FF9 観光日記   作:祝子 紀

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 月曜日が憂鬱です。(~_~;)

 ちゃんと更新できるのかな?


第8話

 理由を(意図的に)説明し忘れていたなんていたことはよくあること。

 

 

 

 クワン洞での昼食の終わりに彼(もしくは彼女)に今回ここにいる理由を話した。

 

 トレノの街で近くに温泉が存在するという話を聞いたこと。(これは街の住人であるナイト家のおばあさんに聞いた本当の事でずいぶん前に訪れたことと霧のモンスターで今中がどうなっているかは知らないといわれたが)

 

 その温泉に入りたいがために調査しようとしたこと(実際はこちらの入浴習慣がシャワーだけに等しく、トット家に珍しい猫足のバスタブあったのだが底が浅く入った気がしないため仕方なく温泉に関する情報を集めていた)

 

 クワンさんは話を聞いた後にしばらく考え込んだ様子で腕を組みこちらを見つめていたが、視線に耐えられなくなる形でこちらから調味料などの森などでは得にくいと思われるものを街からは持ってくるのでここの温泉に入らせてもらえないかと交渉した。

 

 洞窟にこもるような生活をしているクワンさんは調味料などの嗜好を満足させうるようなものは交渉に値すると目論見を付けたのだがこの後のクワンさんの言葉にあっけにとられてしまった。

 

「ここの温泉に入りたいと訪れた人だったアルね。別に好きに入ればいいアルよ。ワタシは奥に住んでいるだけでここの主じゃないアルからね。」

 

 率直に言えば無欲なお人だと思ったがここまであっさりと温泉に入る許可がもらえるとは思わなかった。

 

 そんな調子で温泉に入る許可をもらったので、では早速といった形で案外丈夫だった下へ降りるロープを伝い(万が一が起きたらと躊躇したが降りる時に無意識に無詠唱でレビテトを唱えていたようで重量を感じなかった)手縫いで作った薄い甚平型の湯帷子擬きに着替えて入った。

 

 温泉に入っている間に魔力で試してみたいことがあったので早速試してみた(やはり入っている最中は魔力が回復していたのでその時は絶好の機会と考えていたのだ)

 

 最初は魔力そのものを練ることでマジックハンドのように念力のようなものを試したりした。(これは2、3回で成功した比較的空気で出来た手のようなモノで温泉をすくい上げたりこぶし大の球体状になった湯の塊をお手玉したりと遊んでみた。なんせ切り離すことなく使う伸びる手のようなものだから消費する魔力はないのかもしれない。)

 

 その次は魔力による器の強化と変化の実験だ。(特定の部位に魔力を集中させることで髪や爪を伸ばすなどの成長促進に、腕全体の強化を施すことで握っただけで石を砕くなどができた)

 

(伸びた髪と爪は街に帰った後にナイフで整える羽目になったが切った髪や爪にも馬鹿にならない魔力が宿っていたので処理に悩んだが暖炉で燃やすことにしたが、やはり尋常な量ではなかったようで危うく自分が燃える羽目になった。)

 

(つまり鼻の先をやけどした。ポーションで治ったのから良かったけど。)

 

(それと同時に髪と爪を燃やす際に鱗に包まれた赤や橙、少量の青そして白く光るように燃える尻尾のようなものを暖炉の奥に見たがあれはいったい何だろうか?)

 

 そんな感じで温泉につかりながらの実験で休日を有意義に過ごした。




常にぎりぎりの投稿にならないといいのですが(´・ω・`)

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