不見倶楽部   作:遠人五円

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閑話 八雲の日常

「いいのですか紫様?」

「ええ約束ですもの」

 

  幻想郷のどこか。質素だがよく見れば洒落た装飾が目に付く数寄の家の居間で二人の美女が向かい合っている。小さな机の上に乗った湯飲みは見る者が見れば目を剥いて気絶するような名工の一品だ。それをなんでもないように持つ一人は言わずと知れた幻想郷の賢者である八雲紫。もう一人は紫の式である八雲藍だ。

 

  外の世界で暴れた博麗伯奇のために副部長と取引という名の一方的な要求を通したまではいいのだが、それによって紫は不見倶楽部の修行を見ることになった。

 

  その時は橙が抗議の声を上げたが、もし橙が居なければ藍が上げていただろう。紫が外の世界に行くことは度々あるがそれは幻想郷のためのものだ。わざわざただの人間のために主人が幻想郷の利益にもならないことをしに行くというのは如何なものか。

 

  自分よりも圧倒的に頭が良く、未来視しているのではと思うほどの主人の頭の中ではそうでは無いのかもしれないが、紫とは違い遠目で誰にも見られず盗み見た不見倶楽部の少女たちは博麗霊夢や東風谷早苗のような才能溢れる者では無い。そんな人間たちのためにわざわざ主人が出向く必要は無いだろうと藍は考える。

 

  それを顔に出さないうように努めるが、僅かなままならない思いが九本の尻尾を軽くパタパタと動かす。ただでさえ藍の式神である橙を付けているのだ、藍が面白く無いのは仕様が無い。

 

「不見倶楽部の副部長、あの男のことは使えるとは思っていたけれどなんだかんだ言って伯奇には感謝ね。まさかあそこまで使えるとは予想外というやつよ」

「紫様でも読めなかったのですか?」

「だってあの子なんでもない普通の時はそこらを歩いている一般人と変わりないんですもの。私でも読めなかったわ、予想外というのは怖いものではあるけれど面白いものね。もともと早苗や諏訪子、神奈子の三人に聞いていたとはいえ嬉しい収穫よ。外の異変解決者に引き込めたんだもの」

 

  嬉しそうに笑顔を浮かべる主人に藍はなんの顔も返すことができない。外の異変解決者、その重要性は藍にも分かっている。人妖の共存が形になってきた幻想郷とは異なり外の異変解決者のやっていることは昔の幻想郷で博麗の巫女がやっていたことのようなものだ。必要なのは力。ただ目の前のものを壊すことのできる能力が必要とされる。今まで藍も会ってきた伯奇、伊周、美代、刑部の四人は藍でもまだ納得できる人選だったが、副部長に限っては違う。

 

「ですが紫様、あの男は本当に必要なのですか? 確かに面白い眼を持ってはいるようですが私にはどうしてもあの男が必要だとは思えません。弱いか強いかで言えば強いのでしょうがそれは人間の範疇を出ません。もし私とあの男が闘えばまず私に負けはないでしょう」

「そうでしょうね、私もそう思うわ。あの男の優れている点はその目の良さだけ、それも本当に微々たるものよ。私たちや霊夢と比べてその力は決して優れているとは言いずらい。ただ藍、人間には私たちが持っていない技というものがあるわ」

「龍脈に触れるという技ですか? 確かに人間にしては凄いでしょうがそれほど脅威でしょうか?」

「分からないわ」

 

  シレッと分からないと口にして紫は可笑しそうにお茶の入った湯飲みを手に取り口へ傾ける。藍はそれを呆然と眺めているだけで、なんの言葉も喉から出てこない。

 

『分からない』

 

  その言葉が紫から出るのは相当珍しい。全て見た段階でも紫がそう言うことはほとんどない。長年紫の式をやっている藍でさえ紫からその言葉を聞いた数は両手の指の数よりも少ない。その言葉を引き出したのがただの人間だということに藍の内で言いようもない想いが渦巻いていく。

 

「困ったことにそういったものはその者の潜在的な力を見ればある程度分かるものだけれどあの男の場合それは意味をなさない。元がないからよ、彼がどれだけ凄い技を振るっても彼の内では何も変わっていない、だからあの男の限界も分からないの。ある意味最悪の初見殺しね、強い者ほどあの男の強さを見抜けない」

 

  強い者はそれだけ力を見ることに長けている。だからこそ引っかかってしまう。道端の石ころにしか見えないものが急に隕石のように自分に降ってきたら誰でも驚くだろう。不見倶楽部の副部長とはそういう男だ。

 

「それに加えて副部長はその在り方が非常に有用なのよ。彼は幻想郷にいる親友のために動く。そこには後ろ暗い計算などなくただ親友のためだけ。いいでしょう? 他の外の異変解決者と違って信頼できるわ」

「それが一番の理由ですか」

「ええ、能力、力、頭脳、どれも大事であることに違いはないわ。でも信頼できるというのはいざという時に最強の武器となる。外の世界、それも人間でそういうものがいるということは非常に強みになるわ。だからこそあの男を手放すのは惜しい。そのためなら不見倶楽部にいる少女たちに修行をつけてあげるくらい安いものよ。それに思わぬ拾い物をするかもしれないでしょう?」

 

  主人にここまで言われては藍はこれ以上何も言うことができない。反論は残されている。だが何を言ってもそうと決めている紫を説き伏せることは藍には出来ないだろう。それは藍だけではなく幻想郷にいる誰もが出来ない。月の賢者でも軍神でもサトリでも八雲紫の思惑を完全に潰せる存在は地球上には存在しない。

 

「あの人間たちがですか?」

「瀬戸際願子、出雲友里、桐谷杏、小上塔子、今は弱いわ。でも彼女たちには自分でも気がついていない才能が眠っている」

「程度の能力ですね、ですがあれは発現方法もよく分かっていないものですよ。分かっていることは我々幻想の存在は強弱の差こそあれ必ず持っており、人間でも稀に発現する者がいるということくらい。ですがその能力の根本を理解することは本人にすら不可能であるために程度の能力。そんなものがあの人間たちに眠っているものでしょうか?」

 

  藍の疑問に紫は深い笑みで返す。藍にも分かっていないことだが、程度の能力というのは本来誰もが内に秘めているものであるのだ。なぜなら人とは神の子孫、その血が薄まり表に出ることは少ないが、本当なら世界に蠢く人間全員が程度の能力を持っている。だがそれを知っている紫がそれを言うことはない。それでは人妖のバランスが崩れてしまうからだ。それに今人間たちにそれが現れるのも偶然と才能による。例え知っている紫がどうにかしようとしたとして程度の能力に目覚める人間は外の世界の人間たちの中で一割いればいい方だ。

 

「それは問題ないわ。問題があるとすれば間に合うかどうかね」

「最近幻想郷に来ている影のことですか」

「そうあれは困ったものだわ。目星はついているけれどもう一つの方がね」

 

  幻想郷に来ている影。その正体は幽体離脱した秘封倶楽部会長宇佐見菫子だ。ここ最近幻想郷内で謎の影が目撃されている。人里、紅魔館、迷いの竹林、冥界とあらゆる場所で目撃され、紫から不見倶楽部の話を聞き熱が再燃した東風谷早苗が魔理沙や霊夢などといった数人を連れて探していたりするが結果は思わしくない。

 

  だが彼女たちは知らないことだが、幻想郷に来ている影は一つではない。菫子以外にも幾つかの影が定期的に幻想郷に訪れている。その頻度が最近では増してきており、紫の一番の悩みの種でもあった。未だその正体が掴めないのだ。分かっていることはそれが外から来ているということだけ。

 

「おそらく外の世界で近々大規模に動く必要が出てくるわ。でもそれは外の世界の者に動いて貰わなければならない。外から侵略者が来ているからといって霊夢を向かわせることは出来ないわ、それは霊夢の仕事ではない」

「外の異変解決者たちが私たちの思う通りに動いてくれるとは思いませんが」

「そのための副部長よ。伯奇を倒した時のようにあの子たちを上手く諭してくれるはず」

「そう上手くいくでしょうか?」

 

  残った外の異変解決者は三人。その誰もが伯奇と同様に面倒な存在であると藍は知っている。外の異変解決者と言われている割にその誰もが素直に紫の言うことを聞かない者たちだ。能力的には申し分ないが、だからこそ困ってしまう。

 

  博麗 伯奇、『沈む程度の能力』を持つ外の世界最強の博麗。外の異変解決者の代名詞、能力的に見て彼女ほど外の異変解決者が合っている者はいない。

 

  安倍 伊周、陰陽道の天才式神使い。式神の扱いだけならば八雲紫さえ凌ぐ技量を持った少女。藍が最も苦手としている外の異変解決者でもある。

 

  桑原 美代、二十一世紀が生んだ降霊マシーン。彼女に降ろせない霊はなく、人以外にも動物、神まで様々なものを自分に降ろす能力と反して死ぬほど能天気な少女。

 

  刑部、四国の野生児。誰よりも自由奔放であり外の異変解決者で最も言うことを聞かない人間。紫と藍が会いに行けば顔を合わせる度に必ず殴りかかってくる人間だ。

 

  それらをぶつけようとしている男こそ不見倶楽部の副部長、不安だ。強さの質が異なる三人に勝てるかどうか疑問が残る。

 

「大丈夫よ藍、そのために橙をつけているのだから」

 

  橙の能力は対人向き、そして外の異変解決者を全員知っている数少ない者だ。紫からしても藍の式神であり、遠くに置くとなると不利益でもあるのだが、それを加味しても副部長と伯奇の近くに置くしかなかった。橙がいることにより築一情報が入り、尚且つ外の異変解決者と闘いになってしまった際に勝つ確率が飛躍的に上がる。紫や藍程では無いにしろ副部長は情報戦を得意とする。得た情報を元に経験と技で穴を埋めていくのが副部長の闘い方、その副部長の情報源として橙は最適だ。願子たち四人の護衛として破格の存在でもある。

 

「ただ紫様、見た限り今橙をつける必要がありますか? なんというか橙は旅行気分のようですし、扱いを見る限りあの人間たちに拳骨の一つでも落としたいのですが」

 

  藍の拳に力が入る。藍にとって初めての可愛い式がよりによってペット扱いとはふざけている。とは言え願子たちは橙の後ろに藍がいるとは知らないのだからそんな扱いにもなってしまう。橙は恐ろしい割にぬけている部分が多すぎた。

 

「そう言わないで藍。橙に伯奇という幻想に近い存在に常時触れることによって潜在意識を変えるのに必要なのよ。あの四人の少女も橙と仲良くなってくれてよかったわ。他の幻想郷の妖怪ではこうはいかないでしょうし、貴女をつけるとしたら幻想郷にとって非常に不利益だもの」

「ここまでするのですからあの四人が期待ハズレでは無いことを祈るしかないですか」

「あらそれは大丈夫よ、だって副部長と東風谷早苗の後輩よ? 変わり者でもなければあんなところに居ようとは思わないでしょう」

 

  酷い言い草である。これを副部長が聞いたら顔を顰め東風谷早苗が騒ぐだろう。そんな二人の姿を思い浮かべ紫の頬が緩む。もしあの二人をセットで目の前にしたらこれほど揶揄いがいのある二人もいないのだが、それは叶わないことだ。紫がその気になればいつでも副部長を幻想郷に引き込むことができるが、それをやっても副部長は喜ばず、敵対することになるのは確実だ。

 

  今の副部長には外の世界にいる理由がある。前は諏訪を襲っていた祟りの相手をするためであり、もう二人の親友のため、それに今は後輩のためが加わっている。その溺愛ぶりたるや副部長は顔にこそ出さないが凄いものだ。紫にとっての幻想郷、それが副部長にとっては不見倶楽部なのである。

 

「外の異変解決者以外で至急戦力が必要よ、あの四人がそれに数えられるようになればよし、そうで無いなら外の異変解決者に纏まりが必要になる。外の世界にいる脅威がなんであるのか未だ不明瞭。それに合わせてさらに問題がもう一つ」

「諏訪ですか」

「ええそう、諏訪子が抜けた穴に急激に雪崩れ込んだ祟りは副部長が長い時間をかけて落ち着かせてくれたわ。でも今はそれが落ち着きすぎている。伯奇が諏訪に行って以降その速度は急激に上がっているわ。近々諏訪でまた大きな何かが起こるでしょうね、その相手をするのは間違いなく不見倶楽部」

「東風谷早苗たちを動かしますか?」

「いえそれはやめておきましょう。あの三人に言えば必ず動くでしょうね、でもそれだと逆に問題が増える可能性が高い。今危惧すべきは早苗ではなく寧ろ諏訪子の方よ。地獄と化した諏訪を諦めていたのにそれを副部長が守り切ってしまった。そこに新たな問題が諏訪で起きようとしていると知ったら誰より早く飛んで行くでしょうね。そこには副部長もいるのだから尚更よ。自分の国を守ってくれた人間に言いたいこともあるでしょうし、諏訪に対する未練もあるでしょうから」

「全く我儘な神ですね。自分で手放したというのに」

「あら神とは我儘なものよ、寧ろそんな神が人間を気に掛けているというのが面白いでしょう? だから東風谷早苗と副部長は面白いのよ。やっぱりいつか少しだけでも副部長と不見倶楽部も幻想郷にお呼びしたいわね、それならあの男もそこまで怒らないでしょうしこれまでのご褒美に伯奇も呼びましょうか、面白いことになると思わない?」

「紫様がそう仰るなら」

 

  紫の碌でもない計画が今ここに決定した瞬間である。副部長も伯奇もこれを聞いたら嫌な顔をするのは間違いない。紫の策略に乗るほど無謀なことはないのだ。

 

「そうと決まれば今度の宴会で話を出しましょうか? こんな面白そうな話はみんなで共有しないとね。珍しく霊夢も興味を持っているようですし」

 

  霊夢はそこまで激情家ではない。そんな霊夢が感情を剥き出しにした姉である伯奇を倒した男。気にならないはずはない。それは霊夢にしては非常に珍しいことだ。だが伯奇の今を知らない霊夢にある副部長に対する感情の中には多分に敵意が含まれており、副部長には御愁傷様であるとしか言えない。博麗の巫女に狙われていると知ったら幻想郷の住民からご冥福をお祈りされるレベルだ。

 

「それはまた、ここまであの男に対して私はよく思っていませんがあの男も可哀想ですね。特に紅魔館の主人がうるさそうです」

「彼女は面白い人間が好きだから仕方ないわ。博麗を倒したと言った時一番面白そうに笑っていたもの」

「それだけではないでしょう、鬼の顔も見ましたか?」

「ええ萃香が会ってみたいとうるさかったわ。そこまで期待しても肩透かしを食らうだけなのだけれどね」

 

  レミリアスカーレット、伊吹萃香、星熊勇儀、風見幽香といった強大な妖怪を楽しませる存在は少ない。彼女たちは普段持て余している力の発散場所をいつも探している。その相手ができるのは人間ならばなお良い。幻想郷では霊夢、魔理沙、咲夜、早苗くらいしか純粋な人間で遊び相手になる者はいない。そんな中で降って湧いた新たな玩具に興味を示さないわけがなく、手の届かないショーケースの中からそれが手に取れると分かった日にはどうなるか想像に難くない。

 

  だが彼女たち大妖怪が勘違いしていることは、その玩具が超合金ロボットなのではなく、しゃべるぬいぐるみくらいのものだということだ。面白がって押し続ければすぐに壊れてしまう。わざわざ副部長の詳細を語っていない紫にも問題があるのだが、それも含めて紫は楽しんでいる。

 

「まあなんとかなるでしょう、あの男ならきっと上手くやるわ」

「まあ守矢が黙っていないでしょうしね」

「あの男や伯奇のように人間にとって一番必要なのは経験。そこから学ぶ能力が人間は一番高い、妖怪ならば力を求めるのに人は単純な力ではなく技術を求める。霊夢達にとっても良い経験になるわ、そういう意味ではあの男と伯奇はその道の極致に近い存在だもの」

 

  なんにせよ幻想郷の内も外も戦力の底上げが必要なのだ。それが最も見込めるのが人間であり、変化の乏しい妖怪ではこうもいかない。副部長と伯奇のいないところで進んでいく話を止める者はおらず、将来彼らが幻想郷の地を踏む日は遠くない。

 

「まあ取り敢えず今は不見倶楽部の者達のことをどうにかしましょう、折角だから橙の修行も兼ねてね」

「紫様直々に修行をつけていただけるとなれば橙も喜ぶでしょう」

「橙は未だ完成していない妖怪、今伸ばさなければこのまま完成してしまうもの。良い機会でしょう? ただ橙は貴女の式だもの。貴女が見てあげる方が喜ぶでしょうし、たまに着いてきてもらって良いかしら?」

「はい紫様、橙のためなら行きますとも。他の人間たちのことは私はどうでもいいですが」

「ふふふ、そうね」

 

  「きっと貴女も気にいるわ」という台詞はわざと紫は口には出さなかった。天照大神の子孫である人間と妖怪は陰と陽、そっけないフリをしていても必ず惹かれあってしまう。目の前にいる優秀な従者も近いうちに意見を変えるだろうと紫は一人内心で微笑んだ。

 

「そうと決まれば格好を変えないといけないわね。外の世界に合わせなければ目立ってしょうがないし」

 

立ち上がり軽く手を振って紫の姿が変わっていく。短く、下着が見えてしまうのではないかという程のスカート、スカーフは無造作に緩く結ばれ、ヘソが出るほど裾の短いセーラー服。足を覆うのはルーズソックス、その姿は今では外の世界でも滅多にいないガチガチのギャルのそれである。

 

その姿でくるりとその場で回りピースサインでポーズを決める紫の姿は似合ってはいる。街を歩けばナンパ間違い無しの超絶美少女だ。だが幻想郷の賢者のする格好かと言われればそうでないことは明白であり、「似合ってるかしら?」と満面の笑みを浮かべる紫にスッと藍が手を差し出す。

 

その手の上に乗ったスーツとノーフレームの眼鏡、名刺入れを差し出す藍の顔は死んでいる。たまに見せる主人のこういった面だけは絶対に認めたくない藍である。

 

「紫様、流石にないです。お歳を考えて下さい」

 

差し出された服と心無い言葉に紫の顔もまた死んでいく。八雲の日常はこうして過ぎていった。




副部長と伯奇にとって非常に迷惑な話である。自分よりも圧倒的な連中から狙われる彼らは不見倶楽部の運命や如何に。多分きっと大分先になりますが彼らは幻想郷に行くことになります。五泊六日くらいの不見倶楽部の修学旅行となるでしょう。

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