FF9 観光日記   作:祝子 紀

20 / 41
続きはこうなっておりますよ~。

最近誤字が多いんですよう(´・ω・`)

気をつけてはいるんですけどねー(/ω\)


第19話

 わっかに切れば太陽の笑顔、二つに切れば虹の架け橋南ゲート名物まんまるカステラ!

 

 

 

 思わず日記の書き出しに広告を書いてしまった。

 

 まんまるカステラはその名に違わず私が知る四角い長方形カステラではなく。ケーキ型からそのまま出したようなまんまるの形であった。

 

 

 今回は二つにナイフを入れて虹の架け橋の形で食べてみた。

 

 ふんわりとした弾力の生地に貸し出された銀色の小さなフォークをたてるとふわりと音をたてる様に柔らかく刺さり、フォークに刺さった生地を口に入れた瞬間に卵と砂糖の単純ながらやさしい甘さが広がり多幸感に包まれた。

 

 しっとりとした生地に下部分のザラメがいい感じにカラメルのように感じ、思わずバックから取り出した水出しの冷たくした紅茶の入った水筒を飲んでしまった。

 

 水分補給は実際、旅の間は重要なので自重していたにもかかわらずこのまんまるカステラの魅力には勝てなかった。

 

 

 そうこうしている内にアレクサンドリア方面行の鉄馬車が到着、残り半分のカステラを貰った紙袋に詰めて鉄馬車へと乗り込んだ。やはり日当たりの良い窓辺に座り鉄馬車からの変わりない岩肌の長めに眠気に惑わされながらボーデン駅に着いた。

 

 ここからは徒歩でリンドブルム地竜の門へといくことになった。

 

 しかし、ボーデン門から出発した時刻は夕方、途中で野宿(キャンプ)のために霧の中で安全な場所を探さなければならないために少々あちこちと歩き回る羽目になってしまった。

 

 そして、その日の野宿(キャンプ)のために魔物(モンスター)のいない場所を見つけた時には星が見えかけの空模様になっていた。

 

 野宿(キャンプ)のばしょにえらんだのは厳しい岩肌の道なきけもの道(正規ルートじゃないためだいぶ苦労した)を降りた先のボーデンアーチであった。

 

 綺麗な水場に魔物(モンスター)の気配がしないその場は絶好の休憩所であった。

 

 星空の見えるひらけた位置に薪を焚いて、獣除けの結界にこちらの一般的な旅人なら覚えておいて損にはならない小技百選という本に載っていた魔物(モンスター)とは別に野犬などの獣を追い払う物を書かれたマットを敷き、使い捨てのテントを設置した。

 

 夕食代わりに残り物のまんまるカステラの半分と近場の水で焚いて白湯にして食べた。

 

 焚いた火に土をかけて消した後、少しの星明りとガイア月の青い光(テラ月の赤い光はガイア月より弱い為そう感じた)が空から木々の間に差し込み少し不気味ささえ感じてしまうほどの夜は寂しさすら感じるものだから少し故郷に郷愁を感じながら眠りについた。

 

 家に帰ることを夢に見なかったわけではないことを記しておく。




徒歩で行く場合、配置的にボーデンアーチからはゲームの仕様ではいけないはずなので

今回は獣道からの非正規ルートを使ったというオリジナルになってしましました。

お姫様と堅物騎士さんてチョコボの森に行った形跡があるのですが

どうやってボーデン門まで行ったんですかね?

本来ならば飛空艇必須なのですが(´・ω・`)?

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。