残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定
俺はそんなの見たくない!という方はブラウザバックをお願いします。ハハハハァ!いいぞぉ!見てやろうではありませんか!という方はこのままお進みください。ゆっくり見ていってくれよな!
月の都に辿り着いた悟空たちを待ち構えていたのは、月の都の賢者、稀神サグメだった。そこで悟空たちは、実は月の都の方が侵略されている、という信じ難いことを聞かされる。各々の感想を抱く悟空たちに、腕試しと称し、サグメは勝負を仕掛けてきたのであった!
玉符「烏合の二重呪」
サグメは自身の周囲に陰陽玉を展開し、それらにガードさせながら弾幕を放つ。
「くっ!!」
弾幕を手で弾きながら、悟空は手のひらから気弾を発射する。
が、その気弾もサグメが展開した陰陽玉に阻まれてしまう。
「かめはめ………波っ!!」
その隙に、魔理沙がかめはめ波を放つが、それも陰陽玉に阻まれる。
「ちっ、あいつ鉄壁だな………!」
魔理沙は舌打ちをして、数歩退く。そして、肘に八卦炉を固定した。
霊爪「
剛拳「ジェットマスターガン」
霊夢と魔理沙はそれぞれ大技をサグメに繰り出す。
「ぐうっ………?!」
サグメの陰陽玉にヒビが入り、そのまま陰陽玉は耐えきれず割れてしまった。
そして、尚も威力を衰えさせない二人の技は、サグメの体をしっかりと捉えた。
「ぐぁぁぁぁぁっ!!」
サグメの体は、衝撃で後方に持っていかれ、そのまま家屋を突き抜いていく。
「っ………」
「いって………!」
一方、霊夢と魔理沙もその場に蹲り、それぞれ左手、右手を抑えている。
魔理沙の右手は、オカルトボール争奪戦時程では無いが、火傷を負っていた。
霊夢も血管が脈打ち、激痛が走っている左手を抑えていた。
「れ、霊夢さん、魔理沙さん!だ、大丈夫ですか?!物凄い技だったのでその分反動も、という技なんですよね?」
早苗もその場の状況を素早く整理して、霊夢と魔理沙の介抱をする。
「私は大丈夫…サグメが来るわ。気を付けて」
霊夢の一言で、悟空と早苗は霊夢と魔理沙を守るように立ちふさがる。
「なるほど…これが…これが地上の民の力か…八意様が送ったのも頷ける。お前たちなら純狐を倒せるだろう。頼む、どうか、月の都を救ってはくれないか」
サグメは深々と頭を下げる。
「お前、月の民にしてはプライドがねえんだな。わざわざ私たち地上人に頭下げるなんてよ」
「私のちっぽけなプライド1つで月の都が助かるならば、こんな安いプライドいくらでも捨てよう」
「………なるほど、手強いな…わかった、任しとけ」
魔理沙は納得して、フラフラと立ち上がる。
「サグメ、安心しろ。月の都はオラたちが守ってやる。それでよサグメ。これが終わったらよ、月の都のメシ食わしてくれねぇか?」
「メシ、か?………わかった、約束しよう」
悟空は絶対だかんな、と付け加え、月の都の外へ飛んでいった。
それに続き、霊夢、魔理沙、早苗も後に続いていく。
「サイヤ人、か。地上も案外、悪くないのかもしれないわね」
「まさか貴方たちが、なんの穢れも付けずここまで辿り着くとは。ふぅ」
月の上。我々が静かの海と呼ぶ場所で、その者、純狐は悟空たちを待ち構えていた。
「ああ、永琳に助けてもらったからな」
「えーりん………八意永琳か。そうかそうか、月の賢者が何をしてるのかと思えば、地上に堕ちていたとは」
純狐は何度も頷き、情報を整理していく。
「サイヤ人。嫦娥を知っているか?」
「じょうが………?」
魔理沙は思わず聞き返す。
「嫦娥は、月の女神と称される月の民だ。尤も、嫦娥というのは当て字で、人間には本名は発音できない。そういえば、八意永琳もそうだったな」
「それで、その月の女神がどうしたのよ」
今度は霊夢が純狐に問う。
「私の夫が私の息子を殺した。その憎き夫の身内関係だった嫦娥が許せないのだ」
「なあなあ。あいつの子供殺したのはあいつの旦那さんなんだろ?じゃあなんでその嫦娥ってのを恨んでんだ?」
「あー、女の浮気についての怒りの対象は、夫じゃなくて浮気相手にいきやすいっていうしな。つまりそういうことなんだろ。悟空、嫁さんは大事にしろよ?」
「あ、ああ。やっぱよくわかんねぇや」
魔理沙の説明では、悟空を納得させることは出来なかった。
「そして、今回、勝負を決めるつもりで協力してもらっていたのが、」
「このヘカーティア・ラピスラズリさまさ」
「ご主人様と友人様の部下のこのあたい、クラウンピースさまだ!」
ヘカーティアとクラウンピースはほぼ同時に自己紹介をしたため、悟空たちに小首を傾げられてしまった。
「ああもう!あたいが全員ぶっとばして……うぎゃあっ?!」
悟空たちを倒すため、クラウンピースが一歩前へ出た瞬間、何者かがクラウンピースを殴り飛ばす。
そして、ズギュン、というまるで大砲を撃った時の音が響き、クラウンピースは月の都の方角へ吹き飛ばされていった。
「来たな………博麗怨夢………!」
霊夢は憎々しげにそう呟く。
「久し振りだな博麗霊夢。東風谷早苗。霧雨魔理沙。ああそうそう。孫悟空は最近会ったよな?」
怨夢は感傷に浸りながらゆっくりと悟空たちに近寄ってくる。
「怨夢。お前がそんな余裕ぶっこけるってことは、強くなったんだろうな?」
「………私も生まれて始めてトレーニングをしてみたんだ。強くなったとは思うが、ご期待にそえるといいんだが…はぁぁぁぁ…………っ!!!!」
怨夢は腰の位置に手を持っていき、気を高め始める。
「はあっ!!」
そして、薔薇色の輝きを放つ超サイヤ人、超サイヤ人ロゼへと変貌を遂げた。
「あ、あ……!!」
「お、おい怨夢………おめえ、一体どんなトレーニングしたんだ………?!」
その異様なまでの戦闘力の上昇に、魔理沙はおろか、悟空すら畏怖していた。
「おっと…調子にのって強くなりすぎてしまったのかな?止めたければ止めても構わんぞ?純狐、ヘカーティア・ラピスラズリ?」
「くっ………!」
あまりの強さと気迫に、純狐もヘカーティアも、一歩もその場から動けなくなってしまっていた。
蛇に睨まれた蛙のように、体が思うように言うことを聞いてくれない。
「お、お前、そんな力を手にいれるために一体何人と同化してきたんだ………!?」
「これは元々の私の潜在能力だ。お前らと同じだろ?ちなみにあれから同化など一切していないんだぞ」
怨夢はフフフ、と不敵な笑みを浮かべている。
「当然でしょう。貴女の元々の血筋ならば」
すると、悟空たちの後ろから、何者かの声が聞こえてきた。
「紫!来てたのか?!」
「ええ…怨夢、貴女の正体が分かったわ」
紫の一言に、その場の全員が驚愕する。
「貴女の正体は、第6宇宙の幻想郷の博麗の巫女、博麗霊奈ね!」
いかがでしたか?第68話は以上です。
〜〜〜美少女ゆかりん(17)のクエスチョンコーナー〜〜〜
「皆様、ご機嫌よう。八雲紫よ!このコーナーは、「世界を救ったサイヤ人が幻想入り」に寄せられた質問、ご意見、ご感想にお答えしていくものです。別に見なくても大丈夫ですよ、お姉さん!という方は次回予告までスクロールよ!
はい!今回もコメ返ししていくわ!遂に怨夢の正体が……名は博麗霊奈?!私が語る真実、次回が待ち遠しいわね!風希さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「自分は好きなキャラは未来トランクスとか孫悟飯ですかね。」
未来トランクスはカッコいいですよねぇ。ブロリーMADでは完全にオモチャですけど………(´・ω・`)」
「おーい!あと一人誰か忘れちゃいませんかってんだ!」
「………さて、次回もお楽しみに!」
「ハアッ☆」
~~~次回予告~~~
「おっす!オラ悟空!怨夢、おめえホントは霊奈っちゅう名前なのか?!第6宇宙の幻想郷の博麗の巫女って、霊夢と同じじゃねえか!話してもらうぜ、おめえの全部をよ!次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「紅蓮に燃ゆる怨念!博麗の巫女、博麗霊奈?!」
ぜってえ読んでくれよな!」