大空のSAO   作:ばすけばすけ

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世界樹に向けて/ALO

無事にリーファと合流した一行はショックを受けているシリカを励ましつつ各自自己紹介をしていた。その時にリーファの年齢と、ある一点を注視した何人かがシリカ同様にショックを受けている光景があった。

 

「ツナさんはSAOでもシリカを助けてくれたんですよね!私のも含めて王子様みたいです!」

 

「王子様か~~姫とかは言われたことあるけど王子とは初めて言われたよ。ありがとう。リーファはシリカと同い年なんだよね?」

 

「私も!私も王子様って思っていました!!リーファちゃんは私の親友なんですよ。私だけじゃなくて親友も悪い男から助けられるなんて・・・これって運命ですよね!?」

 

「はいはい シリカ落ち着いてー。ここにいるみんな似た様なものだから。」

 

「そうよシリカ。それなら第一層からずっとツナの横にいる私がお似合いになってしまうわ。 キャッ 」

 

「リーファさんはこのゲームは長いのですか?」

 

「敬語じゃなくて大丈夫ですよアネットさん。このゲームは発売時からやっています!」

 

「ならボクたちに飛行のコツを教えてほしいな!単純に飛ぶことはできたんだけど、複雑な操作や飛びながらの戦闘には不安があるんだよね。」

 

「わかりました!」

 

「この人数に教えるのは正直きついから助かる。これで私はツナにネッチョリ教えてあげられる。」

 

「ネッチョリやだー!ってかクローム、冗談だよね?リーファも敬語じゃなくて大丈夫だよ。確かに俺たちはリアルだと歳上だけど、ここはゲームの中なんだから気にしないでいいよ。」

 

「ありがとうございます!!直ぐには無理かもなんで慣れてきたらタメ口にさせてもらいますね。」

 

その後はクロームとリーファ、ユイから飛行のコツを教えてもらい、マスターしたメンバーは飛行しながらの魔法ありの戦闘訓練を行ってsaoとの違いを確認していた。

 

「ところでリーファ!このゲームにも未知のダンジョンとか宝の地図とかそういったものはあるの?」

 

「宝の地図は聞いたことはありませんが、未知のダンジョンというかヨツンヘイムという未攻略の地下世界ならありますよ。ただ、出現するモンスターが強すぎるって話なんです。」

 

「おー!!テンション上がってきたーー!ツナ!早く仕事を終わらせて攻略しにいこ!!」

 

「私も一緒に行く。護衛は守護者の役目。」

 

「私も行くわよフィリア!ダンジョンに行く際の心得を忘れたとは言わせないわ!!」

 

「わかってるわよアヤ。三人以上でしょ?私とアヤは基本セットなんだから大丈夫だよ。クロームも一緒だから今回は四人だけど。」

 

「ありがとう。」

 

クロームが笑顔でお礼を言っている姿を見たツナは《凪のコミュ力が上がってる! 》とポーカーフェイスを貫きながら驚いていた。

 

そして一行は世界樹へと出発する。


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