残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
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鬼人正邪を退け、ガーリックJr.を撃破し、見事魔理沙と霊夢の仲を元に戻した悟空。正邪の計画も、結果的には、霊夢と魔理沙の仲を更に深めることとなり、約半年………怨夢が予言した幻想郷壊滅まで、あと3ヶ月を切った!
第61話 追いかけろ!オカルトボール?!
「ふふん、これで幻想郷の結界は内部から崩れ去る………楽しみねぇ」
夜。幻想郷の風景とはかけ離れた夜の帳の中に、1人の少女が歩いていた。
彼女は、特徴的なマントと帽子を被った少女。そして、彼女は掛けている眼鏡をかけ直す。
「ふぅっ……ここらで
少女は自販機に小銭を入れて、ボタンを押す。が、
「あれ?あれ?出ないぞおいコーヒー。おーい?聞こえるー?コーヒーおくれーい」
少女はボタンを連打するが、自販機はうんともすんとも言わない。
「ああそう。あんたがその気ならこっちにだって考えがあんのよ?」
少女は眉をひくつかせながら自販機から距離をとる。
「喰らえっ!北斗神拳秘奥義!飛鳥文化アターーーック!!」
少女は思いっきりボタンを押す。
直後、衝撃からガタガタと自販機は揺れて、排出口から2つコーヒー缶が出てくる。
「あら?あらら?サービスしてくれるわけ?ああもう!気前がいいんだから!」
少女は嬉しそうにコーヒー缶を2つ拾い上げてウキウキしながらその場を後にした。
「それで、その願いを叶えてくれる願い玉のお陰で悟空はそんなに強くなったのかー!」
魔理沙は身を乗り出しながら悟空に詰め寄る。
「んー、まあ、ドラゴンボールに願ったわけじゃねえな。でもじいちゃんの形見の
「なんでも願いが叶う…………!すんげー!あーあー!私も一回その
魔理沙ははーっ、と思いを馳せる。
「今度暇があったら見せてやるよ」
「ほんとか?!」
「ああ」
そのとき、悟空の頭上からなにか硬いものが落っこちてくる。
「いてっ!」
それは悟空の頭上から落ちたあと、しばらくコロコロと転がってから止まった。
「あ!…………星が4つ…………やっぱりじいちゃんの
悟空が落ちたものを拾い上げ、眺める。
「おー!も、もしかしてそれがドラゴンボールか?!」
「そうさ。これがオラのじいちゃんの形見の
その球は光を乱反射させてオレンジ色に輝く。
「いいなー………私も欲しいぜ………悟空のは星が4つ………私のは一個のやつが欲しいな!強そうだし!」
「
悟空は小首を傾げるが、
「よーし!今日の分の修行も済んだし、ドラゴンボールを探しに行くぞー!」
魔理沙はホウキを担いでさっさと家を後にしていった。
「あっ、待てよ魔理沙!………そうだな。こいつは何処にあろうとじいちゃんの形見だ。オラが持っとくか」
悟空は持ち歩いている茶色い小袋に
そして、魔理沙の後を追って家を出て行く。
「あっ……………たーーー!!!」
魔理沙の嬉しい悲鳴が周囲の木々に木霊する。
「すげえな魔理沙!もう見つけたのか?」
「おうともよ!とくと目に焼き付けろ!私のドラゴンボール!」
すると魔理沙は、悟空の眼前にそれを突きつける。
「…………なんか、紫になってねえか?それに、星も入ってねえみてえだし………」
「ん?そういやそうだな………これ、ひょっとしてドラゴンボールじゃないのか?」
魔理沙はじー、っと手に持っているボールを見つめる。
「…………貴女も、オカルトボールを持ってるのね」
すると、魔理沙は後ろから声をかけられる。
「あ?」
魔理沙はなにごとぞ、と後ろを振り返る。
そこには、地底の異変で出会った鬼の四天王の一角、茨木華扇がいた。
「ん?これはドラゴンボールじゃないのか?」
「違うわ。ぜんぜん」
「そうかい」
魔理沙は興味ナシ、という感じでプイッとそっぽを向いてポイ、と紫のボールを放り投げる。
「無駄よ魔理沙。もうその「学校の七不思議」のボールの所有権は貴女にあるんだから」
「はぁ?」
魔理沙は何を言ってるんだこいつ、という感じで華扇を見るが、いつのまにか魔理沙の手には先ほどの紫のボールが握られていた。
「うげっ?!な、なんでだ?!さっきポイ捨てしたはずだろ?!」
「それの所有権すら我々には制御できない。唯一の所有権の移転方法は、勝負で決められる」
「つまり、お前に勝てば、ボールを奪えるんだな!もうドラゴンボールだろうとオカルトボールだろうと関係ねえ!私が7つ集めて願いを叶えてもらうぜ!悟空!お前も手分けして集めててくれ!今夜、博麗神社とかで合流しよう!」
「え?え?いやいや、それでいいのかよ………」
悟空は半分呆気にとられている。
「悟空さん、貴方もボールを持っている………違う?」
「え?あ、ああ。たしかにボールは持ってるけど、その「おかるとぼぉる」っちゅうのじゃねえぞ?」
「え?おかしいな………たしかにオカルトの気配がしたのに………これは、「孫悟空」のオカルト?………何かしら。悟空さんはオカルトでもなんでもないのに………?」
華扇は少し考える仕草をして、ハッと目を見開く。
「も、もしかして、"西遊記"の「孫悟空」?!そうね。斉天大聖とも言われた奴ならば………でも、イレギュラーすぎる………いや、悟空さんの実力に見合ってるのかもしれないわね。天界の軍勢相手に大暴れした「孫悟空」の力か………」
華扇は1人で納得したように何度も頷く。
「なあ魔理沙。華扇のやつ、なに1人でブツブツ言ってんだ?」
「さあ?私もさっぱりだぜ。………ま、とにかくだ。取り敢えず悟空はどっかでボールを集めてきてくれよ。7つあるんだろ?なら3個か4個集めといてくれ。あ、ちなみに、5個目も6個目も7個目も見つけたら回収してくれて結構だからな」
「わ、わかった………んじゃあまた後でな魔理沙…」
「おう」
そうして、悟空はその場を去っていった。
「さあて。まずはお前のボールからいただくとするか!華扇!さあ、かかってきやがれ!」
「………仕方がない。力ずくでもボールを渡してもらう!それは危険な代物なのよ!」
「それは聞けない頼みだな。私は
すると、どこからか格闘技の試合前の放送のような音声が流れてくる。
「さあ!対決の舞台は整った!
恐怖!学校の魔法使い、霧雨魔理沙!オカルトは「学校の七不思議」!
それに対するは!
思欲せよ!願いを叶える仙人、茨木華扇!オカルトは「猿の手」!
READY………FIGHT!!」
「うーん、参ったなぁ。ドラゴンレーダーがねぇとドラゴンボール探せねえぞ………でも、オカルトボールっちゅうやつだったら、強え奴が持ってそうだな。よし、取り敢えず今まで会ってきた奴んとこ行ってみるか…」
悟空は額に指を二本当てて、気を探り、瞬間移動する。
「おっす!久しぶりだな!こいし、おめえこんなとこで何してんだ?」
「あっ、悟空にいちゃん!久しぶりー!ねえねえ!今ねぇ、私はね!あなたの目の前にいるの!」
「え?」
悟空は思わず聞き返す。
「オカルト………メリーさん!」
こいしはどやぁと言わんばかりに紫色のボールを取り出す。
「おめえもオカルトボールを持ってんだな!」
「そう!だから………私と勝負してよっ!」
「そっか………だったら、やるしかねえな…!」
すると、魔理沙のときと同じように放送が入る。
「さあ!双方合意のもと、決戦の舞台は整った!
本怖!貴方の後ろにいるよ、古明地こいし!オカルトは「メリーさん」!
それに対するは、
全てを超えろ!無邪気で勇敢なサイヤ人、孫悟空!オカルトは「孫悟空」!
READY…………FIGHT!!」
いかがでしたか?第61話は以上です。
〜〜〜美少女ゆかりん(17)のクエスチョンコーナー〜〜〜
「皆様、ご機嫌よう。八雲紫よ!このコーナーは、「世界を救ったサイヤ人が幻想入り」に寄せられた質問、ご意見、ご感想にお答えしていくものです。別に見なくても大丈夫ですよ、お姉さん!という方は次回予告までスクロールよ!
はい!今回から深秘録編、スタートです!私が最近出てないけど、また本編で私が出てきたら、もう最終章に突入している、ということになります!それでは、コメ返ししていくわね!風希さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「「つかもうぜ!オカルトボール!」ってタイトルにあったんですよね。ゲーム内で絶対ドラゴンボールだよな?って思いました。」
そうですね。元ネタがドラゴンボールですからね。だから今回のサブタイトルは摩訶不思議アドベンチャーの歌詞の一節ですから。うふふ。
続いて、紫霊さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「もしかして悟空は身勝手は無理でもあれにはなるのか!? 」
前回悟空がなった形態は未来トランクスには及びません。まだまだ未完成なのです。悟空は未来トランクスと同じ境地まで辿りつけるのか?それとも、ゴッドやゴッド超サイヤ人になってしまうのか?!
はい!本日はここまでです!それでは、次回もお楽しみに!」
〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす!オラ悟空!オカルトボールかぁ。7つ集めると願いが叶うっていうけど、なぁんか嫌な予感がすんだよな………外れてくれるといいけど………よし!考えるより、さっさと7つ集めて確かめてみるか!次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「激化するオカルトボール争奪戦!都市伝説の嵐!」
ぜってえ読んでくれよな!」