月明かりで出来たシルエット   作:有栖川アリス

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こんばんは。アリスです(❁´ω`❁)Alice


投稿遅くなりました(汗)


是非最後までお付き合い下さい!


東洋の鶯と男達

「じゃあ、行くか。」

 

仁琴の掛け声で全員一斉に走り出した。

優は管理室へと向かい、天晴と仁琴は25階建てのビルの23階にある東洋の鶯に向かう。月は早速入口の警備員をメタメタにしていた。それを見て天晴は月の元に戻って耳元で「殺すなよ」と囁いて、仁琴の元へ走った。

 

 

「待て。ここを通すわけにはいかない。」

12階に達した所で大柄の2人の男が仁琴と天晴の前に立ちはだかった。

「あら?お久しぶりです!」

仁琴は小町キャラで2人組の男に言った。そう、この男たちはウィストン・ホワイトの時に会った厄介な2人だった。

「あの時は世話になった。今度はこちらが世話してやるよ。」

男達はニヒルに笑った。

「それはそれは!光栄です、黒蝶組の幹部のお二人にお世話して頂けるなんて。 」

仁琴はパチンと手を叩いて笑った。

「なぜ…っ…?」

「あんたらの生年月日も知ってるで?なんせこちらは天才の集まりなんでね。黒蝶組の恨みを買った覚えはないねんけどなぁ、ウチの大事な姫さんを二人がかりで襲おうとしたそうやな?そんな輩は始末せなアカン。自分らから来てくれたからわざわざ行く手間省けたわ、おおきに!」

天晴はいつもの関西弁で喋っているが、天晴の関西弁を知っているのは仁琴、優、月だけだからそのままだそうだ。

「やれるものならやってみろ。」

男達は今にも飛びかかってきそうな勢いだ。仁琴と天晴は一瞬目を合わせた後、一気に階段を駆け登り始めた。

男達も必死に追いかけるが、追いつかず、男達の息も上がり始める。

「くそっ…!」

「なんていう体力だっ…!」

男達は走りながらそう呟いた。その声はもう空気同然なくらいに小さく、弱くなっていた。

 

男達が目的の23階に着くと、仁琴と天晴、月、優と4人が揃っており、宝石は既に無かった。

「お前ら、姫を襲った…。地獄、落としてやる…。」

優は狼のような目で相手を睨む。

「違いますよ。そういう時は天国見せてやるって言うんですよ。」

月は手袋をつけ直しながらニヤリという効果音がつきそうな顔をした。

「ウチの姫さんを傷付けた代償は高いで?」

天晴はボキボキと手の間接から音を鳴らし、隠し刃を出す。

「やれるものならやってみろ。」

1人はフッと笑いながら手で前髪をあげ、もう1人は軽く屈伸をした。

「まだまだ役者が足りていませんが一旦、幕開けと致しましょう!さぁ、第1ラウンドの幕開けです。」

仁琴は目を細めて、無邪気に笑ったが、纏っていたオーラは光っており、眩しかった…。

 




ありがとうございました!

今回はあまりストーリーがすすんでません!すみません:;(∩´﹏`∩);:

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