仮面ライダーカイロス   作:しゃけ

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ヴァーチャルオペレーションズ!~仮面ライダーカイロス編~
01 挑めVR!怒りのGOD!


「黎斗、解析のほうはどうだ?」

 

永治が黎斗神が収監されているゲーム機に話しかける。

 

「まずまずといったところだ。……一ついいか?」

 

「どうした?」

 

「解析の合間に作った物があってな。これだ」

 

黎斗神は蛍光グリーンのゴーグルのようなものを取り出す。

 

「幻夢VR。これのテストをしてもらいたい」

 

「……前もこんなことあったな…………わかった。やろう」

 

永治は幻夢VRを頭に装着する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここがヴァーチャルリアリティーってやつか。すごいな」

 

『だろう?私の才能と蓄積された技術の賜物だ』

 

「で?俺は何をすればいいんだ?」

 

『それは……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カイロス!お前もここに来てたのか!」

 

「パラド!?」

 

突如永治の目の前にパラドが現れる。

 

『パラドぉ!試作品がなくなってると思ったら……君の仕業かぁぁぁ!!!』

 

「大丈夫だって。これ終わったら返すから」

 

『何をする気だ?』

 

パラドはガシャットギアデュアルを取り出す。

 

「俺と遊ぼうぜ。最近戦う機会ないだろ?そんなんじゃいざという時困るぜ」

 

「これを機に訓練も兼ねて俺と戦おうってか」

 

「ライダーで唯一戦ってないからな。力を見てみたい」

 

『……説明する手間が省けたな。永治、カイロスに変身し、パラドと演習を行ってくれ』

 

「はいはい」

 

【ライダーガシャットを起動】

 

〔仮面ライダークロニクル!〕

 

 

 

【ガシャコンバグヴァイザーⅡをバグスターバックルⅡと共に腰に装着】

 

〔ガッチャーン〕

 

 

 

【Aボタンを押し変身待機状態にし、ガシャットを挿入】

 

〔ガシャット!〕

 

 

【スロット反対側のボタンを押す】

 

「変身」

 

〔バグルアップ!

天を掴めライダー!刻めクロニクル!今こそ時は極まれり!〕

 

 

【仮面ライダーカイロスに変身完了】

 

 

 

「俺も行くぜ」

 

〔PERFECT PUZZLE〕

 

〔What's the next stage? What's the next stage?〕

 

「変身」

 

〔DUALUP! Get the glory in the chain! PERFECT PUZZLE!〕

 

パラドもパラドクスへ変身した。

 

 

 

 

〔ポーズ〕

 

カイロスは早速ポーズをかけるが、

 

「そら!」

 

「ぐっ!」

 

〔リスタート〕

 

ポーズが効かず、動揺しているすきに蹴りを食らってしまったカイロス。

 

「どうして……あっ」

 

『そう、カイロスの頭部"KAヘッド-CHR"は自身が味方と判断しているライダーをポーズの中でも動けるようにする効果を持っている』

 

「やっぱりこうなるか!」

 

パラドクスに接近、格闘戦に入る。

 

「そっちが格闘なら……」

 

〔KNOCK OUT FIGHTER!〕

 

〔The strongest fist! "Round1" Rock & Fire!

The strongest fist! "Round1" Rock & Fire!〕

 

「大変身」

 

〔DUALUP! Explosion Hit! KNOCK OUT FIGHTER!〕

 

パラドクスは青を基調としたパズルゲーマーから、赤を基調にしたファイターゲーマーへと姿を変える。

 

 

〔キメワザ!〕

 

カイロスは短期決戦を狙い必殺技を発動させる。

 

〔キメワザ!〕

 

パラドクスも同様に発動させる。

 

〔デュアルガシャット! KNOCK OUT CRITICAL SMASH!〕

 

〔CRITICAL CREWS-AID〕

 

 

回し蹴りと炎を帯びたパンチが激しくぶつかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さすがレベルを超えた存在……心が躍るぜ」

 

「流石ゲーマー……格闘ゲームを使いこなしてやがる……」

 

 

パラドと永治は変身を解き、握手を交わす。

 

 

「いいキックだったぜ」

 

「そっちこそ。いろんな意味で熱いパンチだった……と言いたいところだが」

 

「ああ」

 

「決着、つけたいだろ?」

 

「わかってるじゃないか。気に入ったぜ」

 

二人はゲーマドライバーを腰に装着する

 

 

 

【グリップガードが緑のクロニクルガシャットを右手に、グリップガードと外装が黒色のクロニクルガシャットを左手に持ち、起動する】

 

〔〔仮面ライダークロニクル!〕〕

 

 

 

【グリップガードが緑のほうのガシャットを右スロット、黒のほうを左スロットに挿入】

 

「グレードEX 変身!」

 

〔ガッチャーン!レベルアップ! ライダークロニクル!アガッチャ!天を掴めライダー!刻めクロニクル!今こそ時は極まれり!〕

 

 

 

「マックス大変身」

 

〔マザルアップ! 赤の拳強さ!青のパズル連鎖!赤と青の交差!パーフェクトノックアウト!〕

 

 

〔ガッシューン……〕

 

カイロスは左側のクロニクルガシャットをキメワザスロットホルダーに挿入する。

 

〔ガッチョーン……ウラワザ!〕

 

パラドクスはドライバーのレバーを閉じる。

 

〔ガシャット!〕

 

カイロスはホルダーのボタンを押し、

 

〔ガッチャーン!〕

 

パラドクスはレバーを開く。さらにカイロスはもう一度ホルダーのボタンを押し、両者のキメワザが発動する。

 

 

 

〔RIDER CRITICAL CRESW-AID!〕

 

〔PERFECT KNOCK OUT CRITICAL BOMBER!〕

 

 

 

「ハァー!」

 

「おらぁー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ……私の幻夢VRがぁぁぁぁぁ!!」

 

永治とパラドのVR体験が終わった後、黎斗神は、パラドがいる部屋を特定し、乗り込んだ。しかしパラドは既に消えていた。そしてそこにあったのは、へこみが大量にある部屋と、壊れた幻夢VRだった……

 

「よくも……よくも……!おのれパラドぉぉぉ!!」

 

 

 

 

 




永治の変身前のセリフ「グレードEX」ですが、神と一緒なのは理由があります。そしてこのEXというのはEXTREME(究極)とEXCEED(超過)をかけた単語になっています。

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