世界を救ったサイヤ人が幻想入り   作:タミ

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地球育ちのサイヤ人、孫悟空。もしも悟空が幻想郷に迷い込み、異変を解決していったら?そんなクロスオーバー二次創作作品です。この作品には、以下の成分が含まれています。

残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定

俺はそんなの見たくない!という方はブラウザバックをお願いします。ハハハハァ!いいぞぉ!見てやろうではありませんか!という方はこのままお進みください。ゆっくり見ていってくれよな!

激戦を繰り広げる幻想郷と強敵たち。魔理沙と霊夢も限界を突破しながら霊奈と戦闘を続けていたが、博麗の巫女のすべての霊力を込めた霊夢の博麗結界封印も、霊奈には効かなかった……


第79話 大いなる救世主の兆し!孫悟空……復活!!

「へはははっ!!お前が戦う意思を見せなければ、俺はここを破壊し尽くすだけだぁ!!」

 

ブロリーは高笑いしながらエネルギー弾を天子に投げつける。

 

「うっ……!」

 

天子は手をクロスさせてエネルギー弾を防御しながらブロリーの元へ走っていく。

 

天子はブロリーの攻撃が終わったと同時にブロリーに向けて指差す。

 

「こらぁっ!ちょっとは手加減しなさいっ!」

 

天子はブロリーを怒鳴るが、

 

「…手加減ってなんだ?」

 

ブロリーはニヤリと笑って手にエネルギー弾を溜める。

 

「ふっ!!」

 

ブロリーは天子にエネルギー弾を放つ。

 

天子はエネルギー弾をモロに喰らってしまった。

 

「っ!!」

 

エネルギー弾は天子を攫って近くの民家に激突する。

 

民家は大爆発を起こす。

 

ブロリーは追い討ちをかけるようにエネルギー弾を民家に向けて乱射する。

 

緑のエネルギー弾はどんどん民家を破壊していく。

 

しかし、ブロリーは違和感を感じ、上を見上げる。

 

するとそこには天子がこちらに向かって剣を構えているのが確認できた。

 

「なんなんだぁ?あれは……」

 

ブロリーは訝しげな表情を見せる。

 

「よくもやってくれたわね筋肉ムキムキマッチョマンの変態……!天人の底力を思い知るがいいわ……!」

 

天子は居合斬りの要領で刀を鞘に納め、構えている。

 

「死に損ないめ……!」

 

ブロリーも飛び上がり、天子に向けてエネルギー弾を放つ。

 

「はっ!!」

 

天子は剣を鞘から出して横に薙ぎ、エネルギー弾を真っ二つにする。

 

そして、もう一度鞘に納める。

 

「ぬう……?」

 

ブロリーは少々驚いて目を見開く。

 

「喰らいなさい!」

 

天子はブロリーのすれ違いざまに剣で切る。

 

「ばかなぁぁぁーーーッ!!?」

 

ブロリーは切られた衝撃で気が暴走して、大爆発を起こした。

 

天子は地面に降り立つ。

 

「ふうっ……天人の力、思い知ったかしら?身の程を知るがいいわ!」

 

直後、天子は力尽きてその場に倒れこむ。

 

14時49分、人里の戦い、決着。

 

比那名居天子vsブロリー

 

勝者、比那名居天子……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふははははっ!!!どうした!?逃げることもできんか?!」

 

巨大化したスラッグは妹紅と輝夜目掛けて拳を振るう。

 

「うわっ!!」

 

妹紅たちはギリギリでそれを避けていくが、どんどん余裕がなくなってきていた。

 

「くそっ、あいつ、デカくなったくせになんて速さだ!」

 

「どうするの妹紅?あのスピードをどうにかしないと勝てないわよ?」

 

「んなこたぁわかってんだよ!お前もその底辺な頭脳でなんか考えろ!」

 

「んなっ?!て、底辺とは言ってくれるじゃないのこのボンクラ!」

 

「何度でも言ってやるよこの低脳!」

 

「ムキぃぃぃ!!」

 

妹紅と輝夜は相容れないタチなのか、喧嘩ばかりで協力することができていなかった。

 

「バラバラに吹き飛べぇ!!」

 

スラッグは両手に気弾を出現させ、妹紅たちにぶつける。

 

「!!」

 

気弾は大爆発を引き起こす。

 

「ハーッハッハッハッ!!」

 

スラッグは高笑いを始める。

 

 

 

 

 

妹紅と輝夜は頭から出血して、地面に倒れ臥す。

 

「………おい輝夜…1分手ぇ貸せ」

 

「………妥当な時間ね」

 

2人はそれだけ会話する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふはははは!どうした?!もうお終いか?!」

 

スラッグは周囲を見回す。

 

「おい、デカブツ!」

 

スラッグは声がした方を睨む。

 

「まだ生きてたか!そのしぶとさだけは褒めてやろう!」

 

スラッグは腕を組んで妹紅を見下ろす。

 

「へっ、よそ見してていいのか?!」

 

難題「龍の顎の玉-五色の弾丸-」

難題「仏の御石の鉢-砕けぬ意思-」

難題「火鼠の皮衣-焦れぬ心-」

難題「燕の子安貝-永命線-」

難題「蓬莱の弾の枝-虹色の弾幕-」

 

スラッグの後ろに現れた輝夜がスペルカードを5枚も使用する。

 

「ぬうっ?!」

 

スラッグは膝裏に弾幕の嵐を喰らい、膝を折る。

 

「はあっ!!」

 

その隙に妹紅は開いたスラッグの上顎を掴み、そのまま力任せに地面に叩きつける。

 

「ぐわぁっ!!」

 

スラッグはズドンという音と共に地面に倒れる。

 

神宝「蓬莱の玉の枝-夢色の郷-」

蓬莱「凱風快晴-フジヤマヴォルケイノ-」

 

妹紅と輝夜は倒れたスラッグに向けてエネルギーをぶっ放す。

 

「「おらぁぁーーーっ!!」」

 

「ぐああぁっ!!!!」

 

相容れない者同士の力を合わせた一撃で、スラッグの肉体は完全に消滅した。

 

「……私のおかげだな」

 

「何言ってるのよ?私のおかげに決まってるじゃない」

 

「にゃにおう?!」

 

「あ"ー、待った待った…疲れたわ。しばらく休みましょう妹紅」

 

輝夜は気怠げに言って、体の力を抜いて地面に落ちていく。

 

「あー、私も疲れたよ」

 

妹紅も力を抜いて地面に落ちる。

 

14時51分、迷いの竹林の戦い、決着。

 

藤原妹紅&蓬莱山輝夜vsスラッグ

 

勝者 藤原妹紅&蓬莱山輝夜……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五分前、冥界への門前……

 

「あんた見てるとなんか殺意湧いてくるのよね……!」

 

「ソンゴクウ……殺す……!」

 

ここで、レミリアとフランが合体した人造人間13号と激しい戦闘を繰り広げていた。

 

禁忌「レーヴァテイン」

神槍「スピア・ザ・グングニル」

 

「行くよお姉様!」

 

「ええ!」

 

レミリアとフランはグングニルとレーヴァテインを投擲する。

 

グングニルとレーヴァテインは13号の心臓部を貫く。

 

「ぐあっ!!」

 

13号は貫かれた部分を抑えてレミリアたちを睨みつける。

 

そして、両手を広げ、赤いエネルギー弾を溜める。

 

「はぁっ!!」

 

フルパワーまで凝縮し、はち切れんばかりのエネルギー弾を13号は2人に放つ。

 

「最後の悪あがきってとこかしら……?」

 

「終わらそう、お姉様!」

 

「そうね。終わりにしましょう!」

 

「紅の破壊者」

 

レミリアとフランはそれぞれ右手と左手を天に掲げ、赤いエネルギーの塊を作り出す。

 

「はぁぁぁっ!!」

 

2人はそれを13号に投げつける。

 

しかし、13号もエネルギー弾を発射していたため、互いのエネルギー弾はぶつかり合う。

 

バチバチと火花が散り、小さい雷が迸る。

 

直後、レミリアたちのエネルギーが13号のエネルギーを破壊する。

 

「なにっ?!」

 

13号はエネルギー弾に飲み込まれ、そのまま大爆発する。

 

 

 

 

 

「ふうっ、色々とスッキリした気がするわ」

 

「私も」

 

14時56分、冥界への門前の戦い、決着。

 

レミリア・スカーレット&フランドール・スカーレットvs合体人造人間13号

 

勝者 レミリア・スカーレット&フランドール・スカーレット……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐっ……!」

 

「魔理沙!!」

 

霊奈は魔理沙の首を右手で掴み持ち上げる。

 

「どうした?!そら、最後の抵抗を見せてみろ!」

 

霊奈は魔理沙に攻撃を促すが、魔理沙はもがくのみで攻撃できる状態ではなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(くそっ!魔理沙の気がどんどん減ってく……!誰かわかんねえが霊奈以外にも博麗の巫女の気があるが……訳がわからん……)

 

悟空はカプセルの中でそう思案する。

 

と同時にどうにもできない歯痒さを感じていた。

 

すると、ビー、ビー、という音が辺りに響き渡る。

 

(なおった!!)

 

悟空はカッと目を見開き、機械の扉を掌を当て、気功波で扉をぶち破る。

 

扉に開いた穴からは治療液がどんどん溢れていく。

 

悟空は玄武の沢のにとりの工房の入り口に出てくる。

 

そして、自分の体を見回す。

 

「信じられねえ……!オラ更に強くなってる!力がどんどん湧き出てくる……!すげえけど、心は静かだ……大変な時だってのに……」

 

悟空は大きく深呼吸してキッと目つきを鋭くする。

 

「すまんみんな、今行くぞ!まだ間に合いそうだ!」

 

「場所は……神精樹の中か!すぐ近くだ!」

 

悟空はふわっ、と浮き上がり、神精樹の方を睨んだかと思うと、猛烈なスピードで加速し、一瞬で神精樹の内部に現れる。

 

「そうか、誰かわかんなかった気は霊夢だったのか。限界を超えたんだな。気の質が変わってるからわかるぞ。その青い気で……」

 

「悟空……!」

 

霊夢は悟空の変わりように目を見開く。

 

「へ、へへ……待ちくたびれたぜ悟空……!」

 

魔理沙はゆっくり口角を上げる。

 

(孫悟空……先程とは気の質も量も全く違う……!)

 

「遅くなって悪かったなふたりとも…お陰ですっかり元どおりだ。あとはオラがなんとかする」

 

「な、なんとかするって、今のあいつはさっきあなたが戦った霊奈とは比べものにならないのよ?!歴代博麗の巫女の霊力を吸い取って更にパワーアップしたの!おまけに気を感じられないのに……!」

 

霊夢は悟空を止めに入るが、悟空は首を横に振って、

 

「あいつはオラ一人でなんとかしてみせる。2人は体力の回復を待って幻想郷のみんなの手助けをしてやってくれ。それに、あいつの気はオラなんとなくだけど感じとれてんだ」

 

「……ほう……」

 

霊奈は足元に倒れ臥す魔理沙を悟空の方へ蹴飛ばす。

 

「うっ!」

 

しかし、悟空は魔理沙を受け止め、自身の気を少し分ける。

 

「魔理沙、幻想郷のみんなのこと、頼んだぜ」

 

「悟空……、分かった。霊夢、行くぞ」

 

魔理沙は悟空の意思をくみ、霊夢と共に撤退しようとする。

 

「で、でも……!」

 

「急げ!私たちは邪魔だ!霊夢ッ!はやくしろ!」

 

霊夢は奥歯を噛み締め、

 

「悟空!負けないでよ!」

 

それだけ言って撤退する。

 

「いい話じゃないか。仲間のために命を捧げる、愚かで勇敢な特攻隊か?」

 

霊奈がそう言った途端、悟空は気を溜め始める。

 

「はああああ………!!!!」

 

悟空は気をどんどん高めていく。

 

「はぁぁぁっ!!!!」

 

悟空は気を完全に解放する。

 

「蒼い…オーラ……!」

 

霊奈は憎々しげにそう呟く。

 

悟空は姿形こそ普通の超サイヤ人だが、そのオーラは、金色と蒼色が混ざり合い、青白いスパークを放つ超サイヤ人になっていた。

 

「オラべつに死にに来たわけじゃねえ……幻想郷の為にも、ここで生きてる人々の為にも、きさまをぶっ倒す!」




いかがでしたか?第79話は以上です。

〜〜〜美少女ゆかりん(17)のクエスチョンコーナー〜〜〜

「皆様、ご機嫌よう。八雲紫よ!このコーナーは、「世界を救ったサイヤ人が幻想入り」に寄せられた質問、ご意見、ご感想にお答えしていくものです。別に見なくても大丈夫ですよ、お姉さん!という方は次回予告までスクロールよ!

はい!ついに、ついに悟空復活!蒼い気を使った超サイヤ人で、霊奈なんかぶっ飛ばしちゃえ!……とと、取り乱しましたね。さて、コメント返ししていくわよ!風希さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「ベジットブルー作れたんですね……」
……やっぱ編集サボってるあいつにはお仕置きが必要みたいね……!続いて、月影 竜さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「孫悟空 身勝手の極意 兆し →からの→身勝手の極意 (極)では無く(極み=白銀髪)になったら良いなぁ(`・ω・´) 」
身勝手の極意は出て来ますが……、一体誰が使ってどこまで極められるのか?!今後にご期待ください!はい!今回はここまで!次回もお楽しみにね!」

〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす!オラ悟空!霊奈!おめえは100%悪人って訳じゃねえけど、仲間を傷つけるおめえをこれ以上見過ごすわけにはいかねえ!おめえは、オラが倒す!次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「孫悟空の新たな進化!怒れる蒼神!」
ぜってえ読んでくれよな!」

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