【完結】お月様を見ながら夜噺を。   作:伽花かをる

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第1話

 

 

「霊夢さん霊夢さん。年間行事で、一番好きな行事ってなにかありますか?」

 

 ある日の昼時、東風谷早苗は唐突にその質問を投げ出した。

 茶を啜っていた博麗霊夢はすぐに早苗の質問に答えることができず、口の中にある茶を飲み込み、湯呑みを机に置いてから口を開く。

 

「わかりきってることを聞かないでよ早苗。私は神社の巫女なんだから、お正月の一択に決まっているじゃない」

 

 身に着けている、なぜか脇の部分のみ空いた巫女服を霊夢は両腕を広げて見せつける。

 

「他には、なにかないですか?」

「そうねぇ。でも私は基本、どんな行事も楽しむ人間よ。だって一年に一度しかないんだもの。毎日似たような日常だし、たまに刺激もほしいわね」

「幻想郷は、娯楽が少ないですからねー。年間に一度しかない行事を噛みしめて楽しむって人が多くても普通なのかな? 私が以前に住んでいた現代(外の世界)には、むしろその逆の人が多かったんですが?」

「あらそうなの?」

 

 霊夢は僅かに驚いたふうに、少し目を見開いた。

 早苗は霊夢の言葉に頷いた。

 

「幻想郷に住んでいる人達からしたら、外の世界の人達は果報を寝て聞き逃すようなことをしているのかもしれませんね。でも外の世界はね、娯楽に溢れているから。盛り上がる行事以外では、乗り気になれないのですよ」

 

 興味深そうに、霊夢は「へー」と声を出した。

 

「娯楽に溢れているねぇ……それって逆につまらないんじゃないかしら?」

「どういうことですか?」

「あまり娯楽に浸かりすぎると、楽しいことに対する耐性がつきそうじゃない」

 

 と言って、霊夢はもう何番煎じかもわからない味の薄い熱々の緑茶を湯呑みに注ぎ、フーフーと冷まして啜り飲んだ。

 味が薄くなってもはやただのお湯となっている液体を半分くらい飲む。

 茶を飲んで一息ついた霊夢は、再び言葉を紡いだ。

 

「ほら。高級なお茶だって、最初は美味しく飲めるけど一週間くらい続けて飲んでいたら美味しく感じなくなるでしょ? 飲み飽きてくるのよ。だから五種類くらいの茶葉を用意して、毎日ローテーションで使っていきたいわけ。そうしたら、一生味に飽きることはないと思わない?」

「ほぉー、なるほどねー。でも多分それ、本当に美味しくなくなってるだけだと思いますよ。霊夢さんが飲んでるそれ、煎じすぎてただのお湯になってるじゃないですか」

「……娯楽も面白くなくなる限界まで、噛みしめるように楽しめばいいのよ」

 

 と、霊夢はその通りだと内心で納得しながらも、早苗に正鵠を射た言葉を言われたことを少し恥ずかしく思い、顔を赤らめて露骨に目を逸らした。

 喜怒哀楽がハッキリと表情に出てしまう性格ゆえか、霊夢は人に嘘をついたり、とぼけたりすることがあまり得意ではないのだ。

 

「なら霊夢さんは、永遠にそのお茶っ葉を使い続けたらいいんじゃないんですかねぇ」

「でもそろそろ飽きてきたわ。充分に味を噛みしめたし、誰か新しい茶葉をプレゼントしてくれないかしら」

「自分で買うって発想がないところが、霊夢さんらしいところですねー」

 

 自分で栽培するのはどう? と、早苗は付け加えて言った。

 無言で首を横に振る霊夢――あー誰かプレゼントしてくれないかなぁと、霊夢はチラチラと早苗に熱い視線を送った。

 

「赤服を着たオジサン――サンタさんにでも頼んだらどうですか?」

「流石の私でも、赤の他人――赤服の他人に、贈り物をねだったりはしないわよ。ていうかその、三太さん? っていったい誰よ」

「あー。そういえば、ここでは――()()()では、クリスマスの文化は広まってなかったですね」

 

 幻想郷――日本の長野県のどこかに存在する、非科学的な生物が住んでいる隠れ里のような場所。

 妖怪、神様などの人外が()()()()()()()この場所は、時代で言うと明治頃に近い文化レベルである。

 クリスマスが日本で流行し初めたのは明治頃。色々と差異はあるけど、文化レベルを考えたらクリスマスの名を知る者すらあまりいないのだろう。以前に西洋に住んでいた妖怪ならクリスマスを知っているかもしれないけど、博麗神社の巫女である霊夢なら知っていなくてもおかしな話ではない。

 

「なら今度、守矢神社の運営とは関係なく、人里の人達にクリスマスの文化を伝えようかな? 西洋のイベントだから、流石にうちの神社の宗教勧誘として組み込めそうにないけど……まぁ一年に一度くらい、親に好きな物を買ってもらえるイベントがあったほうが子供達も嬉しいでしょうしね」

「ねぇ早苗! 好きな物を買ってもらえるってどういうことなの!?」

「落ち着いてください霊夢さん。流石に霊夢さんの年齢的にプレゼントを貰うのは無理です。子供が対象のイベントなので」

「……でも私、一応まだ15歳だし。親って訳じゃないけど、便宜上は私の保護者の(ゆかり)に上目遣いでお願いしたら何とか――」

「あの人、何だかんだ言っても身内には甘そうですからねぇ。しかも大抵の願いなら叶えられそうだし、『永遠の命』や『世界征服』みたいな無茶な願い事でも何とか叶えてくれそうな印象があります」

 

 そう、あの有名なドラゴンのボールみたいに――と、早苗はわけのわからぬことを言った。

 だが、確かに霊夢の保護者にして幻想郷の創設者である八雲紫なら、どんな願いでも叶えられそうな印象がある。

 『世界で最も味わい深い茶をくれ』と頼んだら、夜より闇く混沌より禍々しい空間の切り口(スキマ)から瞬時にそれを出してくれそうである。まぁそんな得体の知れない代物、お祓いと友人を使っての毒味を済ませてからじゃないと安心して飲めないのだが。

 

「まぁでも、クリスマスを流行らす前に――」

 

 早苗は含みのある笑みを霊夢に向けた。

 

「霊夢さん。確認したいことがあるんですが、今日は8月10日で間違いないですよね?」

「えぇそうよ。昨日に人里に行ったとき団子屋のお婆さんが、『もう少しでお月見だから暇なのは今の内だけ』って言ってたし、少なくとも8月15日(お月見の日)に近い日ってことは確かね」

「そうそれです!」

 

 早苗は霊夢に向けてビシッと指を差した。

 

「宣戦布告です霊夢さん! このお月見という行事を利用して、どちらが多くの信者を獲得できるか――いつかの宗教大戦のときのように勝負しましょう!」

「……あの時と今は全く違う状況でしょ」

 

 早苗の言ういつかの宗教大戦とは、半年前ほどに幻想郷で起こった『心綺楼異変』のことである。

 

 ――偶然にも短い周期で異変(幻想郷に危うい変化を及ぼす程の事件)が起こっていたせいで、その異変が起こるその頃の人間の里には、厭世感が渦巻いていた。

 霊夢や早苗を含む幻想郷の宗教家達は、その乱れた人心を掌握することで秩序を取り戻し、そして同時に自らの信仰を得ようとした。

 その結果に起こったのが、宗教大戦だった――宗教家達が信仰を得るための争いである。

 

「確かに、互いに競い合うのは良いことだし、年に一度のイベントを有効に使ったほうが得なのも分かるけど――でも、お月見よ? こんな地味な行事を利用して競ってたところで、少ない信仰しか得られそうにないと思うわよ」

「まぁそうですね。例年通りなら、そうなのかもしれませんが――今年のお月見は、いつもと少し状況が違うんです」

「そうなの?」

「えぇ。いま人里では、『月見童女』の噂で持ちきりなんですよ!」

「月見童女……そういえば、団子屋のお婆さんもそんなこと話してたなぁ」

 

 団子屋のお婆さんがしわがれた声で、月見童女という妖怪についての情報を語っていた気がするが――直感的に、その妖怪は人に多大な害をなすような大物ではないと霊夢は察しており、自らが妖怪退治屋として動くほどのものではないと判断していたため霊夢は既にその話について忘却していた。

 霊夢は団子屋のお婆さんが語っていた話の内容を「うーん」と唸りながら思い出そうとする。

 

「えーとですね。月見童女とは名前の通り、お月見に由来する妖怪らしいですね。お月見の日、つまり十五夜のみに姿を現す妖怪だと言われています」

「春告精みたいに?」

「はい。人々に春の訪れを告げる妖精と同じで、期間を超えるとその姿を隠すという性質があるようです――だからあんまり有名ではない、というか無名ですね。月見妖怪という名称も、噂が流れていく内に誰かが付けただけの仮名ですし、本当の名前は不明です」

「いや早苗。噂レベルにしろそこそこの人々に名が伝わっているならもう、そいつの名前は月見童女で確定してるでしょ。名付け親が分からないにしろどうにしろ、人々がそいつのことを『月見童女』だと名称づけてる以上、そいつは元の名前が何にしろ、そいつの真名はもう月見童女なのだから――」

 

 つまり、仮名にしろ名前が定着した時点で、その名を付けた妖怪の名前は()()になるのだ。

 妖怪だけてはない。人間だってそうだ。

 

 例えば、ある女が佐々木という男の名前を、山田という名前だと勘違いしたとしよう。

 女は人脈が広い。『佐々木って本当は山田という名前なんだよ』と、女は知人達に伝えて回った。

 そしてその知人達も、女に教えられた虚偽を他の者達に伝えていったら――ねずみ算的に考えて、『佐々木という男の名は山田だ』と誤認する者は、すぐに百人以上になるだろう。

 もし佐々木を知る者の全員が、『佐々木の真の名は山田である』と誤認してしまったら――佐々木という人間の存在が山田に喰われ、いつか佐々木は本当に山田になってしまうかもしれない。

 

 ――なにを言いたいのかといえば、名前を知られるという行為はその人間の存在証明をされるということ。

 つまり『知名度イコール存在証明度』。もし月見童女が誰かが考えた創作のキャラクターだとしても、それが噂として多くの者に伝わったら、そいつは『実在する』ということになるのだ。

  

「特に妖怪にとって名前というのは、存在を束縛する鎖であり生命線――実在する妖怪にしろ、人が創った作品上だけの妖怪にしろ、名が高まれば、それは『在る』ということになる。とはいえ、うちの腐れムラサキ妖怪のような一部例外もあるけどね」

「へー、そうなんですかー」

「……これ、基本的な知識よ。神職の者なら当然知ってることだし、寺子屋でも必ず教えられること」

「…………」

「早苗?」

 

 だんまりとしながら目を逸らす早苗。

 

「や、やだなぁ霊夢さん。私、見ての通り風祝ですけど、最近外の世界から幻想郷に引っ越してきたばかりで、まだよく幻想郷の常識には疎いから……だからその、知らなくてもおかしくないといいますか」

「……あんた。そんなので神職務まると思うの?」

 

 霊夢は目を鋭くして早苗を睨みつける。

 神職の先輩として、こういうことには厳しくしておかないといけない。

 殺傷的な行為が禁止されていて、非殺傷的な遊戯で揉め事を解決することを推薦されている幻想郷だが、それでも妖怪退治業は死の危険と隣り合わせである。その非殺傷的な遊戯だって場合によれば大怪我を被うし、死ぬこともある。

 だから霊夢は、早苗に身を守る方法をもっと知ってほしいと思っている。身を守るには、妖怪の知識を蓄えなくてはいけない。

 戦わずとも、『質問に対して返答をする』などのちょっとした行為で危険から回避できる妖怪もいる。物理的、霊的な力がなくても、知識で妖怪を祓うすべだってあるのだ。

 言わば知識とは、妖怪から身を守る盾であり、あるいは矛にもなり得る強力な武器――早苗もよく神職の仕事の一環として妖怪を退治しているし、いつか霊力でどうにかできない妖怪と対峙することがあるかもしれない。そのときの自衛のためにも知識はあったほうがいい、と霊夢は思う。

 早苗はしょんぼりとした表情でうつむいた。

 

「……すみません。ちゃんと勉強しておきます」

「ちなみにね、封印術の効力を上げるのにも、対象の名を知るのは大事なのよ。覚えておいて」

「へー、そうなんですか。まぁ私、封印系の術はあまり使いませんから別にいいんですが」

「それでも覚えとくの! 普段使わなくとも、緊急時に使うかもしれないでしょ!」

「うぅ、わかりましたよ……霊夢さん、まるで先生みたいです」

「先生じゃなくて、先輩だけどね。神職の」

「先輩! 効率よく信仰を高める方法ってありますか!!」

「……も、物で客をつるとか」

 

 顔を引きつらせて目を逸らす霊夢。

 そんな方法を知ってたら、今頃霊夢が経営する博麗神社はたくさんの信仰者で賑やかになっている。

 それに、霊夢はあまり商売上手ではない。巫女としての力は天才的なものがあるが、経営者としての才覚は微塵もない。

 だから年中、この博麗神社は過疎化している。神社に訪れる信仰者が来たかと思えば、9割方妖怪。あるいは神への信仰心皆無の魔法使いや目の前の同業者。

 あまりにも人が来なくお賽銭の収入も入らないものだから、霊夢は年中無休で貧しい暮らしをしているのだ。

 

「いや霊夢さん。少し考えればもっと良い方法あるでしょう。そんなんだから、茶葉を何度も使い回さなくてはいけないような苦しい生活をしなければいけなくなるんですよ」

「ぐ、具体的にはどんな方法が?」

「基本的には、人里に降りて信仰することの素晴らしさを人々に説いたりすることですかね」

「それはしているわよ。たまに」

「たまにじゃなくて、毎日です! コミュニケーションをとることは大事ですよ。もし神仏に興味がなくても、『この子がいる神社だし、今度顔を出しにいこうかな』と思わせることが重要なんです」

「信仰心で神社に向かってわけじゃないんだし、それじゃあ信仰は得られないんじゃないの?」

「まぁ、最初はそうかもしれません。ですが、何事にも継続は大事ですよ。すぐにじゃなく、ゆっくりと神様の素晴らしさを知ってもらえるならそれでいいんです」

「ふーん」

 

 てっとり早く、なにか神の奇跡でも見せたほうが信仰を集められるのではないだろうか? と霊夢は思う。

 

「あとはですね――行事を利用したり、ですか」

「それには同意するわ。お月見の場合なら、『月見団子を食べることで、健康と幸福を得ることができる』、ということを説明したらいいし」

「そのことと、信仰の素晴らしさを関連性つけることで、たくさんの信仰をゲットできますからね――しかも今年は月見童女の噂のおかげで、お月見を真剣に行おうと考えている人が多いようなんです。これは信仰の大量獲得のチャンスなんですよ!」

「……っ」

 

 ゴクリと霊夢は生唾を飲み込んだ。

 確かに、これはチャンスかもしれない。成功したら、茶葉を何度も使い回すような生活からおさらばできる――信仰者が増えれば賽銭も多く入る。しばらくの間は、その賽銭で豪遊できるかもしれない。

 霊夢のたまにしか湧かないやる気が、溢れ出るように湧き上がる。

 

「……早苗。さっきの勝負受けるわ」

「本当ですか! よかったぁ。私、競い相手がいるほうが燃えあがる性質なので、これでやる気マックスです!」

「私もよ。うまくいけば、億万長者も夢じゃない……」

「いやそれは流石に夢ですよ」

 

 早苗の言葉を無視し、霊夢は賽銭箱から溢れ出る硬貨にダイブする自分の姿を思い浮かべた。

 

 想像上の霊夢は、硬貨の水槽の中に顔面からダイブした。その際に硬貨が口に入ったり、額を鉄の団塊にぶつけたりしたので泣きたくなるほど痛い。でも女子にあるまじき昇天の表情をしながら、フェフェフェと変な笑い声を出している。

 

 醜い人の姿であるが、ぜひ霊夢も想像上の自分と同じことをしてみたい――霊夢はグッと握り拳をつくり決意した。

 

「よーし! 頑張るかー!!」

「むむ、霊夢さん。本当にものすごくやる気ですね。よし! 私も霊夢さんに負けないよう頑張らないとなー!」

 

 じゃあ霊夢さん! 互いに精一杯やりましょう!――と言って早苗は霊力で空に浮き、人里方面へと飛んで行った。

 負けないわよー! と、霊夢も手を振りながら早苗が勝負の開始を表すが如く先陣を切って人里に向かっている姿を見ていた。

 

「――さぁて、私も久しぶりに頑張りましょうか」

 

 霊夢は身体を軽く捻って準備運動をする。

 アキレス腱を伸ばしながら、さてどう動くかと考える――集客の方法はどうするか? どのような企画にするか?

 

「ま、やっぱりアレを利用するしかないわね」

 

 五つほど案を考えて、瞬時に一つに絞った。

 霊夢の言うアレとは――

 

「噂の月見童女とやらをとっ捕まえて、そいつを客引きパンダにするしかないでしょ!」

 

 恐らく、早苗も同じことを思いついたはずだ。

 月見童女を生き捕りする。それだけで、人里の人間の半数以上が霊夢のお月見企画に参加するはずだ。

 

「クククッ。条件下でしか出現しない妖怪って、実は人目のない森とかでゆったりと暮らしたりしているのよね。だから十五夜、お月見の日を待つ必要もないわ。早苗、そのこと知ってるかしら」

 

 いや幻想郷の常識に疎い彼女なら知らないはず、と霊夢はほくそ笑む。

 

「クククッ。待ってなさい。私が今すぐそこに行くからね――月見童女ッ!!」

 

 『ヒャッハー!』『ゲッへっへっ』と悪党然した笑い声を上げながら、霊夢は思いっきり地面を蹴りハイスピードで魔法の森へと飛んで行った。

 

「ヒャッハー!!」

「えっ、ちょっ!!」

 

 途中、人里に向かう早苗を追い越した。その際に発生した突風で、早苗はたまたま下にあった木々に墜落した。

 いててと、早苗は頭をさすり、邪悪な気を放ちながらどんどん小さくなっていく霊夢の姿を見た。

 

「これ、もうどっちが妖怪なのか分かりませんね……」

 

 無論、霊夢こそが人間である。

 だが、人の欲は、時に妖怪が見せる悪夢より恐ろしい。

 それを身を持って実感したような気がした、早苗なのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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