フリーザ様がベル君に憑依した!?   作:シールド

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みなさん!先週の日曜日に投稿すると言ったのに来週になってしまって申し訳ない!
バイトが急に入ってきてしまい、書くことが出来なかった状況でした。
まぁそれ以外にもFGOをやりはじめてはまってしまったことが最大の原因です。とても面白いんですよ!
罪はFGOだ!!!!!

それはさておき、瑠衣様、デス様、ヲタ様、コウみょん様、優星様、殺戮演技様、名前が残ってない様、Zuzu1202様、Usagiusausa様、お菓子好きかい?様、
三段腹のネコ様、eineland様、川尻降様、Bibaru様、
評価していただきありがとうございます!
これからも書いていきたいと思いますので応援よろしくお願いします。

では本編です!



5話

そしてヘスティアがベル(フリーザ)に恩恵を与えてからしばらく経ち、2人はある建物の前に立っていた。

さっき恩恵を与えた書店よりさらにボロボロの建物の前で。

 

「……………………………………これは何ですか?」

 

ベル(フリーザ)が横にいるヘスティアに問いかけた。

なんせホームに案内すると言われ案内された場所が廃墟の建物であり、とても人が住むのに適していない場所であったからである。

 

「…………まさかとは思いますが、ここに住むなんていう冗談を言いませんよね?」

 

少々怒気を含んで再び問いかけた。

それに対してヘスティアは

 

「は、ははははは………。

そのまさかなんだよね~。」

 

ヘスティアは大量に汗を流しながら答えた。

 

「ほぅ。この私にこのような廃墟に住めと言うのですね。」

 

そう言うとフリーザは人差し指をヘスティアに向けて気を溜める。

 

「ま、待ってくれ!!確かに見た目はボロいけど中身はまだ期待できるよ!」

 

「……外面がボロいのに内面は綺麗だと言いたいのですか?」

 

「そ、そこまで綺麗ではないけれど……

で、でも!君も気に入ると思うよ!」

 

そう力強く弁解するヘスティアに対してフリーザは軽くため息をつき人差し指を降ろした。

 

「ま、いいでしょう。

この目で確めるまではあなたの命は保証しましょう。」

 

「あ、ありがたき幸せ~?」

 

ヘスティアはなぜ自分がお礼を言わなくてはならないのかと頭にクエッションマークを浮かべながら廃協会の中へと入っていっき、それに続いてフリーザも入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど。まぁ外面に比べれば良い方でしょう。」

 

フリーザが現在いるのは廃協会の地下である。

まず、廃協会の中に入っていってみれば中は外面と同じようにボロボロだった。

それに頭に来たフリーザは人差し指をヘスティアに向け最大限気を溜め、ヘスティアを灰にしようとした。

しかしヘスティアは泣きながら弁解し、地下へと案内した。

そこにはベッドやキッチンがあるなど、生活は出来そうな設備は整っていた

 

「だろだろ!まったくベル君も素直じゃないんだから~。」

 

ヘスティアは調子に乗ったようにフリーザの背中を叩きながら楽しそうに言う。

 

「オッホッホッホ。消しますよ?」

 

「すみませんでした。」

 

フリーザが人差し指を上げた瞬間にヘスティアは90度しっかり腰を曲げて謝罪をした。

 

「オッホッホッホ。許してあげましょう。

私の懐の広さに感謝なさい。」

 

「ありがたき幸せ~。

でもぼくって神だよね?なんで君と立場がおもいっきり逆転してるの?」

 

ヘスティアはまたも頭にクエッションマークを浮かべながら自問自答をした。

 

「さて、私はギルドとやらのとこに行って冒険者登録でもしてきますよ。」

 

「わかった。気をつけて行くんだよ?」

 

「ホホホ。わかっています。」

 

そう言うとフリーザは廃協会の地下を出て、ギルドへと目指した。

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わりフリーザが現在いるのはギルドの建物の前にいた。

 

「さて、さっさと登録とやらを済ませますかね。」

 

フリーザは心底めんどくさそうにギルドの中へと入っていった。

 

 

ギルドの中へと入ったフリーザは空いている受付のカウンターを見つけ、そこへと向かった。

 

「すみません、冒険者登録とやらをしたいのですが。」

 

フリーザが話しかけたのは耳が尖っているのが特徴でとても美人なハーフエルフの人だった。

 

「冒険者?君が?」

 

ハーフエルフの女性はフリーザを見定めるようにジロジロと見る。

 

「なんです?もしや私の姿が弱そうに見えますか?あまり外見で判断しないことをオススメしますよ。」

 

そう言うとフリーザはほんの少し殺気を出した。

それにハーフエルフの女性は怯えてしまったような表情でこちらに謝罪をしてきた。

 

「ご、ごめんね。君のような子が冒険者になるのは珍しいからちょっと見定めちゃった。」

 

そう言うとフリーザは殺気を消してハーフエルフの女性の謝罪を受け入れた。

 

「いえいえ、こちらこそ少々殺気を出してしまいました。

それにこの姿はもうすでに諦めておりますので。」

 

フリーザは深いため息をついた。

フリーザが今している姿はベル・クラネルであり、原作ならその姿と同じくとても弱々しいが、

現在はフリーザが憑依しているため、その姿に似合わぬ力を有している。

しかし外見が外見だけにフリーザといえどやはり弱く見え、ここに来てからはこの姿のせいで何度もファミリアに門前払いを受けた。

 

「さて、冒険者登録ですがまずこちらに名前と年齢、Lvと所属しているファミリアを記入してください。」

 

エイナは先程のことを忘れて丁寧な言葉で

用紙を差し出した。

 

「わかりました。」

 

フリーザは差し出された用紙の記入欄に自分が憑依している名前などを記入した。

そしてLvの記入欄は1と記入した。

これはヘスティアが言ったことであり、

【不明】と記入したらめんどくさくなると言われたためである。

フリーザもめんどくさくなることは避けたいと考えており、ここはヘスティアの言うとおりにしておいた。

 

 

「ベル・クラネル、14歳、Lvは1、所属しているファミリアはヘスティア・ファミリア。

聞いたことないファミリアだけど新しく出来たファミリアなのかな?」

 

「そのようですね。私が最初に恩恵を受けたようですし。」

 

「なるほど、新規のファミリアね。」

 

そして用紙の記入欄に誤りが無いかをしっかりと確かめ、

 

「記入欄の誤りは無いようです。

では只今をもってヒューマン、ベル・クラネルを正式に冒険者として登録したいと思います。

そして、私はこれから冒険者、ベル・クラネルの担当アドバイザーとなるエイナ・チュールです。

よろしくお願いします。」

 

 

「よろしくお願いします。」

 

フリーザはどうでもいいように返した。

 

「ベル君って、ちょっとひねくれているのかな?

君みたいな子だとはしゃぎそうなイメージなんだけど……。

というかなんか見た目に反してちょっとしゃべり方とか独特だよね。」

 

「そうですか?普通だと思いますけどね。して、担当アドバイザーとは?」

 

 

フリーザは気になる単語が耳に入っていたので質問をした。

 

「新規に登録した冒険者はまずギルドの担当アドバイザーが就くようになっているの。

担当アドバイザーはダンジョンについての地形、そしてモンスターの特徴などを新規の冒険者に対して勉強式で教えたりしているの。」

 

エイナは先程の丁寧な言葉使いとは違い、

砕けたしゃべり方をした。

 

「ほぅ。ダンジョンで知識が必要だと?」

 

「必要だよ!ダンジョンに対して知識がないことは自殺に等しいよ!

新規の冒険者は知識とかまともに身に付けないままダンジョンで死んじゃう人だっているんだから!

私がベル君にしっかりと“勉強”をしてあげるから!

私が出したお題をクリアするまでベル君はダンジョンには潜っちゃ駄目!」

 

エイナはペラペラと言葉を並べ、“勉強”を強調させ、しまいにはお題をクリアするまでダンジョンに潜ってはならないとまで言われた。

 

「そうですか。私に勉強をしろというのですか。中々あなたも言いますねぇ?」

 

フリーザは少し怒気を含みながら言ったが、

 

「ま、今は事を荒立てると面倒ですし、素直に勉強とやらを受けますかね。」

 

フリーザはため息をつきながらめんどくさそうに言った。

それに対しエイナは

 

「それじゃあ今から勉強を教えることが出来るけどけどどうする?」

 

「えぇ、受けますよ。」

 

「わかった、じゃあ奥の部屋にきて。」

 

エイナはフリーザに奥の部屋に行くように促し、フリーザも応じるままに部屋へと入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「嘘でしょ…?」

 

勉強会が始まってから1時間と30分。

現在の状況は……

 

「なんでこんな短い時間で下層までの地形やモンスターの特徴まで覚えれるの!?」

 

「さぁ?私が生まれながらの天才だからではないですか?」

 

「ベル君ってその顔で自意識過剰なんだ……。」

 

エイナは頭を抱えながらため息をついた。

ここまでの間にエイナはフリーザに対して上層の地形やモンスターの特徴などを教え、上層までのテストをしたがこれが全部正解したからだ。

ダンジョンは上層というだけでもキラーアントなど様々な特徴を持ったモンスターが多いため覚えるのも一苦労である。

しかしフリーザは僅か10分足らずで覚えてしまい、

エイナは唖然としながらも中層についてのことも教えたがこれも20分で覚え、当然ながらテストも全問正解してしまった。

エイナはなぜか対抗心が芽生え、下層まで教えた。

新米の冒険者に下層まで覚えさせるのは前代未聞だかフリーザはそんなことお構い無しに25分で覚え、テストに関しても察しの通りである。

それでもエイナは負けじと残りの時間は上層、中層、下層のモンスターの特徴などをランダムで出題してテストをフリーザに受けさせたがなんともないように全問正解であり、エイナはついに負けを認めた。

 

「冒険者登録してから1日どころか半日も経ってないのに…。絶対何処がで教わったでしょ!?」

 

「あなたもしつこいですねぇ。

私はまずこれまでファミリアに門前払いされ、入ったのは零細ファミリアとやらですよ?

この私ともあろうものが……なんたる屈辱!」

 

「あぁ…。うん、そっか。」

 

フリーザは少々ご機嫌斜めになりエイナは

フリーザの扱いが少しわかったのか、関わらないようにした。

この判断は正しかった。

もしエイナが余計なことを言ったら今頃、オラリオは察しの通り(滅亡の危機)になるのであっただろう。

 

「まぁいいでしょう。

この私が何処に入ったところで全て支配下に入れれば問題ありません。

してあなた、これからダンジョンに行ってもよろしいですね?」

 

「あぁそっか。ものすごく早く終わったからまだ外は明るいのか。

うん、いいよ。

ただし!これだけは守って。

『冒険者は冒険しちゃいけない!』このことを守れるなら行ってもいいよ。」

 

「オッホホホ。あなたは心配性ですねぇ。

この私が危険に陥るなどこの世界ではありませんよ。」

 

「………………………………うん、そっか。」

 

エイナはまたも何も突っ込まないように身を引いた。

中々頭がおかしいように聞こえるがなぜか嘘ではないかとエイナの勘がいっているのである。

女性の勘も捨てたものではないのかもしれない。

 

「ま、とりあえず行きましょうかね。」

 

「いってらっしゃい。無理は禁物だよ!?」

 

「わかっていますよ」

 

フリーザは返事を返しダンジョンへと向かった。




どうでしたでしょうか?
今回もかなり急いだため誤字が多いかもしれません。
誤字を見つけたら報告をよろしくお願いします。

ちなみにFGOはエミヤで始めました。
…………なぜ急に変えたのか自分でもわからない。

それはそうと今日はドラゴンボール超です!
サイヤ人同士の勝負はどうなるのか?
女のブロリーはどう暴れるのか?
とても楽しみです!
次の更新はいつになるかわかりません。しかし早くやりたいと思います。

それでは!

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