10話が本当に待ち遠しいです(´・ω・`)
今回は難産でしたが美味しい話て難しいですね。
本当に分かって欲しい事なんて他者に伝えるのは難しいモノだ。
料理に関しては私は人並みにできる。
それは自分が知っている食材や道具、環境が整っていることが前提条件に挙げられる。
キャンプのように長時間、薪の面倒を見つつ料理を作るといった技能は持ち合わせていないので、今回は市場で購入した固い歯ごたえのある(そういえば聞こえがいいが実際は酵母がまだ発見、否使われていないだけなのだろうか?)黒パンを2つに切ったもの。
新鮮なギザール野菜の葉っぱの部分(ギザール野菜は葉は人参の葉に似た味で根の部分はカブに似ていた為、市場で手に入れた馴染みの味がする調味料で作ったピクルス液に余った根の部分を漬けてみたらちょっと嗅いだだけでも気絶しそうな涙目必須の物凄い臭いがしたが味は美味しかった)
(ギザール野菜のピクルスはやはり強烈な臭いを何とかできないかと手作りしたマヨネーズに刻んて入れてタルタルソースにしてみたらそれほど気にはならなくなったのだが素の状態では納豆やクサヤよりも強烈である。)
(これを素で丸ごと一気食いした某堅物騎士をちょっと尊敬しそうだ)
厚みのある上物のベーコンとチーズ(酒場で倒れた酔っぱらいの介抱をしたら寝落ちしてしまったのでその客が注文した品をお詫びとして店主がタダで包んでくれた)
それらを大きなサンドイッチにして2つに切ったものを持ってきたのだが、途中で食べてしまい(シャキリとしたギザール野菜の葉と軽くあぶったベーコンの肉汁と解けたチーズが手作りタルタルソースの酸味と黒パン独特の歯ごたえがマッチしてとっても食いでがある美味しさだった)午前中につけるだろうとみとうしも甘く保存食もろくに持ってこなかったのでその時にクワンさんに出会わなかったらどうなっていたことか。
口述筆記をトット教授に願い出たのはこれが原因であった。
あの時、目を通した論文も所々に意味は解る単語は認識できるのだが、文章となるとまるで意味が解らないのが問題だった。
もちろんトット教授のことだから、素直に教えを請えば快くこちらの文字を教えてくれるだろう。だが、ただでさえ書生としておいてもらっているのだ彼の教え子が文字も読めない未熟者がなぜいるのかということが言われるのが私は怖いのだ。
それが原因で私が
話が脱線したのでクワンさんとの昼食の件に戻そうか。
洞窟の中に入れば、天然ものの温泉につけていたのだろうか大きなダチョウの卵に似た特徴的なまだら模様チョコボの卵が入ったホコホコと湯気を立てる笊を引き上げたのだろうクワンさんが立っていた。
「迷子さんは運がいいアルね。今日のメインはチョコボの温泉卵アルよ!」
迷子という言葉に否定を入れようという気にはならなかった。
何も知らないはずの私が意図的にあなたがここにいると知って訪れたといえば不審人物として認識されてしまうことは間違いない。
素直に頭を下げて昼食への誘いの礼と名前を名乗ると彼(あるいは彼女)は「お礼はいいアル。ワタシはクワンアルよ。」名乗り返してくれた。
蒸し暑い温泉の湯気が天井から雫となって落ちている洞窟の内部を進むと鍾乳石が目立つ比較的過ごしやすい部屋に出た。そこで用意されたクワンさん手作りの昼食は絶品の一言に尽きた。(自分が食べていたものは素人料理でその道を究め続ける生粋の求道の料理人であるク族の料理は自分の語彙力では表現しきれないのが非常に残念だ。)
チョコボの温泉卵は今度トレノの闇市で卵を見つけでもしたらまた食べたいものだ。
皆様に残念なお知らせなのですが月曜から更新が不安定になりそうです。
20日あたりにもちょっと旅行に出かけますので
更新楽しみにしてくれる方たちには申し訳ありません(;´・ω・)
それでも続きは書いていきます!
難しいけどなるべく1日1回更新でやっていきたいなぁ。"(-""-)"