工業技術研究ならばリンドブルムはどの国家よりも進んでいるんですよ。
ワールドマップの飛び交う飛空艇からこういうのもあるかなと考えて書いてます。
演劇の終了の鐘の音や工場、開発の騒音この町はせわしない事だ。
翌日の昼12時遅すぎる起床の時間に昼の劇場区の演劇終了の鐘が私をたたき起こした。
まともの人物であれば昼食の時間でもあるが今回は寝坊のために食いっぱぐれてしまったが体を慣らすついでに昨日買い込んだ食糧で遅すぎる朝食兼昼食の時間とした。
宿の厨房を借りてバターを塗ったパン(食パンが売られていたので酵母がないわけではない様子だ)2枚の間に生でも美味しいサニーレタスにハム、チーズ、固めに焼いた目玉焼きを乗せてズッキーニのピクルスを刻んだものを混ぜた手作りのマヨネーズで作ったタルタルソースを自分の好みの量を乗せて大きめのサンドイッチを作り上げた。
この日の予定は1か月後に訪れる予定のアレクサンドリア行きの飛空艇チケットを予約を入れておくことと工業区のほうで開発が進められているという新型水蒸気機関の見学を行うために機械技師たちとのアポ取りだ。
真面目な話だが、この国の主戦力でもある飛空艇団の新たな動力機関として将来が期待されている水蒸気機関式のエンジンは国内外でもあくまで話のタネになる噂程度の代物に過ぎず現地に着くまでアポイントメントが取れずにいたのだ。
リンドブルムに到着しての兵士さんとの会話でもうすぐ実際に飛空艇を飛ばすほどであれば動力機関の水蒸気機関式のエンジンは完成されているのであろう。
ならばこの機会に実際に飛ばす予定の飛空艇が見れるかもしれないのだ。
期待するなというのが無理である。
だが、専門家でもない私はあくまでビショップ家雇いの一介の調査員に過ぎない。
工業区の機械技師経由で新たな水蒸気式のエンジンが拝めるだけでもラッキーととらえるべきだろう。
宿を出て最初の目的である1か月後のアレクサンドリア行きの飛空艇チケットを買い求めるためにエアキャブで駅員に聞いてみた。
「それでしたらリンドブルム定期飛空艇便がおすすめですね」
なんでも飛空艇を使い手紙や荷物の運搬を仕事として扱う公共機関らしく一般の方でも予約さえ入れれば使えるらしいが、主に貴族が扱う代物のために身分証明がはっきりしていないと門前払いされてしまうようだ。
私は調査員としての身分がはっきりしているために特別製のゲートパスを提示すれば簡単に請け負ってくれるだろうと言われ目的地までのエアキャブを教えられた。
その後は門前払いされるようなトラブルもなくあっさりと1か月後のアレクサンドリア行きのチケットを入手できたことを書いておこう。
明日はたぶんさらに遅れますが更新したいと思うんですが
間に合わなければ申し訳ありません。