フリーザ様がベル君に憑依した!? 作:シールド
いつも読んでいただいてありがとうございます❗
そして評価もオレンジになっていてとても嬉しいです!
評価してくださったあらぼん様、エルキドゥ様、正義の神様、しょお様、蹴翠雛兎様、matadogasu様、
名無屋様、評価ありがとうございます、
これからも書いていきたいと思います。
応援よろしくお願いたします。
フリーザを連れてやってきたのはかなり古い建物だった。
「おや、この古そうな建物があなたの目的の場所ですか?」
「そうだよ!ここの2階で君に恩恵を与えるよ。」
そう言うとヘスティアは建物の中に入っていった。
それに続きフリーザも建物の中に入っていった。
入るとかなり本棚に全く隙が無いくらい本で埋め尽くされていた。
「ほぉ?本屋ですか?この本独特の匂い、嫌いではありませんねぇ。」
「そうかい!?ぼくもこの匂い好きなんだよね~。
君とは気が会うかもしれないね。
あ、おじさん!2回の書庫を借りていいかい?」
そしてヘスティアはカウンターに座っている老人にむかってお願いをした。
「ヘスティアちゃんか。良いけど本はちゃんと元の位置に戻してくれよ?」
「わかってるって!じゃあ、ベル君行こっか。」
そう言われ2階にくるとそこでも本棚に本が埋め尽くされていた。
数でもいうと1階よりも多いことがわかる。
そしてヘスティアは中央の絨毯へ座り、フリーザへ手招きをした。
「それじゃ、君のお待ちかねの【神の恩恵】を与えるから上着を脱いでおくれ。」
そう言うヘスティアにフリーザは頭にクエッションマークが浮かんだ。
「おや、なぜ上着を脱ぐのですか?私の上半身でも見たいのですか?」
そう言うフリーザに対してヘスティアは全力で首を横に振った。
「違う違う!
恩恵を与えるにはぼくが君の背中にぼくの血を流して与えるんだよ!
だから君が上着を脱がなきゃ恩恵を与えられないんだよ!」
「そう言うことですか…。全く、最初からそう言えばよかったのですよ。」
「いやいやいや、君がいきなり誤解を招くようなことを言うからだろ!
全くやっぱり外見と一致しないな~。」
「オッホッホ。ま、一応脱ぎましたよ?」
「よし!じゃあそこに横になって?
君に恩恵を与えるから。」
フリーザが横になるとヘスティアはその上に跨がった。
そしてヘスティアは指先を針で少し刺し、自身の血を垂らした。
その血がフリーザに落ちると背中に模様が浮かんだ。
「よし、君に恩恵を与えら、れ……」
ヘスティアは最後まで言葉が続けることが出来なかった。
なぜならフリーザのステイタスに絶句したからである。
ベル・クラネル(フリーザ)
Lv.不明
力:不明
耐久:不明
器用:不明
敏捷:不明
魔力:不明
《魔法》
【】
《スキル》
【
・神に嘘がばれない
・神を殺せる
「(な、何だよこれ……。)」
ヘスティアはベル(中身フリーザ)のステイタスに戦慄した。
「(まずLvとアビリティが不明って、こんなことあるのかい!?)」
ヘスティアはまずLvとアビリティのことを考えた。
本来普通に恩恵を与えた場合Lvは1と表される。
そしてアビリティも普通に与えた場合、0とまず数字か表記されるはずである。
それが目の前のベルは数字が表されず不明と書かれていた。
「(そんなことがあるのかい!?で、でもぼくはちゃんとやったし…。)」
ヘスティアは自分が間違えたのではないかと自問自答をした。
しかしこのステイタスは正しいのである。
普通の人ならともかくベルは普通ではないのである。
なぜならその中身は宇宙を恐怖に陥れた宇宙の帝王フリーザであり、そこらの一般人とは格が違うのである。
Lvやアビリティが不明と表されたのもフリーザの力が強すぎて恩恵の力を越えたからである。
「(し、しかし!Lvとアビリティは良いとしても、いや全く良くないけどさらなる問題は次だ!)」
そしてヘスティアはLvとアビリティに関しては放棄し、さらなる問題に頭を悩ませた。
【
「(このスキルはぼくたち神にとって災厄とも呼べるスキルだ。)」
ヘスティアは【
まず恩恵を与えてばっかでスキルが発現するのも異常である。
しかし、発現するはともかく問題はその効果である。
「(神に嘘がばれない…。つまり嘘をはいても
ぼくたちにはわからないと…。)」
神は現在力を封印して下界に降りているため一般人と変わらないのである。
しかし、一般人とは違う部分も存在する。
その1つが神に嘘はつけないである。
下界の子供が神に対して嘘をいったとしても神にはすぐわかってしまうのである。
しかし、このスキルはそれを覆してしまうのである。
スキルは基本常時発動のためベルが神に嘘をいっても神はわからないのである。
「(これだけの効果だったら良かったけど、問題は…)」
嘘がばれないことに関してはあまり危害がないが、ヘスティアがこのスキルに対して戦慄しているのはつぎの効果である。
「(神を殺せる。)」
神は基本、死なないのである。
例え剣などで斬られたとしても天界へ送還されるのである。
しかし、このスキルがあれば神は天界に送還されない。殺せるのである。
この効果に関してはヘスティアは恐怖した。
唯一神を殺せるスキル。危険なんてものを通り越しているのである。
「(ど、どうしよぅ。もしベル君が怒ってその勢いで神に手をあげたら…。)」
先程の説明通り、神は力を封印しているのである。
つまりもし襲いかかられたら身を守る術がないのである。
仮にベル(中身フリーザ)に神がちょっかいをだしてベルが手を上げた場合、神は何の抵抗も出来ないまま、天界に送還されずその場で殺されるのである。
つまりこのスキルは一言でいうとヤバイのである。
ヘスティアが戦慄しているときにベル(中身フリーザ)は
「どうしましたか、随分と長いのですね。
もしや不老不死が発現しましたか?」
「はっ!」
ベル(中身フリーザ)の言葉で我に返ったヘスティアは
「な、なんでもないよ。とりあえず紙に君のステイタスに写すね。」
そう言って背中に紙を置いた。
そして指先で円を描くようになぞりステイタスを紙に写した。
紙に写すことをしていたヘスティアは
「(よし!隠そう!)」
そう考えると写し終えた紙を取り、ベル(中身フリーザ)のスキルを隠した。
「さ、さぁ君のステイタスだよ。色々と異常なんだよね~。」
平静を装うようにフリーザに
ステイタスが写された紙を渡した。
「おや、この不明とは何ですか?」
平静を装っているヘスティアのことを気にせずにステイタスに関して質問をした。
「それはぼくにもわからないよ。
普通ならLvとアビリティ欄には数値が表示される筈なんだけど君の場合は不明って表示されたんだよ。」
「なるほど。ま、私はそこらの虫けらどもとは格が違いますからねぇ。当然でしょう。」
「君の毒もすごいけど、君の自信もすごいね。」
ヘスティアはさらに平静を装いながら答えた。
「オッホッホ。事実ですから仕方ありませんよ。
して、不老不死は発現してませんねぇ。」
フリーザはスキルを凝視しながら質問をした。
「う、うん!
いきなりスキルなんて発現しないから!流石にそんな異常までは発生しないよ!」
かなり強めの口調で説明したヘスティアに対してフリーザはさらにスキル欄を凝視しながら
「そうですか。」
と普通に答えた。
「(ちょ、ちょっと待って。さっきからスキル欄を凝視してるけどまさかばれた!?」
ヘスティアは先程からスキル欄を凝視しているフリーザに対して緊張が走ったが、フリーザはスキル欄を凝視するのをやめて
「ま、この後じっくりと発現させればいいですか…。
さて、この後私は何をすればいいのですか?」
フリーザはヘスティアに質問をして、それに対してヘスティアはスキル欄を凝視しなくなったことに安堵したのか先程よりも軽い口調で
「とりあえずぼくたちのホームにいこう!
案内するからついておいでよ。」
そう言ってヘスティアは立ち上がり軽くスキップをしながら1階へと降りていった。
スキップをしているヘスティアに対してフリーザは
「(ふふふ、随分と軽いスキップですね。
私にスキルをばれてないとわかったからでしょうか?)」
そう言って手に持っていたステイタス用紙のスキル欄を見た。
「(【
フリーザはヘスティアがスキルを隠していたことに気づいていた。
普通の人ならば、ばれなかったのかもしれないがフリーザにはすぐに暴けてしまうのである。
「(神を殺す…ですか。ま、私を怒らせないかぎりは手を出すつもりはありませんが…。もし余計なことをするならどうしましょうかねぇ。)」
フリーザは不気味な笑みを浮かべながらヘスティアの後を追った。
どうでしたでしょうか。
これをかいて改めて自分の文章を書く才能が皆無だってことがわかってしまいました(T_T)
そして恩恵の力を越すというのはドラゴンボールのスカウターと同じ原理です。強すぎてスカウターが壊れてしまうように、恩恵もフリーザ様の力が強すぎて不明になってしまいました。
スキルに関しては、フリーザ様なら神ぐらい殺せなくちゃ駄目じゃね?と思い、ダンまちの世界なのでその世界観もいれるためにスキルを発現させました。ただ今の所は神を殺すことは考えてません。
それと誤字脱字、そしてこうしてほしいと意見要望などがあったら感想欄に書いてください!
出来るだけ反映させたいと思います。
評価もしてくださったら幸いです。
ちなみに明日はドラゴンボール超です!!
みんな絶対見ましょう!クリリンがどう活躍するか見物です!
次の投稿も明日出来たらやりたいと思います。もし、できなかったらごめんなさい(>_<)
それでは!