残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定
俺はそんなの見たくない!という方はブラウザバックをお願いします。ハハハハァ!いいぞぉ!見てやろうではありませんか!という方はこのままお進みください。ゆっくり見ていってくれよな!
決闘を続ける霊夢と魔理沙に不安感を感じながら、咲夜と悟空は凶暴化した妖怪たちが向かっているという宙に浮かぶ城へと向かった。そこで待ち構えていたのは、付喪神の3人。悟空たちは、無意識に彼女らの復讐心を無力化し、城の中へと入っていった………
「竜巻に突っ込むぞ!」
悟空が叫ぶと同時に、咲夜と悟空は竜巻に開いた穴に突っ込む。
「悟空、前方に雷多数!」
咲夜に言われ、悟空が前方を確認すると、そこには雷がまるで本物の龍のように唸って発生していた。
「うわっ!すげえ雷の量だ!咲夜、急いで突破するぞ!」
「ええ!」
悟空たちはスピードを上げ、雷を避けて竜巻を潜り抜ける。
そして………
「ふうっ、抜けられた………悟空、大丈夫?………悟空?」
咲夜は周りを見渡すが、そこには悟空の姿は無い。
「そんな………まさか、さっきの雷に……?」
咲夜は最悪の結果を予想し、焦燥感を募らせる。
「………くそっ、焦っていても仕方がないわ。ちょうど目の前に扉があるのだから、進まないと………」
「ふいーっ、危ねぇ危ねぇ……大丈夫だったか咲夜?………あれ?咲夜、おーい!」
時を同じくして、悟空も竜巻を抜け出せたが、咲夜を見失ってしまったようだ。
「いなくなっちまった………しょうがねえ、咲夜の気探して瞬間移動すっか………」
悟空は指を2本額に当てて、咲夜の気を探るが、
「んー、おっかしいな。竜巻が出てるせいか?気をうまく探れねえや………」
気をうまく探れず、断念してしまう。
そして、悟空の目の前にも巨大な扉がある。
「とりあえず、中に入るしかねえか。咲夜も探しながら異変の元凶に会わねえとな」
「はっ!!」
霊夢は右手を振り抜くが、魔理沙にはあっさり避けられる。
そして、ガラ空きになった左脇腹に蹴りを入れられる。
「ぐうっ!!」
霊夢は大きく仰け反る。
それと同時に、魔理沙も飛びのく。
「はあっ、はあっ………」
「ふー、ふー………!」
魔理沙と霊夢、互いに流血すら厭わず戦い続けていた。
「とっておきを見せてやる………!」
「だったら………!!」
魔理沙と霊夢は、それぞれミニ八卦炉、お祓い棒を取り出す。
魔理沙は、ミニ八卦炉を時計回りに捻る。すると、八卦炉がその形状をガチガチ、と歯車が噛み合う時の音を立てて、剣の柄に変化させた。
そして………
恋の剣「マスタースパークソード」
そこからまるで宇宙戦争モノに出てくるようなビームサーベルを作る。
「私も奥の手くらい持っているのよ………!」
霊刃「夢想剣」
霊夢もお祓い棒に霊気を纏わせる。そして、もう一本取り出し、それにも霊気を纏わせる。
「…………二刀流ってか?」
「………そういうことよ」
「さっき悟空と咲夜の気を感じた。あの城に向かっているみたいだ………さっさとお前を倒して、私は先に進む。………最高のパワーで早く終わらせてもらうぞ」
「………それは楽しみね。あんたの最高のパワー………私がねじ伏せてあげる」
「見つけた………!」
咲夜は大広間の奥を睨みつける。
「来やがったな!姫、あいつが私たちの理想をぶち壊す奴だ!」
「うん、正邪。頑張ろう!」
(ケケケ、博麗と霧雨は案の定ケンカ中か!ふひひ、ザマーみやがれ!)
正邪はケラケラと嘲笑うかのように口元を歪める。
「貴女たち、今すぐやめなさい!貴女たちのせいで、妖怪たちが暴走して、道具が付喪神化して、幻想郷はメチャクチャなのよ!」
咲夜の叫びに、膝下程度の身長の子供は小首を傾げる。
「? ねえ正邪、小人たちは蹂躙されてきたんだよね?」
「そうだ姫!今こそ小人が弱者じゃないって、知らしめてやろうぜ?」
正邪がキラキラした目で少女を見つめる。
そして、少女はうん、と大きく頷いて、
「打ち出の小槌よ、今こそ少名針妙丸と鬼人正邪に、あの人間を倒す力を………」
力を与え給え、針妙丸がそう言いかけた途端、近くの壁からミシッ、と嫌な音がする。
「ん?」
正邪と針妙丸は訝しげな表情で壁を見つめる。
直後、壁に穴が開き、そこから悟空が吹き飛ばされてきた。
「ご、悟空!」
咲夜は悟空に駆け寄る。
「咲夜!ようやく見つけられたぞ!大丈夫だったか?」
「え、ええ。私は無事。それより………」
「ああ。あいつらが元凶みてえだな」
悟空は針妙丸たちを見つめる。
「お前が孫悟空だな?」
正邪は妖艶な笑みを浮かべながら悟空に問う。
「ああそうだ!」
「お友達の霧雨魔理沙と博麗霊夢の仲裁を頑張ってたようだが………無駄だったようだなぁ?」
正邪は笑いが抑えられなくなり、遂に吹き出す。
「何がおかしい!」
「何が、って?え?孫悟空よ。霧雨魔理沙と博麗霊夢を仲違いさせたのは私のカンペキな計画なんだよ、け、い、か、く」
正邪は言い終わった後、腹を抱えて笑いだす。
「………じゃあ、おまえが博麗神社と魔理沙んちをぶっ壊したってことか?」
「………さぁなぁ?自分で考えな」
正邪はそう言って中指を立てる。
「あいつらはお互いを随分と信頼してたよなぁ?それが、私がちょちょいと細工してやっただけであの有様だ。所詮はチンケな友情ごっこだったって話さ」
「………なんだと?」
正邪が自慢げに話しているうちに、どんどん悟空の顔は険しくなってくる。
「こんな声が聞こえてならないぜ?「信じていたのに、信じていたのに〜」ってな。ハッ!泣かせるじゃねぇか。互いを信じる気持ちが、互いを滅ぼすんだ………ま、私は違うぜ。なにせ………ハナっから誰一人信用しちゃあいないからさ!」
正邪がそう言い放った途端、悟空は超サイヤ人に変身する。
「おめえは、魔理沙と霊夢の友情を踏み躙りやがった………あいつらはお互い信じ合ってるから、納得するために決闘してんだ…………それをおめえはヘラヘラ笑って見てやがる………霊夢と魔理沙の分まで……オラがぶっ倒してやる!!」
悟空は話している途中でも凄まじい闘気を発し、周囲の壁や装飾物にヒビを入れていく。
「咲夜!」
「ええ」
「もうすぐさっきまでオラが戦ってたやつがここにくる。おめえはそいつと戦ってくれねぇか?」
「………承知したわ」
咲夜はそれだけ言い残し、時間停止で一気に移動する。
「………サンキュー」
悟空は一言虚空に告げる。
「正邪………貴女、私に嘘ついてない?」
「やだなぁ姫。私はそんなことしないぜ。な?私の顔を見てくれよ。これが嘘ついてる顔に見えるか?」
「………打ち出の小槌よ、少名針妙丸に、鬼人正邪の言葉の真偽を教えよ!」
針妙丸は、小槌を振って、祈りを捧げるような仕草をする。
「………嘘だったんだ。全部。小人が蹂躙されてたってのも嘘で、もともとこの城を作った欲深い小人がこの小槌の魔力を暴走させて、その代償に封印された………貴女の供述には、矛盾だらけ………!」
針妙丸は正邪を問い詰めるが、正邪はチッ、と舌打ちをして、
「バレちゃあしょうがねえ。………そうさ!何も知らないバカなお前を利用して、小槌の力を使い、私が幻想郷を支配する!そのために博麗の巫女とその親友の魔法使いは邪魔でしかなかった!だから仲違いさせてやったのさ!計画は完璧だった。………そう、完璧だったんだよ、孫悟空!お前さえ居なければ!」
正邪は悟空に指を指して怒鳴りつける。
「正邪、もう貴女は信じない。これからは、私が自分で信じたものについていく!」
針妙丸はそう告げて、正邪の元を離れて、悟空の隣に立つ。
「孫悟空さん、本当に、すみませんでした。私が小槌を使わなければ、霧雨魔理沙さんも、博麗霊夢さんも………」
針妙丸は深々と悟空に頭を下げる。
「別に謝る必要はねぇよ。あいつに騙されてただけだからな。それでも謝ってくれるっちゅうんなら、オラじゃなくて、魔理沙たちにしてやってくれ」
「はい………ごめんなさい………」
針妙丸はもう一度頭を下げて、一歩退く。
「針妙丸………小人の面汚しめ!お前にももう用はない!使い捨ててやるぜ。孫悟空を消してからな!」
「………正邪とか言ったな。魔理沙と霊夢のためにも、おめえをぶっ倒す!」
「………やってみろ、人間風情がぁぁぁぁ!!!」
いかがでしたか?第59話は以上です。
〜〜〜美少女ゆかりん(17)のクエスチョンコーナー〜〜〜
「皆様、ご機嫌よう。八雲紫よ!このコーナーは、「世界を救ったサイヤ人が幻想入り」に寄せられた質問、ご意見、ご感想にお答えしていくものです。別に見なくても大丈夫ですよ、お姉さん!という方は次回予告までスクロールよ!
やっぱり犯人は正邪でしたね。てか、ここの正邪、随分とクズですね。あ、ちなみにこの作品の作者はクズキャラを書くのが好き、という変わった性癖の持ち主ですので、不快感を持ってしまわれた方、申し訳ないです。さて、今日も元気にコメ返し!風希さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「ん?和太鼓の妖怪?それってどんち(ピチューン 」
あっ、風希さん、残機が1減ってますよ。1UP取りましょう、1UP。まあ、某なんとかの達人が連想されますよねぇ。ちなみに作者は難しいをまともにクリアできないド下手クソです。おに?なにそれおいしいの?と言っておりました。それでは、次回、お楽しみに!」
〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす!オラ悟空!正邪、おめえは許せねぇ!おめえはオラはぶっ倒してやる!咲夜もあいつと戦い始めたみてえだな。な、なんだ?!城が壊れ始めてるぞ?!そうか、あいつの技か………!急がねえとな!次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「デッドゾーンに消える輝針城!怒りの悟空vs正邪!」
ぜってえ読んでくれよな!」