大空のSAO   作:ばすけばすけ

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協力者との出会い ALO

ツナ達は長いことALOをプレイしているシリカの友人との待ち合わせ場所へと来ていた。

 

「シリカの友達はどんな子なの?」

 

「そうですねー。・・・・一言でいうなら一部の発育が良い子です。ユーフィアさんと同じくらいの大きさかと。それでいてちょっとドジなところがありますので・・・栄養が胸に偏っている子です。 はぁ。」

 

「それは凄いわね。中学生でユーフィアさんと同じくらいは犯罪な気が・・・。」

 

アスナはこれから来る子はどんな子なのかと気になりシリカに質問するが、シリカは目の光を失いながら自身の胸に手を当ててアスナの問いに返答した。そのシリカの態度に本当に友人なのか心配になるアスナだが学生組はユーフィアを見ながら唖然とし、ツナは苦笑いで聞いていないふりをしていた

 

そんな中、サチと話していたユイが慌ててツナの元まで飛んできて

 

「パパ!!」

 

「どうしたのユイ?」

 

「向こうで戦闘が起こっています!!一人のプレイヤーと複数のプレイヤーが対峙している感じです!」

 

「もしかしてすぐちゃん!?」

 

「みんな!助けに行くよ!」

 

ユイが持つ広範囲の索敵機能に複数のプレイヤー反応が引っ掛かっていた。その状況を聞いたツナ達はもしかしたら待ち合わせをしているシリカの友人かもしれないということで助けに行くことを決めて全員でその場から飛びたった。

 

 

 

ツナ達のいる場所から少し離れた場所にサラマンダーの男性プレイヤー数人がシルフの女性プレイヤー一人を取り囲んでいた。

 

「ヘッヘ もう逃げられないぜ。」

 

「ヒャッハー 久々の女の獲物だぜ!!」

 

「はやく引ん剝いちまおうぜ!!」

 

「おいお前たち!ここまで善戦した相手には敬意を払えといつも言っているだろう!!」

 

「カゲムネさんだってあの胸を自由にしたいと思っているでしょ!?」

 

「この外道!これだから男性プレイヤーは!お前たちを全員道連れにしてやる!」

 

「粋がっちゃってかわいいー。足がプルプル震えてるよー」

 

「はやくやっちまおうぜ!!まず抵抗できないように切り刻んでから羽交い絞めにするぞ!間違っても殺すなよ。」

 

「「「「「ヒーハー」」」」」

 

男達は女性プレイヤーの豊満な胸に目が釘付けになっており、その胸を弄びたいが為に無理矢理倫理コードを解除させようとしていた。リーダー格であろう一人は止めようとしているが、他のプレイヤーは言うことを聞かずに剣や槍を構えていた。女性プレイヤーも刀を構えて応戦する体制をとってはいたが、一斉に六人が飛び掛かってくると目を瞑ってしまう。

 

 

キイン 

 

 

目を瞑っていた女性プレイヤーはいつまでも衝撃が来ないことと金属が擦れ合う音を聞いて恐る恐る目を開けると、自分の前に刀を構えた黒髪のプレイヤーと剣を構えた紫色の髪をしたプレイヤーが攻撃を受け止めていた。

 

「アハハ 女の子を集団で襲うなんて駄目だよー。さすがのボクも怒っちゃうかなー。お姉さん大丈夫?ボクはユウキ。お姉さんは?」

 

突然の登場に双方共驚いていたが、ユウキとツナが剣を振って相手を吹き飛ばすと残りの男達もいつでも攻撃できるように準備をし始めた。ユウキは男達を無視して襲われていた女性プレイヤーに笑顔を向けて話しかけていた。

 

「助けてくれてありがとう。私はリーファ。でもまだゆっくり話していられる状況ではないわよ。」

 

「ん~~~あんなの気にしないで大丈夫だよ!だってツナが殺気立ってるもん。」

 

「プレイヤーキルはゲームの性質上しょうがいないけど、倫理コードなんてもの必要ないでしょ。これだから猿どもは。去勢してやろうか。」

 

「グチグチうっせーーんだよ!!死ねや!!!グギャッ」

 

襲われていたのはリーファというプレイヤーで状況は変わってなく、危機的状況にあることを無警戒なユウキに伝えるがユウキはブツブツと呟いているツナを横目で見ながら苦笑いを浮かべてリーファをその場から遠ざける。

邪魔された男達はその行動に腹を立てたのか切り掛かかろうとしてくるが、声を出していた一番後ろの男が悲鳴を上げたことで何事かと後ろを振り向くと。仲間が頭を斧でかち割られている光景と自分たちの目の前にも何かが迫っている光景を最後に意識がブラックアウトしていた。

 

「うふふふふふふふふっふふふふ 私のALOでの初めてを貴方にあげますわー。光栄に思って下さいね。」

 

「ふう 重戦士の装備だから体力と防御力が心配だったけど一撃とはね。うーーーん たまたま弱かったのかしら。」

 

「違うと思う。ALOはレベル制ではないから単純にゲームに対する練度の差じゃないかな。」

 

「それにしてもツナさんもエゲツナイことをしますね。HPが全損した後に残り火を凍らせるなんて・・・どうなるのかしら。」

 

「人体に影響はないので大丈夫かと。あのアバターはこの氷が解除されるまでは使用不可になるものと思われます。」

 

「ミリシオンさん!!戻ってきてください!!きゃあっ どこ触ってるんですの!?」

 

「カーラさん大丈夫?あの表情のミリ姉に近づいたらダメだよー。ミリ姉は女の子もいけるから。」

 

斧を突き刺していたのはミリシオンで他の男達にもアスナやサチ、アネットなどが顔面に渾身の一撃を叩きこんでおり一人残さずHPを全損させていた。そしてツナが残り火をその場で凍らせていた。ユイがツナがしたことの補足説明をしている間もミリシオンはトリップしてしまっており、心配したカーラが近づいて声をかけるがミリシオンはカーラに抱きついてお尻やら身体を弄り始めてしまう。見兼ねたホタルがカーラを救出してミリシオンはフルール達が落ち着かせていた。

 

「えっと・・・・すぐちゃん?であってる?」

 

「けいちゃん!うん直葉だよ!でもリアルのまんまの姿なんだね。あ!リーファって名前で登録してるから、リーファって呼んで。」

 

「私達はSAOのアバターを引き継いでるの。私はシリカね。・・・リーファちゃんもリアルと変わらないね。」

 

「え!えへへーーそうかなーーー?シリカちゃんかーーうん可愛い!!」

 

恐る恐ると言う感じでシリカがリーファというプレイヤーに近づいて声をかける。SAOの時と違い普通のプレイヤーはリアルとは違う姿の為、あっているか自信がなかったがタイミング的にそうだろうなと思いリアルの名前で確認をすることにした。すると今まで警戒していたリーファだったが途端に笑顔になりシリカを抱きしめた。抱きしめられたシリカはリーファの胸に埋もれており目は死んで魚のようになっていた。




原作よりユイはハイスペックにしてます。

カゲムネのことは嫌いではないです。今後邪魔になるので退場してもらいました。

システムに関与して須藤達に気づかれないのかどうかについては。
→ボンゴレ技術班がそんなポカを起こすわけがないじゃない。一人を除いて・・・

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