なんでこんなに遅いんだよって思うと思うんですけど、カティさんの設定がまじでコロコロ変わってるんでソレどうしようかと…
それではどうぞ
《マザーウィル艦橋》
「…では、後はお任せします」
「了解しました。では、ごゆっくり。」
アルフヘイムに殆どの戦力が向かってしまい、格納庫もガラガラでやることのなくなったマザーウィルスタッフは特に意味も無く周りをレーダーで索敵していた。
彼女…ネル・オールターも艦長でありながら、正直ヒマであった。…まぁ、勿論マザーウィルのゴタゴタはまだ終わっていないのでそれの書類は山積みなのだが。
「…あぁ、なんで艦長なんか引き受けちゃったんだろ。」
彼女も元はとある砦の事務だった。全く戦闘を経験していないどころか、作戦すら立てたことのない彼女がなぜ艦長に抜擢されたのか。理由は簡単。
『あれ?ネル・オールターって確かオペ子じゃね?』
と、デオンフィールがいったからである。大多数の人間…というか、全ての人間が「は?」と言った。一人を除いて。
そんなこんなでいきなり見たことも聞いたことも無い歩く要塞の艦長にされてしまったネルは、もうストレスが溜まりに溜まって胃がドリルで天元突破しそうであった。
「…なにか食べていこうかしら」
艦長なので、言えばなんでも持ってきてくれるのだが、勿論艦長が食堂を使っちゃいけない規則などない。というか、一人で自室で食べていると悲しくなる。
「…あれ、食堂どっちだったかしら?」
ただ、食堂にたどり着くまでに軽く冒険があるのだが。
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「はぁ…何を食べようかしら…」
三十分かかってやっと着いた食堂は、とても賑わっていた。
というか、地味にこの要塞女性スタッフが多いので、デオンフィール監修の甘いもの目当てにかなりの人が常に居る。
というか週1くらいのペースで新作が出ているので客足が減ることは無い。
「…えーっと…コジ饅頭はこの前食べたから…ライールスティック?」
コジ饅頭とはこの食堂の名物である。上から「コジ饅頭」「ヘンなコジ饅頭」「コジ饅頭オルタナティブ」「ヘンなコジ饅頭オルタナティブ」とランクがあり、上がるほど謎の緑色の発光が強くなる。甘味と酸味、それと言葉で表現しずらい食感が合わさりとても美味しいのだ。ヤバいもんだとは分かっているがたまに食べないと落ち着かなくなる、そんな饅頭です。
というか、饅頭とはなんなのだろうか…?本では東洋のお菓子だと聞いたことがあるが、間違っても緑色に発光するモノだとは聞いたことが無い。
「あの、ライールスティックひとつ…」
「はいよ!」
何だろうか…このライールスティックというのは。小麦粉でできた…ドーナツ?いや、これはチュロス…何だろうか?
まぁとにかく、出てきたもんは一瞬でわかるほど膝カックンしていた。それと水没もしそう。…なんだ。この電波は…
「メインブースターがイかれただと!?…はっ!?」
なんだ…いまのは…まぁとにかく。
「…甘い…美味しい…」
今日も一日頑張ります。
「はっくしょん!」
「どうしたテルミドール、風邪でも引いたか?」
「いや、なにか噂をされているような気がしてな」
「存外、水没の話かもしれんぞ。」
「…あの話はもう止めてくれ」
はい、次こそはちゃんと本編書きます。はい。
それではまた。