不見倶楽部   作:遠人五円

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なんか本筋の話以外だと長野県とその周辺の紹介になってきてる気がする……。


六月、野尻湖セイレーン伝説

  不見倶楽部の活動は野外活動が意外と多いということに願子たちがに気が付いたのは六月に入ってからだ。ゴールデンウィークに佐渡ヶ島に行った願子たちだったが、六月に入った第一週の土日を使い不見倶楽部の五人は野尻湖(のじりこ)に来ていた。

 

  野尻湖。長野県の天然湖としては願子たちの住む街にある諏訪湖に次いで二番目に大きいにも関わらず貯水量では一番という深い湖だ。

 

  野尻湖と言えば何より有名なのはナウマンゾウ、遥か昔に生息していたと言われる象の化石が出土したことが有名であろう。野尻湖ナウマンゾウ博物館と言えば有名な観光スポットの一つだ。そういった歴史的な価値を除き、不見倶楽部の部員たちが望むオカルト的なものも当然ある。湖とそういった伝承や伝説には切っても切れない縁があるからだ。

 

  だが今回彼らが野尻湖に訪れたのは、ネットで調べれば出てくるような情報を追って来たわけではない。風の噂である話を耳にしたからこそやって来た。その話は珍しく杏が持ってきたもので、曰く夜の野尻湖で女性の歌声が聞こえることがある。その歌声を聞き、気がつくと野尻湖の湖畔に立っているというものだ。野尻湖のセイレーン伝説、それを追って彼らはやって来た。

 

  そこそこ豪華なホテルに泊まれるとあり浮き足立つ四人だが、四人の中には大きな心配事が二つあった。その一つは生徒会。ゴールデンウィークの時に無駄遣いするなと生徒会長に言われたのにも関わらず、一ヶ月で早速小旅行に出ている不見倶楽部は大丈夫なんだろうか? と思うのはごく自然のことだ。

 

  しかし、行き掛けに「お土産買えばいいだろ」とあっけらかんと言う副部長を見た限り多分副部長がどうにかするんだろうといった結論が四人の中で出たため生徒会については今はそれでいい。問題はもう一つの方だ。

 

「副部長先輩大丈夫ですか?」

 

  副部長が見たこともないほど項垂(うなだ)れている。男女に分かれて二部屋借り、今夜のことを話すために大きな部屋を借りた願子たち四人の部屋に姿を見せた副部長は、最初電車に乗った時もそうだがどことなく元気がないように見える。

 

「大丈夫だよー」

「いやいや明らかに変でしょ、理由があったら話してください」

 

  煮え切らない副部長に釘を刺すのは友里の役目。鋭い友里の視線に当てられて、副部長は小さく唸ると小さな声で話し出す。

 

「本当は野尻湖ホテルに泊まりたかったんだ……。なのに! まさか潰れてるなんて誰が思う! あぁあぁもうなんだろうなこの言葉にできないがっかり感? なあ?」

「いや知らないですよ」

 

  野尻湖ホテルはクラシックホテルの一つである。副部長が言っているのは今は無き旧野尻湖ホテルのことだ。茅葺の屋根にも関わらずオランダ調の木造の外壁に囲まれた美しいホテル。副部長が嘆いて元気が無かった理由はそのホテルに泊まれなかったからだ。なんだそれはといった感想を四人が持つのは当然だが、副部長を見る限り本気でがっかりしているらしい。しかし、今不見倶楽部の泊まっているホテルも、絨毯の敷かれた廊下に部屋を照らす少し錆びの入った高そうな照明と決して悪いわけではない。それを考えると副部長の態度は(いささ)か失礼に思える。

 

「副部長ってそういうの好きですよね」

「だっていいじゃないか、見てよし居てよし完璧だろう? 人が目指すのはそういったものであるべきだって瀬戸際さんたちもそう思わないか?」

「あら、私はその意見に賛成ね」

「私もいいと思いますよ!」

 

  塔子と杏が副部長に乗っかって、装飾がどうの形がどうのわいわい話が脱線しながらも盛り上がっていく。楽しそうで実にいいが、今回不見倶楽部はホテルを見に来たわけではない。騒ぐ三人の間に滑り込むと両手を上げて無理やり自分にと願子は注目を集めた。

 

「はいはい終わり! そのお話は終わりよ! 副部長もしっかりしてくださいよ、今日来たのはそんなことのためじゃないでしょ」

 

  「そ、そんなこと……」と改めて副部長は項垂れてしまう。何時もは頼りになるというのに、副部長のポンコツ具合にため息を吐くのは友里。そんな二人は放って置いて願子は杏と塔子の二人へ向くと話を進める。

 

「今日来たのは杏ちゃんが持ってきた野尻湖のセイレーン伝説を確かめるためでしょ! もう夕食も終わって午後八時、いつその歌が聞こえるのかも分からないんだからもっと気を張ってなくちゃ‼︎」

「それはいいけど願子さん。流石にいつ始まるのかも分からないものを待って気を張り続けるのは無理よ。もうちょっとリラックスしないと」

 

  塔子の言っていることは最もだ。修学旅行のしおりのように時間が決まっているわけではないのだから、気を張っても人の集中力というのは長く続かない。何より今願子が元気なのはお得意の好奇心のなせる技のおかげなのであって、それが切れて仕舞えば真っ先に夢の世界へ旅立つのは願子だろう。

 

「そうは言ってもじゃあどうするのよ」

「トランプでもしますか?」

「へーいいんじゃない? 準備いいわね杏」

 

  そうして始まりました、第一回不見倶楽部大富豪大会。ルールは簡単、普通の大富豪です。罰ゲームとして最下位の人はオカルトの話をするただそれだけ。それが超面白かった時に限り大富豪に一気に昇格できるシステムです。

 

 

  〜〜少女大富豪中〜〜

 

 

「あら負けてしまったわ」

 

  大量の手札を残して大貧民は小上塔子、もうかれこれで5回目である。残りの四人はというと、もうなんの表情も浮かべず真顔で塔子の方だけを見ている。この後の塔子の話など、最初の頃はまだしももう誰も興味がないらしい。

 

「そうねー、それじゃああれにしましょう。そうあれは二年前のことだったわ」

「ああ! もういいよ塔子! 占いして失敗した。占いして失敗した。他の話はないの? もう5回も同じような話ばっかりじゃん!」

「流石に飽きちゃいますね」

 

  願子と杏が塔子の話を遮って喚き立てる。そう、塔子の話すオカルトは全てが中学の頃に行った占いの話。コックリさんをやったら紙が途中で破けて慌てた。前世占いをやったら神だった。花占いをしてたら蜂に刺された等々なんとも盛り上がりに欠ける中身の薄っぺらいものばかり。大富豪自体は白熱するのだが、異常に運が悪いのか負け続ける塔子の話に全員が飽きてしまっていた。

 

「あらじゃあどうするの?」

「塔子の話は今回はもういいよ、次に絶対他の人を負けさせる! 特に副部長!」

「おいおい、俺狙いか?」

 

  この大富豪のルールは願子が押し切って決めたものだ。ジュースを買ってくるといった普通の罰ゲームの案も出たわけだが、副部長の面白そうな話を聞くためにはいい機会だと最初から願子は副部長狙いで勝負を仕掛けていたのだが、これが意外と決まらない。

 

  副部長が上手いということもある。大富豪になりはしなくても、最低でも常に平民よりも上の位置で副部長は上がってしまう。勿論塔子が弱すぎるということもあるが、それにしても勝てなさすぎた。願子の位置は副部長を狙っているためか常に副部長の一つ下だ。

 

「副部長まさか複眼とか使ってませんよね?」

「なんだよ瀬戸際さん使っていいの?」

「ダメに決まってるでしょ⁉︎」

 

  疑いを掛ける願子にまだ冗談を言う余裕まで副部長にはあるらしい。負けた塔子が新しくトランプを切り、配られた手札を見て願子は静かにほくそ笑む。

 

  きたきたきた‼︎ 2が二枚、エースも二枚、ジョーカーも一枚。それ以外のカードも絵札が多めで強いカード。現在平民の願子は手札を交換する必要もない。副部長に勝つには今しかないだろう。この手札なら塔子を援助しつつ副部長を負けさせることも可能かもしれない。

 

  静かに顔をポーカーフェイスへとなんとか戻し、最初にダイヤの3が塔子から出され、続いては杏、友里、副部長、願子の順。自分の番を今か今かと待ち、手に持つカードたちに力が入る。

 

「8切りです!」

 

  杏が直ぐさま8で流す。なかなか早い展開だが、これも願子にとっていい傾向だ。8が一枚減って残り3枚、副部長が持ってる可能性が少しだが減った。他の人がどう上がろうと、副部長さえ落とせれば願子は満足なのだ。手札を持って少し考え込む杏に早くしろと目で催促していると、願子と杏の目が合った。

 

  少しの間見つめ合った二人だが、ここで願子の頭に電気が走る。そうだ、協力すればより簡単に副部長を落とすことができる。今まで一応ゲームであるためそういったことは控えようと考えていた願子であるがもうそうも言っていられない。きっとこのままではまた塔子が最下位だ。杏に目だけで副部長の方を指し、小さくこくりと頷けば、顔をぱあっと明るくさせて杏もまた小さく頷く。

 

  繋がった! これが不見倶楽部一年生の力! 力強く杏が手元から最高の一手を解き放った‼︎

 

「革命です‼︎」

「違う杏ちゃんそうじゃなーい‼︎」

 

  最下位は塔子でした。

 

  都合六回目の罰ゲーム、もういいよと判断を下した四人はジュースを買いに行くことで手を打った。これ以上やっても十回も二十回も塔子のくだらない話を聞くよりマシだ。

 

「うぅ、杏ちゃんと確かに繋がったと思ったのに……」

「もうやってやれと思っちゃいまして」

「まあよかったんじゃないの? 願子のあんな顔初めて見たしさあ」

「よくない‼︎」

「元気だねお前ら、俺はもう眠いよ」

 

  白熱した大富豪のおかげで十時を回り、すっかりあたりは静かになっている。窓の外から野尻湖の景色を望めば、諏訪湖よりも光の無い野尻湖は真っ暗な穴のようであり、昼間に見た美しさはどこにも無い。

 

  噂に聞いた歌声すら微かにも聞こえず、聞こえるのは疲れを覚え始めた三人の息遣いだけ。副部長は眠いよとかいいながら全く普段と変わらずに眼鏡をかけ本を読み始める。その読んでいる本が遠野物語であるあたり流石は不見倶楽部副部長といったところか。

 

  瞼がだんだんと重くなり、体も気だるくなってくる。そんな中で誰が言ったことなのか頭も回らないが、誰かが言った「塔子遅くない?」という言葉に副部長を除いた全員の頭が急に覚醒していく。

 

  塔子が罰ゲームでジュースを買いに行ってからすでに十五分が経過しているにも関わらず、全く戻ってくる気配がない。

 

  何か事件に巻き込まれた? 嫌な予感が願子たち三人の胸に渦巻くが、それを副部長が勢いよく本を閉じる音で搔き消した。

 

  眼鏡を外すとその奥に隠された複眼までも曝け出し、二つの眼がその場であたりを見回している。

 

「うーん、取り敢えず安心していい、近くにはいるみたいだ」

「副部長先輩分かるんですか?」

「人っていうのは誰もが固有の微弱な電磁波を発している。だから近くにいるのは分かるんだが、ただ何処にいるかが見えないな。瀬戸際さんはどうだ?」

 

  副部長の問いかけを受け、急いで胸ポケットから『色眼鏡』を取り出すと目に掛け塔子の姿を思い浮かべる。しかし、虹色の世界は虹色のままなんの姿も映さない。

 

「駄目です副部長、見えません」

「ちとまずいな、探しに行くとしよう」

 

  副部長の一声で三人は手早く出る準備を済ませると夜の廊下へと躍り出る。危険がないようにギラギラ光る蛍光灯の光が昼間と変わらずホテルの廊下を照らし、願子たちの目に入り込み急な眩しさに目を顰めた。

 

  真っ直ぐ伸びる廊下には人っ子ひとり見当たらず、その階の自販機コーナーや他の階も手分けして見て回ったが、塔子の姿は何処にも見られなかった。小さかった不安の芽が欲しくもない栄養を受けてすくすく大きくなっていく。

 

「友里どうだった?」

「ダメいない、塔子いったい何所まで行ってんの?」

「電話はどうだったんだ?」

「駄目です副部長、塔子全然出ないです」

 

  首を振る願子に合わせて四人の中でもしかしたらという決定的な不安が花を咲かせる。進まない状況に誰もが足を止めてしまうかに思われたが、急に杏が走り出したことによりそうはならなかった。

 

「ちょっと杏どうしたの⁉︎」

「みなさん聞こえないんですか? 歌が、歌声が聞こえます!」

 

  歌が聞こえる。そう言って走る杏の足取りは確かであり迷いは見られない。願子たち三人も走る杏の後を追いながら耳をすますがこれっぽっちもそういった類の音は聞こえなかった。副部長ですら同じらしく、何も言わずに杏の後をただ無言で付いていく。

 

  ホテルを飛び出した杏を追って夜の暗闇を突き進む。数少ないポツンとある街灯を頼りに走り続ければ、スポットライトを浴びるかのようにふらふらした足取りで塔子がただ一人歩いていた。

 

「塔子!」

「待ってください!」

 

  塔子の名前を呼び飛んで行こうとする願子を、先を走っていた杏が止める。その杏の目は真剣そのもので、ふざけて止めている様子はない。

 

「杏ちゃんどうしたの? 塔子が何か」

「歌です。歌が聞こえます。塔子さんから……」

 

  杏の言葉を受けハッとして願子は塔子を見るが、願子の耳には何も聞こえない。しかし、虚ろな目をした塔子は確かに口を動かしており何かを言っているように見える。これだけ近くに願子たちがいるにも関わらず、全くそれには気づかずにふらふらと塔子は歩くのをやめない。

 

「私全然聞こえないんだけど友里は?」

「私も聞こえない。副部長はどうですか?」

「聞こえんな、だが歌っているのは確かみたいだ空気の震えが見える。ただこんな波は見たことがない。小上さんの居場所が分からなかったのはそのせいかな」

 

  願子たちには分からないが、副部長の目には願子たちの見えない何かが見えているらしい。羨ましく願子は思うが、副部長の見える景色よりも気になることが今はある。

 

「杏ちゃん本当に聞こえるの?」

「はい、すごい優しい歌です。皆さんは本当に聞こえないんですか?」

 

  頷く三人に自分自身もよく分かっていない杏は首をかしげるしかない。そんなことをしている間に歩き続ける塔子を追って願子たちは野尻湖の湖畔まで来てしまった。暗い暗い穴のような湖に向かって足を進める塔子は地獄へと歩を進める亡者のようだ。

 

  不意に水面に反射した月明かりが映し出すのは塔子の姿だけではない。願子たちが目を凝らせば、ポツポツと他の人影が塔子と同じようにふらふら野尻湖を目指して歩いている。

 

  止めようかと考え始めた願子たちは塔子へ走り寄ろうとするが、それより先に湖に足が着く数歩手前で塔子は足を止める。塔子に続くようにそこらに見える人影も同じように足を止めると、次の瞬間不思議なことが起こった。

 

  歌が聞こえる。最初聞こえなかったはずの願子たち三人の耳にも、今度は優しい歌声がはっきりと聞こえる。湖の水面と同じように重なり合い僅かに震える不思議な声は、塔子を含めた十数の人影の合唱に他ならない。

 

  光が弾けるような明るい声で、夜を告げる鳥のような静かな声で、燃える炎を思わせる激しい声で、リズムに合わせて次第に歌う人影たちは踊り始める。誰に見せるわけでもないはずのそれはしかし素晴らしく、夢を見ているようだ。

 

「あら?」

 

  しかし、一糸乱れぬ舞う人影たちの中でかなり残念なことが起こってしまった。次第に激しさを増す踊りの中、それに合わせて跳ね回る塔子の装飾が自分の主人へ牙を剥き、ペシんといい音を響かせて塔子の額に見事ヒット。間抜けな声を上げて覚醒した塔子は夢から覚めたようにあたりをキョロキョロ見回して、願子たちに気がつくとトテトテ歩み寄ってくる。

 

「願子さんたちどうしたのこんなところで?」

「それはこっちのセリフでしょ塔子、急にいなくなったと思ったら歌いながら野尻湖まで歩いちゃうし、急に踊り始めるしで大変だったんだから」

「あらそうなの? 私なんだか急に眠くなったと思ったらとてもいい夢を見ていたのだけれど。あら本当野尻湖ね」

 

  どこか抜けた答えを返す塔子に願子と友里の二人は盛大なため息を返し、杏は良かったと安堵の息を吐く。塔子が正気に戻ったからといって舞う人影たちはその動きを止める気配はなく、歌声も止まずに響いている。

 

「副部長何か分かりますか?」

 

  正気に戻った塔子に安心した三人は、答えを求めて副部長へと問いを投げるが、副部長はいつもと違いむづかしい顔をして考え込むと、一応の答えが出たからか歌声の邪魔にならないように小さな声で話しだす。聞き逃さないようにしっかりと願子たちはその声に耳をすませた。

 

「所詮予想でしかないが、科学的に見るのだとしたらば野尻湖は諏訪湖と違い湖の外はすぐに山に囲まれている。それに深い水深も相まって強い風が吹いたりした際に特別な高周波とかが出ているのかもしれない。それが相性のいい人間の耳に届いた時、催眠にかけられたかのように決まった動きをさせているのかもしれないなあ、催眠音声という言葉を全員聞いたことはあるだろう? 桐谷さんが俺たちよりも真っ先に聞こえたと言ったのは単純に耳が俺たちよりもいいからだろう。ただ」

 

  そう言って言葉を切ると、副部長は野尻湖の水面へと静かに指差した。

 

「ただ野尻湖には黒姫伝説というお話があってなあ、ひょっとするとその姫様が寂しがってるのかもしれないなあ」

 

  副部長の指差す先、野尻湖の水面に月明かりが落ちている。ゆらゆら揺れる水の揺籠(ゆりかご)の上に波紋が上がっては消え、見えない人が歩いているように見える。無音の波紋は上がり続け、舞う人影たちの中心で立ち止まると、浮かぶ波紋は激しさを増した。

 

  一切れの雲が一瞬月明かりを隠したその先で、願子たちは和服の麗人が人影と同じように舞う姿を見たような見なかったような。すぐに戻った月明かりはその答えを隠してしまい、後に残ったのは浮かび続ける波紋のみ。

 

  優しい歌声に包まれて、静かな宴を誰一人声も上げずにただただそれが終わるまで五人は眺めていた。




「副部長!お前なぁぁぁぁ‼︎」
「はいお土産」
なんとかなった。

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