残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定
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突如襲撃してきた月の兎たちに対抗するため、永遠亭を訪れた悟空たち。そこで悟空たちは異変の真犯人である純狐の対策として、紺珠の薬を服用する。ひとまずは月の都に行かないとわからない、と悟空たちは月の都へ行くため、永遠亭を後にしたのであった……
ーーー「月の軍勢の拠点は守谷神社周辺よ。そこを叩けば月の都への道もわかるでしょう」
「永琳が言ってたことが本当だったら守谷神社に奴らは固まってるってことだよな………」
魔理沙は妖怪の山山頂を睨む。
「よし、そこ行ってみよう!飛ばすぞみんな!」
悟空の一声で霊夢たちはさらにスピードを上げる。
「……命令だからって侵略する立場なんて……下界の民と同類じゃないの」
「……ねえ、清蘭。これ、なにか裏がありそうだよ」
「なに?鈴瑚」
清蘭は不思議そうに鈴瑚を見つめる。
「……ここだけの話、今の私たちが住んでいるのは夢の世界なんだって。なんでそんなことになっているのかはわからないけど……このことを知ってるって密告されたら私は即刻消されるけど…でも、幻想郷なら異変が起こると博麗の巫女が現れる。それを利用しない?」
「うーん、あんまりよくわかんないや。どういうこと?」
「だから、ここに人間が来たら、夢の道、つまり第四槐安通路を使わせて月の都に招待して、調査させようっていうことよ」
鈴瑚が周囲の目を気にしながら清蘭にボソボソと話していると、
「利用して………なんだって?」
「げっ!!」
鈴瑚と清蘭は慌てて正面を確認する。
「は、博麗の巫女………!」
「悪いわね。私けっこうな地獄耳なの」
霊夢は首をゴキゴキと鳴らしながら清蘭たちにゆっくり近づいてくる。
「ひっ、ひいい……!」
清蘭と鈴瑚は互いに抱き合って後ずさりする。
「夢の世界がどうとか言ってたけど、あんたらの後ろにあるのがそれ?」
霊夢は清蘭たちの後ろを指差す。
「はっ、はい!そうですぅ!!」
清蘭たちは首をブンブンと縦に振る。
「聞いた?みんな。あそこから月に行けるみたいよ。」
霊夢の問いに悟空たちは頷く。
「オラはちょうど自分の世界に帰ってたから月の都は初めてだ………へへっ、ちょっと楽しみだな」
悟空はよし、と言って、宙に浮いた穴に入っていった。
それに続き、霊夢、魔理沙、早苗、優曇華も穴へ入っていった。
「……はぁ…地上はおっかないや。でも、退屈はしなさそうだね」
「うん」
清蘭と鈴瑚は互いに顔を見合わせる。
夢の通路、第四槐安通路内………
「おっ、来たね。ふぅ、半年も待たされちまったよ。やれやれ………」
夢の通路に鎮座している少女は組んでいた胡座をやめて、立ち上がる。
「おい!誰かいるぜ!気をつけろ!」
魔理沙の一言でその場の全員が少女の目の前で一時停止する。
「第四槐安通路へようこそ、人間。半年も待ったんだぞ?」
「あんた………夢の世界にいるってことは夢を司る妖怪、獏ね」
「そう。ドレミー・スイートとは私のことさ!」
ドレミーはポン、と胸に手を当てて自己紹介する。
「っと。サグメに頼まれてるんだった。ほら、このまままっすぐ進んだら月の都だ。行け………と言いたいところだが、半年もあいつに付き合わされた憂さ晴らしに付き合ってもらうよ!」
ドレミーはそう言った瞬間、弾幕を発射する。
弾幕は悟空たちを襲おうとするが、悟空たちは各々の方法で弾幕を避ける。
悟空、魔理沙は手で弾き飛ばし、霊夢は陰陽玉を展開して防御し、早苗、優曇華は己の弾幕で相殺させた。
「………!あらら。やっぱ効かないか………そりゃそうね。2年前月で大暴れしただけあるわ」
ドレミーははぁっ、と肩を落とす
「ドレミーとか言ったわね。あんたは私が倒す。悟空さんたちは早く月の都に」
優曇華は悟空たちの前に立って、手で作った銃をドレミーに向ける。
(まあ、本音を言えば悟空さんたちみたいな次元が違う人たちの戦いなんてついて行けないからね………)
「………オッケー。無理しちゃダメよ」
霊夢はそれだけ言い残し月の都へ向かっていった。
「ありがとな、優曇華。無茶すんなよ」
それに続いて、悟空、魔理沙、早苗も霊夢に続いていった。
「あらら。行っちゃったよ。ま、好都合か。あんた1人ならなんとか出来そうだ」
「その言葉、うさ耳つけて返してやるわ」
「リボンじゃないのか…………?」
「そういや、このメンバーは懐かしいな」
ふと、魔理沙が口を開く。
「そっか。白蓮のときのメンバーだな」
悟空もポン、と手を叩く。
「ねえ2人とも。懐かしむのもいいけど、あれからもう1年以上経ってるのよ?怨夢が予言した幻想郷侵略まであと1カ月も無いの。もっと緊張感持ってくれなきゃ困るんだけど」
霊夢は2人を叱責し、さらにスピードを上げる。
「霊夢さん、いつになく真剣ですね」
「そうだな。あんな霊夢始めて見たぜ」
「………オラもだ。っと、早く行かねえと置いてかれちまうぞ!」
そして、3人も更にスピードを上げる。
「ほへーー………これが月の都かぁ……凄えなぁ!宇宙には空気ねえのにここにはあんだな!重力も地球とおんなじくらいだしよ………」
悟空は月の街並みを見て感銘を受けている。
「悟空ー!置いてくわよー!」
すると、霊夢の叫び声が聞こえてきた。
「なあ!なんでこんなに地球と似たような環境になってんだ?ここは」
「ここは月の裏側のようです。我々がいつも見ている月は月の表側のようです。表側の月には空気は無いですし、重力も地球よりないですよ」
悟空の問いに早苗は補足をしながら説明する。
「へー………そっか。じゃあ兎人参化は表側の月に送ってやったのに裏側にいんのか?」
「多分裏側の月に住んでるやつらは表側の月に行き来する力を持ってんだろ。あの依姫と豊姫とかな」
魔理沙はあいつらも強そうだったよな、と付け加え、口笛を吹きだす。
「魔理沙さん、悟空さん。怨夢は、本当に強くなっていると思いますか?」
「ああ。あいつのことだ。きっとものすげえ強くなって帰ってくる。惜しいよな。悪い奴じゃなきゃいいライバルになれそうだったのによ」
「私も同意見だぜ」
2人の回答に、早苗はそうですか……と言って、
「それじゃあ、幻想郷を、いえ、世界を揺るがすほどの力を持った怨夢が来るとして、おふたりは嬉しいですか?それとも怖いですか?」
早苗の問いに、悟空と魔理沙は同時に、
「「両方だな」」
「………おふたりならそう言うと思ってました。やっぱり魔理沙さんは伊達に悟空さんの修行を受けてませんね」
「………なんだよ。性格については稽古つけてもらってないぜ?」
魔理沙はキョトンとした表情を浮かべる。
「みんな…誰かいるわ。気をつけなさい」
直後、霊夢の一言でその場の全員は戦闘態勢に入る。
「来たな、地上人…」
「………ねえ、あんたに聞きたいことが3つあるわ。1つ、あんたは何者なのか。2つ、何故月の都にこんなに人気がないのか。3つ、何故幻想郷を侵略してきたのか」
霊夢は立ち塞がる女性に恫喝的に問う。
「………1つずつ答えよう。私は稀神サグメ。月の都に人気がないのはここが現実の月の都で人々は夢の世界の月の都に凍結されている。ドレミーによって」
サグメは表情を変えずに淡々と語る。
「幻想郷を侵略したのは純孤の侵略から民を守るため、最後の手段として幻想郷の穢れを祓い、そこに移り住む予定だった……説明は以上だ」
一通り説明したあと、サグメは黙りこくる。
「………成る程。あんたは私たちを利用したいわけね」
「察しが良くて助かる。差し向けたのは恐らく八意様だろう。あの方の知恵ならばここまでのシナリオは考えつくハズだ」
霊夢とサグメが警戒しながら会話しているとき、ふと、魔理沙が口を開く。
「片方しか無い翼………差し詰め片翼の天使ってとこか?」
「セフ◯ロス!」
すると、急に早苗が叫ぶ。
「な、なんだ早苗?!また誰か来たんか?!」
「あ、いえ、なんでもありません。塩酸とかシメジとかヒラメとか出目金とか、そんなの全然言ってませんから!」
「聞いてないぜそんなこと………」
魔理沙と悟空は心配そうに早苗を見つめる。
サグメは、翼をはためかせ、霊夢たちを睨みつける。
「さて………腕試しを始めよう。純孤とヘカーティア・ラピスラズリに通用するかどうかの…さあ、私が発言した。もう貴女たちは運命から逃れられない………!」
いかがでしたか?第67話は以上です。
〜〜〜美少女ゆかりん(17)のクエスチョンコーナー〜〜〜
「皆様、ご機嫌よう。八雲紫よ!このコーナーは、「世界を救ったサイヤ人が幻想入り」に寄せられた質問、ご意見、ご感想にお答えしていくものです。別に見なくても大丈夫ですよ、お姉さん!という方は次回予告までスクロールよ!
こんばんは!八雲紫よ!さあ、今日も元気に駒返しコメ返し!風希さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「次はあの人ですか…………好きなキャラの一人です」
はい!今回はサグメさんでした。次回はいよいよ純孤と対面!お楽しみに!」
〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす!オラ悟空!サグメはとんでもねえヤツだな………!言っちまうと事態が反転しちまう………!こいつが勝てねえってんだから純孤ってのは更にとんでもねえんだろうな!よっしゃ!いっちょやってみっか!次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「純粋な怨み!純孤と嫦娥!」
ぜってえ読んでくれよな!」