 

しかし、霊奈は圧倒的なスピードで身を屈めてそれを避け、まず神奈子の腹部に重いパンチを繰り出す。

 

「がはっ……!」

 

神奈子は背中が盛り上がるほど深くパンチを喰らい、そのまま崩れ落ちる。

 

「この……」

 

諏訪子は左足でキックを繰り出すが、霊奈は諏訪子に手をかざして気弾を作り出し、諏訪子を気弾の中に閉じ込める。

 

「なっ……?」

 

霊奈はそのまま気弾を発射する。

 

諏訪子は気弾と共に森に向かって真っ逆さまに落ちていき、そのまま大爆発した。

 

空中には諏訪子の燃えてしまった帽子がユラユラと揺れながら落ちていた。

 

「まだだぞこの野郎!」

 

「第2陣、喰らいなさい!」

 

間髪いれずに妹紅、輝夜、永琳が3人でエネルギー波を放つ。

 

3つのエネルギー波は合わさって、大きなエネルギー波に変わって、霊奈に襲いかかる。

 

が、霊奈は慌てる様子など微塵も見せず、手を腰の位置に持っていく。

 

「かめはめ……」

 

「波っ!!」

 

ピンクの馬鹿でかいかめはめ波を放ち、あっさりと妹紅たちのエネルギー波を消滅させ、彼女らを飲み込んだ。

 

しかし、まだまだと言わんばかりにレミリアや勇儀たちが霊奈を囲みこむ。

 

「虫ケラがワラワラと……いいだろう、一掃してやる!」

 

霊奈は両手を広げ、10本の指から10本以上細い光線を出す。

 

「うわっ!!」

 

霊奈の出した光線は的確に幻想郷の少女たちを貫いていく。

 

「くそっ、みんな……!」

 

悟空、霊夢、魔理沙は一瞬でできた隙を見て3人同時に霊奈にエネルギー波で攻撃する。

 

「っ!!」

 

気づいた霊奈は左手を右に振りかぶり、思い切り薙ぐ。

 

バチィ、という音と共に悟空たちのエネルギー波はいとも容易く吹き飛ばされてしまった。

 

「くそっ……!!」

 

魔理沙は悔しそうな表情を浮かべる。

 

「フフ……」

 

霊奈は薄ら笑いを浮かべたまま左手を悟空たちに向けてエネルギー弾を放つ。

 

「くっ……!!」

 

悟空たちは咄嗟に風圧と爆発から耐えるためそれぞれ手を前に突き出す。

 

しかし、霊奈が放ったエネルギー弾は悟空たちに届くことなく爆発した。

 

「……?邪魔が入ったか……」

 

霊奈は訝しげな表情を浮かべる。

 

そう。先程悟空たちへの攻撃の邪魔をしたのが何者なのかが理解できなかったからである。

 

気も感じられなければ、これといって他から攻撃されたようにも見えなかった。

 

徐々に爆煙が晴れてくる。

 

すると……

 

そこには頭と胴体が分かれてしまった少女がいた。

 

「……?!誰だ……?」

 

人里に住む子供だろうか、と霊奈は思案したが、幻想郷には似合わない服装とメガネ、紫髪の少女だ。その可能性は低いだろう。

 

すると、胴体がひとりでに起き上がり、胴体のものであろう頭部を拾い上げ、自身の頭の部分に乗せる。

 

「ほよよ……」

 

その少女は無邪気な瞳でぽけー、っとしたまま周囲を見回していた。

 

悟空たちも自分たちに攻撃が当たっていないことに気付いて前方を確認し、紫髪の少女を見つける。

 

「な、なんだ?!私たちに攻撃が届かなかったぞ!?もしかして、あの子供が……?」

 

「待って魔理沙!あの子……気が感じられない!」

 

霊夢と魔理沙が顔を見合わせると悟空が声を荒げる。

 

「あーっ!!お、おめえ……!!」

 

悟空の声に反応して少女も悟空たちの方を向く。

 

「あー!悟空くんだー!」

 

「アラレじゃねえか!おめえどうしてこんなとこにいんだ?!」

 

「んー、なんかね、博士が時空転送装置を作ったとか言って起動したら穴が開いて吸い込まれたら着いてた」

 

アラレは淡々と自分のこれまでにあったことを話す。

 

「な、なあ悟空、誰だそいつ、悟空の知り合いか?」

 

「ああ。オラがガキの頃会ったことがあってよ、すんげえ強えんだ!」

 

「こ、こんな子供が……?」

 

霊夢は半信半疑でアラレを見つめる。

 

「それにしても、なんでこいつから気が感じないんだ?人間じゃないのかな……?」

 

魔理沙はアラレを見つめながら考察する。

 

「うん。アラレロボットだよ」

 

アラレは当然だろ、という感じで答える。

 

そして首を持って取り外す。

 

「うわっ!!」

 

霊夢と魔理沙は人間で言えば自殺行為に相当するそれをいともたやすくやってのけたアラレに驚きを隠せない。

 

「ねえねえお姉さん!アラレと遊んでちょ!」

 

「え?!い、いや、今私たちはそんなことしてる場合じゃ……」

 

魔理沙はアラレの誘いを断ろうとするが、

 

「……ええ、わかったわ。遊んであげる」

 

「えっ?!れ、霊夢、正気か……?」

 

めいあいへるぷゆー?といった感じの呆気に取られた表情で魔理沙は霊夢を見つめる。

 

「あそこの空にいる女の人2人組があんたと遊んでくれるそうよ?」

 

すると霊夢は空中に浮いている霊奈とユカリを指差す。

 

「なにっ?!」

 

「なにを狼狽えているのよ霊奈。相手はたかが子供でしょう」

 

「いや、あの子供、ロボットのようだ。私の結構力を込めたエネルギー弾を喰らって無傷だとは……気をつけたほうがいい」

 

ユカリと霊奈は互いに顔を見合わせる。

 

「うほほーい!!」

 

霊夢の言葉を聞いたアラレは両手を高々と上げて喜び、すぅぅ、と息を吸いだす。

 

「な、何をする気だあの子供……?」

 

霊奈は困惑に満ちた顔でアラレを見つめる。

 

すると……

 

「んちゃーーーーっ!!!!」

 

アラレが霊奈に向かって叫んだ瞬間、「んちゃーーーっ」という文字が霊奈目掛けて飛んでいく。

 

「くっ?!」

 

霊奈たちは慌ててそれを避ける。

 

すると、アラレの目に霊奈とユカリ、それぞれの右耳に付いているイヤリングが飛び込んできた。

 

「おー……かっくいいーー!!それアラレにちょーだい!」

 

「ふ、ふざけるな!これは私たちの必要なものだ!誰が渡すか!」

 

霊奈はアラレに向けてそう怒鳴り散らす。

 

しかし、霊奈がアラレのいた方を見たときには、既にアラレは居なかった。

 

「なっ、ど、何処に……?!」

 

霊奈が周りを見回していると、

 

「頭突きっ!!」

 

霊奈の腹部にアラレの頭突きが突き刺さる。

 

「ごふっ……?!」

 

(く、くそっ、こ、こいつさっきの文字を飛ばしてくる攻撃などで察したが、ギャ、ギャグ漫画のキャラクターだこいつ……!ギャグで物理法則を無視しやがって……!)

 

霊奈は苛立ちを露わにしながらアラレを睨む。

 

「アラレ、キッーーク!!」

 

アラレはユカリに強烈なドロップキックをお見舞いしていた。

 

「うわっ!!」

 

ユカリは木々をなぎ倒しながら吹き飛ばされていく。

 

そして、数百メートル行ったところでようやく止まったが、気を失ってしまったようだ。

 

「キラキラしてる……!」

 

アラレはいつのまにか手にポタラを一対入れていた。

 

「なっ?!ぽ、ポタラが?!」

 

霊奈は慌てて右耳を確認するが、そこにはポタラは影も形もなかった。

 

「おのれあのおチビちゃんが……!大人しく強制送還されていろ!」

 

霊奈はアラレの真後ろにスキマを開く。

 

「ほよよ……目玉ばっかし!」

 

アラレがスキマに興味を示している隙にスキマはアラレを飲み込む。

 

しかし、ポタラはたまたまアラレが手を離してしまったため、その場に転がってしまった。

 

「はあっ、はあっ、何だったんだあの子供は……!」

 

霊奈は肩で息をしながらアラレがいた場所を見つめる。

 

「ん、博麗霊夢……?」

 

するとそこには、霊夢と魔理沙、悟空がいた。

 

「いただいたわよ……あんたらのポタラ!!」

 

「なっ?!」

 

霊夢は霊奈にポタラを見せつける。

 

「しっ、しまった!」

 

霊奈は慌てて霊夢の方へ向かおうとするが、妖夢や咲夜、萃香が立ちふさがる。

 

「おっと。まだまだ死んでないね…もっと私たちと遊んでいかないか?」

 

「そこを退けくたばりぞこないどもが!!」

 

霊奈はピンクの気の勢いを更に高める。

 

 

 

 

 

 

「お、おい霊夢!ポタラなんか奪ってなんになるんだよ?!」

 

魔理沙は霊夢を問い詰める。

 

すると、霊夢は魔理沙に向き合い、おもむろに右手を突き出す。

 

そこには、ポタラが1つぶら下がっていた。

 

「………」

 

「……?なんだよ、なんか言えよ、怖いぜ……?」

 

魔理沙がそう言ったとき、霊夢の口から衝撃の提案がなされる。

 

「……魔理沙、こいつを右の耳につけてちょうだい」




いかがでしたか?第82話は以上です。

〜〜〜タミの部屋〜〜〜

「ふう、もうすぐこの作品も完結かー……。長かったような、短かったような……」

ギュピ☆ギュピ……

「ゑゑ?!ぶ、ブロリー……。一体、どうしたというんだ……?」

「やあ☆タミぃ……。今日はお前に話があって来たYO☆」

「なんだね?なんなりとご相談ください。」

「血 祭 り に あ げ て や る」

「ゑゑ?!ちょっ、おまっ、止めてゑゑ!!」

ポーヒー!

\デデーン/

「クズがぁ……お前だけは簡単には死なさんぞ……!」

「ちょっ、お待ちください!一体、俺が何をしたというんだ……(´・ω・`)」

「お前前回も今回も約束を破ったよなぁ?」

「あっ……(察し)」

「お前は木曜日、午前12時5分に投稿したな……」

「……はい……」

「しかも今日は更に遅れている……お前ならこれから何をされるかはわかるよなぁ?」

「わかります(明察)」

「それは何だぁ?」

「……血祭りです(諦め)」

「お前が反省の意思を見せなければ、俺はお前を破壊し尽くすだけだぁ!」

「……せやな……(食い気味)」

「じゃあこのPODに乗るといいですYO☆」

「……ああそうか(半狂乱)」

ウィーン

「良い子のみんな、よーく見ておけ!地獄に行ってもこんな楽しい殺戮ショーは見られんぞ?(涙目)」

「うおおおおお!!!」←POD圧縮開始

「おおぅ……うぉう……これもタミの定めか…(?)」

プチッ☆

「終わったな……所詮、タミはクズなのだ……」

皆さま、本当にすいませんでした(´・ω・`)

〜〜〜美少女ゆかりん(17)のクエスチョンコーナー〜〜〜

「皆様、ご機嫌よう。八雲紫よ!このコーナーは、「世界を救ったサイヤ人が幻想入り」に寄せられた質問、ご意見、ご感想にお答えしていくものです。別に見なくても大丈夫ですよ、お姉さん!という方は次回予告までスクロールよ!

はい。またしても、またしてもタミは日曜まで引き伸ばしやがって……(怒)まぁ、ブロリーにはコテンパンにやられたようなので、どうか許していただけると助かります……まあ、あのバカが生きていればいいのだけれど……さあ、コメ返ししていくわ。ゴクウブラックさんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「まさかパワーアップするためとは思いませんでした。」
一応裏はかけたのかしら?それなら良かったですわ。続いて、風希さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「なんか、やばい展開になってきたな……」
絶望だけじゃないわ、次回はなんと2人が合体……!?詳しくは次回予告でね!続いて、ヤキdoraさんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「うおっ?!となる展開でしたね……!」
これで閣下もご満足いただけたかしら……?続いて、ふりかけの巫女さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「神精樹の実でパワーアップと来ましたか。ナメック星編のベジータを思い出すやり方ですな。これの打開策は漫画版のブルーの完成かな?この戦いが物語の締めくくりとなるなら身勝手の極意の登場も……?」
今の悟空はどうあがいてもゴッドにはなれませんから、それ以外の方法が……?だとすると、もうアレしかないですよね……?身勝手の極意……、誰かが使いますよ〜、ふふっ、お楽しみにね」

〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす!オラ悟空!アラレのお陰でポタラが奪えたけど……霊夢と魔理沙が合体すんのか?!へへっ、すげえパワーだ……!オラとベジータが合体しても勝てるかどうかわかんねえな……!おめえの力、見してくれ!次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「天下無敵!!奇跡の合体主人公!!」
ぜってえ読んでくれよな!」

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