仮面ライダーカイロス   作:しゃけ
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Ⅲ 最強無敵&9人目のGAMER!

「カイロスの事か」

「味方なんだろ?何故一向に姿を現せない?」

「答えは簡単。彼は広まった仮面ライダークロニクルガシャットの回収作業を行ってもらっている」


自信ありげに話す黎斗。

「前から気になってたんだけど、なんであんたはそんな詳しいわけ?」

「もちろん、交流を深めていたからだ」

「え?」

「彼も私のように、身体をデータと化して移動することができる」

「まさか……バグスター……?」

「正確には、"バグスターウイルスを取り込みすぎた人間"だ」

「それってどういう……」

「簡単に言うと、永夢、正宗と同じ、世界で初めてのバグスターウイルスに感染させられたということだ」

「させられた……」







12:00 クロノス討伐クエスト 開幕



「言っただろ。お前が天才ゲーマーでも、クロニクルを終わらせることができないって」

「……」

「引く気はないみたいだな。いいぜ」

『爆走バイク!』

『ギリギリチャンバラ!』

貴利矢は爆走バイクとプロトギリギリチャンバラの二本のガシャットを起動させる。

「超速。変身」

『ガシャット!
ガッチャーン!レベルアップ!
爆走独走激走暴走爆走バイク!
アガッチャ!
ギリ・ギリ・バリ・バリ!チャンバラ~!』

彼はレーザーターボ プロトチャンバラバイクゲーマー レベル0へ変身した。

「お前たちは、僕が攻略する。マックス大変身!」

『マキシマムパワーX!』

永夢はエグゼイド マキシマムゲーマー レベル99へ変身しステージセレクトを行う。

レーザーターボは新たなガシャコンウェポン "ガシャコンブレード"を手にエグゼイドとの距離を詰め攻撃する。しかし

「どうした。マキシマムマイティX」

エグゼイドはほとんど攻撃をしておらずただ相手の攻撃を耐えているだけ。

『ガシャット!』

レーザーターボがプロトギリギリチャンバラガシャットをガシャコンブレードにセットし、キメワザを発動。

エグゼイドは変身解除に陥ってしまう。

「おい社長さん、約束のあれくれよ」

「いいだろう……ん?」

クロノスはレーザーターボにハイパームテキガシャットを渡すが、背後からの気配を察知する。

クロノスの後ろには白衣を着た一人の男の姿があった。

「き、危険です!早くここから……!」

永夢が呼びかける。

「大丈夫ですよお医者さん。俺も」

男は黒地にライトグリーンの差し色が入っているバグヴァイザーと黒いガシャットを取り出す。

「ライダーなんで」

「!あなたが……」

『仮面ライダークロニクル!』

その男、永治はバグヴァイザーを腰に当て、ガシャットをセット。

「変身」

『ガシャット!
バグルアップ!

天に刻めグローリー!挑めクロニクル!過去こそ今の(しるべ)なり!』

永治はクロノスに酷似した姿を持つ仮面ライダー、カイロスへと変身した。

「ほう……幻夢コーポレーションにいないと思ったらこんなところにいたとは」

カイロスはクロノス隣に歩み寄り、永夢の方へと向く。

「そんな……あなたは……僕たちの……」

「何を言っている?彼、天野永治は幻夢コーポレーション、いや、私の信頼する社員だ」

カイロスは永夢の方へ右手の親指以外の指を曲げ、その指先を左胸にあて、右へと動かす。

「……」

「何やってんだ!永夢!」

永夢の持っているバグヴァイザーⅡの中に潜んでいるパラドが叫ぶ。ここに来る前彼は、クロノス攻略法を見出すために自分との決着を約束にパラドをバグヴァイザーⅡに入れていた。

「早く俺をクロノスのドライバーに!」

「……パラド、お前は言った」


《俺とお前が組めば、無敵だ》


「今が、その時だ!」

永夢はバグヴァイザーⅡの銃口を自身の身体に突き刺す。

「ぐっ!」

パラドが体内に入ったことで苦痛を味わう永夢だったが、それが収まると彼の眼は赤く光り、


「クロノス、お前は"俺"が攻略する。マックス大変身!」

再びエグゼイドに変身した永夢。だが、

「君の出番だ」

「……」

カイロスがクロノスの前へ出る。そして、

『キメワザ!

CRITICAL CREWS-AID 』

時計回りの回し蹴りを、




クロノスへぶつける。




「グァ……!」

「おかわりもあるぜ!」

さらにレーザーターボがクロノスへ攻撃する。

「ちぃ……!」

「受け取れ!永夢!」

そしてエグゼイドへハイパームテキガシャットを投げ渡す。

「何故……」

「簡単だ。レーザーはわざと悪役を演じ、カイロスはお前を裏切る気でいただけだ」

「こざかしいマネを……!」

「「あれ?のせられちゃった?」」

「っておい!」

自分とセリフを合わせたカイロスへ突っ込むレーザー。


「勝負だクロノス!天才ゲーマーMの力、見せてやる」


『ハイパームテキ!』


ガシャットを起動させ、マキシマムマイティXガシャットと接続。

『ドッキーング!』

「ハイパー大変身!」

拳でガシャット上部のスイッチを押す。

『パッカーン!
ムーテーキー!
輝け!流星のごとく!黄金の最強ゲーマー!ハイパームテキエグゼイド!』

黄金に輝いたマキシマムゲーマーからエグゼイドが射出され、黄金のアーマーが装着され、ムテキゲーマーへの変身を遂げる。

「ノーコンテニューで」

「「「クリアしてやるぜ!」」」

カイロスにより自身のポーズ機能が封じられてしまったクロノス。

「所詮10秒だけの力……!」

クロノスは無敵が無効になる時間まで三人の攻撃を耐える。ムテキがなくなれば自身よりスペックの低い三人を蹴散らせるそう思っていたが

「10秒経過した……!?」

「残念だったな。俺の無敵時間は、無制限だ!」

「くそっ!」

エグゼイドの無制限の無敵時間、そして何より一番信頼していた社員に裏切られ動揺し、思うように反撃ができないクロノス。

「永夢!最後はお前がきめろ!」

レーザーとカイロスがクロノスに蹴りを入れ、怯んでいるすきにエグゼイドはキメワザを発動する。

『キメワザ!

HYPER CRITICAL SPARKING❕❕❕』

「ハァー!」

エグゼイドは上空に上がり、キックする。それをクロノスが蹴り返す。それが数回続き、

「ハァーッ!」

最後にクロノスに一発いれ、着地する。

「フン、その程度の攻撃が効くと思ったか?」

と、その時

『究極の一発!』

クロノスが大量の『HIT!』とともにダメージを受ける。

『完全勝利!』


「なぜ……私が……」











「という訳で自分、CRに復帰すっから。それと……」

CRへの復帰宣言をおこなった貴利矢は幻夢コーポレーションから持ってきたプロトガシャットを見せる。

「てめえか。カイロスってのは」

「ああ。俺は天野永治。あんたらの力になりたくてな」

「お久しぶりです。そしてようこそCRへ」

永夢が快く永治のCR加入を受け入れた。まわりの人たちも彼を拒否するようなことはしなかった。

「あれ、面識あったっけ?」

「ゲーム大会……」

「あっ!あーあれか……思い出した。
そうそう……」

永治が何か思い出したかのように白衣の内側に手を入れる。

「これ」

「クロニクルガシャット!こんなに……」

そこから取り出したのは、輪ゴムでまとめられた大量のクロニクルガシャットだった。

「輪ゴムって……適当すぎ……」

「し、仕方ないだろ。ここ置いとくから、あとは保管するなり壊すなりご自由に」

「待て!破壊は許さんぞ!」

永治の言葉に反応し叫ぶ黎斗。






「フッ……これで恨みっこなしってわけか」

「だからって許したわけじゃないからな」

「許しを乞う気などない!」

「ハッ!」






カイロスの右手の親指以外を~は手話の「大丈夫」を表しています。わかりにくかったらすみません。