残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定
俺はそんなの見たくない!という方はブラウザバックをお願いします。ハハハハァ!いいぞぉ!見てやろうではありませんか!という方はこのままお進みください。ゆっくり見ていってくれよな!
激戦を繰り広げる幻想郷と霊奈たち。霊奈に敗北した悟空が遂に復活を遂げ、新たな力、蒼い気を携え、霊奈に再び立ち向かう!悟空vs霊奈……、勝つのはどっちだ?!
「この幻想郷のため、か。ふふ、私が悪役で、お前が正義のヒーローか?」
霊奈は悟空を見つめる。
「オラは別に正義の味方ぶって戦ってるわけじゃねえ。何が正義で何が悪かなんてオラにゃわからん。ただオラは幻想郷を守ってやりてえからおめえと戦ってんだ。見方によっちゃおめえが正義なのかもしれねえけどな。オラはそうしたいからやってんのさ」
「そうか……なら、私もやりたいようにやろう!」
霊奈は右手で気弾を放つ。
悟空は左手でそれを弾き飛ばす。
「!!」
霊奈は目を見開く。
なぜなら先程の1発は手加減ナシの正真正銘の全力で放った気弾だったからであった。
(……弾き飛ばした……それも片手で……!)
霊奈がそう思案しているうちに悟空は一気に霊奈との距離を詰める。
「っ!!」
先程の衝撃で呆気にとられていた霊奈は簡単に悟空の接近を許してしまった。
「はっ!!」
悟空は右拳を振り抜く。
「ちっ!!」
霊奈は咄嗟に右に避ける。
瞬間、悟空の一撃が空を裂き、数十メーター離れた分厚い神精樹の壁に拳型の穴を開けた。
穴は半径10メートル程の巨大な穴だ。
もし仮に霊奈が防御姿勢もとらずにアレを喰らっていたら霊奈の首は簡単に吹き飛んでいただろう。
思わず霊奈の額に冷や汗が滲む。
(くそったれめ……!サイヤ人に限界は無いのか?!まずいことになっちまったね……!)
悟空は続けざまに空いた左足で霊奈の腹部を蹴りつける。
軽いパニック状態になっている霊奈には悟空の蹴りを避ける力は既に無かった。
「がふっ……?!」
霊奈は肺の空気を全て押し出され、神精樹の壁に猛スピードで叩きつけられる。
「悪いな。スキだらけだったもんでよ」
悟空は霊奈に軽く謝罪しながら次の攻撃の準備に移る。
「かめはめ……!」
悟空は手を腰の位置に持っていき、気を溜め始める。
「くっ、そんなもの……かめはめ波で押し返してやる……!」
霊奈もかめはめ波を溜めようとするが、
「あっ……?!」
先程の一撃がよほど重かったのか、霊奈は膝から崩れ落ちてしまった。
「しっ、しまっ……!」
霊奈がしまった、とすら口にさせず、悟空はかめはめ波を躊躇なく放つ。
「波ぁぁぁーーーっ!!!」
巨大なかめはめ波は霊奈を飲み込んでそのまま神精樹の壁をぶち抜く。
同時刻……
「妖夢っ!幽々子!」
「大丈夫か?!」
ヒルデガーン、そしてジャネンバと向き合って戦闘を続けていた妖夢と幽々子の元に微量だが体力を回復させてきた霊夢と魔理沙が合流する。
「れ、霊夢、魔理沙……!すみません……あいつら、強すぎる……!」
妖夢は肩で息をしながら霊夢たちに謝る。
「大丈夫。2人は体力を回復させて他の場所に向かってちょうだい。魔理沙、残ってる敵はどれくらい?」
「……、えーっと、悟空の気が入ってる誰か、あのセミみたいなヤツと名前は知らないけど強い気を持ったヤツが2つ、ピンク色のヤツと黄緑のやつだな。それとブロリーにそっくりな気を持つドロドロのヤツだ。それと、あの2人と霊奈だけ」
魔理沙は額に指を当てて幻想郷の気を探る。
そして、幻想郷のヤツらで負けたり死んだヤツは1人もいないぜ、と付け加えて、金色の気を纏う。
「幽々子さま、ここは一旦逃げましょう!」
「え、ええ。2人とも、気をつけてね」
幽々子と妖夢はそれだけ付け加えてその場を離れる。
「………お前どっちとやるんだ霊夢?」
「……セミみたいなやつ」
「あー、ヒルデガーンだろ?良かったぜ、狙いが被らなくて」
「月での決着つけてやらなきゃね」
「灼熱地獄での借りを返してやんなきゃな……死ぬなよ?」
「そっちこそ」
2人はそれだけ会話を交わしてから同時に青い気と赤い気を纏う。
霊夢の青い気は進化した夢想天生、魔理沙の赤い気は界王拳だ。
「よーし、それじゃあ……、いっちょやるか!」
「ブオオオオ!!」
バイオブロリーは周りを取り囲む4人の女性たちに対して拳を振るう。
「よっと!」
女性たちは軽々それを避けていく。
しかし、バイオブロリーが攻撃した際に飛び散った培養液が周囲の木々に付着し、木を溶解していく。
「生身で触れるのは危険そうだね……どうする?勇儀」
4人の中でひときわ小柄な、少女と言っても違和感がない女性、伊吹萃香は横目で勇儀たちに問う。
「どうするもこうするも、やらなきゃやられんだ。やるっきゃないだろう?」
「まったく……、萃香、勇儀に聞いても無駄よ。ヒートアップすると頭より先に体が動くタイプなんだから」
「それでも、作戦無しにあれに向かっていくのは無理があるでしょう……」
勇儀に続き、華扇、コンガラと順に発言していく。
すると、華扇が何かに気付く。
「ねえ、ヤツの体、右の二の腕の部分が石っぽくなってない?」
華扇の言う通り、バイオブロリーの右腕の二の腕が固まっていた。
「もしかして……にとりに頼まれて外の世界から持ってきた、海水が……?」
そう。華扇の懐には、海水が入った瓢箪があった。
それが何らかの理由でバイオブロリーにかかり、固まったのだろう。
「……よし、私に作戦があるわ。あの再生能力を無くすには海水しかないでしょう。ただ、こっちにある海水の量は限られてるから、工夫しないとね……!」
華扇は鋭い目つきでバイオブロリーを睨む。
「どうした?!おめえの力はこれっぽっちか!?」
悟空は火がついた神精樹の内部で先程かめはめ波でぶち抜いた穴に向かって叫ぶ。
霊奈はゆっくり悟空の方へ向かってくる。
「くっ……」
霊奈は腹部を抑える。
腹部の奥に猛烈な痛みがある。内臓が損傷しているのは確かであろう。
「ちっ……!」
霊奈は痛みを堪えて悟空の元へ戻っていく。
「サイヤ人……そうか。やはりお前は特別なんだな。子供の頃に頭を激しく損傷し、善人に生まれ変わった異質な存在……」
「何が言いてえんだ?」
悟空は訝しげな表情で霊奈を見つめる。
「ふふふ……!」
霊奈はおもむろに右手を持ち上げる。
「……何する気だ……?」
悟空は霊奈への警戒心を更に強める。
悟空のその表情を見て、霊奈はにやりと笑い、自身の胸の中心に右手を翳す。
そして、
「……がふっ……!」
右手から気功波を放ち、自身の体を貫く。
「なっ……!!?」
悟空は目を見開く。
そして、霊奈は背中から地面に倒れ伏した……
いかがでしたか?第80話は以上です。
〜〜〜美少女ゆかりん(17)のクエスチョンコーナー〜〜〜
「皆様、ご機嫌よう。八雲紫よ!このコーナーは、「世界を救ったサイヤ人が幻想入り」に寄せられた質問、ご意見、ご感想にお答えしていくものです。別に見なくても大丈夫ですよ、お姉さん!という方は次回予告までスクロールよ!
はい!今日は朝から出ておりまして帰って来たのが23時……遅れて本当にごめんなさいね。さあ、早速コメ返ししていくわよ!悟飯さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「待ってました、最新話。やっぱり悟空が来た時の安心感は半端ないですね。それを上手く表現出来てるのもすごいと思います。頑張れ、悟空〜!」
流石みんなの救世主、悟空!超のダメ悟空とは違うわね!さて、続いて、風希さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「擬似ブルーになった悟空はどうするのか?!楽しみです!」
うーん、擬似ブルーになって霊奈を圧倒したけど、自分で自分を攻撃した霊奈の意図とは……?続いて、紫霊さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「ブルーとかになるのかなって最初に感想で書いたことがあったけど、まさかの擬似的な超サイヤ人ブルーの方になるとは……」
そうですね。神と神の間なので進化させるには擬似ブルーしかないかと……。次は、シュウシラカワさんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「悟空ついに復活ですね!この悟空の変身は未来編のトランクスが変身した形態に似ているのかな?」
似ている、というよりは、それと同じですね。さぁ、目が離せませんね!次回もお楽しみに!」
〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす!オラ悟空!地底のみんなや月のやつらまで来てくれたんか!でも、霊奈は自分で自分に致命傷を与えやがった……!諦めて自害したか、それとも……?次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「遂に決着か?!悟空vs霊奈!」
ぜってえ読んでくれよな!」