残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定
俺はそんなの見たくない!という方はブラウザバックをお願いします。ハハハハァ!いいぞぉ!見てやろうではありませんか!という方はこのままお進みください。ゆっくり見ていってくれよな!
霊奈は、足を肩幅に開き、手を腰の位置に持っていき、気を溜め始める。
「はああああ………!!」
それに続いて、大気もグラグラと震えだす。
「な、なんて気だよ……!」
魔理沙は右足を下げて踏ん張っているが、徐々に後ろに押し出されていく。
そのとき、ユカリがパチン、と手を叩き、全員の注意を引きつける。
「貴女たちは、霊奈の能力が覚醒して「同化する程度の能力」になったことを知ってるわよね。そこで………」
「霧雨魔理沙。お前の覚醒した能力が見てみたくなった。月での戦いにおいて、あそこまで私に喰らいついてきた、お前の真の力をな」
「なに………?」
ユカリと霊奈の一言に、魔理沙は怪訝そうな表情を浮かべる。
「さぁ、怒れ。怒って真の力を見せてみろ!」
「怒るったって、どうやればいいのかわかんねえよ!」
魔理沙は声を荒げて反論する。
すると霊奈は、数秒黙って考えたあと、こう続けた。
「………なら、お前のお友達に相談してみるとしようか」
そして霊奈は、魔理沙を無視して悟空たちの方へ向かっていく。
「おいっ!待て!」
魔理沙もその後を追おうとするが、目の前に現れたユカリに阻まれてしまった。
「貴女はここでお仲間がやられるのを見てなさいな」
「!! うるさいっ!どけ!」
魔理沙は焦った表情でユカリを怒鳴りつけ、拳を振り抜く。
が、ユカリにはあっさり止められてしまう。
「感情任せの攻撃は弱い、とよく聞くけれど…本当にそうね」
「くそっ……!」
魔理沙は悟空たちの方を見つめる。
「「はぁぁぁぁっ!!」」
悟空と霊夢が別々の方向から霊奈に襲いかかり、パンチ、キックを繰り出すが、霊奈は腕組みをしながらそれを避ける。
そして、2人の頭を鷲掴みにして、互いの頭に衝突させる。
「いてっ!」
「うっ!」
おでこをぶつけた悟空と霊夢は頭を抑え、動きを止めてしまう。
その一瞬で、霊奈は後ろに下がり、
「波ッ!!」
ピンク色のかめはめ波を放つ。
かめはめ波は2人を巻き込み、大爆発を起こす。
「悟空さん!霊夢さん!」
慌てて早苗が駆けつけ、キックを繰り出すが、霊奈は早苗の奇襲の一撃を体の軸を捻ってあっさり避け、そのまま一回転し早苗の首を掴んでから地面に叩きつける。
「ぐあっ………」
「最初で最後の無名の弾幕」
純狐はヘカーティアと共に弾幕で霊奈を攻撃する。
純狐は隙間の狭い光弾、ヘカーティアは螺旋状にクナイ弾をそれぞれ霊奈に向けて乱射するが、霊奈は避ける様子すら見せず、そのまま純狐たちの方へ向かっていく。
怨符「壊滅刃」
霊奈の肩や足に弾幕が被弾するが、霊奈は全く怯まずに両手に気の刃を作り、ニヤッと怪しい笑みを浮かべ、瞬間移動でヘカーティアの目の前に現れ、右手を横に薙ぐ。
ヘカーティアの体は一刀両断されるが、すぐに治癒してしまう。
「………やはり地獄にいかないとお前は殺せんか……」
霊奈は小さく舌打ちをして再度悟空たちの方へ向かっていく。
「やめろ………っ!!やめろ………!!!」
魔理沙は徐々に怒りを募らせ、気を増幅させていく。
(いいわよ霊奈、あと少し………!)
ユカリは横目で霊奈を確認する。
「………かー!めー!はー!めー!」
超サイヤ人に変身した悟空は真正面から無防備な状態で歩いてくる霊奈を迎え撃つようにかめはめ波を溜め、霊奈を睨む。
一方、霊奈も目の前で悟空が技の準備をしているというのに、何もせずただ歩いて悟空に近寄ってきている。
「波ぁぁーーーッ!!!」
悟空が放ったかめはめ波は霊奈をしっかりと捉え、飲み込む。
そして、かめはめ波は月の地面を抉りながら真っ直ぐ飛んでいき、宇宙空間で炸裂した。
そして、悟空の目の前に広がっていた爆煙が徐々に晴れていく。
そこには……
「な、なに………?!」
悟空は驚きのあまり目を見開く。
そこには、確かにかめはめ波が命中した霊奈が立っていた。
「もう、終わりか?」
霊奈はゆっくりと悟空に問う。
(い、今のはオラの全力のかめはめ波だったんだぞ……?!参ったな………こいつ、ホントにめちゃくちゃ強くなってやがる………!)
霊奈は悟空の頭を鷲掴みにして、持ち上げる。
そして、手を離し、落ちてきた悟空の腹部にパンチをお見舞いし、月の都方面へ吹き飛ばす。
魔理沙は、手のひらから流血するほど手を握りしめ、
「………!!!!やめろって言ってんだろうがぁぁぁぁぁーーーッ!!!」
金色の気を放って霊奈に突進していく。
(来たわ…霊奈、これでいいんでしょ?)
ユカリは魔理沙の制止を止めて、魔理沙に道を譲る。
「覚醒したな……?さぁて、どんな能力かな?」
霊奈は痛め付けた紫を放し、魔理沙と向き合う。
「さぁ来い!ここがお前の死に場所だ!」
魔理沙は霊奈の胸めがけてパンチを繰り出す。
霊奈はそれを手をクロスさせて防御する。だが、強大なパワーがぶつかりあった衝撃が周囲の空気を震えさせる。
魔理沙は連続で霊奈にパンチを浴びせ続ける。
しかし、霊奈もガードを崩さない。
魔理沙も負けじとパンチの速度を上げていく。
霊奈は耐えきれなくなり、瞬間移動で後方に退避する。
それを見た魔理沙は、手を腰の位置に持っていき、狙い撃ちしようとキッと霊奈を睨む。
「狙い撃つ気か………?いいだろう!しっかり狙って当ててみろ!!」
霊奈は訝しげに魔理沙を見つめる。
「はっ!!」
魔理沙のパンチは何故か現れたスキマに飲み込まれ、霊奈に魔理沙の強烈な一撃が霊奈の目の前に現れたスキマから放たれる。
「がふっ………?!」
霊奈は吐血し、腹部を押さえて数歩後ずさる。
「何故魔理沙がスキマを使っているの……?」
紫は霊夢に肩を貸してもらいながら疑問を虚空にぶつける。
「あんたが手助けしたんじゃないの?」
霊夢は紫に問うが、紫は首を振って、
「いいえ、私はなにもしてないわ。もしかして、これが魔理沙の真の能力なの……?」
「だったら、あいつの能力はどんなものなんだ?」
すると、気を失った早苗を背負った悟空が紫に問う。
「第一、他人の能力は使えないはずよ?おかしいわ。魔理沙が「同化する程度の能力」を手に入れたとは思えないし………まず不可能なのよ」
すると、紫はそうか、と呟き、
「彼女は……魔理沙は不可能を可能に変えているのよ」
「え?」
思わず悟空と霊夢は聞き返してしまう。
「まず不可能、それは「普通の人間が魔法を使うこと」もそうなのよ。普通の人間はいくら頑張っても魔法なんて使えないわ。でも魔理沙はそれが出来る。この時点で不可能を可能に変えているわ」
紫の説明に、霊夢は納得したように、
「成る程。普通の人間ならば魔力を持ち得ないからね。本人は「努力したらできるようになったぜ!」とか言ってたけど、無意識に能力に助けられていたのね………」
「じゃあ魔理沙は能力が覚醒してなかったから魔法だけにとどまっていたけど、覚醒した今ならなんでもできるってことなのか?」
今度は悟空が紫に問う。
「いいえ。私の仮説通り能力は完璧なものになったけれど、魔理沙本人がまだ未熟だから、彼女の力相応の分しか可能にすることは出来ないでしょう。完全に使いこなすには、破壊神を超えるレベルの力を手に入れないと………」
紫がひとしきり説明を終えたあと、悟空が、
「じゃあよ、魔理沙のは「魔法を使う程度の能力」改め、「不可能を可能に変える程度の能力」ってとこだな」
「ええ。そんなところね。私たちが満身創痍の今、霊奈を止められるのは魔理沙しかいないわ。頑張ってもらわないとね………!」
霊夢は期待を込めた目で霊奈と激しく殴り合いを続ける魔理沙を見つめる。
魔理沙と霊奈はほぼ互角の勝負だ。
魔理沙はお互いが仰け反ったあと、八卦炉を取り出し、霊奈に向けて構える。
愛符「キャノンスパーク」
魔理沙はキャノンスパークを放つ。
「ちっ!」
霊奈はバリヤーを展開し、身を守る。
そして、キャノンスパークの爆煙が晴れ、霊奈もバリヤーを解く。
「何故お前は戦う!?あんな出来損ないのクズの人間のためか?そんなことをしてなんになる?!」
霊奈は魔理沙を怒鳴りつける。
魔理沙は地面に降り立ち、手を広げる。
そして、魔理沙は手を合わせ、腰の位置で構える。
「出来損ないは………出来損ないは………!出来損ないの、クズは………!!お前の、方だぁぁーーーッ!!!」
魔理沙は渾身のかめはめ波を霊奈に放つ。
かめはめ波は霊奈を飲み込んで………
いかがでしたか?第71話は以上です。
〜〜〜美少女ゆかりん(17)のクエスチョンコーナー〜〜〜
「皆様、ご機嫌よう。八雲紫よ!このコーナーは、「世界を救ったサイヤ人が幻想入り」に寄せられた質問、ご意見、ご感想にお答えしていくものです。別に見なくても大丈夫ですよ、お姉さん!という方は次回予告までスクロールよ!
遂にこちら側にも覚醒した能力者が………!魔理沙の真価は、次回をお楽しみに!さて、コメ返ししていきますよ!風希さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「フロスト別人でもやっぱり「卑怯ものだべ」ですね。」
フロストはやっぱり極悪人ですね。フリーザさんとそっくり。はい!それでは次回もお楽しみに!」
〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす!オラ悟空!魔理沙の「不可能を可能に変える程度の能力」はすげえなぁ!霊奈に全く引けをとってねえぞ!でも魔理沙、油断すんなよ!霊奈はまだまだパワーを隠してるかもしれねえぞ!次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「開眼!不可能を可能に変える程度の能力、大爆発!」
ぜってえ読んでくれよな!」