乗り鉄探偵南 達仁 風林火山殺人事件   作:新庄雄太郎

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善光寺・城山公園

次の日、達仁と穂乃果とことりと花陽とにこは8時21分の長野行の飯山線に乗り善光寺へ向かった。

「やっと来たんだね、善行寺。」

「うん、まるで浅草の仲見世がいっぱいだよ。」

「ねぇ、回ってみようよ。」

「ちょっとそれ、いいかも。」

その時、達仁の携帯が鳴った。

「もしもし、あっ、十津川警部。」

「おお、達仁君か、例の松本の強盗殺人だけど、3人組と断定したよ。」

「それで、松本の事件で何か分かった。」

「うん、実はな上越方面に逃走した車が自転車通学中の高校生をひき逃げし逃走した、被害者は小日向冬樹、高校2年生だ、パトカーに逃走した車は山梨県内で盗難に遭ったものだ。」

「諸星警部、犯人は車で逃走したと、ナンバーは山梨330 さの5562です。」

「よしっ、早速緊急配備して犯人を確保にあたれ。」

「了解。」

「そうか、どうもありがとう。」

「達仁、誰から。」

「十津川警部からだよ、例の松本の事件の犯人は3人組だって。」

「は、じゃあ、殺傷事件の犯人が分かったのね。」

「ああ、犯人はあの人だ。」

「犯人はどこに現れるの。」

「城山公園だ。」

 

善行寺

達仁と穂乃果とことりと花陽とにこは、善行寺でお参りした後は善行寺内を回ることにしました

「あれっ、ことりちゃんは。」

「お待たせ。」

「どこへ行ってたの、ことりちゃん。」

「お母さんにお土産を買いに行ったの。」

「おっ、リンゴパイと善行寺饅頭を買ってたのか。」

「うん。」

「そうか、長野のお土産を買ってたのか。」

「うん。」

「それより、にこは昼食が食べたいにこ。」

「そうか、まだ昼食がまだだったな。」

「じゃあ、昼食にしましょ。」

達人たちは、善行寺の仲見世にある蕎麦屋に行った、やっぱり長野と言えば信州そばだ。

達仁と穂乃果はざるそば、ことりは山かけそば、にこと花陽はかけそばと山菜そばを注文しました。

「いやーっ、信州そばがうまいっ。」

「だろ、コシのある麺だからな。」

「善行寺の他にも、松代も行って見ない。」

「ああ、真田邸ね、実は俺も行って見たいんだ。」

「そうなんだ、」

 

城山公園

武田の仲間、鹿野と油川に宝石を見せた

「いっ、これでそろったぞ。」

「やっぱり、あなたが犯人だったな、武田真治。」

「あっ、何だい、君たちは。」

「それ、松本の事件と関係してるな。」

「その袋に入ってるのは、松本で奪ったその宝石でしょ。」

「貴様、一体何者だ。」

「南 達仁、探偵だ。」

「そして、私たち、音ノ木坂探偵団。」

「ぶさけんな、あんな奴らに捕まってたまるか。」

「ひっ。」

「返して、冬樹を返して、冬樹を返して、返して。」

「よしっ、今だ。」達仁と穂乃果は犯人と決闘した

ことりは、油川と戦った。

「この野郎。」

「ことりのおやつにしちゃうぞ。」

「うぎゃゃゃ。」

武田は、公園で滑り、にこに近づいた。

「にこっ。」

「イヤー。」

まもなく、花陽の通報で長野県警の竹山警部が到着し、武田と鹿野と油川は逮捕された、その後危険運転致死でも再逮捕された。

 

そして、達仁は松代へ向かった

「ここが真田邸ね。」

「うん。」

「そういえば、真田丸も有名なの。」

「うん、その後、上田に移ったのさ。」

「へぇー。」

「いいね、長野は。」

「本当だ。」

 

長野駅

達仁と穂乃果とことりと花陽とにこは、帰りに新幹線「あさま642号」に乗った

そこへ、竹山警部がやって来た

「南くん。」

「いやっ、今日は電話ありがとうございました。」

「えっ、電話?。」

「おかげで、犯人の逃亡を阻止することが出来ました、さすが南くんだと、信濃のコロンボこと竹村岩男、感服しました。」

「当然だろ、俺は乗り鉄探偵だからさ。」

こうして、俺たちの信州旅行は事件に会いながらの旅だった、戸隠神社で起きた殺人未遂にあった小日向さんは一命をとりとめた、そして長野の旅は終わった

 


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