テイルズオブゼスティリアクロスIF ~聖主の願い~ 作:ソフトな何か
パーティーの人数が増えてくると描写が大変です。
初心者な私はなぜこんなに登場人物を出してしまったのだろうと、既に吐血気味ですが、しかし大好きなキャラはみんな活躍してほしいので、さっくりがんばっていきますよー!
それでは今回はいったい何が起こるのか!
気になります!気になります!!
どうぞー!
「おぉー!」
眼下に広がる広大な景色に思わず心奪われる。
ここは霊峰レイフォルクの中腹。
昨日の宴から一晩を過ぎ、現在は太陽が真上に位置する時間。
二人は本当は鉱石を探す為にここにいるのだが、当初の目的は既に忘れ去られ、普段は見慣れない景色や、珍しい草花、珍しい昆虫など、とにかく見つけたものを楽しみながら散策をしていた。
そう、これはいわゆるピクニック。
・・・。
話は朝方まで戻る。
本当は今日から新たな導師を探しに行く予定だったのだが、ザビーダがそれに待ったをかけた。
理由は二つ。ザビーダ曰く。
長らく旅をしてきてスレイやロゼに匹敵するほどの霊応力を持った人間を全く見かけなくなってしまったこと。
もう一つはコレの存在。
「うぅ・・・。おかあさん。お水を・・・お水をちょうだい・・・」
「誰がお母さんだ!」
ザビーダの膝を枕に、仰向けで寝転がる少女。
冷たく塗らしたタオルを目の上に当てて、苦しそうに呻くその姿は、昨日までの凛とした雰囲気を完全に失っていた。
「ほら、水だよ。飲めるかい?」
まさに介護のごとく、ミクリオに甲斐甲斐しく上半身を起こされ、コップに入った冷たい水を渡される。
それを震える手で受け取ると、真っ青な顔でコクコクと音を立てて飲み干していく。
「おしゃけくさいね」
そう、彼女は二日酔い。
これにはみんな苦笑いするしかなく、仕方なく出発を一日遅らせようという話になった。
エダにとっては一日オフの日が出来たことになる。
今日は何をしようか・・・。
イズチから出て、ずっと移動やハプニングの連続で心休まる暇のなかったエダは、久しぶりの休日にワクワクしながらミクリオの元に駆け寄った。
「ミクリオー?」
「ああ、エダごめんね。ちょっと今手が放せないからその辺りで遊んでおいで」
「ぶぅ!」
ミクリオはエダから声をかけられた瞬間に察したのか、申し訳なさそうに言うと、一度エダの頭を撫でてから、手のひらの上で氷を精製した。
きっとエドナの頭にでも乗せてあげるつもりなのだろう。水の天族はこういう時にとても便利だと思う。
お母さんに振られてしまったエダはむくれながら、今度はスレイを見る。
「スーレーイー?」
「ごめんよエダ。今のうちに情報交換とこれからの目的地をザビーダと話し合わないといけないんだ」
「悪ぃな。スレイ借りるぜ」
「ぶぅ!」
スレイにも振られてしまったエダはどうしようかと考える。
一人でどこかに行ってみようか。でもあんまり遠くに行けば怒られてしまうし、また昨日のように一人で憑魔と戦うことになったらと考えると、それほど遠くまでも行けない。
「えーっと・・・」
そしてエダは次のターゲットを見つけた。
「ロクロー?」
「お?エダか。どうした?」
胡坐をかいて何かの作業をしていたロクロウは、エダの声に顔を上げる。
見ると、いつもは背中に背負っている大きな刀を抜いて、その表面を丁寧に掃除しているところだった。
「・・・なんかそれ、生きてるみたいだね」
「ほぅ。エダにはわかるか・・・」
長く黒い刀身。その表面には血管のように赤い模様が広がっており、まるで生き物のように感じる。
それにエダの持つ剣に似た迫力が、この刀からも伝わってくる。
エダはその迫力に圧されゴクリと唾を飲んでその刀を見つめた。
「こいつはな、クロガネ征嵐という名前の刀だ。エダの持っている大太刀があるだろう。あれに勝つためだけに命を掛けた刀鍛冶が打った最高傑作だ。未だに刃こぼれ1つしたことない」
「すごい刀なんだね。・・・あれ?ロクロウはあの刀のこと知ってるの?」
小首を傾げる仕草のエダに、そういえば話してなかったなぁと刀の掃除を続けながら、ロクロウは話し出した。
「お前の持つ大太刀はな、名を號嵐と言う。俺の家の家宝の刀で元々は俺の兄、シグレが持っていた刀だ」
なんでもない顔で言い放つロクロウ。しかし、この大太刀はロクロウの家の家宝で、ロクロウの兄の持ち物。それって・・・。
「・・・大事な刀なの?」
「そうだな。俺はその刀に見合う剣士になるために、懸命に努力してきた。まぁ、いろいろあったんだが、結局、その刀を握ることは出来なかったな。」
ロクロウは何かを思い出すようにどこか寂しそうな顔をした。
エダはその顔を見て慌てて號嵐を出すと、それを申し訳なさそうにロクロウに差し出して言った。
「えっと・・・。握ってもいいよ?」
一瞬キョトンとしたロクロウだが、エダの意図に気づいて微笑むと、それを両手で受け取って刀身を眺めた。
久しぶりに見る號嵐。その刀身は全く欠けることなく、昔見た時と同じ姿で強い迫力を感じる出で立ちをしていた。
ひとつ残念だったのは、剣の柄が風化しており、スレイとミクリオが応急処置をしたのであろうが、それでも握るものの力を完全に伝えるには不十分な形となっていることだった。
「エダよ。いつかこの刀もキレイにしてやりたいんだが、いいか?」
「うん。大丈夫だよ」
どことなく嬉しそうなロクロウにエダも嬉しくなって笑顔で応じる。
ロクロウは自分の刀の掃除を入念に終えると、エダに號嵐を返し、よし!と言って立ち上がった。
「エダ、欲しいものがある。付いてきてくれるか」
「いいよ!行こう!」
暇を持て余してしたエダにとって願ってもない申し出だった。
エダはロクロウの手を握ると、急かすようにロクロウを引っ張って歩き出した。
・・・。
「ロクロウは何が欲しいの?」
「鉱石を探している。お前の刀の柄を直すためにな。そんなに良い鉱石でもなくていいが、それなりに強度があって軽い石が良いだろうな」
正直なところ、ロクロウはそんな鉱石がこの場所で簡単に見つかるとは思っていなかったが、明らかに時間を持て余していたであろうエダに付き合ってあげるために、そのようなことを言った。
「うーん。エダはよくわかんないけど、石が欲しいんだね?」
エダの言葉にロクロウは微笑むと、そうだなと言ってエダの腰を両手で掴んで持ち上げ、自分の首の後ろに乗せた。
「おおー!高い!」
「これでよーく見えるだろう。探してくれ。あ、敵が居たらそれも教えるんだぞ」
「うん!」
いわゆる肩車の格好になったロクロウはエダの指す方に向かって歩く。
エダはそれが嬉しいのか、大はしゃぎで見たもの、見つけたものをロクロウに報告し、久しぶりの休日をロクロウと共に満喫した。
・・・。
「およ?」
ふとキレイな石が落ちていることに気づいて、そこに向かうようにロクロウに指示した。
「なんかあるよ?」
「お、何か見つけたか!すごいな!」
「うん。降ろしてー」
エダはロクロウの肩から下ろしてもらうと、小走りに小さな岩陰に向かい、先ほど見つけた石を拾い上げた。
「なんだろ?」
拾い上げた石は一見ガラス玉にも見えるが、中心からは赤い光が溢れており、とても自然に出来た石のようには見えなかった。
「キレイだね。なんの石だろう。・・・ロクロウこれ使える?」
エダの渡す石を受け取ると、覗き込むようにうーんと唸りながら見つめる。
どこからどう見てもガラス玉。手に持ってみるととても軽く、表面を叩いてみるが、密度の薄そうな音が返ってきた。
「こりゃだめだな」
「そっかーこんなにキレイなのにね。あ、ミクリオのお土産にしよう!」
ロクロウの言葉に少し落ち込んだエダだが、すぐに閃いた顔をして、それを嬉しそうに愛用のウリボアのカバンに入れた。
他にもいろいろなエダの”宝物”が詰め込まれたそのカバンは石を入れるとすぐにパンパンになってしまったが、笑みを深めるエダに、ロクロウも笑顔になる。
「さて、もういい時間だ。またみんなが心配する前に帰るか」
「うん!」
名ばかりの鉱石探しでヘトヘトになるまで遊んだ二人は、仲良く手をつないでスレイたちの下へ戻った。
・・・。
スレイたちの下に戻ると、少し落ち着いたのか、エドナは日陰でうつむいたまま座っており、ミクリオは食事の準備をしているようだった。
スレイとザビーダは朝と同様でまだ何かを真剣に話あっている。
「エダ、ロクロウ。おかえり」
「うん。おかーさんただいま!」
「なっ!?」
エダの言葉にミクリオが盛大にコケる。
ギギギと擬音を立ててミクリオがエドナに顔を向けると、膝を抱えながら顔を伏せたエドナはこちらに向かって親指を立てて、どこか嬉しそうな雰囲気を漂わせている。
「やっぱりエドナだったか・・・」
やれやれと言った風にミクリオは立ち上がると、ズボンについた土を払った。
食事の準備に戻ろうとするミクリオに、エダは、そうだ!と言い、ごそごそとカバンから赤い光を放つキレイなガラス玉を取り出してミクリオに差し出した。
「ミクリオにね。これ、おみやげ」
「え、本当かい?ありがとうエダ」
ミクリオはエダの目線に合わせるようにしゃがむと、その赤く光るガラス玉を受け取った。
長く遺跡などを探検するミクリオでも見た事のないガラス玉。中の赤い光は一体どういう方法で入れているんだろう。
ミクリオは先ほどロクロウがしたのと同じように、ガラス球を覗き込んで思案する。
「あ、ミクリオ!お鍋!」
「わぁ!!」
危うく吹き零れそうになった鍋をミクリオは慌てて火から下ろす。
ミクリオはふぅっと息を吐くと、エダからもらったガラス玉を大事にエプロンのポケットに入れて、皆の分の皿の準備に取り掛かった。
「後でスレイにも見せよう。エダ、手伝ってくれるかい?」
「うん!」
エダがエドナ作の平たいテーブルのようになっている岩に皿を並べ、ミクリオがそれに鍋の中身を一皿ずつお玉を使って入れて行く。今日はウリボアの肉を使ったシチューのようだ。
エダの大好物のこれは今日構ってあげられなかったエダを思って、ミクリオがお詫びとして作ったものだったが、エダがハイテンションに喜んでいる姿を見て、ミクリオは顔を綻ばせた。
「おーい!ただいま!」
「導師さまのお帰りだっ!つってな!」
匂いに誘われたのか、スレイとザビーダが帰ってきた。
エダは一目散にスレイの胸目掛けて飛び込むと、スレイもそれを嬉しそうに抱きとめて、そのままエダを抱えて食卓に着く。
「ごめんなエダ。遊んであげられなくて」
「ううん。ロクローが遊んでくれたから大丈夫!」
朗らかに笑うエダに釣られて、申し訳なさそうに眉をひそめていたスレイも一緒に笑う。
「じゃあ、今日は何をして遊んでいたか教えてくれるかい?」
「うん。いいよ!」
顔を寄せて笑いあうスレイとエダ。
それを優しい笑顔で見つめるミクリオ。
三人の間に暖かい空気が流れる。
「なぁ、エドナ」
「なに?」
「なんかあいつら、ホントの家族みたいだな」
「みたいじゃなくて、本当の家族なのよ」
いつものように一見つまらなさそうにスレイたちを見つめる彼女。しかし、どこか嬉しそうにしている雰囲気を感じるのはそれだけ長い間彼女のことを見ていたからなのだろうか。
「そうかい・・・。まぁ、そうなんだろうなぁ」
「家族は血筋じゃないわ。一緒に居て、一緒のご飯を食べて、泣いて、笑って、そして一緒に眠る。そうして過ごした時間が強い信頼になって、お互いがかけがえの無い者になっていく。・・・きっと家族ってそんなものよ」
「エドナ・・・」
暖かい雰囲気にほだされたのか、いつもより饒舌なエドナにザビーダは少しだけ嬉しくて。
「絶対に・・・アイゼンの野郎取り戻そうな」
「うん・・・」
これから・・・。これからきっとアイゼンを救える。
スレイが居ることでますます現実味を帯びた未来を、二人はただ目の前の家族に写して暖かな未来を夢想した。
「ところでエドナ。さっきの話だけど」
「?」
「やっぱり、これだけ長いこと一緒に居た俺の事も家族と思ってるのか?」
「・・・・・・」
「・・・」
「・・・・・・・・・ごめんなさい」
「・・・」
「・・・」
「おいおいおいおいおい!そこ謝っちゃだめだろ!それ一番傷ついちゃうから!」
横でクスクスと笑うエドナ。ザビーダはため息をつきつつも、彼女の笑顔を見ることができてホッとする。
「あ、そうだ。スレイ面白いものをエダが見つけてきたんだ」
「お?なんだろう?」
ミクリオがごそごそとエプロンのポケットから出したそれ。赤い光を放つガラス球のようなもの。
それをミクリオがスレイに手渡そうとした時。
「ちょっとまて!それを導師に渡したらっ!」
暗転。
ザビーダの声が届いた瞬間に、全員の意識は赤い光を放つガラス玉に飲み込まれた。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
月。
赤い赤い月。
照らされた大地も海も赤く染まり、まるで世界の終末を迎えたような様相を示す。
どこか祭壇のような場所。
一人の男とまだ幼い少年。
そしてその二人の目の前の広場には一人の女が必死の形相で立っていた。
あれは・・・。まさか・・・。
いや、でもあれは・・・。
スレイは考える。
髪型はや服装は違えど、それはキララウス火山での最終決戦の前日の夢で見た女。
「・・・っ!・・・・っ・・・!!
女が何かを叫んでいる。しかし、なぜか近くに居るのに聞こえない。
そうこうしているうちに祭壇の上の男が腰の剣を抜く。
「まずい!」
スレイはそう思うが、なぜか体が動かない。
いや・・・。動くための体がなかった。
「くっ!なんだこれは」
突然の目の前の光景と自分の置かれた状況。
慌てふためいてしまうが、それどころではない。
「やめろおおおおおお!」
唯一精一杯の声を張り上げるが、こんなに近くに居るのにその声は届いた様子も無く、更にそれがスレイの焦燥に火をつける。
「やめろ!頼む!やめてくれ!」
逃げ出す様子のない少年。そしてそれを冷めた目で見つめる男。
女は叫んでいるのだろう。しかしその声はまたもや聞こえない。
「・・・・・・・っ・・・・・・・!!!!!!」
そして遂に男が持つ長剣は、少年の胸を突き刺した。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
「はっ!?」
スレイは思わず腰の剣に手を伸ばす。
「スレイっ!」
いつからそこに居たのであろう、ロクロウがスレイの剣の柄を押さえ、その動きを止めていた。
「スレイ!スレイぃぃぃ!」
まだ放心した顔でロクロウを見つめるスレイに、エダが抱きつく。
「・・・・・・ここは?」
搾り出したように言うスレイをロクロウが見つめ返す。
「レイフォルクだ。正気に戻ったか?」
「・・・」
先ほどの光景はなんだったのだろう。正直、現実味がなかった気もするが、見たものが悪すぎた。
「お前さんが見たのはな、大地の記憶だ」
声の聞こえた方に目を向けると、沈痛な面持ちをしたザビーダとエドナの姿があった。
「二人も見たの?」
「お前の後ろのやつもな」
「ミクリオ!?」
そこにはうずくまるミクリオが居た。
「くそっ!なんなんだあれは!後味が悪いにも程がある!」
ミクリオは憔悴した顔をしながら、怒りを露にし、握ったこぶしをワナワナと震わせていた。
「ミクリオも・・・見たんだ・・・」
「ザビーダよ。大地の記憶と言ったな。俺も昔見たことはあるが、あれは地脈の中だったぞ?」
「じゃあ、その地脈を仕切ってたの誰だって話よ?」
「カノヌシ・・・なのか・・・」
ロクロウはそれきり黙ってしまう。
「ザビーダ。さっきの光景は・・・」
「まぁ待てスレイ。説明してやるよ。・・・そこのロクロウたちの話だ」
ザビーダの言葉に全員がすごすごと自分の席に戻る。
食事をする雰囲気ではなくなってしまい。テーブルの上のミクリオ特製シチューはとっくに冷めてしまっていた。
「話が長くなるがよ。さっき見たヤツとかそういうのピンポイントに説明してくぜ。ロクロウは補足頼むわ。質問は後にしてくれ」
ザビーダの言葉にそれぞれが頷き、それを見たザビーダは頭を掻きながら話し始めた。
「お前らが持ってきた石な。ありゃ瞳石だ」
「瞳石?」
不思議そうな顔のエダにザビーダは頷く。
「さっきロクロウが言ってた大地の記憶ってやつが込められた石だな。導師がそれを持つと、この世界で起こった過去の記憶を見ることができる」
「記憶・・・。だからオレ達は動けなかったのか」
スレイがまだ興奮が収まらぬように、手を開いたり握ったりを繰り返した。
「んで、話を続けるが、さっき見た光景。赤い月に、男が少年を殺す瞬間だった。あれはカノヌシの復活の瞬間でいいのか?」
「相違ない」
ザビーダの言葉にロクロウが頷く。ザビーダ自信もカノヌシ復活の瞬間は見たことがない。昔、話に聞いたことを総合的に判断して答えを出していた。それがロクロウの言葉で間違っていないことが証明される。
「見た人物を言う。俺も知ってるヤツも居たが、そいつらが誰か教えてくれ。黒髪を長く伸ばした女。背の高い片腕の長剣を扱う男。それからまだ小せぇ男の子供だ」
「・・・女の名はベルベット。災禍の顕主。少年の名はライフィセット。ベルベットの弟。それから、男はアルトリウス。過去の導師だな」
「!?」
ロクロウの口から出た人物にスレイとミクリオが驚いた表情をする。
スレイ達が見たあの光景。では、あの時導師が、強い力を持つはずの導師が、ただの子供を殺したというのか・・・。
ますますわけがわからない。出てきた情報にしてもそうだった。
なぜザビーダはあの光景にでてきた人物を知っている?
なぜロクロウはあれがカノヌシ復活の瞬間だということを断言できる?
スレイたちの顔を見て察したのか、ロクロウが腕を組ながら瞳を閉じて口を開く。
「俺と、そこのエドナの兄のアイゼンは、かつて、災渦の顕主と共に・・・導師アルトリウスを"殺した"」
山を吹く風はとても強く。夜の風は更に冷たさを増していた。
しかし、ここにいる全ての者たちの背筋を凍らせたのはロクロウが発した言葉だった。
瞳石はゼスティリアとベルセリアを繋げる上でとてもよさげなツールですね。
さぁ、ベルベットの存在。過去を知ったみんなは、これからどう動くのでしょうか!?
あと、全然関係ないけど、お盆で時間あったのでエダ描いてみました。
みんなのイメージと違くないといいですが、私はこんな子を想像しながら書いてたりします。
あ、イメージ崩したくない人は見ない方がいいです!
わたし絵描きでもなんでもないので、本職の人みたいに描けないです!
【挿絵表示】
それでは次回も私と一緒にみんなを応援してください!
ではではー!