世界を救ったサイヤ人が幻想入り   作:タミ

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地球育ちのサイヤ人、孫悟空。もしも悟空が幻想郷に迷い込み、異変を解決していったら?そんなクロスオーバー二次創作作品です。この作品には、以下の成分が含まれています。

残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定

俺はそんなの見たくない!という方はブラウザバックをお願いします。ハハハハァ!いいぞぉ!見てやろうではありませんか!という方はこのままお進みください。ゆっくり見ていってくれよな!

月の都に辿り着いた悟空たちを待ち構えていたのは、月の都の賢者、稀神サグメだった。そこで悟空たちは、実は月の都の方が侵略されている、という信じ難いことを聞かされる。各々の感想を抱く悟空たちに、腕試しと称し、サグメは勝負を仕掛けてきたのであった!


第68話 純粋な怨み!純孤と嫦娥!

玉符「烏合の二重呪」

 

サグメは自身の周囲に陰陽玉を展開し、それらにガードさせながら弾幕を放つ。

 

「くっ!!」

 

弾幕を手で弾きながら、悟空は手のひらから気弾を発射する。

 

が、その気弾もサグメが展開した陰陽玉に阻まれてしまう。

 

「かめはめ………波っ!!」

 

その隙に、魔理沙がかめはめ波を放つが、それも陰陽玉に阻まれる。

 

「ちっ、あいつ鉄壁だな………!」

 

魔理沙は舌打ちをして、数歩退く。そして、肘に八卦炉を固定した。

 

霊爪「霊気の剛爪(ファントム・クロー)

剛拳「ジェットマスターガン」

 

霊夢と魔理沙はそれぞれ大技をサグメに繰り出す。

 

「ぐうっ………?!」

 

サグメの陰陽玉にヒビが入り、そのまま陰陽玉は耐えきれず割れてしまった。

 

そして、尚も威力を衰えさせない二人の技は、サグメの体をしっかりと捉えた。

 

「ぐぁぁぁぁぁっ!!」

 

サグメの体は、衝撃で後方に持っていかれ、そのまま家屋を突き抜いていく。

 

「っ………」

 

「いって………!」

 

一方、霊夢と魔理沙もその場に蹲り、それぞれ左手、右手を抑えている。

 

魔理沙の右手は、オカルトボール争奪戦時程では無いが、火傷を負っていた。

 

霊夢も血管が脈打ち、激痛が走っている左手を抑えていた。

 

「れ、霊夢さん、魔理沙さん!だ、大丈夫ですか?!物凄い技だったのでその分反動も、という技なんですよね?」

 

早苗もその場の状況を素早く整理して、霊夢と魔理沙の介抱をする。

 

「私は大丈夫…サグメが来るわ。気を付けて」

 

霊夢の一言で、悟空と早苗は霊夢と魔理沙を守るように立ちふさがる。

 

「なるほど…これが…これが地上の民の力か…八意様が送ったのも頷ける。お前たちなら純狐を倒せるだろう。頼む、どうか、月の都を救ってはくれないか」

 

サグメは深々と頭を下げる。

 

「お前、月の民にしてはプライドがねえんだな。わざわざ私たち地上人に頭下げるなんてよ」

 

「私のちっぽけなプライド1つで月の都が助かるならば、こんな安いプライドいくらでも捨てよう」

 

「………なるほど、手強いな…わかった、任しとけ」

 

魔理沙は納得して、フラフラと立ち上がる。

 

「サグメ、安心しろ。月の都はオラたちが守ってやる。それでよサグメ。これが終わったらよ、月の都のメシ食わしてくれねぇか?」

 

「メシ、か?………わかった、約束しよう」

 

悟空は絶対だかんな、と付け加え、月の都の外へ飛んでいった。

 

それに続き、霊夢、魔理沙、早苗も後に続いていく。

 

「サイヤ人、か。地上も案外、悪くないのかもしれないわね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさか貴方たちが、なんの穢れも付けずここまで辿り着くとは。ふぅ」

 

月の上。我々が静かの海と呼ぶ場所で、その者、純狐は悟空たちを待ち構えていた。

 

「ああ、永琳に助けてもらったからな」

 

「えーりん………八意永琳か。そうかそうか、月の賢者が何をしてるのかと思えば、地上に堕ちていたとは」

 

純狐は何度も頷き、情報を整理していく。

 

「サイヤ人。嫦娥を知っているか?」

 

「じょうが………?」

 

魔理沙は思わず聞き返す。

 

「嫦娥は、月の女神と称される月の民だ。尤も、嫦娥というのは当て字で、人間には本名は発音できない。そういえば、八意永琳もそうだったな」

 

「それで、その月の女神がどうしたのよ」

 

今度は霊夢が純狐に問う。

 

「私の夫が私の息子を殺した。その憎き夫の身内関係だった嫦娥が許せないのだ」

 

「なあなあ。あいつの子供殺したのはあいつの旦那さんなんだろ?じゃあなんでその嫦娥ってのを恨んでんだ?」

 

「あー、女の浮気についての怒りの対象は、夫じゃなくて浮気相手にいきやすいっていうしな。つまりそういうことなんだろ。悟空、嫁さんは大事にしろよ?」

 

「あ、ああ。やっぱよくわかんねぇや」

 

魔理沙の説明では、悟空を納得させることは出来なかった。

 

「そして、今回、勝負を決めるつもりで協力してもらっていたのが、」

 

「このヘカーティア・ラピスラズリさまさ」

 

「ご主人様と友人様の部下のこのあたい、クラウンピースさまだ!」

 

ヘカーティアとクラウンピースはほぼ同時に自己紹介をしたため、悟空たちに小首を傾げられてしまった。

 

「ああもう!あたいが全員ぶっとばして……うぎゃあっ?!」

 

悟空たちを倒すため、クラウンピースが一歩前へ出た瞬間、何者かがクラウンピースを殴り飛ばす。

 

そして、ズギュン、というまるで大砲を撃った時の音が響き、クラウンピースは月の都の方角へ吹き飛ばされていった。

 

「来たな………博麗怨夢………!」

 

霊夢は憎々しげにそう呟く。

 

「久し振りだな博麗霊夢。東風谷早苗。霧雨魔理沙。ああそうそう。孫悟空は最近会ったよな?」

 

怨夢は感傷に浸りながらゆっくりと悟空たちに近寄ってくる。

 

「怨夢。お前がそんな余裕ぶっこけるってことは、強くなったんだろうな?」

 

「………私も生まれて始めてトレーニングをしてみたんだ。強くなったとは思うが、ご期待にそえるといいんだが…はぁぁぁぁ…………っ!!!!」

 

怨夢は腰の位置に手を持っていき、気を高め始める。

 

「はあっ!!」

 

そして、薔薇色の輝きを放つ超サイヤ人、超サイヤ人ロゼへと変貌を遂げた。

 

「あ、あ……!!」

 

「お、おい怨夢………おめえ、一体どんなトレーニングしたんだ………?!」

 

その異様なまでの戦闘力の上昇に、魔理沙はおろか、悟空すら畏怖していた。

 

「おっと…調子にのって強くなりすぎてしまったのかな?止めたければ止めても構わんぞ?純狐、ヘカーティア・ラピスラズリ?」

 

「くっ………!」

 

あまりの強さと気迫に、純狐もヘカーティアも、一歩もその場から動けなくなってしまっていた。

 

蛇に睨まれた蛙のように、体が思うように言うことを聞いてくれない。

 

「お、お前、そんな力を手にいれるために一体何人と同化してきたんだ………!?」

 

「これは元々の私の潜在能力だ。お前らと同じだろ?ちなみにあれから同化など一切していないんだぞ」

 

怨夢はフフフ、と不敵な笑みを浮かべている。

 

「当然でしょう。貴女の元々の血筋ならば」

 

すると、悟空たちの後ろから、何者かの声が聞こえてきた。

 

「紫!来てたのか?!」

 

「ええ…怨夢、貴女の正体が分かったわ」

 

紫の一言に、その場の全員が驚愕する。

 

「貴女の正体は、第6宇宙の幻想郷の博麗の巫女、博麗霊奈ね!」




いかがでしたか?第68話は以上です。

〜〜〜美少女ゆかりん(17)のクエスチョンコーナー〜〜〜

「皆様、ご機嫌よう。八雲紫よ!このコーナーは、「世界を救ったサイヤ人が幻想入り」に寄せられた質問、ご意見、ご感想にお答えしていくものです。別に見なくても大丈夫ですよ、お姉さん!という方は次回予告までスクロールよ!













はい!今回もコメ返ししていくわ!遂に怨夢の正体が……名は博麗霊奈?!私が語る真実、次回が待ち遠しいわね!風希さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「自分は好きなキャラは未来トランクスとか孫悟飯ですかね。」
未来トランクスはカッコいいですよねぇ。ブロリーMADでは完全にオモチャですけど………(´・ω・`)」
「おーい!あと一人誰か忘れちゃいませんかってんだ!」
「………さて、次回もお楽しみに!」
「ハアッ☆」

~~~次回予告~~~
「おっす!オラ悟空!怨夢、おめえホントは霊奈っちゅう名前なのか?!第6宇宙の幻想郷の博麗の巫女って、霊夢と同じじゃねえか!話してもらうぜ、おめえの全部をよ!次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「紅蓮に燃ゆる怨念!博麗の巫女、博麗霊奈?!」
ぜってえ読んでくれよな!」

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