残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定
俺はそんなの見たくない!という方はブラウザバックをお願いします。ハハハハァ!いいぞぉ!見てやろうではありませんか!という方はこのままお進みください。ゆっくり見ていってくれよな!
マミゾウの口から衝撃の事実が話され、悟空たちは各々の感情を抱きながら、豊聡耳神子が眠るとされる命蓮寺の地下に潜る。その洞窟を守っていた宮古芳香を霊夢が吹き飛ばしてしまう………
「?おい、誰かいるぞ!おめえたち、気ぃつけろ!」
悟空の一言で、その場の全員が身構える。
「あらあらぁ?お揃いでようこそぉ!こんにちわ♫」
「あー、せいが。あのあかいの。わたしをけっとばしたの」
「さっきのキョンシーじゃない。そいつがご主人様ね?」
話しかけてきた青娥と芳香に霊夢は警戒心MAXで答える。
「私の可愛い芳香ちゃんに手を出すとどうなるか………思い知らせてあ♡げ♡る♡」
青娥はニタァと貼り付けたような笑みを浮かべる。
「あ!貴女、聞いたことがあります!貴女、霍青娥ですね!」
早苗は青娥に指を指してそう話す。
「あらぁ?知ってたのね」
「はい!貴女は邪仙として有名ですよ!貴女は壁抜けの邪仙で通っていますよね!そんな貴女が何故そこの扉を守っているんですか?」
「さあ、それは何故かしらねぇ?」
「あー。せいが。うしろからなんかくる」
芳香に言われ、青娥が後ろを振り返ると、
「「うわぁぁぁっ!!」」
銀色を基調とした服の少女と、緑の服を着た幽霊のような少女が何者かに頭を鷲掴みにされ、扉をぶち破ってきた。
「うわっ!なんだこのバケモノ!」
魔理沙は思わずそう零してしまう。それもそのはずだ。2人の少女を掴んだ何者かは、はち切れんばかりの筋肉と巨体を持た、白目なのだ。その外見は第3形態の超サイヤ人と似たような状態にも見えるだろう。
「おめえ、ブロリーじゃねえか!」
「! カカロット…………!カカロットォォォ!!」
ブロリーは、悟空を見るや否や、掴んでいた2人を手放し、悟空の方へ向かってくる。
「ねえ悟空、ブロリーってなんなの?」
「取り敢えずおめえたちは扉の奥に行ってろ!こいつの狙いはオラだ!いいから行ってくれ!」
悟空の慌てぶりに感化され、霊夢たちは扉の奥に入っていった。
「よっと!」
「魔理沙、何してるんですか?早く!」
「ほっとけねえよ!」
魔理沙は掴まれて満身創痍だった2人の少女を抱えて妖夢に続いて扉の中へ進んでいった。
「カカロット………血祭りにあげてやる………!」
「悪いなブロリー…今おめえに構っているヒマがねぇんだ。さっさとカタぁつけようぜ!」
悟空は超サイヤ人になって後ろに飛び退き、構える。
「うおお………カカロット………!!」
「オラはカカロットじゃねぇ!オラは孫悟空だ!」
「うおおっ!!カカロットーーーーッ!!!」
ブロリーは右手にエネルギー弾を溜めて、悟空に投擲する。
「くっ!!」
悟空は身体の前で手を交差させ、衝撃に備える。
「ここが命蓮寺の地下………!」
霊夢は言葉を失ってしまう。
霊夢たちを待ち構えていたのは、満点の星空の中にいるかのように錯覚してしまう、そんな空間であった。
「ねー、せいが。もうすぐみこがふっかつするよ」
芳香が青娥のスカートを引っ張って知らせる。
「そうね。そろそろね」
青娥がそう呟いた途端、空間の奥にある巨大な墓のようなものから閃光が迸る。
「くっ………」
霊夢たちは手で目を覆い隠す。
すると、閃光の中から何者かが現れる。
「はっ!太子様!」
直後、魔理沙が抱えていた2人の少女がパチリと目を覚まして、現れた者の両隣につく。
現れた者はパチリ、と目を覚ます。
「布都、屠自古、状況は何となく察しています。巨大な大男にやられたようですね」
「は、はい。あの大男、怪物並みの強さでして………」
「我々2人では歯が立たなくて………!」
屠自古がそう言いかけた途端、誰かが気弾と共に飛来してきた。
「いてて………やっぱあいつ流石だよなぁ………」
飛んできたのは悟空であった。
「ご、悟空!大丈夫か?」
悟空の周りに魔理沙たちも集まってくる。
「ああ。大丈夫だ」
悟空が気弾の飛んできた方を睨みつける。
「ヘハハハッ!お前が戦う意思を見せなければ、俺は全てを破壊し尽くすだけだ!」
「なあ悟空、教えてくれ、ブロリーって何者なんだ?!」
「ブロリーはサイヤ人さ」
「「「!!?」」」
悟空の一言でその場のほぼ全員が戦慄する。驚かなかったのは早苗や復活した3人くらいだろう。
「昔オラが戦ったんだけんど、あいつは正真正銘の超サイヤ人だ。千年に一人現れるってな。オラも随分苦戦したんだ」
悟空は興奮と混乱が入り混じった表情でブロリーを見つめる。
「はっはっはっはっは、はっはっはっは………!!!」
ブロリーは不敵に高笑いを続けている。
「あいつも怨夢が召喚したものなのかしら?」
「霊夢さんの仮説が正しいでしょうね。この流れだと………」
「おい霊夢、早苗!ボサッとするな!あいつ、強いんだろ?だったら私たちも戦うぞ!」
魔理沙は一人でブロリーに特攻していく。
「あっ、待ちなさい魔理沙!」
それに続き、霊夢、早苗、妖夢、青娥たちがブロリーに向かっていく。
「フッフッフ、また何匹も虫ケラが死にに来たか………とて、この俺を超えることは出来ぬ!」
そして、ブロリーは緑が混じった金色のオーラを纏う。
「いてて………よっと」
悟空はめり込んでいた身体を動かして、抜け出す。
「………貴女が孫悟空さんですね?」
「ああそうだ。おめえが神子だな?」
「はい。貴方の欲がよく聞こえております。貴方は地球を守る使命感がありながらも、純粋に戦いを楽しみたい、そんな欲が聞こえますね。………たとえそれが悪人であろうと」
「へへっ、間違ってねえかもな」
そして、悟空は再度超サイヤ人になる。
「私たちも微力ながら助太刀しましょう。あのバケモノはしっかり始末しないといけませんからね」
「そうじゃ!我らに任せておけい!」
布都も胸に手を当てドヤ顔をする。
「私も行きましょう」
「さて、行きますよ布都、屠自古」
「「はいっ!!」」
そして、3人もブロリーの方へ飛んで行った。
「おっとっと。オラもモタモタしてられねえや。行くか!」
「ふっふっふ、よく頑張ったがとうとう終わりの時がきたようだな………!」
「つ、強えー………!」
魔理沙は思わずそう呟いた。
霊夢や早苗たちと協力して立ち向かっても一蹴されてしまう。
(参ったな…ここまで強いのか、伝説の超サイヤ人ってのは………!)
(や、やっぱり強いです………ベジータさんの気持ちがよくわかりますよ………!)
そこに、神子たちがやって来る。
「………また虫ケラか?」
「ふん、破壊欲しかない化け物め。好きにしなさい!」
神子はブロリーに皮肉を言うが、
「俺が化け物…?違う、俺は悪魔だ!!はっ、ははははははは!!うははははははっ!!」
そして、ブロリーは再び高笑いを始める。
「ブロリーッ!!オラおめえを絶対に許さねえ……!」
「クズが………まだ生きていたのか………!」
ブロリーがそう言いかけた途端、
「ぬうっ?!」
ブロリーの後ろにスキマが開き、スキマにブロリーが飲み込まれてしまう。
「ばぁかぁなぁああーっ!!!」
ブロリーは断末魔をあげてスキマに飲まれた。
その後、神子たちは霊廟を捨て、新しく亜空間に神霊廟を作り上げ、青娥と芳香と共に住み始めた。
こうして、1つの異変が解決した………が、この5ヶ月後、幻想郷を揺るがす騒動が………
「…………何よこれ………!」
霊夢は持っていた買い物袋を落としてしまう。
そこには、完全に壊れた博麗神社と1枚の紙が置いてあった。
それには、こう記されてあった。
「ざまあみやがれ霊夢! 魔理沙」
霊夢は、思い切りその紙を破り捨てた。
「あいつッ…………よくもこんな真似してくれたな………!」
一方、魔理沙の家。ここも全壊しており、1枚の紙が置いてあった。
「日頃の恨みよ魔理沙、反省しなさいな(笑) 霊夢」
「ふっざけんなよ………!!!」
魔理沙もその紙を思い切り握りつぶす。
「まあ待てよ魔理沙。これがホントに霊夢がやったかなんてわかんねえだろ?話し合えばいいじゃねえか」
悟空が魔理沙を宥めるが、
「うるさい!悟空は黙ってろ!」
そして、魔理沙は迷わず博麗神社に飛び立った。
いかがでしたか?第56話は以上です。
〜〜〜美少女ゆかりん(17)のクエスチョンコーナー〜〜〜
「皆様、ご機嫌よう。八雲紫よ!このコーナーは、「世界を救ったサイヤ人が幻想入り」に寄せられた質問、ご意見、ご感想にお答えしていくものです。別に見なくても大丈夫ですよ、お姉さん!という方は次回予告までスクロールよ!
はい。それでは答えていきますね。風希さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「今年で最後の更新かな?マミゾウの説明は納得出来ますね。」
マミゾウの説明は本当に重要な意味を成しますので、覚えておくと良いですよ?うふふ。それでは、次回、輝針城編もお楽しみに!
〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす!オラ悟空!なあ、魔理沙も霊夢も落ち着いて話せよ、な?ええっ?!もう2度と会わねえって?それに、魔理沙、霊夢と決闘するっちゅうんか?うーん、参ったなぁ。もうなんか新しい異変も始まってるみてえなのによ………次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「引き裂かれた絆!霊夢vs魔理沙!」
ぜってえ読んでくれよな!」