博麗伯奇がやって来た。その
夜が明けて、『こちやさなえ』よりもとんでもない爪痕を残した不見倶楽部と博麗との闘いは、そんなことなど無かったかのように昨日と変わらぬ景色が諏訪に広がり、学校へと向かう願子たちは狐につままれた気分だった。
しかし、昨日夜空に上がった花火の姿は忘れることができず、それが自分たちに向かった時の恐ろしさを拭い去ることができない。その時の感情が嘘や夢ではないのだと願子たちに教えてくれる。
こんな魔法のようなことをやったのは誰なのか? そんなことは全員分かりきっている。
八雲紫だ。
仰向けに転がる六人が見つめる月の影から、お気に入りの喫茶店に寄るかのように気軽に舞い降りた紫が一つ指を鳴らしただけで、今まで起こったことが幻のように消えてしまった。
ボロボロだった副部長、伯奇、杏の怪我は綺麗さっぱり消え失せて、摺り切れ原型を留めていなかった全員の制服も元に戻り、いつもと変わらぬ諏訪の夜が戻ってきた。
それだけではない。『こちやさなえ』の一件で、忙しなく動かざるおえなかった生徒会や学校の先生と同じように警察や役人が動いたり、テレビやネットで報道されると誰もが思ってていたが、そうなっていない辺り紫が他にも色々と手助けしたのは明白だった。
此度の一件で、最も謎の多い存在は紫で間違いないだろう。伯奇の隣にいた癖に、願子に誓うと言った通り終わるまで本当に影も形も現さなかった。願子たち一般人の頭では幻想郷の賢者の考えを読むことは不可能らしい。
だが、分かりやすいこともある。博麗伯奇、願子たちはその存在に手を届かせたのだ。『こちやさなえ』を相手に逃げることしかできなかった時とは違う。自分の意思で立ち向かい、どれだけ小さかろうと一矢報いた。
伯奇がやったことは許せないことかもしれない。自分の我儘のために本当なら死人が出てもおかしくないことをやったのだ。だがしかし、それは大きなチャンスとなって願子たち四人の前に転がった。
何を言っているんだと思われるかもしれない。馬鹿なんじゃないかと、自分から危険に突っ込んで頭がおかしいのかと、しかし、願子たち四人は見事にそのチャンスを掴んで見せた。そんな四人の胸の内はこれまでにないほど晴れやかで、今日も不見倶楽部の活動を行うために四人はきっちり八時に校門の前に集合すると、足取り軽く部室へと続く扉の取っ手を引っ掴み勢いよく開く。
「おっはようございまーす!」
「よお」
空気が凍る。
片手を挙げて意気揚々と部室への一歩を踏み出した願子はそのまま動けず、何事かと願子の後ろから部室を覗き込んだ三人も同じように固まってしまう。
部室のソファーの縁に両腕を投げ出し足を組んで四人を出迎えたのは顔を彩る多くのピアス、夜闇では完全にその姿を隠してしまう真っ黒なセーラー服、博麗伯奇その人だ。
よく見ればいつもと変わらぬ定位置にしっかり副部長も居るが、腕をダラリと下へ投げ出し真っ白に燃え尽きていた。
「うぇ? え? なんで伯奇が居るのよ⁉︎」
「副部長先輩になにしたんですか!」
「なんもしてねえようるせえな、来たんだったらさっさと座れ」
面倒くさそうに伯奇は願子たちにそう返すと、顎で対面のソファーを指す。燃え尽きている副部長には一切触れる気は無いらしく、おっかなびっくりソファーへ向かう願子たちをただジト目で見ているだけだ。
願子たちが座るのを確認すると、伯奇は投げ出していた腕を前で組み体を起こし、しげしげ四人の顔を眺める。その顔は形容しがたい難しい顔をしており、しきりに波打つ眉毛の動きが面白く、願子と塔子は少し口がにやけてしまう。伯奇は一通り四人の顔を見終えると、顔を歪めて小さく舌を打った。
「見れば見る程弱っちそうだよなお前ら」
「負けた人に言われたく無いんだけど」
掛けられた言葉に真っ先に牙を剥くのは一撃を叩き込んだ友里。副部長といい伯奇といいこういった手合いには口だと本当に強い。それに気分を悪くするほど伯奇の器は小さくないらしく面白いものを見るように、
「弱いとは言ってねえだろうが、まあ強いとも言ってねえがな」
そう言ってようやく伯奇の表情は変わるが、その顔は明らかに相手を見下す笑みだ。昨日の今日でよくもまあこれほど高圧的になれるものだと苦い顔を願子たちは伯奇に返すが、全く効いていないらしい。
「それよりなんで伯奇さんがいるのかしら? てっきり私はもう帰ったのだと思っていたわ」
動じない伯奇と同じくらい空気の読めない塔子が、前回よりも更に進化したアクセサリーの山がカチカチ打ち鳴らす音をBGMに当然の疑問を口にする。それを聞くと伯奇は急に不機嫌な顔になり再びソファーに身体を預ける。「ーーーーだよ」と伯奇の声は呟くよりも小さく聞き取ることが難しい。
「え? なに?」
「だからーーーーだって……」
「全然聞こえないんだけど、昨日のダメージで頭でもやられちゃったの?」
「だから! 追い出されたんだよ‼︎」
口ごもる伯奇を良しとし少しからかった願子と友里に勢いで伯奇はまくし立てた。追い出された。今度はしっかりと聞こえた願子たちだったがそれは全く要領を得ない。まずどこを追い出されたのかも分からないし、それで伯奇がここにいる理由にもならない。それが伯奇にも分かっているらしく、気恥ずかしさを誤魔化すためか組んだ足を組み直し何度も舌打ちをしている。
「紫のやろうのせいだ。あのやろう長に告げ口しやがった。おかげであたしは博麗の里に戻れねえ」
「で?」
「だからしばらく世話になるぜ」
「すいませんちょっと意味が分からないんですけど」
博麗の里を出禁になった。それはまあいい、伯奇の自業自得だということが四人にも分かる。だがそれでなぜ不見倶楽部に厄介になることになるのか。友達いないの? だとか言いたいことはたくさんあるが、流石に昨日の伯奇を見ている四人はそこまで強く出られない。
副部長に助けを求めるかのようにちらりと執務机の方を四人は見るが、なにがあったというのか完全燃焼している副部長は全く使い物にならない。この四カ月で願子たちが分かったことの一つ、副部長はいざという時とオカルトでは頼りになるが、日常的なことでは意外と役に立たない場面が多いということ。
「しかしなんだ? この部屋なかなかいい趣味してるよなあ気に入ったぜあたしは」
部屋に置かれた置き物のように大人しい四人を尻目に伯奇はソファーから立つと部室のものを物色していく。元が美人なだけにランプを指先で撫でる伯奇の姿は一枚の絵画のようだ。ただ塔子同様姿が奇抜すぎるためにパロディのような匂いが酷い。
「まあ居るのは副部長がまだなにも言ってないから分からないけどあんたいったい住む場所はどうするのよ」
伯奇の後ろ姿に問い掛けた願子の言葉を受け、可笑しそうに笑うと伯奇は執務机で死体ごっこをしている副部長の方を指差した。
「そいつの家に泊まってるから心配は要らねえ」
「「「「は?」」」」
泊まってる? 副部長の家に?
「ちょっとなによそれ? それいいの? ちょっと副部長‼︎」
執務机に飛び付いた願子が副部長の襟を掴みガクガクと揺らす。力無く揺れる副部長は、願子の叫びと力任せの運動のおかげで瞳に光が戻ってきた。目の前にいる願子を
「副部長ぉぉぉぉ!!!!」
その副部長のポンコツ具合により強く副部長を強く願子が揺すれば、あまりの願子の力強さと副部長の力の抜け具合が相まって固い執務机の天板に頭を打ち付けた。机の上に血の池が生まれ、部室の中はさながら殺人現場。その光景に流石に願子も正気を取り戻す。
しばらくそのまま動かない副部長だったが、赤い糸を引いてゆっくりと執務机から立ち上がると、前髪を掻き上げ何時ものようにコーヒーを淹れる準備を進めていく。
「あの、副部長?」
副部長が壊れた。そう思っても仕方がないがそうでは無いらしい。六人分のコーヒーを手早く淹れるとソファーの方へ移動し腰を下ろす。まだふらふらしているが、それでもようやっと副部長が帰ってきた。
「副部長先輩大丈夫ですか?」
「……平気」
「それで伯奇さんのことなのだけれどなんでここにいるのかしら?」
割れた額を気にも留めずコーヒーを飲む副部長に四人が聞きたかった疑問を塔子が聞けば、一度手を止め、一気にコーヒーを飲み干すと普段では絶対やらないだろうに大きな音を立てカップをソファーテーブルに叩き付ける。
「……あぁそれね。八雲だよ、八雲紫。あいつのせいだ。あのやろうマジで人の足元見やがって……。もうダメだマジで。俺の家にあんなのが住み着くなんて最悪だ」
また八雲か……。話し続ける副部長の口調には悲しみの色が少なからず見え隠れし、話が進むごとにまた副部長は真っ白になっていく。元の原因は自分であるのにも関わらず、勢いよく伯奇は副部長の隣に腰を下ろすと気安く副部長の肩をバンバン叩いた。
「なんだよしけてんなぁ、あたしみたいな美少女と一緒なんだからもっと喜べよな」
「うるせえ! 八雲紫のやつがあんなこと言わなきゃ絶対お前を居候させたりしねえよ! 昨日も急に家で酒盛りしだすしもう嫌だ!」
伯奇の手を払い抜け喚く副部長はかなり参っているようだ。八雲紫がどんな注文を付けたのか気になる四人は当然そのことを聞く。副部長は疲れた顔を持ち上げて、コーヒーのおかわりを注いだ。
「今回の件を揉み消したのは全員知っての通り八雲紫だ。 その労働費としてこいつを住まわせろというのが一つ、もう一つはお前たち四人の修行に関してだ。まあ他にも頼まれごとが幾つかな」
そう言うと副部長は話を切ってソファーに沈む。願子たち四人は予想外の一撃を受けて間抜けな顔を晒すことしか出来ない。修行? なにそれ?
「あのー副部長なんか今およそ現代じゃあ聞きなれない単語が聞こえたんですが」
「ああ修行ね、よかったねお前たち八雲紫がたまーにこっち来て修行つけてくれるってさ」
修行。仏教における用語の一つ。ではなく副部長が言っているのは漫画や小説のようなもので間違いない。滝から落ちてくる丸太に技をかけたり、崖を落ちながら走るとかそういった類のものを想像した四人の顔から血の気が失せる。
「いやいやいやいやちょっと待ってください副部長、え? なんでそうなったんですか?」
「私たちはいつからバトル漫画の世界に迷い込んでいたのかしら、不思議ね気がつかなかったわ」
「塔子、あんた病院行ってきな」
そんな光景に大爆笑している伯奇は置いておき、どうしてそうなったのか四人には全く理解できない。その疑問に答えてくれたのは副部長ではなく、意外にも伯奇。笑い終えると目尻に溜まった涙を指で弾く。
「いやいやよかったじゃねえか、見所があるってことだろうよ。まあなんにせよお前らこの先強くならなきゃどうしようもねえぞ」
「それはなぜなんでしょう?」
「んー、なんだよ杏分かんねえのか? お前らは少し、本当に少ーしだがあたしに対抗して、終いには勝っちまった。まあそれは副部長のおかげだがそれでも不見倶楽部のことを奴らは知ったぜ」
指を立て「大変だな」と笑う伯奇の言っていることが理解できず四人は首をかかげる。それをコーヒーを飲みながら横目で眺めていた副部長は仕方がないと補足した。
「博麗はオカルト世界じゃそりゃもう有名だ。その博麗に勝っちまったってことは少なからず力を試したい馬鹿共に目をつけられるだろう。少しでも力を付けておいた方がいいということだ」
要は有名税のようなものだ。今回の勝利を四人は喜んでいいのだろうが、ただこの先未知の脅威が迫るということ。何か言わなければいけないのだろうがどうも口が上手く動かずなんとも言えない表情しか浮かべられない願子たちは悪くない。そんなことになるとは博麗に向かっていった時の願子たちは思ってもみなかった。だが、そんな願子たちの心中を分かっているようで副部長は続いて口を開く。
「だがまあそんな危ない目に合わない方法もある。お前たち不見倶楽部を辞めろ。今はまだ不見倶楽部という名が一人歩きしているだけだろうから誰かが来る前に抜けてしまえば問題はないだろうさ、そっちの方が俺はいいと思うよ」
副部長の顔は大真面目で、冗談で言っているのではない。
不見倶楽部を辞める。
今までそんなことを考えたことなど四人には無かった。入部してから四ヶ月。たったその四ヶ月だけでこれまで見ることのできなかったものをどれだけ見ることができたか。そんな最高の部から遠ざかる考えを持つことなど無かった。
だが今は? 願子たちが不見倶楽部に入ったのは闘いたいからではない。見たいものを見るために入った。それは自分であり、不思議であり、幻想である。決して突き出される拳や放たれる弾幕を見たいから入ったわけではないのだ。
今回博麗に向かったのも副部長への恩返しのためであり、決して自分の力を示すためではない。だが次は違う。副部長の噂を聞いてやって来た伯奇のように、何かの噂を聞きつけて脅威が自分の元にやってくる。もしその時一人っきりならば、それを自分の手で振り払わなければならない。
異常だ、それこそ日常とはかけ離れた生活になるだろう。およそ幻想を忘れ去った現代でお伽話に出てくるようなことをするなど普通なら考えられない。
副部長の言葉を受けて少なくない沈黙の時間が部室に流れる。黙り込む四人に副部長は決して何も言わず、ただ帰ってくる答えを待っていた。
「辞めません」
最初に答えを出したのは杏。その目はしっかり副部長の目を見ており、膝の上に置かれた手にギュッと力が込められている。僅かに震えている肩は武者震いのためか恐怖のためかそれは本人にしか分からない。
「いいのか?」
「はい、私はまだここにいたいです。私が不見倶楽部に入ったのは強い自分になりたいから、だから修行ならむしろばっちこいってやつです。それに私は今回まだ何もできませんでしたから、友里さんと願子さんに任せっきりで……。だから私も強くなりたいです副部長先輩」
「……そうかい」
何もできなかった? それは違う。博麗との闘いで最も身体を張ったのは杏だ。それは全員が分かっている。伯奇だって副部長を除けば、口にこそ出さないが四人の中で最も認めているのは杏である。だが本人がそう思っているのであれば何も言うことはない。この少女はまだまだ強くなる。部室の隅で聞いていた伯奇はニヤリと笑った。
「私だって辞めないわ、だってまだまだここでやりたいことがたくさんあるんですもの」
続くのは塔子。大げさに動き装飾たちの打ち鳴らす音も嬉しそうに跳ねる。その顔はいつも通りのムカつくほど清々しい顔に戻っており、副部長は何も言わずただ笑顔を返した。
出遅れた! とそれに黙っている願子ではない。勢いよくソファーから立つと、ビシッと副部長を指差した。他の者たちと違って願子は辞めないだろうなあと思っていた副部長は、特に驚くこともせず少し呆れた眼で願子を見る。
「私だって辞めない! 副部長にはまだ教えて欲しいことがいっぱいあるし、見たいものだっていっぱいあるんだから! なんだってどんと来いよ」
「そうだな、それに瀬戸際さんにはこの傷の治療代くらいは働いて貰わんと」
副部長! という叫びを残し、けらけら笑う副部長の声に合わせて願子はソファーに座り直す。同じ一年生三人を眺めていた友里は小さくため息を零すと、全員の視線を受けていることに気づきまたため息を零した。
「これじゃあ辞めたいって言っても辞められないじゃん。まああたしだって辞める気は無いけど、ね? 副部長、あたしの言った通りになったでしょ?」
何ヶ月か前に友里が口にした言葉。何があろうと幻想を追うことを止めない。それは願子を指して言った言葉であったが、他の二人も同じらしい。副部長は肩を竦め、友里の方に向き直る。
「ああ、出雲さんの言った通りだったよ」
「何よ、なんの話?」
「別になんでもないさ、ただ出雲さんが俺に鍛えてくれって言った時にちょっとな」
「はい? 鍛えるってちょっと待って友里、あんた黙ってそんなことしてたの? ズルいよ抜け駆けじゃん!」
ここでようやく友里が唯一闘えていた理由に願子は合点がいった。自分に隠して一人だけそんなことをしていたとは。願子の目がジトッと濁っていく音が聞こえるようだった。
「ふーんだ。別にいいよ、私だって修行して強くなるんだから! 友里なんてすぐに追い抜いて副部長や伯奇みたいになるんだから‼︎」
「いやそりゃ厳しいな」
拗ねる願子に掛けられるのは副部長の言葉。なんと心無い一言だろう。普通君ならきっとできるといったようなことを言うべきではないのか? 願子のジト目が副部長に向けられる。
「何でですか⁉︎ 掛ける言葉間違えてませんか‼︎」
「間違えてないよ、俺には追いつき追い抜けるかもしれないが伯奇にはほぼ無理だ」
「なんで!」
「そりゃ八雲紫曰く程度の能力のせいだよ」
程度の能力。
副部長が言うにはオカルト中のオカルト。その発現方法は不明、科学的な根拠は何も無く人妖問わず発現する。突発的、後天的、発現時期も分からず法則もない。それには魔力気力霊力妖力関係なく、常識が絶対届かない領域。
東風谷早苗の奇跡を起こす程度の能力。博麗伯奇の沈む程度の能力。どちらも驚異的な能力だ。願子たちが今程度の能力を持っていないのならば、それが目覚める確率はほぼゼロに近い。
「え? 副部長は?」
「俺のは体質だ」
そう、副部長の蟲の眼は突然変異の賜物である。程度の能力という夢のような力ではない。副部長が見えないものが見えるのは、複眼が見えるレンズ眼では不可視の電磁波が見えるのと、人の巨大な脳のおかげと答えが出ている。そして副部長が振るうのはそれによって掴んだ圧倒的なまでの努力の技。普通の人が見れば程度の能力も副部長の力も大差ない凄いものなのであろうが、根本的に根元が異なる。程度の能力を再現することは出来ないが、副部長の技はできる。
「まあそんなことはいいさ、お前たち不見倶楽部に残ってくれるというのは嬉しくはあるがいいのか今日は? オカルト総会がもうすぐだぞ」
「「「「あ‼︎」」」」
さあ走れ願子たち、時間がないぞ駆け抜けろ。副部長は笑い、願子たちは走る。オカルト総会まで残り九日、今日こそオカルトを掴むため足を動かし続けるのだ。
そんな不見倶楽部の戻った日常を、いつの間にかすっかり元に戻った部長と副部長の写真が執務机の上から眺めていた。
これで一応第二章は終わりとなります。ここまで読んでくれた皆様ありがとうございました! 次回はちょっとした蛇足として幻想郷の話を書きます。部長は何してるんでしょうね。
まだまだ不見倶楽部の中で副部長と部長の中学時代の話や出来れば幻想郷の話を書きたいですね。
第三章は神様の話になります。諏訪で神様と言えばあのお方。そのお方に関わるお話になります。
第三章に入るまでまた多少不見倶楽部活動日誌の方が合間合間で書こうと思っていますのでよければ眼を通してください。
これからも不見倶楽部の五人をよろしくお願いします。