残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定
俺はそんなの見たくない!という方はブラウザバックをお願いします。ハハハハァ!いいぞぉ!見てやろうではありませんか!という方はこのままお進みください。ゆっくり見ていってくれよな!
体力を回復させ、遂に復活を遂げた悟空。蒼い気の力で霊奈を圧倒し、あと一歩というところまで霊奈を追い詰めることが出来た。しかし、追い込まれた霊奈はなんと自らの体に気功波を放つ。果たして、彼女の真意は……?
「なっ、何を……!?」
悟空は思わず霊奈に駆け寄る。
「ははッ……どうやら、今の、私じゃお前には勝てないらしい……」
霊奈は嘲笑して、起き上がり、指を二本額に当てる。
そして、何処かへ瞬間移動した。
「あっ、おい、待て!」
悟空もそれを追って瞬間移動する。
「グオオオオッ!!」
ヒルデガーンは霊夢に右手でパンチを繰り出すが、霊夢は夢想天生でそれを避ける。
「やっ!!」
霊夢はヒルデガーンの右手を掴み、そのまま背負い投げる。
投げられたヒルデガーンはズドン、という音と共に地面に崩れ落ちた。
「さ、流石だな…博麗、霊夢……」
すると、霊夢の後ろから何者かが声をかける。
「!?」
霊夢は慌てて後ろを振り返る。
そこには、満身創痍の霊奈がいた。
「れ、霊奈……!……ふふっ、いいザマじゃない」
霊夢は一瞬目を見開くが、すぐにニヤリと笑う。
「博麗霊夢……どうやら私の、負けのようだ………。こいつらも、全部消そう」
霊奈は指を鳴らすと、ジャネンバやヒルデガーンは砂状になって消えていった。おそらく、他の強敵たちも消えてしまったのだろう。
「……あら、往生際がいいじゃない?」
霊夢はジト目のまま霊奈を見つめる。
「……さぁ、煮るなり、焼くなり……好きにするがいいさ……」
「……そうさせてもらうわ」
霊夢は御札に霊力を込める。
すると、悟空が現れる。
「お、おい霊夢、待ってくれ!霊奈はもう戦う力は残ってねえんだ!わざわざトドメを刺すこたぁねえだろう!」
「うるさい、黙ってて悟空。こいつは私が殺す!」
霊夢は殺意を込めた視線で霊奈を睨む。
霊符「夢想封印」
霊夢は手に陰陽玉状の霊力を出現させ霊奈の腹部にぶつける。
「がふっ……!」
霊力は霊奈の腹部を突き抜け、蒼い気が霊奈を貫く。
そして、霊奈は超サイヤ人ロゼが解け、地面に崩れ落ちる。
霊夢は霊奈の後を追いかけて、地面に降り立つ。
直後、
「…ん…ふふふふふふふ……、あははははははははははっはははははははっっっははは……!!ーーーっ、ひひっ、あはははははははっ………!!!あーーーー!!!」
霊奈は狂気を帯びた笑いをあげる。
「なっ、なにを……!!」
霊夢は思わず身構える。
「やった……!勝った……!!勝った!!勝ったーーっ!!!」
霊奈はヨロヨロと起き上がる。
そして、懐から何かを取り出す。
それは……
「し、神精樹の実………!」
霊夢の後についてきた悟空が目を見開く。
霊奈は瞳孔を開いたままそれにかぶりつく。
「しっ、しまった!!」
悟空がしまった、と言ったときにはもう既に遅かった。
霊奈の傷口は徐々に塞がっていく。
直後、大気が震えだす。
「くっ……?!」
霊夢は足を一歩後ろに下げて踏ん張る。
「はああああーーーーっ!!!」
霊奈は気を解放する。
そのとき、ピンクの雷が迸る。
「れ、霊奈の気が、比べ物にならないほど上がってる……!」
霊夢は冷や汗を滲ませる。
「くっふふふふふふ………!!!よー、くやってくれたぞ博麗霊夢……!」
霊奈はニヤニヤしながら霊夢に礼を言う。
「神精樹の実で体力が回復するかは一種の賭けだったが……私は賭けに勝ったらしいな……!」
霊奈は狂気の笑みを浮かべたまま左手を頭に当てて笑う。
「ほんっと、残念だったな!博麗霊夢、お前が私に致命傷を与えたことで私は更に強くなって回復できた……!!」
「そ、そんな……、わ、私のせいで……?」
霊夢の顔から血の気がどんどん引いていく。
「じゃ、じゃあ、あんとき自分を攻撃したのも……」
「そうさ。お前たちを油断させ、確実にトドメを刺させる為にな。これで私が死ななかったのもまぐれだったが……」
霊奈は笑いが堪えきれず更に吹き出す。
「博麗霊夢、お前なら私に強い恨みがあるから、確実にトドメを刺してくると信じていたよ……!」
霊奈はゆっくり宙へ浮かび上がる。
「くそっ!!」
悟空と霊夢も霊奈を追いかけ浮かび上がる。
「くくくくくっ、あっはははは……!私のサイヤ人の血が私を更に強くした……!自分で傷つけて自分で回復しても意味がないのはわかっていたからな……!ほーんと、感謝してるよ、博麗霊夢……!」
すると、霊奈の隣にユカリが現れる。
「霊奈、準備できたわ」
「ありがとうユカリ。もうネオデストロンガスもいらないから消しちゃおうか」
霊奈は空に掌を翳して気功弾を放つ。
気功弾は見事に発生装置を破壊した。
「おい霊奈!今なにしやがったんだ?!」
すると、戦う相手がいなくなった魔理沙が霊奈のもとにやってくる。
「なぁに……ネオデストロンガス発生装置を壊してやったのさ。私は優しいだろ?」
霊奈がそう言った直後、
ズドォォォン!!、という音が周囲に響く。
「なっ、なんだ?!」
悟空は周囲を見回す。
「始まったか……」
「おい、霊奈!お前、なにしやがった?!」
「妖怪の山の地下にあったマグマ溜まりを爆破した。今頃噴火が始まっているだろう。そうだな、ここがマグマに沈むまで……、保って15分だ」
霊奈は手で15を示す。
「なっ、なに?!」
「ネオデストロンガスは発生装置を壊せばどうにかなるが……今度はどうにも出来ないぞ……?」
霊奈はニヤニヤしながら悟空に言う。
「おめえ……最初からそれが狙いだったのか……!」
「そうさ。お前が戦ってきた敵を呼び出したのはユカリの邪魔をさせない為……悟空、お前が想像以上に強くなっていたのは予想外だったが……」
悟空たちは苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。
すると、霊奈の周りに何者かが集まってくる。
「雑魚どもがやってきたか……」
そこには、紅魔館の面々や白玉楼の幽霊、鬼の四天王、永遠亭の兎たち、妖怪の山に住む2柱の神、と天狗。
更に地底の妖怪たち、四季映姫と死神小野塚小町、聖白蓮、豊聡耳神子、鬼人正邪と針妙丸、ヘカーティア、純狐、摩多羅隠岐奈と八雲紫たちも確認できる。
「さっきぶりね博麗霊奈」
一歩前に出たレミリアが霊奈に挨拶をする。
「お前ら……なんで……?」
魔理沙はけして結託することがないであろう面々が揃っていることに驚きを隠せない。
「八雲紫が、頼み込んできたのです」
「ああ。私も度肝をぬかれたよ。まさか土下座してくるなんて思わないだろ?」
映姫と小町が魔理沙たちに教える。
「紫が……」
霊夢は納得したように再びお祓い棒を構え、霊奈を睨む。
「こんだけいれば百人力よ。嫌いなやつと一緒に戦うのは癪だろうけど、今回だけ手ぇ貸しなさい!」
霊夢の一言で、全員が各々の戦闘態勢をとる。
霊奈はふっ、と吹き出し、
「いいだろう!全員ブチのめしてやる……!かかってこい、幻想郷ッ!!」
いかがでしたか?第81話は以上です。
〜〜〜美少女ゆかりん(17)のクエスチョンコーナー〜〜〜
「皆様、ご機嫌よう。八雲紫よ!このコーナーは、「世界を救ったサイヤ人が幻想入り」に寄せられた質問、ご意見、ご感想にお答えしていくものです。別に見なくても大丈夫ですよ、お姉さん!という方は次回予告までスクロールよ!
はい!私も遂に戦線に出たわ!でも、サイヤ人の血で復活した霊奈……、悟空と同じように強くなっているのかしら……?さあ、コメ返ししていくわよ!悟飯さんのコメントです。いつもありがとうございます!
「霊夢と魔理沙がオーラを纏う所は、ベジータの新形態ブルーの回を思い出しました。」
そうですね。タミもそれをイメージしながら書いてました^_^続いて、ゴクウブラックさんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「自分に致命傷与えるのギニュー隊長みたいですね。」
はい。それもギニュー隊長をイメージして書いてたそうです。続いて、風希さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「次回は決着かな?」
決着、しませんでしたね。ほんとにこれからどうなってしまうのかしら……。続いて、ふりかけの巫女さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「やはりカッコいいな悟空は。ドラゴンボールの自害とか嫌な予感しかしないけど、どうなるのだろうか…?」
嫌な予感、当たってしまいましたね。霊夢が勝負を焦ってしまったからこんな結果に……。悟空の言う通りトドメを刺さなければ……。続いて、名無しさんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「チェンジでもするのかな?(小並感)」
チェンジはしませんでしたが……、パワーアップはしてしまいましたね……。どうなってしまうのよ……。さあ、今回はここまで!投稿が木曜日になってしまって、本当に申し訳ないですわ……。次回たっぷりタミには苦痛を味わってもらいますので、それでご容赦ください……。それでは、次回もお楽しみに!」
〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす!オラ悟空!みんな、来てくれてありがとな!でも今の霊奈はサイヤ人の血の力で更に力上がってる!今のオラでも勝てねえかもしれねえ……頼むみんな、死ぬなよ……!次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「超弩級の恐怖!霊奈、狂気の一撃!」
ぜってえ読んでくれよな!」