これに関しては呼んだ後に苦情は受け付けませんのでご了承ください。m(__)m
技術都市国家リンドブルムの飛空艇などの機械工学は霧の大陸でも随一だろう。
トロッコに乗ってエレベーター乗り場に着いたところちょうど交代の兵士さんが中層に戻るそうなので同乗させてもらった。
少し到着するまでの間であったが飛空艇の霧機関を使わない新しい新型飛空艇についての聞いてみたが長年シド大公が構想を練りあと数か月のテスト飛行や安全性などを経れば7月頃に完成するはずだという情報を兵士さんからのおしゃべりから得た。
もっと詳しく知りたかったのだが残念ながら中層に到着してしまいこれ以上は上司に怒られるとの言葉と共に去られてしまったので仕方なくエアキャブ乗り場までの道を城の飛空艇乗り場に飾られたシド・ファブール一世の銅像を道すがらちらりと見るだけでこの日の城の中の見学は終わってしまった。
高速でリンドブルム市街地の商業区に向かうエアキャブからの景色は確かに色鮮やかな様々な飛空艇の飛び交うさまや人々の暮らしが確かに豊かであるのだと示していた。
霧の大陸は心身に影響を与える霧に覆われているからして争いごとの絶えない地でもある。
それがこうまで発展しているのは高所に位置する霧の影響が少ない国の位置に霧の影響を抑えようと霧を使わない発明を考えたシド大公のみならず執政を担うオルベルタ様の優秀さが際立っていると言える。
リンドブルムの発展はすさまじいものがあるといえるだろう。
そう思考を回らしている内に商業区のエアキャブ乗り場に到着。
エアキャブ乗り場からすぐの宿屋に一ヶ月分の部屋代を支払いに少量のチップを支払ってこの日のメインの買い物へと出かけた。
商店通りの入ってすぐのギザール野菜の新鮮なピクルスは自分で作ってみた時と同じく強烈な臭い(
ゲスの肥溜め煮込みとはこのことかと思うほどだ。
近くによって(それだけで周りの通行人から勇者か変人を見る目で見られた。風評被害はなはだしい)店員のおばあさんから試食のために一つ買って恐る恐る食べてみたら一瞬ここで立ったまま気絶しそうになった。
さすがに丸ごと食べるような剛毅な(無謀ともいう)まねはできないので一番おいしい根の太い部分を角切りにしたものを口に入れたのだがそれだけでも凶悪なまでのにおいが口と鼻を直撃した。
ピクルスとは酢漬けだ。
酢特有の酸味に加えて凶悪な臭いのせいで口の中に入れたとたん唾液があふれてしまいそのせいで余計臭いが鼻を攻撃し飲み込むことを本能と喉と胃が拒絶する。
味はいいのだよ………味はな!
熟練の技だろうか自分が漬けたピクルスと比べてまろやかで食べやすいことは確かだ。
だが…しかし…臭いが…私のつけたピクルスよりも凶悪すぎるレベルを超えているもはや測定不能の四文字すら頭によぎるほどだ。
シャクリと音さえ立てて劇物(毒ではないちゃんとした食べモノだ)を食べ切った私はもはや涙目だ。
しかし、しょっぱなから強烈なものだとリンドブルムの商店通りの入り口で食べたものがギザール野菜のピクルスとはこれからの生活どうなるのか。
この後、口を拭く為に使ったハンカチに臭いがうつってしまう悲劇があるのだが焼却処分するほかないことを私は知らない。
どうでしたか(´・ω・`)
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