残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定
俺はそんなの見たくない!という方はブラウザバックをお願いします。ハハハハァ!いいぞぉ!見てやろうではありませんか!という方はこのままお進みください。ゆっくり見ていってくれよな!
オカルトボールを7つ集めるため、奔走する悟空と魔理沙。悟空はこいしを、魔理沙は華扇を倒し、それぞれ「メリーさん」、「猿の手」のオカルトボールを手に入れた。その一方で、何かを企むマミゾウが………
「およ?オカルトボールを7つ持ってないのに妖怪が出てきちゃった」
夜のビル街の上空、そこに、あのマントをなびかせる少女とマミゾウが対峙している。
「儂はもともと外の妖怪じゃからのう。この程度造作もないわ」
マミゾウはケタケタ笑っている。
「そのカッコからすると、タヌキの妖怪なのかな?うーん、幻想郷とここを行き来できるのに、そこまで強くなさそうだなぁ」
マントの少女ははぁ、とため息をつく。
「おっと小娘、妖怪舐めてると怪我するぞ?」
「そうかしら?今じゃ子供が妖怪をコレクションする時代になったのよ?」
「ほう。それは知らんかったぞ。怖い時代になったもんじゃのう。じゃが無知な小娘よ、1つ教えといてやろう。儂や幻想郷の人妖どもはひと味違うぞ。具体的に言うと地縛霊のネコとか家出した狛犬とかとは」
「…………知ってんじゃん」
「おいっ!オカルトボールかドラゴンボールを私に寄越せ!」
魔理沙はバンッ、と扉を開ける。
「魔理沙さん、ここは寺です。もう少しお静かに」
白蓮はぎゃあぎゃあと入ってきた魔理沙を咎める。
「なあっ、なあっ!オカルトボールおくれっ!オっカルっトボール!」
魔理沙はぴょんぴょん飛び跳ねながら催促する。
「まったく………仕方がありません。ならば、お相手致しましょう………!」
そこで、放送が流れる。
「さあ!本日も対戦が始まるぞ!
恐怖!学校の魔法使い、霧雨魔理沙!オカルトは「学校の七不思議」!
vs!
極速!ライダー僧侶、聖白蓮!オカルトは「ターボババァ」!
READY………FIGHT!!」
「おっす!」
ここは妖怪の山中腹、河童の住処である玄武の沢だ。ここで、大きなリュックを背負った少女が忙しそうに複雑な機械をいじっていた。鉄のマスクで顔を防護して、なにかを溶接している。
「お?ああ!あの時の………確か………孫悟空さん!」
少女は悟空に気付き、鉄仮面を外す。
「久しぶりだな!人里で会った以来か?」
「うん!私は河童の河城にとりだ!よろしくね悟空!はいそこ!お値段以上とか言わない!」
にとりは誰かに注意する。
「おめえ誰に叫んでんだ?…………ま、そんなことはどうでもいいさ。よろしくな!にとり!」
「うん!これで私とあんたは盟友だ!」
「? めいゆー、ってなんだ?」
「友達、ってことさ。河童は人間と仲がいいのさ!」
「そうなんか………それで、今はなにしてたんだ?」
悟空の問いに、にとりはふふん、と鼻を鳴らし、
「よくぞ聞いてくれた我が盟友よ!こいつは、な、なんと!中に入って液体に浸かっておくだけで傷が癒える、すんばらしい機械なのじゃよ!ドヤァ!」
にとりは鼻を伸ばしてドヤ顔をする。
「そんな機械、オラの世界にもあったな………フリーザの宇宙船に、だったっけか………?」
「んな?!あ、あんの?………ちぇっ、初めて作った人になったと思ったのになぁ。」
にとりはガックシ、と肩を落とす。
「ああ、それより、このボールあげるよ。調べても面白くないし、やる気出ないし」
にとりはおもむろにポケットからオカルトボールを取り出す。
「あ、にとり、くれんのはいいんだけどよ、そいつの所有権は勝負じゃねえと動かねえみたいなんだ」
「ええ?!はぁ。めんどーだなぁ。テキトーに流すから、悟空、あんたの勝ちでいいよ」
「待ってくれよにとり、オラ手ぇ抜かれんの嫌いだぞ!どうせなら全力でやろうぜ!」
悟空はそう言って後ろに飛びのき、構えをとる。
「しょうがないなぁ。じゃあ、久しぶりに体を動かすとするか…………そうだ!悟空が勝ったらその棒、火炎放射とかできるように改造してあげようか?」
「へへっ、それは勘弁してくれよ。ジョーダンきついぜ?」
「それは失礼したね…じゃあ、始めようか!」
「さあ!ここでも決闘が始まる!
太古!三畳紀の河童、河城にとり!オカルトは「ネッシー」!
vs!
全てを超えろ!無邪気で勇敢なサイヤ人、孫悟空!オカルトは「孫悟空」!
READY………FIGHT!!」
「こんな程度?やっぱ呆気なかったわねぇ!」
マントの少女はやれやれといった感じで首を振る。
「む、むぅ………まさかここまでとはのう………!こりゃ………参ったわい。お主は幻想郷に行きたいのじゃろ?ほれ、これが、幻想郷のパワーストーン。オカルトボールじゃな。これで、お主は自由に幻想郷に行けるぞい」
マミゾウが差し出したオカルトボールを、マントの少女は受け取る。
「ふふふ、なかなか気前がいいじゃない!ありがたーく受け取っておくわ!」
「さあ、お主を改めて幻想郷に招待しよう。人と妖怪が共存する、最後の楽園へ………」
辺りにはビュン、ビュンと風を切る音が響く。
「くっそー、速すぎだろ………ターボババァは伊達じゃねえな………!」
魔理沙はその場でグルグル回りながら白蓮を捕捉しようとするが、気を追うことで手一杯のようだ。
「うわっ!」
すると、白蓮は魔理沙の横をすれ違いざまに攻撃する。
「くそっ、あの坊僧族速すぎるぜ………界王拳を40倍にしてもあいつの速さには通用しねえ!だとしたら………アレを使うっきゃねえ!」
魔理沙は右手の肘に八卦炉を固定させる。
そして、右足を後ろに下げ、左手を前に突き出し、右手を引っ込め、拳を握りしめる。
「………怨夢用に開発した技だったんだけど、試し打ちしてやるぜ……喰らえ!」
白蓮は、魔理沙の周りをグルグル周回しながら、考える。
(構えた………?狙い撃ちでもする気なんでしょうか………?)
「いいでしょう!しっかり狙って当ててみなさい!」
白蓮は先程より助走をつけて、魔理沙を正面から狙う。
「………ここだ!」
剛拳「ジェットマスターガン」
魔理沙は八卦炉からの爆発的なエネルギーを推進力にして、白蓮の腹部に強烈なパンチをお見舞いする。
「がっ………は………!」
白蓮は肺の空気が全て押し出される感覚を覚え、そのままパンチの勢いに負けて、後方に吹き飛ばされる。
白蓮は命蓮寺を突き抜け、命蓮寺近くの平原の岩に激突した。
「いっ………てぇ…………っ!!!」
魔理沙は右手を抑え、跪く。
魔理沙の右手は、火傷で爛れていた。
それもそのはずだろう。魔理沙の右手は先程のジェットマスターガンで右手が炎上したからである。
大気中に物体が加速すると、「断熱圧縮」という現象が起こり、空気を圧縮させる作用から加熱する。
これを「空力加熱」という。
空力加熱は速度が速くなればなるほど、加熱量も跳ね上がるのだ。
例えば、地球周回軌道の速度はマッハ23になる。
大気圏再突入時に帰還する宇宙船は、この速度なら機体の温度は1万℃は超えるだろう。
秒速約8km以上の軌道速度の半分のスピードでも人間の腕程度なら十分燃え上がる。
魔理沙の先程の技は、その速さで自らの手すら燃え上がらせる諸刃の剣、1発限りの大技だったのだ。
直後、放送が流れ、試合の終了が告げられる。
「K.O!霧雨魔理沙、満身創痍になりながらも、なんとか勝利!聖白蓮の持つ、オカルトボール、「ターボババァ」、「八尺さま」、「赤マント青マント」、「番町皿屋敷」を獲得だぁ!」
「へ、へへ………やり………!!」
魔理沙は左手でガッツポーズをする。
「これはこれは。手荒い歓迎ね」
マントの少女は周りを見渡し、はぁ、とため息を吐く。
「貴女は、罠にまんまとかかった。貴女にはもう貴女の世界に帰る手立ては残されていないわ」
華扇と霊夢はマントの少女を睨む。
「むう。罠だったのかぁ…しょうがない、ちょっと相手して、それから逃げよっと…」
銃符「3Dプリンターガン」
銃符「3Dプリンターガン」
マントの少女は2つの銃を持ち、自らの胸の前でクロスさせる。
「さあて、かかってきなさい!」
いかがでしたか?第63話は以上です。
〜〜〜美少女ゆかりん(17)のクエスチョンコーナー〜〜〜
「皆様、ご機嫌よう。八雲紫よ!このコーナーは、「世界を救ったサイヤ人が幻想入り」に寄せられた質問、ご意見、ご感想にお答えしていくものです。別に見なくても大丈夫ですよ、お姉さん!という方は次回予告までスクロールよ!
皆さま、すみません。病院に行って診てもらったところ、胃腸炎とのことで………復活にはしばらくかかりそうです。それでも、この前にお休みをいただいたので、続けていきます。それでは、コメ返しをしていきますね。風希さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「3月にドラゴンボール超が一旦終わるらしいですね。鬼太郎のほうではいろいろ批判結構多いようです。」
鬼太郎は見たことないんですよね。超が終わるのはまあ良かったですかね。これ以上ドラゴンボールが壊れていくのが見てて辛かったので………それでは、次回もお楽しみに!」
〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす!オラ悟空!魔理沙のやつすげえ技を開発してたんだな!オラたまげたぞ!さぁて…オラはあと1つ。魔理沙ので7つ揃うのか?何が起こるかわかんねえけんど、やってみるか!次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「遂に揃ったオカルトボール!いざ、外の世界へ!」
ぜってえ読んでくれよな!」