戦姫絶唱シンフォギア~歌姫たちと仮面の強者~   作:ルオン

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や、やっと第2話が完成した。

リアルが忙しくてなかなか書けなかったデス。

今回は、前回戒斗が消えた後の話になります。
それと、今回は短めです。

それでは本編スタートです‼


Song2:説教と力と報告

天界

 

そこは神々が存在する世界。

そこでは、神々があらゆる世界を管理している。

その1人である、魂の神アルマは、先程まで戒斗がいた会場を画面のような物で見ていた。

 

「ふぅ、とりあえず、彼女たちとの関わりは阻止できた」

 

アルマがそう言ったその時、戒斗が入った光る扉が現れた。

 

「おっ‼帰ってきたね。おかえり戒「アルマぁあああ⁉」とぉおおお⁉」

 

扉から出てきたバロンに変身したままの戒斗は、バナスピアーでアルマに襲いかかった。

驚いたアルマは、攻撃を回避した。

 

「ち、ちょっと⁉いきなり何するの⁉」

 

「誰がバナナだ‼俺はバロンだぁあああ‼」

 

「そんなこと気にしてた「死ねぇえええええ‼」のぉおおおおおお⁉」

 

「いい加減当たれ‼このバカ神‼」

 

「当たったら怪我するでしょうが⁉」

 

「知るかぁあああ‼」

 

「うわぁあああああ⁉」

 

「待てぇえええええ‼」

 

この後、アルマは戒斗に数時間の間、追いかけ続けられた。

 

 

 

数時間後

 

「2度と俺をバナナと呼ぶなよバカ神」

 

「君こそ僕のことをバカ神と呼ば「あ゛?」いえ‼なんでもございません‼」

 

追いかけ続けられたアルマ、とうとう戒斗に捕まり、説教をくらっていた。

 

「それで、何故俺をここに来させた?」

 

「ん~とね、あのままいさせたら、彼女らの組織が大変なことになりそうだったから」

 

「大変だと?」

 

「ほら、あんな騒ぎが起きてから、君が現れたら、政府はあの騒ぎが彼女たちの仕業ではないかと疑いかねない。最悪の場合、君を捕らえて、ドライバーとか取上げられる可能性があったから」

 

「……そうか」

 

「とりあえず、君を1年後のミライに行かせるよ。そして1年間は彼女らと接触せずノイズを倒して」

 

「何故1年間も接触を避けなければならない?」

 

「物語が動き出さないからさ」

 

「どういう意味だ?」

 

「いいから、1年後に行って‼」

 

「……分かった」

 

渋々了承した 戒斗は、光る扉に足を進めた。

 

「あっ‼そうそう‼君に渡す物があったんだ‼」

 

そう言ったアルマは、テーブルをその場に出現させる。

すると、テーブルの上には3つのアタッシュケースが置かれていた。

 

「それは?」

 

「ふふん♪君へのプレゼントさ♪さぁさぁ開けてみて♪」

 

「……分かった」

 

戒斗はテーブルにいき、3つの内1つを開ける。

 

「コレは……ロックシード」

 

「そうだよ。君がバロンの力を手にした世界にあったロックシードを全部集めたよ」

 

ケースに入っていたのは、戒斗が生前いた世界にあったロックシードとライダーロックシードが全種入っていた。

 

「よく、集めたな」

 

「集めたっていうより、生み出したが正解かな?」

 

「おい」

 

「怒らないでよ?それと、残りの2つには新しい、というより、懐かしい力かな?」

 

「懐かしい?」

 

「まぁ、百聞は一見にしかずってことで」

 

アルマがそう言うと、残りの2つのアタッシュケースがひとりでに開いた。

その中身を見た戒斗は、驚いた表情をする。

 

「コレは⁉何故コレが⁉」

 

「恐らくバロンの力だけじゃもたない気がしてね?用意したんだよ」

 

「……………………」

 

「まぁ、使わないなら、この指輪にしまっておいて」

 

そう言ってアルマは、1つの指輪を戒斗に渡した。

渡された戒斗は、指輪を右手にはめる。

すると、指輪の中心に埋め込まれている緑色のクリスタルが光り、3つのアタッシュケースを照らし吸い込んだ。

 

「出したい時は、君の意志で出てくるから」

 

「分かった」

 

返事した戒斗に、光る扉の方に行く。

そして扉をくぐった戒斗は、光る扉と一緒にその場から消えた。

 

 

 

 

 

その頃、特異災害対策機動部2課の本部では、天羽奏(あもうかなで)と風鳴翼(かざなりつばさ)が司令官、風鳴 弦十郎(げんじゅうろう)から、会場でのことを聞かれていた。

 

「では2人とも、あの会場で何があったのか詳しく教えてくれないか?」

 

「あいよ。まずあたしと翼は観客を守ろうとシンフォギアを纏ってノイズと戦ってたんだ」

 

「ですが、途中で奏の“LiNKER”の効果きれて、ガングニールが機能を停止しました」

 

LiNKER…………それは聖遺物やシンフォギアを使用する際、適合率が基準値に満たない者が体に投与して適合率をあげる物である。

 

「その時、あたしの後ろにいた女の子を守るため、機能を停止したガングニールでノイズの攻撃を防いでいたんだ。でもその時、ガングニールに亀裂がはいって砕けた」

 

「そして、その砕けた破片が少女に突き刺さってしまい重症を負いました。ですが、奏の呼びかけで意識を保つことに成功」

 

「そんで覚悟を決めたあたしがノイズに絶唱を「絶唱だと⁉」あちゃー」

 

絶唱とは、装者への負荷を省みずシンフォギアの力を限界以上に解放する歌。

しかし強力な分、装者への負荷が大きく最悪の場合死んでしまう歌。

 

「奏‼お前はLiNKERがきれた状態で絶唱を使ったらどうなるか、分かってるのか⁉最悪の場合死んでしまうんだぞ⁉」

 

「分かってるって‼大丈夫、歌ってないから」

 

「……なに?」

 

「話には続きがあって、歌う前にあいつ………バロンに止められたんだ」

 

「バロン?」

 

「はい。先程の話した少女に、駆け寄る男性がいまして、その男性が奏を止めて、変身して戦ったんです」

 

「へ、変身だと⁉」

 

「まぁ驚くよな?でも本当なんだ。なんかベルトのバックルみたいなのを腰につけて、バナナが描かれた錠前を取り出してから、錠前についてるスイッチを押したら、上空に丸いファスナーみたいなのが現れて、そこからバナナが出てきた」

 

「ファスナーにバナナ?」

 

先程からありえない現象を聞き、頭が混乱してきた弦十郎。

 

「そして、そのバナナが男性の頭に被さり、姿を変えノイズをあっというまに倒してしまいました」

 

「ノイズを倒しただと⁉まさか、シンフォギアか⁉」

 

「違うみたいだよ?歌を歌わず普通に戦ってたし」

 

「そうか…………それで、その男性は?」

 

「それが…………ノイズを倒した後消えました」

 

「消えた?」

 

「なんか、ノイズを倒した後に扉が現れて、怒りながら入っていって、扉ごと消えたんだ」

 

「そうか…………とりあえず今日は帰って休め」

 

「「はい」」

 

弦十郎に言われ、部屋を出ていく奏と翼。

1人残った弦十郎は、テーブルに置いてあったコーヒーを口にする。

 

「バロン…………シンフォギアではない力を持つ男か」

 

弦十郎はコーヒーを飲み終え、戒斗について考えながら、部屋を後にした。

 

to be next song




今回はここまでです‼

次回は原作に突入します‼

次回も是非読んでください‼

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