世界を救ったサイヤ人が幻想入り   作:タミ

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地球育ちのサイヤ人、孫悟空。もしも悟空が幻想郷に迷い込み、異変を解決していったら?そんなクロスオーバー二次創作作品です。この作品には、以下の成分が含まれています。

残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定

俺はそんなの見たくない!という方はブラウザバックをお願いします。ハハハハァ!いいぞぉ!見てやろうではありませんか!という方はこのままお進みください。ゆっくり見ていってくれよな!


うp主の一言 最近の編集のオトモは、メッツライチ。ライチッ!飲まずにはいられないッ!!(JOJO)ふぅ。では、本編、どうぞ(?)


月の戦いで、重傷を負った霊夢。霊夢を傷つけた怨夢に魔理沙は激昂し、怨夢へ猛攻を仕掛けるが、怨夢も超サイヤ人ロゼになり対抗。軽く放った一撃で、魔理沙を満身創痍にし、スキマの中へと消えていった………


第8章 風神録、信仰の山
第34話 風の神人!第2の巫女、東風谷早苗!


月面戦争が終了し、更に1ヶ月が経過した。

 

悟空は、結局チチの目を盗んで幻想郷へ来たようだ。

 

そして、すべての経緯、超サイヤ人ロゼについて知った…

 

霊夢と魔理沙は、悟空が持って来た仙豆でなんとか怪我は完治したが、怨夢の圧倒的な実力に、戦意喪失しかかっている…

 

6月。珍しい晴れの日、霊夢は神社の境内で特訓していた。

 

「やっ!はっ!!でやっ!!」

 

すると、魔理沙と悟空がやってきた。

 

「よ、霊夢。頑張ってんな!」

 

「魔理沙さんが手伝ってやろうか?」

 

霊夢は汗を拭い、別にいいわ、と言いこう続ける。

 

「ねえ悟空。怨夢、どう思う?サイヤ人だったなんてね」

 

「ああ。超サイヤ人ロゼなんて聞いたことねえぞ。それに、萃香に乗り移ってた時に実力の30%も出せば倒せるって言ってたこと、ハッタリじゃなさそうだ……」

 

悟空たちがそんな会話を交わしていると、霖之助が現れる。

 

「やあ皆。実はこんなものを拾ってね………これ、能力で見ても神の神殿に行くための道具、としか出ないんだ。名前は………」

 

霖之助が道具の名前を言おうとすると、

 

「あっ!!それ如意棒じゃねえか!」

 

「そうだよ。悟空、よくわかったね」

 

霖之助はパチパチと手を叩く。

 

「ああ!これもともとオラのもんだったからよ!そういや神様の神殿に差し込んだままにしちまってたな………ははは………」

 

悟空は完全に忘れてた、という感じで頭を掻く。

 

「じゃあ悟空、如意棒の使い方について教えてくれるかい?」

 

悟空は頷き、語り出す。

 

地球のとある場所にある聖地カリンに、天を貫く塔、カリン塔があること。そして、そのカリン塔のてっぺんのはるか上空に、神様の神殿があるということ。

 

そして、その神様の神殿に行くためには、カリン塔のてっぺんに如意棒を差し込み、如意棒を伸ばしていかなければならないこと。

 

その昔、仙人(猫)カリンは武天老師に、武天老師がどうしても、とせがむので、如意棒を貸した。そして、如意棒は、彼の一番弟子であった孫悟飯に受け継がれ、そして、当時まだ子供だった悟空に受け継がれた。

 

「それで、オラを育ててくれたじいちゃんからその棒を貰ったんだ」

 

ひとしきり語り終えた悟空は、如意棒と一緒に冒険した日々を思い返していた。

 

あの日、ブルマと運命の出会いをし、7つのドラゴンボールを巡り世界中を旅したこと。天下一武道会でジャッキーチュン(武天老師)に敗北し、再び7つのドラゴンボールを集めるために冒険し、レッドリボン軍と戦ったこと。復活したピッコロ大魔王と戦ったときも、如意棒と一緒だった。………まあ、それ以降は、どうしても使うタイミングが無かったのだが。

 

「そうだったのかい。これはこのまま香霖堂に売りに出そうと思ったけど、元の持ち主がいるのなら、持ち主に返すのが筋だよね」

 

霖之助は、如意棒を悟空に手渡す。

 

「へへっ、ありがとな、霖之助」

 

「気にしないでいいよ」

 

悟空は、霖之助と握手をして、如意棒を担いで、紐を胸の辺りで結んだ。

 

「あ、そうだ魔理沙。八卦炉と帽子の修理、終わったよ」

 

「ほんとか?!」

 

霖之助はうん、と言って魔理沙に帽子と八卦炉を渡す。

 

魔理沙はすぐに帽子を被る。

 

「やっぱり私はこの方が落ち着くぜ」

 

「まったく………八卦炉を握りつぶすなんて、どんな握力してるんだい?」

 

霖之助はやれやれ、と言う感じで首を振る。

 

「あ、そういや霊夢。なんで如意棒がここにあんだ?」

 

と悟空はふと疑問に思い霊夢に尋ねる。

 

「うーん、結界の歪みから入ってきたとは考えにくいわね。だとしたら、悟空たちの世界で忘れられたか、そこらでしょう」

 

「オラホントに忘れちまってたな、ははは………」

 

悟空は自嘲気味に噴き出す。

 

そのとき、何者かが神社の境内に降り立った。

 

「お邪魔しますっ!」

 

その場の全員がやってきた人物の方を見やる。

 

そこには、霊夢と同じような服装をした、緑色の髪の女性が立っていた。

 

その色は、霊夢の赤の補色、所謂2Pカラーと言われるものであった。

 

「この度、妖怪の山、山頂に越してきた守矢神社の巫女、東風谷早苗です。よろしくお願いします!」

 

早苗は元気よく挨拶をする。

 

「それでは、守矢神社の繁栄の為、博麗神社の取り潰しをお願いしますね!」

 

早苗のそのセリフを、霊夢が見過ごすハズが無かった。

 

「どうゆうことよ!取り潰しって!お茶は?!お煎餅は?!2度と食べられなくなるじゃない!」

 

霊夢は声を荒げて反論する。

 

「そうなりますね…」

 

早苗がそう言ったとき、早苗が何かに気づく。

 

「ん?………えっ?」

 

早苗はどんどん困惑の表情になっていく。

 

「も、もしかして、孫悟空さんですか?!」

 

早苗は目を見開いて、悟空を見つめそう叫ぶ。

 

「え?あ、ああ。オラ悟空だ……よろしくな…?」

 

突然叫んできたので、悟空は少し困惑しながら答える。

 

「きゃーーーっ!!ほ、ほんとのほんとにあの有名な漫画、DRAGON BALLの主人公、孫悟空ですーっ!!」

 

早苗が突然訳のわからないことを言いだした為、その場の全員が困惑してしまった。

 

その場の早苗を除く全員の頭の上に疑問符が浮かんだ

 

「まさか幻想郷で孫悟空さんに会えるとは思いませんでした!でも漫画の連載は最近終わっちゃったんですよね………」

 

早苗はブツブツと独り言を呟く。

 

「なあ、マンガってなんだ?」

 

すかさず悟空が早苗に問う。

 

「え?あ、こ、こっちの話です!!」

 

早苗は慌ててはぐらかす。

 

「なあ悟空。あの早苗ってやつ、お前を知ってるみたいだぞ?どっかで知り合った奴なんじゃないか?」

 

「そんなこといってもよ、オラホントに知らねえんだって」

 

魔理沙と悟空も小声でボソボソと喋る。

 

「そういえば悟空さん!ウーブさんとの修行はどうですか?」

 

「? ウーブって誰だ?」

 

早苗は持ち前の原作知識で悟空に問うが、ブウを倒してから10年後に出会うウーブのことは、今の悟空には知る由もなかった。今はまだ、魔人ブウを倒してから2年しか経っていないのだから。

 

「え?知らないんですか?」

 

(うーん、おかしいなぁ…ん?でもあれはブウを倒してから10年後の話………今の悟空さんが知らなくてもおかしくは無いですね………もしかして、ブウを倒してから何年か経ってる時に、幻想郷に来ていたんでしょうか?)

 

早苗は、顎に手を当てて少し考え、結果、1つの答えにたどり着いた。

 

「先ほどは失礼しました。少しお尋ねしますが、悟空さん、最後に倒した強敵は誰でしたか?」

 

「え?んー、強かった奴はヒルデガーンってやつかな。あとアボとカドってやつもいたな」

 

早苗は、ヒルデガーンの名前には聞き覚えがあったが、アボとカドについては、聞き覚えがなかった。

 

(アボとカド………?誰でしょうか………もしかしたら、原作では語られていない敵がいたのかもしれませんね…)

 

 

早苗は再び考察を始める。が、何かに気づき、ハッとする。

 

「そういえば、もうこんな時間ですね。では、私はこれで。神社の取り潰しのこと、よろしくお願いしますねーっ」

 

そう言って早苗は飛んで行き、その場を後にした。

 

「あっ、ちょっ、こら!待ちなさーーい!!!」

 

霊夢は早苗に向かって叫ぶが、周囲の山々にこだまするだけで、早苗には届かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

「はーっ、いいもの見れました。眼福眼福、満足満足ですね!」

 

早苗は満足そうに帰路についていた。

 

「まさか悟空さんが幻想郷にいるとは夢にも思いませんでした!あとで神奈子様と諏訪子様に教えてあげましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………ちっ、くそっ!取り潰しなんてさせてたまるかってんのよ!」

 

霊夢は悔しそうに鳥居に拳を叩きつける。

 

「霊夢落ち着け。妖怪の山って言ってたな。今からでも説得しに行けばいいじゃないか」

 

「交渉(物理)ね!分かったわ魔理沙!」

 

「うーん、ホントに大丈夫なのか………?」

 

魔理沙は言い知れぬ不安感を覚え始めていた。

 

「悟空、ここで待ってて。すぐ帰ってくるから」

 

「あ、ああ……」

 

霊夢の言葉に悟空はちょっと引き気味に答える。

 

「見てなさい、東風谷早苗………!博麗の恐ろしさを思い知らせてやるわ!!」




いかがでしたか?第34話は以上です。

〜〜〜美少女ゆかりん(17)のクエスチョンコーナー〜〜〜
「皆様、ご機嫌よう!八雲紫よ!このコーナーは「世界を救ったサイヤ人が幻想入り」に寄せられた質問、ご意見、ご感想に回答していくものです。別に見なくても大丈夫ですよ、お姉さん!という方は次回予告までスクロールよ!







風神録編がいよいよスタートね!さあ、今回も頑張ってコメント返ししていくわよ!名無しさんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「怨夢の超サイヤ人ロゼ・・・まさかブr・・・?」
はい。怨夢の正体はブラックなのか?!超サイヤ人ロゼに対抗する術はあるのか?!………パワーインフレしすぎたかも、と少し後悔してます。では、次ですね。ミスターゴタンさんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「タミさんは、戦闘シーンを考える時何をしているんですか?」
はい!それではズバリお答えしましょう!好きなbgmを聴きながら好きなキャラ同士を戦わせてみるんです。東方のbgmとか。ドラゴンボールのbgmとか。あとはいろんな戦闘シーンを組み合わせて作ってます。
はい。今回はここまでですわね!では、次回もお楽しみにー!









〜〜〜次回予告,〜〜
「おっす!オラ悟空!早苗ってオラこと知ってたんだな!神奈子と諏訪子って誰なんだ?! !?おめえは、黒い羽を持ってんだな!変わったヤツだな…次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「あややと参上!鴉天狗、射命丸文!」
ぜってえ読んでくれよな!

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