世界を救ったサイヤ人が幻想入り   作:タミ

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地球育ちのサイヤ人、孫悟空。もしも悟空が幻想郷に迷い込み、異変を解決していったら?そんなクロスオーバー二次創作作品です。この作品には、以下の成分が含まれています。

残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定

俺はそんなの見たくない!という方はブラウザバックをお願いします。ハハハハァ!いいぞぉ!見てやろうではありませんか!という方はこのままお進みください。ゆっくり見ていってくれよな!

皆様、おはこんばんちは。タミです。今回は極めて重要なことがあるので、後書きまで見ていただけたら、と思います。

妹紅の案内のもと、迷いの竹林へと突入した悟空たち。妹紅の身の上話を聞き、妹紅が竹林に詳しい理由を知る。その直後、鈴仙・優曇華院・イナバの襲撃を受けるが、咲夜と妖夢がその場に残り、残る一行は、永遠亭へと突入していった!


第25話 月の頭脳の計画!限界ギリギリの戦い!

迷いの竹林内、永遠亭前。

 

「よし、行くわよ…!」

 

霊夢が永遠亭の正面扉に手をかける。

 

扉は重い音を立てながら開いていった。

 

徐々に永遠亭内部の景色が見えてくる。

 

そこには……

 

「な………んだ、これ……?」

 

魔理沙は思わず言葉が出てしまった。

 

そこには、宇宙を連想させるような風景が広がっていた。

 

床や天井は、キチンとした屋敷の中のような感じだが、横からは、宇宙が広がっている。そして奥へと続く廊下がある。

 

さながら、そこは宇宙に浮かんだトンネルのようになっていた。

 

「なんて技術なの………?」

 

紫も思わず感嘆の声が出た。

 

「ようこそ、永遠亭へ」

 

直後、謎の声が廊下の奥から響く。

 

「優曇華との戦いを避けて異変の主犯を倒しに来た………って魂胆ね」

 

「ええそうよ。あんたが異変の主犯、八意永琳ね」

 

霊夢はお祓い棒を永琳に向ける。

 

「ご名答。よくわかったわね。さしずめ、妹紅が教えたのだろうけど」

 

「輝夜の馬鹿を出せ。奴は私がやる」

 

妹紅は先ほど霊夢と戦ったときと同様に鋭い眼光を放つ。

 

「姫様は貴女とは会わないわ。ここで私が片付けるもの。まあ、今の私はそこの………」

 

そう言いながら永琳はある人物に指を指す。

 

「貴方に興味があるわ。孫悟空君」

 

永琳が指を指したのは、悟空だった。

 

「え?オラか?」

 

悟空は自分に指を指しながら言う。

 

「ええ。そうよ。孫悟空………もう、わかってるだろ?」

 

永琳はそう言いながら、顔を下に向け、徐々に口調が荒くなってくる。

 

「ははははっ!やはり来たな!待っていたぞ!このカラダはいいな。なにせ私の力をこの前のガキ鬼より発揮できそうだ。そして、このカラダの完璧な頭脳!これこそ破壊者の私にふさわしい!」

 

永琳が顔を上げた刹那、目つきが変わり、悟空たちがよく見たあの赤いオーラを纏った。

 

「!!おめえ、怨夢か………?」

 

「悪いか?」

 

怨夢が発する言の葉には、永琳の声のトーンのハズなのに、どこかどす黒いものを感じさせられる。

 

(な、なんて妖気だ………萃香のときとは比べ物にならないぜ……!)

 

魔理沙は背筋に寒気が走るのを感じていた。

 

「まあ、おそらく今のカラダでもあお前には勝てんな……だから………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、迷いの竹林では………

 

「さっきまでの勢いはどうしたの?!」

 

優曇華は咲夜、妖夢の2人の周りをぐるぐると回り、人差し指から光弾を放ちながら言う。

 

そして優曇華の近くに、もう1つ謎の影があった。

 

「てゐ!2人を足止めして!」

 

優曇華がそういった途端、てゐと呼ばれた人物が優曇華以上のスピードで2人の周りをぐるぐる回り出す。

 

「ウササ!まさか2対1に持ち込めたと思っていたのか?!」

 

てゐは2人と優曇華の間に地雷を設置しながら言う。

 

「まさかもう1人いたなんて………」

 

「咲夜さん、なんとかしてこの状況を打開しないと……」

 

妖夢がそう言いかけた瞬間、咲夜と妖夢の間を光弾が通り抜けていく。

 

「周りは地雷まみれ、そして周囲からの発砲。空に逃げようったって無駄よ。私が逃がさない」

 

「ちっ……」

 

咲夜の頰から赤い雫が流れ落ちる。

 

咲夜は頰を拭く。

 

「咲夜さん、私に考えがあります。それに賭けるしかありません!」

 

妖夢のセリフに、咲夜は一瞬硬直するが、すぐに笑って、

 

「そうね!私はこう見えて結構博打好きなのよ!」

 

「気が合いますね咲夜さん!私もですよ!」

 

「終わったら呑みましょうか?」

 

「喜んで」

 

そうして、2人は互いに背中合わせになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時を同じくして、永遠亭……

 

「だから……」

 

怨夢がそういった瞬間…

 

「こうさせてもらうわ」

 

何者かが瞬時に悟空を羽交い締めにする。

 

「お、おめえ………なんで……ぐぎぎ……っ」

 

悟空の両腕からミシミシと嫌な音がする。

 

怨夢を除く他の全員は、困惑から、足を動かすことができなかった。

 

悟空を締め上げている人物、それは……

 

「うまくいったな、紫」

 

「ええ。霊…怨夢」

 

それはなんと紫であった。

 

「がっ……!」

 

悟空は苦しそうに表情を歪める。

 

「どうかしら。仲間と思っていた人物に裏切られるのは?」

 

「ち、ちくしょう……!」

 

悟空は必死に振りほどこうとするが、どこに隠していたのか、紫は今まで全く出さなかったパワーを出している。

 

「ゆ、紫………っ、あんた、なんで……?なんで、そんなやつの仲間なんかに……?」

 

悟空たちの中で、1番困惑しているのは霊夢だ。

 

物心がついたころから世話になっていた人物が、自分の好きな世界を脅かそうとしている人物の仲間だった、というのは、誰であろうとショックは隠せないだろう。

 

「仲間?違うわ」

 

しかし紫は、すぐに否定する。

 

「仲間以上の存在なのさ。この世界を浄化するためのな。汚らわしい生命体を破滅させ、世界を浄化する、という志を持った」

 

怨夢は不敵に笑う。

 

「世界の浄化……?何をバカなこと言ってんの?!紫、あんたは誰よりも幻想郷が好きじゃないの?!」

 

「バカなこと?バカなことは、何者にも縛られず自由にいるここの幻想郷の住人がしてることよ」

 

「あんただって幻想郷の住人じゃない!」

 

「そうよ。でも、これだけは言えるわ」

 

「私はこの幻想郷など愛していない」

 

霊夢にはその言葉が酷くスローに聞こえた。

 

直後、紫は悟空を離し、背中を蹴り悟空を吹き飛ばす。

 

「ぐっ!!」

 

悟空は数メートル飛ばされ、地面を転がる。

 

霊夢は俯いたまま動かなくなってしまう…

 

その霊夢の頰を、雫が伝い落ちたのは、この場にいる誰もが気がつかなかった。

 

そして、霊夢は顔を上げ、

 

「………!!ああそう!わかったわ…あんたには恩があるけど、今の発言は見逃せない。博麗の巫女として、あんたを退治するわ。……妖怪、八雲紫!!」

 

彼女の目は、覚悟を決め、彼女の敵を真っ直ぐ見据えていた。

 

「あら?貴女が?私を?退治する、ですって?……ふふっ」

 

「「ハハハハハハッ!!」」

 

直後、怨夢と紫は大声で笑いだした。

 

「これは傑作ね!育て親も同然のこの私を、退治するですって。ハハハハッ!!お腹痛いわぁ!」

 

紫は腹部を抑え、目尻からこみ上げる涙を拭って言う。

 

「〜〜〜〜ッ!!」

 

霊夢は思わず頰を赤らめてしまう。

 

「さて、始めようか。向こうも本気のようだ。屑の分際で、私達に楯突くとは。恥を知るがいい」

 

怨夢は永琳の身体で弓を構える。

 

「さて、このカラダの力、試させてもらおう」

 

「いてて……」

 

直後、悟空が戻ってくる。

 

「悟空、あいつは本当に紫なの?もしかしたら、気が違くて紫じゃない、とか…乗っ取られてる、とか…無い?」

 

霊夢は未だ紫が裏切ったことが信じられていないようだ。

 

「……すまねぇ、霊夢。あいつ、どう見ても紫本人だ。操られてるって感じもねぇ…」

 

「……そう」

 

「私たちも加勢しましょう。これは不測の事態よ。早急に解決する必要があるわ」

 

そう言って、レミリアたちも悟空と霊夢の横に並ぶ。

 

「私は、輝夜を仕留めてくる。終わったら、私も加勢するよ!」

 

「わかった。気ぃつけろよ」

 

悟空の言葉に妹紅は無言で親指を立てて応える。

 

そうして、妹紅は永遠亭の奥へと走っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迷いの竹林〜〜〜

 

咲夜は、妖夢の作戦を実行しようとしている。

 

「……-」

 

咲夜は、妖夢の作戦を思い返していた。

 

 

 

「いいですか咲夜さん。今、私達の周りには地雷。空に逃げても鈴仙がそうはさせてくれないでしょう」

 

「なら、どうするの?」

 

「まず、咲夜さんが時間を止めて、地雷を全て踏んでください。そうすれば、時止めが終了した直後に地雷は爆発します。そして、あのてゐとかいう兎をお願いします」

 

「待って。貴女は?地雷の爆発に巻き込まれるわ!」

 

「なんとか耐えてみせますから。そこが博打なんです」

 

「成る程。耐えるか負けるか。2つに1つね…」

 

「はい。私が耐え切ったら鈴仙に攻撃を仕掛けます。そこでてゐに邪魔されるわけにはいきません。一撃で鈴仙を仕留めなければ…」

 

「そこで私があの兎を止めておけばいいのね」

 

「お願いします。必ず耐えて、必ず、仕留めてみせますから!」

 

「わかったわ。乗った」

 

 

 

 

 

(妖夢が耐え切れるかどうか………そこがこの作戦の肝……私は、やれることをやるのみ!)

 

「止まれ!」

 

咲夜がそう言った瞬間、咲夜を除く全ての時間が停止する。

 

(…どうか無事で…)

 

そして咲夜は、順番に地雷を踏んでいく。

 

(後は……)

 

咲夜は、ゆっくりてゐを探し、狙いを定める。

 

(いた!)

 

「ラストワード!」

 

「デフレーションワールド」

 

てゐの周囲を無数のナイフが取り囲む。

 

(次の一瞬で、勝負が決まる……!)

 

咲夜は一度深呼吸をして、

 

「解除!!」

 

瞬間、全ての時が動き出した。

 

そして、咲夜が踏んだ全ての地雷が爆発した。

 

「なっ!?」

 

いきなり全ての地雷が爆発したので、優曇華は驚きを隠せない。

 

「うさっ?!」

 

てゐも、無数のナイフにいきなり囲まれ、困惑している。

 

(お願い………!)

 

咲夜は立ち上る爆煙を見て、祈っている。

 

刹那、爆煙の中から何かが飛び出てきた。

 

それは、多少爆発のススで汚れているが、妖夢だった。

 

「これで終わり!」

 

「待宵反射衛星斬」

 

妖夢は、優曇華に対しラストワードを放つ。

 

「しまっ……!」

 

妖夢の技は完璧に優曇華の身体を捉えた。

 

「がふっ……」

 

ドサッと音を立て、優曇華はその場に崩れ落ちる。

 

妖夢が咲夜の方を見ると、てゐもいつの間にか縄でぐるぐる巻きにされていた。

 

妖夢はニコッと笑って親指を立てる。

 

咲夜もそれに親指を立てて応えた。




タミ「皆様、今回も世界を救ったサイヤ人が幻想入り第25話を読んでいただきありがとうございます。今回は、この場を借りて謝罪をしたい、と思い、このような場を設けました。」

ブロリー「今回もやらかしたみたいだなぁ………!」

タミ「………」

ブロリー「先ずこいつがやらかしたことを紹介します……。
1つ、名無しさんのコメントに対する誹謗中傷行為。これは無意識だが、後先考えず行動するからこういった結果になるんだよなぁ………?
1つ、紫の質問コーナーの名前募集時、規約を全く読まず募集する。その結果、ミスターゴタンさんがついコメントしてしまい運営さんに消されてしまう。これはお前が活動報告の方で募集すればよかったのだが………?
1つ、京都行くとか言っときながらなんであんなに前回のうpが早かったんだ?」

タミ「はい………。すべて私の過失です………申し訳ありません………」

ブロリー「仮に俺が許しても名無しさんとミスターゴタンさんに許していただける保証はないんだぞ………?それに何故前回こんなにも投稿が早かったのかも教えてもらおうか」

タミ「うう………。実は京都に行くため小説投稿がいつもの昼間にできないと思って朝に……」

ブロリー「名無しさんとミスターゴタンさんの件は?」

タミ「………本当に、申し訳ありませんでした………」

ブロリー「まああんなことしたクズの書いている小説なんて、もう読んでくれてないだろうなぁ………?」

タミ「………」

ブロリー「………お前にできることはこれらをキッチリ反省して、次の行動に生かすことだな。まあ、もう手遅れかもしれないがな………」

タミ「すみませんでした………」

ブロリー「今これを読んでくれている皆様、今回は大変ご迷惑をおかけしました。次回からもよろしくお願いします。」



〜〜〜美少女ゆかりん(17)のクエスチョンコーナー〜〜〜

「………皆様、おはようございます。こんにちは。こんばんは。八雲紫です。はぁ……本当に馬鹿ね。こんなことしてたら、読んでくださる方が減るわ……。ま、自業自得ね。悪いことをしたから、こうなるのよ。……さて。今回ははっちゃけるわけにもいかないわ。申し訳ないですが、このままのテンションで続けますね。カオスソニックさんからのコメントよ。いつもありがとうございます。
「ウサギ団のこと、鈴仙たち知っていたんですね。」
ええ。これは、この物語をやる当初から決まっていたそうよ。やっぱりドラゴンボール最強はなんでも人参に変えられる兎人参化だー、とかタミのバカは言ってたわ。
はい。今回は、本当にご迷惑をお掛けしました。これから、タミをきちんと気をつけていくそうなので、これからもよろしくお願いします。では皆様、また次回お会いしましょう。

〜〜〜次回予告〜〜〜

「おっす!オラ悟空!紫のやつほんとにあいつの仲間になっちまったのか?!しかもものすげえ強えな………。え?おめえ、なんで?いったいどうなってんだ?オラさっぱりわかんねえぞ……。次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「意外な真実!第7宇宙と第6宇宙!」
ぜってえ読んでくれよな!」

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