正義の味方候補の魔術使い   作:ラグーン

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た、立て続けのイベントを走りまくって投稿が遅くなりました☆まさかのゼロイベ復刻と英雄王際でどうしても……((泣き
……そしてまたもや長くなってしまったことに反省しています。一年経ってからの登場だからが原因なのでしょうか……?次も長くなることを先にこの前書きに伝えておきます((白目

こんな前書きはさておき、それでは本文にどうぞっ!


第19話 少女の願いーーーー最後のトリニティセブン

 

ひとまず一通りの片付けを終わらせて俺は学園長室前に訪れていた。今日は報告だけ終わらせて未だに俺の部屋にいるセリナの元に急いで戻らなければ。三回ノックすると全くブレていない呑気な声から入室許可を得たので入室する。

 

「おや、こんな時間になにかようかい?君個人がここを訪ねて来るのは久しぶりだからね」

 

「それは否定はしないな。ここに入学して以降は俺だけで来ることはなくなったからな。学園長ならば気づいているだろうが……異質な魔力を感じて現場に向かった結果、最後のトリニティセブンメンバーと遭遇した」

 

「最後のトリニティセブン、つまりリーゼちゃんとご対面したわけだね。僕の見立てではアラタ君が先にトリニティセブン全員と先に会うと思っていたけど。どうだい?リーゼちゃんと会った感想は」

 

「……そうだな。とりあえず真面目な発言をするのならあのメイガスモードは露出が多すぎる」

 

「思春期の男の子の発言とは思えないよ……いや、君なりに僕のギャグに付き合ってくれてるのは嬉しいんだけど同性として心配だよ。……もしかしてアッチの住人なのかい?」

 

「……いや、アラタと学園長が異様にスケベに敏感なだけだからな。それに俺はそういった歪んだ性癖ではない。リーゼロッテには異性としては魅力は感じはしたがそれだけだ」

 

異性としては魅力を感じるかもしれないがそれだけだ。俺以外ならば他の回答を求められたかもしれないがそれに関しては諦めてほしい。それは左にでも置いておくとして本題に入るとしよう。

 

「リーゼロッテ=シャルロックは最後のトリニティセブンの1人で間違いないのか?」

 

「ああ、間違いないよ。リーゼちゃんはトリニティセブンのメンバーの1人だとも。そのトリニティセブンは今回は敵として立ちはだかるのは間違いない。彼女が敵として現れた時にその理由がわかるんじゃないかな?」

 

薄っすらと笑うその姿には俺は僅かに眉を動かす。この男は理由を知っているのではないかっと疑問が浮かぶが、たとえそうだとしても簡単には教えないだろう。教えないというより教える気がないと訂正するべきか。この男がなにを目的としてリーゼロッテを敵対するのをよしとするのか……いや深読みするとしてもそれに意味がない。

 

「……あくまでも今回は報告だけだ。俺はもう戻らせてもらうぞ。アキオと山奈ミラに報告するのは学園長に任せる」

 

「明日にはあの2人にはきちんと報告しておくよ。確認だけど君の名前を伏せてあの2人には報告した方がいいかい?」

 

「……いや、あの2人には気づかれるのも時間の問題だ。だったら今回に関しては伏せなくても構わない。彼女に関しては手加減をして勝てるような相手には思えない。魔物と戦うとは訳が違う。……俺にとっては実力が未知数の相手だからあの2人の協力が少なくとも必要不可欠、リーゼロットの様子からみるに準備をするとしても時間が足りなすぎる。即結のコンビを組むとまでは行かなくてもせめて一定の信頼を持つことができるまでしなくてはリーゼロッテには敗北する。ギリギリの賭けにまでに出るメリットの方が大きい、不意をつかれてお互いに退場は避けたい」

 

俺1人でどうにかできるにも範囲がある。あの2人が今回の件に関わることは間違いないのだから協力する状況になるはずだ。彼方が疑心の状態で協力関係になったとしてもその隙を突かれるのが目に見えている。少しでも信頼を得て連携をあげれるのならギリギリのところまで賭けても構わない。アキオと山奈ミラの連携は今までの様子を見ると心配する必要はなさそうなため後はお互いに協力できるまでいけば上々だ。

 

「それじゃあ恭介君の言う通り包み隠さず話すことにするよ。それが吉とでるかはわからないけどねぇ?」

 

「……凶になった時にはここから去るだけさ。去る前にはあとは責任を持ってリーゼロッテを必ず止めてみせるとも」

 

自分自身を嘲笑するように俺は笑い学園長室を後にした。俺はリーゼロッテ=シャルロックが敵になることを選んだ理由を知らなければ知る手段を持ち合わせていない。リーゼロッテ=シャルロックを止めることを自身の自己満足であることに気づいてしまいくつくつと己を嘲笑う。この行いが切嗣の目指していた正義の味方なのか正直わからない。もしかしたら違うのかもしれないけれど……俺はリーゼロッテ=シャルロックを必ず止めてみせる。その行いがリーゼロッテ=シャルロックにとっては迷惑だとしても。双子の姉妹には感じてほしくない、最悪な結末を迎え後悔する気持ちを感じさせないためにーーー

 

◇◇◇

 

念のために三回ノックすると声が聞こえたため俺はそのままドアノブを回して自室に入る。セリナの無事の姿を見て俺はホッと安堵する。すでに学園長に報告をしてはいるが気を張り詰めていたのだろう。今回は敵が敵のため警戒に越したことではないんだが……それでも今は警戒を緩めるべきか。

 

「衛宮さん無事だったんですね。……帰りが遅いから心配しましたよ」

 

「遅くなってすまない。早く戻ろうとしていたんだが……思った以上に長引いてしまっていたようだ」

 

時計をチラリっと見ると約1時間ぐらいかかっておりセリナが心配するのも無理がないか。すぐに戻ってくるといいながらこれほど時間がかかっているんだから。リーゼロッテ=シャルロックと学園長の会話を早々と切り上げれなかった俺の落ち度であるため内心では深いため息を吐く。

 

「あのっ、衛宮さん。こ、これありがとございます!」

 

「ん?ああ、その外套のことか。別にお礼を言われるほどのことじゃないんだが……特に役に立てたわけでもなさそうだしな」

 

「そんなことありませんよ?この外套のお陰でとても落ち着いていられましたので!衛宮さんが側にいるように感じて少し安心しました」

 

えへへっと笑うセリナの姿を見て俺もつられるように少し笑みを浮かべる。精神的にセリナを支えることができたようでなによりだ。この外套も少し役に立てたことが嬉しいかぎりである。俺はむしろこの外套に頼りっぱなしなのだが……まあ、それに関しては仕方ないっと割り切ろう。セリナから外套を受け取り俺はハンガーにかける。そういえば深くは考えていなかったがこの外套も誰から譲り受けたのだろうか?……ふーむ、駄目だな。妙にカレーという単語がチラつくんだがそれだけである。

 

「さて、セリナ君の部屋まで送っていこう。夜分遅くまでに俺の部屋にいたからこれぐらいはさせてくれ」

 

「そうですね。今日はそのお言葉に素直に甘えさせていただきます。この大雨の中で1人戻るのは少し怖いので……」

 

それじゃあ行きましょうっと少し嬉しそうに笑う姿を見て誰かと重なるような気がしたが俺は少し頭を横に振りそれを振り払う。目の前にいる少女はセリナ=シャルロッテでありそのほかではない。このどうしようもない罪悪感をセリナと重なるのは間違っている。一向に動く気配のない俺を見てキョトンと首を傾げるセリナに苦笑いをしながら返事をして一緒に部屋を出る。

 

「うぅ、やっぱり酷い大雨ですね。1人だこの中を戻るつもりでいたのかと考えると正直不安だらけですよぉ」

 

「それに廊下がこの暗さだからな。不気味さも増してなにか出てきてもおかしくなさそうだ」

 

「じょ、冗談でもそう言ったこと言わないでくださいよ!?本当に出てきそうな気がするじゃないですか!!」

 

頰を膨らませて怒るセリナを見てくつくつと笑ってしまう。そのことがお気に召さなかったようでそっぽを向いてしまいからかいすぎたとっと反省をする。不機嫌にしてしまった彼女の機嫌をどうやって直そうかと考えているとポツリとセリナは言葉を漏らす。

 

「衛宮さん明日一緒に来てもらいたいところがあるんです。その、少し1人で行くのが心細くて……」

 

「構わないさ。明日も特に予定があるわけでもないし、こんな俺でよければ一緒について行くよ」

 

「衛宮さんが一緒に来てくれるならとても心強いです」

 

ぎこちなく笑うセリナを見てその向かう場所は彼女にとっては辛い場所であるということなのだろう。セリナが付いて来てほしいっと今日頼んできたのは本能的にリーゼロッテ=シャルロックとその場所で会えると思ったからか。その理由がなんであれ俺はセリナについていこう。どちらにしろ近いうちにリーゼロッテ=シャルロックとは出会うことにはなると思っていたからな。そうこうしているとそろそろ女子寮が近くなってきた。この先からだったらもう大丈夫なはずだろう。俺は最後に聞くことを思い出す。そのことがセリナの心に負担がかかるかもしれないけどそれでも聞かねばならない。

 

「……セリナ、一つ確認があるがいいかね?」

 

「確認、ですか?えっと、私に確認するようなことはありましたっけ?」

 

「いや、この確認に関しては俺の自己満足に近いものだ。それでもセリナに聞いておきたくてね。君は再度ーーーお姉さんとまた笑いあえるようになりたいか?」

 

俺の言葉を聞きセレナの目が大きく見開く。このことを確認することがいかに無礼であり無神経であるのは自覚している。でも、このことだけは確認しないといけないんだ。このことに関しては闇雲に首を突っ込むことはしてはいけない。リーゼロッテ=シャルロックの意思は確認できなくても、その妹であるセリナ=シャルロックの意思は確認できる。だったら確認しなくてはならないのだ、セリナ=シャルロックの本音を、セリナ=シャルロックの気持ちを。セリナは表情を隠すように俯く。数秒間、また数分間いや数十分間の沈黙だったのかもしれない。浅い深呼吸が聞こえセリナは顔を上げてゆっくりと震えながらも口を開く。

 

「ーーーはい。わたしは、私はまたお姉ちゃんと一緒に笑って過ごしたいです。お姉ちゃんと一緒にいたいですっ!お姉ちゃんと一緒に過ごしたいですっ!だから、衛宮さんお願いです……お姉ちゃんを、リーゼロッテ=シャルロックを連れて帰るのを手伝ってくださいっ!!」

 

双子の姉妹のその妹は頰には涙が流れ声は震えている。それでもこの言葉にはそ気持ちには偽りではなく、本物の言葉であり本物の気持ちを俺に明かしてくれた。セリナ=シャルロックが心の奥底から望んでいるこの結末を。この本音を伝えることにどれほどの勇気が必要か。勇気を振り絞り伝えてくれた少女のために俺がするべきことはなんだ?それはこの目の前にいる少女を悲しませることか?それは否である。セリナ=シャルロックが望む結末であるーーー双子の姉妹がお互いに笑い合う未来を叶えることだ。

 

 

「君の望む願いをその結末を必ず叶えてみせる。セリナのお姉さんであるリーゼロッテ=シャルロック連れ帰るためにこの力を全力で使ってみせる。君たち姉妹が笑って過ごせる時間を俺が再度取り取り戻すことを約束しよう」

 

この半年でセリナの辛さ苦しみがいかなるものかはわからない。でも家族を失う辛さは俺は知っている。あの地獄の中で俺を生かすために倒れてきた建物から守った両親、切嗣と理想を叶うことを誓い亡くなったあの時に感じた喪失感を。その辛さを寂しさをこれ以上目の前の少女に抱かせるのは止めてみせよう。気休め程度にしかならないが俺はセリナの頭を優しく撫でる。俺が辛そうにしていた時に優しく笑い不器用な手つきで撫でてくれた切嗣のように。

 

「……衛宮さんは本当に優しいですね。優しすぎて、それについ甘えたくなってしまいますよ」

 

「優しくなんてない。俺はただ君たち姉妹が笑いあっている姿が見たくて自己満足のようなものだよ。……セリナが辛くなった時や困った時はいくらでも助けてみせるさ。もし甘えたくにでもなったらその時はまた紅茶を飲みに来るといい。その時はいつでも歓迎するから」

 

「はい、その時はまた衛宮さんのお部屋を訪ねさせてもらいますね。……なので、もう少しだけ頭を撫でてください。もう少しだけお願いします」

 

俺は了解したっと返事をしてセリナの気がすむまで頭を撫で続ける。セリナの表情は少しだけ頰が赤いような気がするがきっと涙を流した姿を見られて恥ずかしかったのだろう。やはり先ほどの確認は軽率すぎたようだ。彼女にやはり謝罪するべきだろう。彼女に謝るために口を開こうとする前にセリナが口を開く。

 

「衛宮さんが辛くなった時や困った時は私も力になりますから。衛宮さんに助けてもらってばかりでは私も不甲斐ないので!レヴィさんみたいに強いわけではありませんが……もしなにかあった時は相談ぐらいはのれますから。こ、こうやって次は私が甘やかすことだってしてあげますっ!」

 

「相談にのってくれるだけでも充分助かるよ。そうだな……本当に切羽詰まった時には君の力を貸してほしい。俺みたいな未熟者では出来ることが余りにも少なすぎるから、セリナが力を貸してくれるなら百人力だよ。……まったく君もたまには言葉に気をつけたまえ。好きでもない男にそうやって甘やかすなんて使うべきではないよ」

 

最後に軽くデコピンをすると彼女は可愛らしい声を出しておでこをおさえる姿を俺はみて少しだけ笑みをこぼす。この様子ならばもうきっと大丈夫、彼女の瞳にはもう不安な様子などないのだから。

 

「うぅ……でも最後の甘やかすことができるは冗談ではなかったりするんですからね?」

 

「はぁ、君も少しお人好しすぎるぞ?レヴィもいまだにお世話係といいながら時たまに朝わざわざ部屋に来るからな」

 

「そ、それは初耳ですよっ!?レヴィさん通い妻みたいなことしてたんですか……。あと、衛宮さんも大概人のことを言えないと思いますよ?少なくともいつものメンバーに衛宮さんがお人好しかと聞くと全員が頷くと思います。アリンさんが頷かないかどうかじゃないですかね……?」

 

本当にそうなりそうだからなんとも言えないものである。俺としては当然なんだけどなっと肩を竦めながら答えると彼女は楽しそうにくすくすと笑う。さてっと、そろそろ長いは不要だろう。なんせ先程から背後から妙に鋭い視線をぶつけられているからな。俺はともかくセリナをいま巻き込むわけにはいくまい、おおかた俺に用があるかだろうからな。

 

「さて、セリナも戻るといい。これ以上の滞在は浅見先生に見つかる確率が高くなるぞ?その時はきっとお説教待ったなしだ」

 

「その通りになりそうで少し怖いですね。衛宮さんも気をつけてくださいねっ!また明日にてよろしくお願いします!!」

 

深々と頭を下げてセリナは走って自分の部屋にへと向かっていた。それほど浅見先生のお説教を避けたいらしい、そのことに関しては俺も非常に同意なのだがまだ簡単には自室に戻ることは出来なさそうだ。

 

王立図書館検閲官(グリモワールセキリティ)が立ち聞きとは感心しないな。それとも盗み聞きと言い換えた方がいいかね?どちらにしろ褒められるべき行為ではないが」

 

「貴方達が夜分遅くまで人の目など気にせず不純異性交遊をしていたと今から直接リリス先生に報告しに言ってもいいんですよ?」

 

やはりというべきか視線で薄々わかってはいたが振り返ると山奈ミラがその場にいた。あんな風に鋭い視線を未だに向けられるのはこの少女以外いないからな。まあ、あくまでも教室内でのことを除けばだが。それに彼女が何故こんな遅くに戻ろうとしていた理由はわかっている。その第1発見者だからこそなんだが……。

 

「それは勘弁してほしい。俺はともかくセリナを巻き込むつもりはないのでね。君としても今から話のある男がお説教を受けて時間が潰されるのは効率が悪いのでは?俺としても君に用事があるため都合がいい。今宵はそれで見逃しもらえないか?」

 

「……わかりました。見透かされているのと貴方の提案にのるのは癪ですがいいでしょう。貴方のその様子ですと悪い報告ではなさそうなので」

 

数秒の沈黙があったが浅いため息を吐いて呑んだくれたようだ。用件に関しては山奈ミラの方が断然時間がかかることだろうしそのことも考えて俺の提案に渋々のってくれたのだろう。

 

「学園長に聞きましたが貴方は本当にリーゼと会い話をしたんですか?そして崩壊現象の痕跡を感じ真っ先にその現場に辿り着いたととも」

 

「……ああ、それは全て真実だ。異質な魔力を感じて向かってみれば酷い有様でね。それをどうにかしようとした時にリーゼロッテ=シャルロックと出会ったわけだ」

 

「……嘘をついているわけではありませんね。わかりましたその言葉を信じます。学園長からでは正直半信半疑ではありましたが、貴方の実力は少なくともトリニティセブンを除けばここビブリア学園ではトップクラスの強さですので振り切れること自体は可能でしょう」

 

彼女は本当に山奈ミラなのか?そう思えるほどに彼女の中で俺の評価が少し上がっているのは気のせいだろうか?確かに前回の崩壊現象に関してはそれなりに動きはしたが所詮は足止めそれほどのことではないはずだぞ?俺が呆けた表情をしていると不満そうに俺のことをジト目で睨んでくる。

 

「貴方はいったい私にどのようなイメージを持っているんですか。貴方についての評価はあの魔王候補よりもそれなりに高い方ですよ。私はともかくアキオの方は貴方のことについては幾分か認めているようですし……」

 

「……いや、アキオに関してはどちらかといえば真正面から戦えることについてだと思うぞ?」

 

「……それはないっと否定できないのがアキオですね」

 

お互いにはぁっとため息を吐く。アキオがバトルマニアなのは俺よりも付き合いが長い山奈ミラが知っているだろしなんせ俺が気づくことができるほどだからなぁ。……それがアキオのいいところの一つかもしれないが。仕切り直しかコホンっと山奈ミラが咳払いをして話は続いていく。

 

「貴方がやってきた行動には確かに一部邪魔をするようなことがありましたが、あの不純な魔王候補が起こした崩壊現象が起こした時に教室内でいち早く迅速に対応しようとしたのは貴方だと聞きました。一度意識を失ったようですが……それに関しては私が踏み込む領域ではないのでしょう。話を戻しますがその対応した方には素直に言えば感謝しています。あの時の一撃は少なくとも崩壊現象をほんの一瞬ですが弱まることができました。ありがとうございます衛宮恭介」

 

「君にお礼を言われるようなことはできていない。あの時に俺ができたことなんてそれだけだからな」

 

俺ができたのはその一瞬だけ弱めることができた。そう、俺にとってはそれだけなのだ。いまごろアラタの起こした崩壊現象についてぶり返すつもりはない。けれどその時を忘れることもなければ背負っていくつもりだ。忘れないためにも二度と体が消滅するという恐怖を感じさせないために。山奈ミラは俺を見て何かを言いたげであったがすぐに切り替わり今回の件についてに話は変わる。

 

「貴方が初めから介入するのはわかっています。ですが、今回も介入する理由は誰かの為にですか?」

 

「ああ、そうだ。セリナの半年がいかにどれほど辛かったか寂しかったかは容易に想像なんてできない。けどもうこれ以上は充分だろう?セリナは頑張って耐えている。それは今にでも変わりない。その辛さと寂しさを解放するためにも俺はリーゼロッテ=シャルロックを必ず連れ帰る。セリナの願いを叶えるためにもな」

 

「……その行為が不純な結末に傾いた場合はどうするつもりですか?」

 

「その結末に傾いた場合は責任を持って俺が全てを終わらせる。その後の俺への処罰は君の好きにしてくれ。君の想像する最悪な結末になってしまった時の処罰は俺の抹消だろうが消滅だろうが甘んじて受け入れる。それがその時の俺なりのケジメだ。……セリナもその対象に含まれた時の話は別だがな」

 

「……わかりました。その時に関してはだけは見逃すとします。貴方に牙を剥かれた時には私たちだけでは苦戦を強いられそうなので処罰に関しては貴方だけにしておきます」

 

「ああ、そうしてくれると助かる。その時は煮るなり焼くなり好きにしてくれて構わない」

 

「潔いと賞賛すべきなのか諦めが早いと思えばいいのか、それとも己の自己犠牲で全てを丸く収めるつもりなのかはわかりませんが……どちらにしろその理由は自身の為ではなく誰かの為のようですね」

 

「……理由か。別に自己犠牲などしているつもりはないんだが……強いて言うならば今回は俺自身も双子の姉妹がお互いに笑いあって過ごす姿を見たいだけであり自己満足そのものだ。姉妹と聞いてしまうと何故かどうしても最悪の結末だけは避けねばならないと思ってしまってね。その理由が自己満足でもあるが誰かへの罪滅ぼしな気がするが、それが誰かなのは未だにわからない。でも、俺はただ双子の姉妹には幸福な結末を向かってもらいたいだけだよ」

 

お人好しですねっと浅いため息を吐く山奈ミラであるがそのため息はいつものような刺々しさを感じなかった。そこにも驚きではあるが俺はそれによく言われるとっと苦笑いを浮かべながら答える。さてと次は俺があの勧誘についての答えを言わないとな。ふむ、そしたら流石にフルネームで呼ぶのはそろそろやめた方がいいだろう。

 

「山奈ミラ。いや、これからミラと呼ばせてもらおう。王立図書館検閲官(グリモワールセキリティ)の勧誘についての返答だが答えはYESだ」

 

「良い報告で正直此方としても助かります。崩壊現象を止められる人員は非常に少ないこともあり貴方の加入は素直に喜ばしいことです。それにもしかしたら貴方の記憶に関する場所に派遣される可能性もあるので貴方にも損はないっと伝えておきます」

 

「即戦力になれるかは期待しないでくれよ?ただ君とアキオの負担が減るなら喜んで魔物退治でもなんだろうと引き受けはする。まあ、記憶に関してもそろそろ本格的に取り戻すのを動くつもりではあったため嬉しい提案だよ」

 

「その即戦力になれる範囲である貴方がそう言っても嫌味にしか聞こえませんよ。……崩壊現象はともかくその他についてはお言葉に甘えさせていただきます。この件が終わり次第は少し休みたい気分ではありますので。記憶を取り戻すことについてももう少し積極的に動いたらどうかと思いますが……そこは貴方次第なのでこれ以上は特と言うつもりはありません」

 

「俺よりも才能がある魔導師は沢山いると思うが……。ああ、君たち2人は少々働きすぎていると言われてもおかしくはない。2人ほどのカバーは迅速に対応してみせるからゆっくり休むといい。……まあ、記憶回復についてはおいおいペースを上げていく予定だ。さてっと、お互いに伝えることは終わったようだしそろそろ解散した方がいいだろう」

 

「そうですね。これ以上の立ち話はもう不要でしょう。おやすみなさい、衛宮恭介。いえ、恭介さん」

 

「ああ、おやすみミラ」

 

最後に少しだけ笑うミラの姿を見て俺は心の中で安堵してお互いにすれ違い戻るべき場所に戻っていく。最後に少しだけ笑うミラの表情は年相応の少女と変わりなかったとだけ俺は答えておこうーーーーー

 

 

◇◇◇

 

 

「……まあ、やはりと言うべきか幽霊の噂についてチラホラと聞くな。セリナ、大丈夫か?」

 

「はい、大丈夫です。衛宮さんは少し心配性ですよ」

 

セリナは苦笑いを浮かべるが心配するなと言われても無理な相談である。やはり昨晩の騒動については完全に後処理出来たわけでもないためそれが原因で朝から幽霊の噂が嫌と思えるほど耳に入る。チラリっとミラと浅見先生が真剣な表情で話し合っている姿をリーゼロッテ=シャルロックと出会った図書館前の渡り廊下で話していた。そこにアラタ達の姿を見かけたが大方容疑者候補にでも入っており現場に連れてこられたのだろう。そうこうしていると目的地である図書館の前まで辿り着く。セリナは深く深呼吸をして覚悟を決めた表情で図書館の扉を開け入室する。俺もそのあとを追うように図書館に入室をする。

 

「……特に変わった様子はないか」

 

「……今のところはですけどね。えっと、衛宮さん今になって聞きますが始めからその姿ということは準備万全ということなんですよね?」

 

「そうなるな。これは俺の戦闘服とでも思ってくれて構わない。魔物との戦闘でなら別に制服でも大丈夫なんだが……俺の魔術を限界まで使用するならこの外套を纏うのが必要不可欠でな」

 

今回に関しては油断も手加減もできず、そして限界まで魔術を使用することがある可能性を考慮して最初から黒い外套、プレートアーマに黒の長ズボンと着替えさせてもらっている。人目が目立つのはわかっているが相手はトリニティセブンの1人、始めから全力でいかなければ此方が簡単にやられるのがオチである。

 

(理想を言えば話し合いで解決したいんだが……それは無理なんだろうな)

 

あの昨晩に会った時のリーゼロッテは間違いなく話し合いを応じるつもりはなさそうだった。力を試したくて仕方がなさそうにしていたことを考えると話し合いで解決は無理だろう。もし止めれるとしたらそれはきっとセリナの話し合いに応じるという希望を待つしかない。だがそれが無理な時は戦闘になるのは間違いないはずだ。昨晩は見逃してもらったが次に見逃してくれるとは到底思えない。獲物を狙う肉食動物のように仕留めるまで追いかけてくるだろう。その時は臨機応変に応戦するしかあるまい。今はとりあえず今この場にいるはずのミラに一度顔を出すべきだろう。

 

「さてっと、セリナはどうする?アキオとミラはすでにここにいるだろうし少しあの2人に俺は用があるんだが……」

 

「そうでしたら私もついていきますよ。今日は衛宮さんの傍にいると決めていますのでっ!」

 

その言葉に苦笑いを浮かべてしまうが強ちその判断は間違いではなかったりする。いつどのタイミングでリーゼロッテが牙を剥いてくるかわからないので別れて行動するのは相手からすればかっこうの的である。セリナには傍にいてもらった方が迅速に対応もしやすければ俺が隙を与えてしまった時にカバーもしてもらいやすい。俺とセリナはいるはずの2人を探していると案の定すぐに見つかった。そこには見慣れたベレー帽を被った人物もあり予想外ではあるがミラが何かを話していたようだし考えられないことではないか。

 

「仕事熱心なのはいいことだが余り神経質になりすぎるともしもの時に持たないぞ。少しはリラックスしてはどうかね」

 

「気を緩めすぎればそのもしもの時に対応に遅れることもあります。それに貴方もあまり人のことを言えないのでは?私がいま見ただけでもこの中で一番警戒しているのは貴方でしょうに。ですが、いまではその非常に高い警戒心は心強いです」

 

見抜かれるのはわかっていたがこうも簡単にミラに見抜かれるとは思っていなかった。正直に教えるのも負けた気分がするのでせめての抵抗で肩を竦めて答える。その仕草を肯定と捉えたミラはやれやれっと少しだけ苦笑いを浮かべる。そしたらジッと凝視される視線が2つも感じてしまうがその犯人が簡単にわかっているが当然の反応なのかもしれないなっと内心でつい笑ってしまう。

 

「えっと、衛宮さんとミラさんっていつここまで親しくなってたんですか……?」

 

「当然の疑問ですが、別に私は彼についてはそこまで睨んでいるわけではありませんよ。むしろ一定の好感は持ててはいます。冷静な判断力や迅速の対応については私も人目置いていますので」

 

「巨大迷宮の探索の時も冷静に敵を対処していましたね。……冷静に対処するために衛宮さんは自身の身を蔑ろにすることがありましたけど」

 

ジト目で浅見先生に睨まれるが俺はそれから流れるように視線をずらすしかない。セリナはその場にいなかったため首を傾げてクエスチョンマークを浮かべていたがミラは巨大迷宮の時の俺が足を怪我していたのを思い出し納得している様子だった。まあ、でも終わりよければ全て良しであるのでなるべくそのことについては忘れてほしいものだ。

 

「そういえばアキオはどうしたんだ?ミラがいるのならアキオも共にいるのだろう?」

 

「アキオでしたら……ご覧の通りに今は寝ていますよ」

 

ミラが向けた視線にはソファの上に横になって寝ているアキオの姿があった。大丈夫なのかっとミラに視線で伝えると曖昧な表情を浮かべる。そのうち起きるとは思うのだが……流石に無防備すぎないか?とりあえずアキオに関してはなるべく気にしないことにしよう。リーゼロッテが仕掛けてきた時には起きるだろうしな。

 

「……ふぅ、そろそろ気を引き締めるか。敵を誘い込むとしたら間違いなく役者が揃ったタイミングだろうからな」

 

「ええ、リーゼであるのなら間違いなくそうするでしょう。狙いが誰かは想像するのも簡単なので……」

 

正真正銘の獲物を狩る肉食獣だな。1人づつ狙うのではなくその場に獲物が何人もいる時に狙い仕留めにくる。しかし、その獲物は草食獣とは言い難いと思うんだが……それよりも獲物は1人か複数か。どちらにしろ止めないといけないことは変わりないんだがな。内容はともかくミラとの談笑をしていればガラリっと図書館で扉が開く音が響く。入室してきたのが誰かは確認するだけ無駄である。

 

「……これで役者が揃ったな。ミラ、今回に関してアラタをどうするかは二の次だぞ?あくまでもーーーーー」

 

「ええ、わかっています。最優先するのはどちらかなんて必要ありません。あくまであの魔王候補が邪魔さえしなければですが。それと、セリナを守ることに関しては貴方に任せますよ。いまの彼女にとっては貴方の近くにいることが安全であり一番落ち着くのでしょうから」

 

「了解した。初めからそのつもりであるしセリナを連れてきたのも俺だからな。だがセリナだけでもなく君の援護も忘れんよ。君やアキオの実力からすればいらない援護かもしれんが数は多い方がいいだろう?」

 

「貴方の出番がないと思いますが……もしもの時はその援護に期待していますよ」

 

お互いに少しだけ笑う。多少はミラとも打ち解けてきているということだろうか?俺としてはそうである方が嬉しければ今後は上司なのだ。打ち解けていないとお互いのフォローもできにくいしな。本当に信用できると思った時は……立場上のこともあり俺の魔術についてミラとアキオには話すべきなのだろう。ミラとは一通りの会話も終わったため少し離れた位置に移動していたセリナの側に近寄る。

 

「すまないな少し話が長引いてしまったよ。今日はセリナをエスコートする約束をしていたというのに」

 

「本当ですよ?エスコート中に私を置いて他の女性とお話しするのは減点ですっ!……でも、私も少しリリス先生に聞きたいことを聞けたのでおあいこにしましょう」

 

「むっ、だったら次は褒め言葉を貰えるようにしっかりとエスコートをしてみせよう」

 

ニヤリと笑う俺を見てセリナはクスクスと笑う。だが俺は一瞬だけセリナの表情が曇っていたような気がしたが気のせいだろうか?……いや、きっと気のせいだろう。これ以上はプライベートになるため詮索するのは失礼だ。そう思っているとやはりというべきか聞きなれた声が聞こえてくる。

 

「おーい、セリナー、恭介ー」

 

「あっ、アラタさん」

 

俺たちを見つけたためアラタは近づいてくる。やはり案の定アラタもここに辿り着いたようだ。ミラや浅見先生の側には見慣れたメンバーがいるため全員集結といったところか。その見慣れた光景であるからこそ今は不安しか感じないのは後のことがあるからか、それともいつものように浅見先生のハリセンが飛ぶことになるからか。願わくばどちらでもないのが嬉しいものだ。……浅見先生のハリセンは本当に飛ばないことを願うしかない。

 

「セリナと恭介はどうしたんだ?やっぱ、取材についてか?」

 

……ここは誤魔化すべきか?セリナに視線を移すと俺の言いたいことがわかったようで彼女は静かに首を横に振る。彼女が正直に伝えることを選ぶのなら俺はそのことに口を出したりしない。セリナは浅く深呼吸をしゆっくりと口を開こうとした瞬間に異変が起きた。突然と膨大な魔力を図書館全体に感じる。室内全域が途端にブレたようにみえた次には先ほどまでの立派な図書館ではなく、もはや家としても機能しておらず窓も外れ壁にはヒビが入り荒れている廃墟にいつのまにか移動していた。

 

「空間ごと転移……先手を打つとしたら充分すぎるほどだ」

 

突然の転移に正直舌を巻くしかない。あの図書館がすでにリーゼロッテの領域だった。あの幽霊の噂で双子の姉が行方不明になった場所であるのを思い出し内心で自身に舌打ちする。今はこの場所がどこか聞く前にセリナとアラタが無事かどうかが最優ーーーーー

 

「……アラタ、君がスケベなのは別に構わない。同性としても少なからず同じ気持ちを抱くことはあるが……今は自重してもらえると助かる。……現にセリナの表情がな?」

 

「ん?どういうーーーーーおおうっ!?すまん!?お手ごろサイズだから気づかなかった!!」

 

「フォローになっていませんからね!?」

 

これが俗いうラッキースケベというやつか。この非常事態にもそれがはたらくのは笑えばいいのか苦笑いすればいいのか。ため息を吐きたくなろうとしていれば突如とユイが切羽詰まった表情で大声を上げる。

 

「お兄さん!おっぱいなら後でユイのをめちゃくちゃにしていいから!だから、気をつけてっ!!」

 

年頃の少女がそんなこと言ってどうする!?っとついツッコミを入れようとしたが前方から何かが近づいてくる気配がする。その狙いは間違いなくアラタだ。アラタをどうにかしよう俺が動く前にセリナはアラタを後ろにと突き飛ばすようにアラタの体を押す。

 

「……ぐっ、つぅ……なんなんだよセリナ。ん?……ニーソ?ずいぶん美脚な」

 

どうやら何処か打ったようだが大丈夫だろう。あんなことを言うということはいつもの平常なアラタである。俺はセリナとアラタを庇う形で前に出る。今目の前にいる人物に隙を見せれば一瞬でつけ込まれてしまう。不敵な笑みを浮かべて目の前の少女ーーーーーリーゼロッテは口を開く。

 

「へぇ、アンタが魔王候補?」

 

「セリナ、じゃない?お前は……」

 

リーゼロッテの姿を見たアラタの声は上ずっており表情が見えないが驚いているのだろう。俺も初対面なら同じ反応をしていたに違いない。彼女の突然の登場にやはり一部を除き隙ができてしまっている。

 

「リーゼさん……」

 

「やはり、貴女ですか……」

 

「はぁい、センパイとセンセ久しぶり。再会の記念にーーーーーその魔力貰っていくわね」

 

リーゼロッテの姿は一瞬で消えて既にミラと浅見先生の間に立つ。術式がリーゼロッテの体を包むように展開しており何をするか容易に想像がついた。2人の隙をついたのは見事だがバトルマニアと常に影に潜む忍者の2人がそれを見て黙っているわけがない。展開していた術式だけを器用に刀で斬る腕前は見事っと剣を振るう者としては感服する。

 

「まだこっちにも挨拶が来てないッスよ?」

 

「アキオにニンジャじゃない。その様子だと元気にしてたみたいね?」

 

「まあな。そっちはなかなか悪の魔道士っぽくなったじゃないか」

 

アキオとリーゼロッテが皮肉を言い合っている中でレヴィはチラリっと俺を見て唇を動かす。レヴィのように読唇術を極めているつもりでもないんだが……言っている内容は理解したのでただ静かに俺は頷く。

 

(……まだ魔術は使うな、か。けれど使うタイミングに関しては俺の判断に任せるということはこの場で使うなということか)

 

俺とアラタが使う魔術についてはリーゼロッテには知られてない。俺とアラタは実力の云々は除けばこの場では一番有利、リーゼロッテの不意をつけれる確率が高い。この場ではリーゼロッテの対処はトリニティセブンに任せよう。アキオとの言葉のキャッチボールは終えたようで最後に意外にもリーゼロッテの興味は俺に向かう。

 

「1日ぶりというべきかしら?正義の味方候補クン」

 

「ああ、そうなるな。てっきり俺のことなんて忘れていると思っていたんだがな。トリニティセブンである君に覚えてもらえているとは光栄だよ」

 

「あら、それは無理な話よ。だって夜にあんな刺激的な出会いをしたんだから忘れろと言ったほうが無理なんじゃない?」

 

ただあの時はお互いに自己紹介をしただけだろうにっと口にする代わりにやれやれっと浅いため息を吐く。それに君の方が肉食獣のごとく獲物を狩ろうとしていたのを忘れないでくれよ?他の生徒ならば別の意味で刺激的な出会いして忘れないだろう。……あくまでもトラウマに近いだろうが。俺との会話も一通り終えた彼女は一定の距離を置く。それがもうこれ以上は話すつもりがないと言わんばかりに。

 

「ーーーーこれで役者は全員揃ったわね。ここにいる皆の魔力を私がぜーんぶ貰ってあげるわね♡」

 

狩る獲物を捕まえた捕食者のようにリーゼロッテは冷酷な笑みを見せ敵として対峙する。最後のトリニティセブンのメンバーの1人、リーゼロッテ=シャルロックが。





今回も中途半端にに感じますが区切りが良いのでこんな終わりかたです。下手したら2万いっちゃうのでそれだけは避けたいので!!じ、次回こそ恭介をそこそこ活躍させるんだっ!((今までの戦績:ほぼ足止め


そう、非常にみなさんにはどうでも良い情報ですが、なんとぉ!!我が陣営にキャットと以蔵さんがついに来てくれました!以蔵さんとキャットが来た時には勢い余ってスキル強化が……((吐血
そしてゼロイベにてカルナさんもすり抜けで来ていたりします。……ドレイクさんの育成終わってないのになぁ、こちらもコツコツと頑張っていきたいです((血反吐

英雄王際の超高難易度がハードすぎて辛いです……レオニダスの忠実再現やら、ミドキャスのギミックやら、ジャーガ園やら……えっちゃんはもはや心が折れかけてます((豆腐メンタル

えっと、次回の更新も未定です!気長に待ってくださると嬉しいです(*´∀`*)誤字&脱字の報告お待ちしておりますっ!!

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