ナイツ&マジック“NEXT”   作:アストラル饅頭

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もうね、書くしか無いと思った。

ロボットといえばネクストでしょ?ネクストと言えばコジマでしょ?コジマといえばフロムでしょ?ほら!(意味不明)

それではどうぞ。


第一章─ALICIA─
プロローグ


「はぁ…もう、逝きやがったか。」

 

先日まで友人であった遺体に話しかける。

 

「ロボのコックピットで死ぬのが夢だって、言ってたじゃねぇか…たかだか車に轢かれたくらいで死ぬなよ…」

 

視界が歪む。目元から涙が溢れてきた。

 

「馬鹿野郎が…っ!」

 

 

 

 

 

 

その翌日、同じ葬儀場で二人目の葬式が行われた。同じ会社の、同じ部署の男だった。

 

 

________________________

 

……なにが…あぁ、俺も轢かれたのか。あいつの後追いとはなんとも情けない。匪賊には、誇りもないのか?

 

でも、明らかにこれ地面の固さじゃないよね。アスファルトじゃなく…人の、手?抱きかかえられてる感じ?あぁ、なる程。女神様か天使の方々が上に運んでくれているのかな?

 

暗かった視界から、目を開けると。そこには金髪碧眼の美女がいた。

 

 

………ファッ!?

 

 

思わず叫ぼうとするが、叫べない。声が出せない?なんでまた…あ、轢かれた時に声帯でもつぶされたのか?

 

目の前の美女に抱きかかえられ、頭をなでられていることは分かる。でも、何でこうなった?という根本的な問題が解決しない。えぇ…なにこれ(困惑)

 

「あら、デオン起きたのね。」

 

「あ、うあぅ…」

 

声が…声が出ん…助けて!ライダー助けて!助けなくても良いからこの状況について誰か説明を!!

 

 

________________________

 

ライダーに助けを求めてから10年。結局ライダーは来てくれませんでした。おのれディケィドォォォォ!!貴様のせいで私の生活も破壊されてしまった!

 

とまぁ、冗談はさておき。分かったことは、この世界。魔法あります。やったぜ。更に言うと巨大ロボット居ます。あぁ^~たまらねぇぜ。それで巨大な魔獣と殴り合うらしい。もう最高や。

 

巨大ロボは男のロマンだってそれ一番言われてるから。俺のロボ愛が、改造しろと頭の中でグルグルしている。幸い俺の家は貴族らしく、面倒くさい礼儀作法を抜けば生活には困っていない。

 

俺が今住んでいる所はフレメヴィーラ王国。魔獣と最前線で戦っていることから、ロボットのパイロット、ナイトランナーになぞらえて『騎士の国』なんて言われていたりする。勿論、そのナイトランナーを養成する学校もある。前世から俺はロボットの重度のオタクだったからそんなモンに食いつかないはずもなく、首席で入学してやりました。やったぜ。

 

初等部からずっと首席の地位を保っていると、流石に先生方からもある程度の期待が来るわけで。専用機なんてモンも用意してもらえました。次の日には装甲含め殆どの外装外したけど。

 

さて、オタクがロボを改造するとき、真っ先に思い浮かべるのは機体の形でもなく、名前でもなく。運用方法だ。これがないと逆に形が決まらない。

 

俺は前世の知識から、『空中を飛び回り、上方向から反撃を許さず対象を破壊する』。これに決めた。

 

となると、それには適した足の形がある。具体的には、鳥のような…そう、俺は重度のロボオタクであると同時に、フロム脳患者でもあるのだ。そして、フロム脳患者が空を飛びたいときに思い浮かべる脚部…それは一つ。『逆関節』これしかない。……あ?フロート足?んなもんねぇよ。

 

良質な紙に、設計を書いていく。その間にも、隣では他の専用機が改修されていた。白い機体と紅い機体。

 

そして、設計を始めてから約二日、ついに出来た。設計図が。

 

全体的にとがったデザインは、空気抵抗を考えた結果だ。そして、この機体の顔…ヘッドパーツは、考えた新技術を投入してみた。その技術とは、顔の半分をカメラアイで埋めることだ。これにより、騎士の兜のような従来のデザインから、異形の、複眼の顔面になった。

 

勿論、ただそうしたわけではない。これには理由がある。従来のロボ…この世界ではシルエットナイトと呼ばれている兵器には、すこし弱点がある。

 

それは、視界の狭さ。ほぼ前方向にしか視界を確保できない。それも、カメラアイが貧弱なせいで、多少の衝撃で映像が歪んだりもする。

 

カメラアイの貧弱さは直せない。なら視界の狭さはどうにか改良できないか?と考えた結果、だったら目を増やせばいいじゃない!と。それを担当のナイトスミスに言ったら馬鹿じゃねぇのか?といわれた。なんで?(殺意)

 

それでもちゃんと仕事してくれるナイトスミスことカティちゃんほんと好き。一字一句変えずそのまま伝えたら顔を真っ赤にして殴られた。解せぬ。誉めたじゃん!

 

そうして出来上がった機体は

 

真っ黒な塗装に複眼の赤、右手に持った銃状の杖は、『カノープス』、という。左手には小型のシールド。これも中に魔素加速器を仕込み、魔素を送ると先端から高出力のレーザーが放たれる。しかし、かなり短距離で減衰してしまうが。これはこの世界の空気に含まれているエーテルの仕業だとカティが言っていた。でも、エーテルがなかったら理論上は無限に伸びるため、イデオンソードになる。でもエーテルが無いとシルエットナイトのジェネレーターが動かないからアカンけど。

 

そして、カティちゃんが名前を決めろ、と。決まっている、逆間接の脚部を持った03-AALIYAHとなると

 

 

アリシア、これで決まりだ。

 

 




アリシアのスペル分からない…分からなく無い?

読めれば良いんだよ読めれば!それと、すこしイカルガも手を加え……おっと、これ原作読んでないとネタバレになるか。

感想評価ください。オナシャス!

それではまた。

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