FF9 観光日記   作:祝子 紀

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 FF9を確認のために少しづつやり返しながら執筆しています。

 アルティマニアも手元にありますが子供のころから使い込んでいるので損傷が激しいです。

 大事に読み込んでいたつもりだったんですがね( ;∀;)

 皆さんは使い込んだり読み込んだ攻略書ってありますかね。(; ・`д・´)


第6話

 故郷にいたころには自身の周りが恵まれていたという感覚は特になかったが。

 

 違う環境に放り出されると日常のありがたみにやっと気づくものだ。

 

 

 

 その日は久々の休日に早起きをして早朝呼ばれる時間帯(常にテラ月やガイア月に照らされているので時間間隔がなくなりそうになる為気を付けなければならない。)に街を出た。

 

 町を離れること30分ほど経った頃に夜空からさんさんと太陽降り注ぐ昼に変わった森の中でカーヴスパイダーやトリックスパロー、マンドラゴラに何度か出くわした。

 

 数は一体だったり二体だったりしたがそれほど苦戦もせずあっさりと倒すことができた。遠目に見えた瞬間にグラビデで鈍ったところを突剣(レイピア)で大きく狙いやすい胴体を切り付けるか頭を貫くことで倒していった。マンドラゴラが三体以上の時は安全に倒せる自信がないのでさすがに逃げたが。

 

 戦闘能力を安全に鍛えるためにキング家のオークションで書生として働いていた約2週間分の時間給で買い取った装備品は質が良く、パールルージュで覚えた沈黙回避の術は金切り声を防ぎ、装備品のマダインの指輪はマンドラゴラのブリザラを吸収した。

 

 グラビデで削った分のライフいがぐり3連続は回復に持ってきた初級傷薬《ポーション》を反射的に使わなかったらさすがに死ぬかと思ったが、オートポーションは一人で行動している分には有用なアビリティであった。

 

 

 やはり事前の情報とは違い実戦に出てみないと判らなかったことが多く、その一つとしてアクセサリの複数装備が可能であったことが一番の収穫だ。

 

 

 アクセサリーの組み合わせによっては属性吸収・半減・無効などの効果を打ち消しあってしまうが、基礎能力を加算することは可能であり、パールルージュとマダインの指輪、金のチョーカーなどは同時複数装備が可能で能力が大幅に上昇した。

 

 装備する際に回避や防御行動の邪魔にならない程度というのがネックだが。

 

 そうこうしている内に森を抜けて目的のクワン洞にたどり着いたころにはお昼手前のことであった。

 

 入り口からの明かりでクワン洞内部は比較的明るく足場も安定しているようにみえるので安心して目的を遂げられそうであった。

 

「おや、珍しいアルな。この辺りに人が来るのは迷子アルか?」

 

 クワン洞入り口から近い位置の木々の間からガサガサと音を立てて十字の目にナマズのような髭が生えたク族が現れて話しかけられた時は正直驚いた。

 

 心構えをしたとはいえ初めてまともに亜人種と接触したのは初めてであったから余計にだ。

 

 挨拶をしようと口を開くよりも先に腹の音があたりに響き渡ったグオルゥルゥウ、ギュルゥリと音は風の音には紛れてくれず彼(だろうかもしくは彼女)の耳に届いたのだろう「わっははは」と声を立てて笑われてしまった。

 

 「お腹すいてるみたいだから洞窟の中に入るアルよ。ワタシここに住んでるから一緒に食事にするアルね。」

 

 「話はそれからアルね」と言われてしまった。

 




 そういえば、言い忘れていましたが(*ノωノ)

 祝!UA1000越えにお気に入り件数2桁越え!

 嬉しくてしょうがないからこの物語の主人公である

 あの人にどこかの世界に出張してもらう番外編の執筆しようかなと考えています。

 物書きのサービスは短編小説でというのは安直ですかね?

 十話越えたらアップ検討しようかな( ..)φメモメモ

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