安心してください!('ω')ノ
最後は… (-_-)/~~~ピシー!ピシー!
相方にネタバレ禁止と怒られました!
嘆いていても仕方ないなら現実から目をそらすな。
真実は時として人を傷つけるが、優しいウソなら良いなどまやかしの言葉だ。
その点ではトット先生は真摯に私と向き合ってくれた。
思考が止まれば迷いが生まれてしまい、そうなると人生は楽しくもなんともなくなる。
服の袖で涙を強引にふき取り、かける言葉を失った様子のトット先生に向き直った。
正直にそして真摯に私の現状を見極めてくださったことにまずは礼を述べ、書籍ついては金銭の支払いは要らず献本の形で私が持つ数十冊の小説すべてお譲りし翻訳も手伝うこと、その代わりしばらくトレノを活動拠点とするのでどこかただで泊まれる場所を提供してくれないかと提案をした。
提案を述べた私にトット先生は先ほどまで涙を流して赤く腫れて醜くなったであろう私の顔を見ながら「お強いですな」とこぼした。
強いという意味は精神的にであろうか、だとしたら勘違いだ。
あきらめたら帰る手段を探してくれるような奇特な方が現れるわけでもなし。
もはや根性と意地で
「あなたのトレノでの拠点のことなのですが」
「どうでしょうかここで書生として暮らしてみませんか?」
「あなたのように強い意志を持つ御仁であればこの不夜の街であっても滅多な事は起こりますまい」
そのありがたいトット先生の申し出にうなずいた私は一つこう聞いた。
「教授とお呼びしてもいいですか?」
唐突な私の呼び名にトット先生は「ホッホッホ…構いませんよ。ですが」その私の言葉にふと疑問を持った様子で「何故、わたくしの貴方様からの呼び名が教授なのですかな?他の皆様は私を学者先生やトット先生と呼ぶので参考までにお聞きしたいのですが?」と尋ねてきた。
不思議そうにこちらに尋ねてきたトット先生に私は持っていたカバンの中からノートと筆記用具の中から万年筆を取り出しそこに故郷の文字の一つ漢字でこう書いて見せた。
教えを授けてくれるで
これがトット
アレクサンドリア城下町へと通じる門をくぐり長期滞在の予約を入れていた宿への道すがら、西側の空に様々な種類の赤色を身に纏いながらお日様が薄い雲越しに沈んでいく。
あの見事な赤毛の高潔な武人は元気にしているだろうかと…。
今後ともよろしくお願いいたします。
気張って書いていきます!
FF9よ! 永遠なれ!