仮面ライダーソング   作:天地優介

42 / 57
はい、第三部ついにスタートです。第2部よりは早めにお出しできて一安心。
最近お話作りのクオリティーが落ちてきてるので、ここらで踏ん張りたいですね。まあ、いつもの駄文ですけど。
今回はいろいろ状況の説明回。来週から事態が動き出します。
あと一言。

私はハッピーエンド主義者ですが、アマゾンズ二期のようなエンドもあれはあれでハッピーエンドだと思います。少なくとも千翼が辿りつける結末で最良のものだったでしょう。



disc3.絶対なる想いの中で
不協和音の奏でる開幕


アメリカ・ワシントンーーホワイトハウス・地下極秘司令部

 

「戦況はどうなっている!?」

 

「第三部隊応答無し!国外へ向かっていた秘密部隊も、定期連絡が途絶えて3日です!」

 

「第五部隊撤退!ニューヨーク方面の戦線を維持できません!」

 

「ぐっーー天城め、ここまで……!」

 

現在アメリカ合衆国は、建国以来未曾有の危機に晒されていた。

天才科学者にして、ライダーシステムの生みの親にして、人類の天敵である天城音成による、突如の侵攻ーー空中要塞と無数のディソナンスによるそれは、瞬く間にアメリカ全土を蹂躙した。

もはや軍はまともに機能しておらず、ワシントン以外の地域は陥落したか、抵抗を続けているが、時間の問題という地域ばかりであった。

一切の希望を見出せない状況。合衆国大統領ですらも冷や汗を垂れ流す戦況において、それでも希望と呼べるものは、確かにあった。

 

「大統領!ビート部隊から伝令……『ホワイトハウス周辺の敵は排除完了。これより他部隊の救援に向かう!』」

 

「第五部隊の救援に向かわせろ!今は彼らだけが頼りだ……!」

 

アメリカの希望を背負って立つ戦士、その名は仮面ライダー。

いま、彼等は地獄にいた……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、真司とシキはギリギリで量産化に成功したディスクセッターを使い変身した、『仮面ライダービート』による部隊を率い、ワシントンを駆け回っていた。

今迄海中でステルスしていたと思われる、天城音成の空中要塞。ニューヨークの方面に浮かぶそれから湧き出てくるディソナンスの群れに対応できるはずもなく、真司の変身する仮面ライダーファングやシキの変身する仮面ライダービート・コンダクターの奮闘も虚しく、一時期はホワイトハウス周辺まで侵攻されていた。しかし、ギリギリ量産化に成功したビートライダー・システムもあり、有志によって結成された特殊危険部隊ビート・ライダーズによって、ワシントンは取り返されつつあった。

 

「よしお前ら、ここは二手に分かれるぞ」

 

「A班は俺、B班は四季が率いる」

 

そして、ビート・ライダーズの指揮官として抜擢されたのは、当然真司とシキの2人だった。

「突撃!」

 

「こいつの威力を確かめてやるぜ……」

 

真司はファングの突破性能の高さを生かして、自ら危険な先陣を務める。そしてシキは、強力なディソナンスに有効打を与えられないコンダクター用に新たに開発された新装備、『ビートチューンバスター』を用いて真司が開けた突破口を開く役目を背負っていた。

しかし……

 

「確かにこの威力が必要だってのはわかるが……反動制御が出来ないってのは厳しいな!」

 

「四季!撤退だ!」

 

アメリカを襲うディソナンスの群れに対し、素で突破力を持つのが真司しかいないこと、ビートチューンバスターが威力を重視しすぎた結果、極端に使いづらいこと、そしてビート部隊の練度が足りていないこと、この三つの要素が重なり、ワシントン周辺は奪取できたが、アメリカ侵攻から1週間が経った今も、未だワシントン以外の地域には手を出さないでいた。

 

「くそっ!やっぱなんもかんも足らねえ!」

 

「落ち着け四季!今は国外にも連絡が取れないんだ。ロイドが新しいビートの装備を開発してくれるのと、後輩達がやってくるのを待つしかないだろう」

 

「それはわかってるけどよ……俺は悔しいんだよ!」

 

「…………それは俺も同じだ」

 

「ちくしょう……!」

 

アメリカ国民の希望を背負い戦い続ける真司とシキ、そしてビート・ライダーズだったが、彼等を慰めることができる者も、守ることができる者もこのアメリカにはいない。

人々からの期待という重圧に耐える彼等を助けることができるのは、日本にいる乙音達だけだが、彼女達との連絡は取れず、アメリカがほぼ制圧されかけているいま、救出がいつになるかもわからなかった。

だが、彼等にも光明はあった。それは、いまワシントンにあるライダー達の拠点となっている研究所に日本からして協力している少女、湊美希。正確にいうと、彼女を助けようと動いているというかつての旧ディソナンスの一体、ドキだった。

ドキは現在、キキカイと共に生存が確認されている旧ディソナンスの一体だが、その戦闘能力は天城音成が自ら作り出した新ディソナンスはおろか、その中でも特に強大な力を持つ『7大愛』と比べても遜色ない。ドキと一度交戦したこともある真司は、ドキが自分達にとっての希望の一つとなっていることに不甲斐なさを感じながらも、頼るしかないという現状に苛立っていた。

 

「……俺は、結局なにも守れないままか……?」

 

思い悩む真司。しかし、救いの手は意外な者から差し伸べられた。

 

「次はあっちだ!」

 

「おい真司、俺はあっちに行って様子を見てくる。お前はそっちの方を見てくれ。他のやつらはここで待機させておこう」

 

「わかった。この先はまだディソナンスが潜んでいる可能性があるからな……慎重に行こう」

 

この時、真司とシキはビート部隊を率いてワシントン内の警戒任務に当たっていた。目的は、ワシントン内に残るディソナンスの掃討だった。

ビート部隊を念のため警戒要員として残し、真司とシキは二手に分かれ、この先にあった廃墟の確認に向かっていた。その時である。

 

『ライダーが来たぞ!手筈通りにやれ!』

 

「ディソナンス!?待てっ!」

 

真司の前にディソナンスが姿を現し、廃墟の中へと消えていく。本来ならばビート部隊とシキに連絡を入れ、その到着を待つ真司であったが、この時の彼は未だ姿を見せない7大愛をはじめとした凶悪なディソナンス達や、未だに何も解決できていない現状に焦ってしまっていた。その結果、自ら罠に飛び込んでしまう。

 

『よし来たな……やれっ!』

 

「ぐっ……!なんだこれは!」

 

そこに待ち受けていたのは、粘着性の高い蜘蛛の糸のトラップ。蜘蛛型のディソナンスによる罠に、真司は捕らえられてしまう。

すぐに全身の牙で蜘蛛の糸を引きちぎろうとする真司だったが、蜘蛛型のディソナンスが次々に糸を飛ばしてくるため切断が追いつかず、他のディソナンス達の行動を許してしまう。

 

『焦るな……じっくり狙いをつけろ……』

 

(し……しまった!これでは、攻撃の直撃を……!)

 

いつのまにか周囲に展開したディソナンス達が、真司に向けて一斉にエネルギー砲のチャージを始める。新ディソナンスに共通した装備だが、チャージにかかる時間が長いために、今までライダー相手には発射できていなかったものだが、その威力は、たとえ強化形態になったライダー相手でも大ダメージを与えることができるほどだ。

直撃を受ければ、死ぬーーそんな状況になっても諦めない真司だったが、その瞬間は確実に迫っていた。

 

『よしーー撃てっ!!』

 

「…………!」

 

エネルギーが最大限に高まり、今にも真司に向けて発射されようという時、()()は起きた。

 

ドォォォォォォン……!!

 

『な、なんだ……うぎゃっ!!』

 

『て、敵……ライダーか……!?』

 

「な、なんだ……?」

 

突然の爆発音。その場にいた誰もがそれに驚くなか、赤いエネルギーの奔流がディソナンス達を襲い、破壊する。

あまりの事態に無事なディソナンス達も困惑するなか、再び赤いエネルギーがディソナンス達を破壊していく。そして、最後に生き残った一体も、飛び込んで来た謎の影の強襲にあい、破壊された。

はじめはシキの救援かと思った真司だったが、彼にはこのような芸当はできない。ならば、誰がーーそう思った時点で、真司にはこんな事が可能な存在に、心当たりが一つだけあった。

 

「まさか、お前は……!」

 

『よう、久しぶりだな……あの東京での決戦以来か』

 

そう、真司達に差し伸べられた救いの手とは、かつて真司達ソングライダーズと死闘を繰り広げ、その末に消滅していったはずのあのディソナンスーー

 

「バラク……!」

 

『……俺が、お前らの助けになってやるよ』

 

こうして、かつての宿敵と真司が共闘するようになっていた時、日本でもある事態が起きていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「衛星が乗っ取られた!?」

 

「はい、今まではなんとか防げていたらしいですが、ディソナンス側に……衛星からの映像でも、アメリカの様子は確認できなくなりました」

 

日本、東京の特務対策局本部。そこでは日夜、人類の希望を守る為に特務対策局局長、本山猛と、その部下たちが奮闘している。

そこの局長室で、猛は秘書の大地 香織から考えうる限り最悪の報せを受けていた。現在アメリカはディソナンスに攻められており、その情報はほぼ入手できない状態になっている。しかし、衛星写真など、衛星からの映像ならば入手可能となっていたが、その衛星がディソナンスからのハッキングを受け、乗っ取られてしまったらしい。

その報せに驚く猛だったが、それにはまだ早かった。

局長室のドアが、ノックもなしに開かれる。入ってきたのは、香織の兄であり、特務対策局の技術部長でもある大地 勝だ。

 

「香織、猛さん。お話中すみません。緊急事態です」

 

「どうしたんだ?勝くん」

 

「ディソナンス……キキカイが、部下を率いてこの特務対策局に侵攻を……!」

 

「なんだと!?」

 

飛び込んできたのは、最悪の想定を超えた報せ。かつて撃破したはずのディソナンス、キキカイが、その能力で生み出した機械兵達を引き連れて、特務対策局まで侵攻してきているという。

 

「乙音君達……ライダー達を緊急招集ッ!周囲の住民の避難を進めろ!」

 

「了解しました!」

 

その日、乙音達は連戦の疲れやアメリカへの突入作戦の準備もあり、久々の休暇をもらっていた。まだ朝早くというのもあるが、ベッドでぐっすりと眠っていた乙音の耳に、緊急招集のアラームが鳴り響く。

 

「うひゃ!なになになに!?」

 

けたたましいアラーム音に慌てて飛び起きる乙音だったが、なんのアラームか確認すると、すぐさま服を着替え、家を飛び出す。そして裏路地に飛び込むと、すぐさま変身する。

 

『乙音ちゃん、そちらにメロディライダーを向かわせてるわ。それに乗って!』

 

「はい!わかりました!」

 

遠隔操作でやってきたメロディライダーに飛び乗ると、乙音は特務対策局へと向かう。そこでは既に、刀奈と桜とゼブラの三人、そして特務対策局の実動部隊が待っていた。三人は既に変身しており、部隊も銃を構え、臨戦体制である。

 

「あ!乙音お姉ちゃん、来ましたよ!」

 

「すみません、遅れました!」

 

「いや、問題はない。キキカイはまだ来ていないようだが……」

 

「……!来たわよ」

 

桜の言葉を受け、刀奈と乙音が振り向くと、そこに現れたのは、多数の機械兵を引き連れ、進軍するキキカイの姿だった。

 

「キキカイ……あのライブの日以来ね」

 

「しかし、なぜ復活しているのだ……?あいつは、私と桜のコンビネーションで確かに倒したはず…」

 

「わかりませんけど…でも、倒さなくちゃならないのは同じです」

 

4人のライダーがそれぞれに武器を構える。負担が多いためまだ使ってはいないが、必要とあらばすぐにでもディスクセッターを用いた強化形態に変身できるような体勢だ。

7大愛ならばまだしも、キキカイであればこの戦力であれば負けはしない。もしや、なにか隠し球を持っているのかーーそうライダー達が思ったところで、キキカイが口を開いた。

 

『仮面ライダー……これで戦力は全部!?』

 

「…答える義理はないな」

 

『はあ……まあそうよね、うーん』

 

目の前に自分達がいるというのに、突如腕を組んで何か考え事を始めたキキカイ。なにかの作戦かと刀奈と乙音が警戒を深める一方、桜とゼブラは、なにか違和感を感じていた。

 

(……そういや、なんでこいつ機械兵しか連れてきてないのかしら?ディソナンス達を引き連れてきた方が戦力になるはずなのに……)

 

(……?何か、違和感を感じる……なんだろう?今までのあの人とは違う…)

 

『……よし、決めたわ』

 

キキカイが腕組みを解き、改めてライダー達に向き直る。その仕草に思わず構えなおすライダー達だったが、こな後のキキカイの行動は、予想外にすぎるものだった。

 

『よっ……と』

 

「へ?」

 

「なに!?」

 

「……あんた何考えてんの?」

 

「えええ、どういう……」

 

ライダー達の目の前でキキカイの身体が赤い霧を纏ったかと思うと、次の瞬間、そこには赤色の長い髪とコートを着た、妖艶な美女が立っていた。キキカイの、人間態である。

 

「あら、この姿を見せるのは初めてだったかしら?バラクも見せてたと思うけど、どう?私の人間態」

 

「いやそういう問題ではない!もっとこう……えーと……」

 

「あ、あの、僕たちと戦いに来たんじゃ……?」

「ん?やーね違うわよ。まあ、予想よりも戦力が低かったらそのまま帰るつもりだったけど、これならいけそうね、アメリカ奪還」

 

「は?あんた何言って………………まさか」

 

「あら勘がいいじゃない仮面ライダーダンス!そうよ、この『旧』ディソナンスが一人、キキカイさまがあんた達人間の味方をやってやるってんのよ」

 

「「「え……ええええええええええええ!?」」」

 

「……こりゃ苦労しそうだわ」

 

かつての宿敵との共闘。アメリカでバラクと真司達による共同戦線が張られたのと同じく、この日本でも、天城音成に対しての、ディソナンスと人による共闘が始まろうとしていた。

嵐のように激しく悪化し続ける事態の中にあって、それでも失われない希望。しかし、その希望を見出せないものが一人……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカ、何処かの街でーー

 

【Dレコードライバー!!】

 

【レディー、オゥケイ!?】

 

「………………」

 

【仮面ライダーァ…………デス!ボォォイス!!】

 

『ひっ、ま、またアイツだ!』

 

『フォーメーションを取れ!ディソナンスでも頭脳戦が出来ると教えてやれ』

 

「あれは、仮面ライダー……?」

 

「おいどうした逃げるぞ!」

 

「え、で、でも……」

 

「いいから早く!アイツはヤバイ!」

 

現在、ボイスは仮面ライダーデスボイスとして、あの病院での戦闘以降、アメリカに渡っていた。

デスボイスの飛行能力を使い、アメリカに渡ったボイスが見たのは、あの病院以上の地獄だった。

男や女がディソナンスの犠牲になるのは当然で、たとえ子供の死体を見たとしても受け入れられはした。だが、混乱の最中に飛び込んでいくなか、彼女は絶望と死の連鎖を見続けた。

彼女はこの直前に、人が人を殺す場面を見ている。狂った男が、自分の妻をお腹の中の子供ごと殺したのだ。ディソナンスに殺さられるならば、自分の手で殺したほうがマシだと。

狂っていた、吐き気がした、だが、これ以上の事などごまんとあった。

アメリカは広く、もともと治安の悪い地域も多い。そんな場所では、治安はおろか、最低限の人間としてのモラルすらディソナンスによって破壊されていた。

家畜として彼等のいいなりになっているならマシなほうで、もはや人を殺す機械と化した人間も、ヤケになって女を犯そうとしていたものもたくさんいた。

ボイスはそれでも助けた。だが、人としての尊厳を失った彼等は、ボイスすら魔の手にかけようとした。

殺しはしなかった。だが、それと引き換えに、ボイスは人々の声援すらも失ってしまった。

 

「………………」

 

【カーテンコォォォル!!】

 

『ギ……ガ…………ギ……』

 

『や、やめてくれ……』

 

【デスエンドブレイク!!】

 

『『ギャ……ギャアアアアアアアアアアアアアア!!!』』

 

「ひっ……に、人間のやる事じゃない…」

 

「た、助けてもらってなんだけど、アイツは化け物だ!ディソナンスと同じ……」

 

結局のところ、ボイスに残された選択肢は一つしかなかった。

この身を焼き続ける死の恐怖と怨嗟の哀しみを拭うために、目の前の人間をとにかく助け、そしてーー

 

「おい」

 

「ひっ、な、なに……」

 

「ニューヨークは……どっちだ?」

 

「え、あ……あっち…」

 

「そうか……ありがとよ」

 

(天城、音成…………)

 

ーーそして、天城音成を殺す事。それだけが、今の彼女を突き動かす意思だった。

 

(もう…みんなの所には戻れない…………)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて……ふふふ、ゲームのピースは揃った…」

 

「後は……デューマンの起動と…ボイスの覚醒を待つだけだ……」

 

 

 

仮面ライダーソング・第三部

 

『絶対なる望いの中で』

 

開幕の時ーー

 

 

 





ボイスちゃんだけアマゾンズみたいなことになってますけど、状況的にはまあ二期終盤のフクさんレベルでキツイというか……人間を守りたかったのに、その信念すらバッキバキに折られるとか吐き気がするってレベルじゃないですね。こんなお話考えたの誰だろうね〜?

御察しの通り、第三部は三視点で進みます。挿入歌描写は二部に比べて控えめになるので、私には一安心。でもボリュームが減っちゃうの!(挿入歌のせいで戦闘が長くなるので、3,000字は最低でもいったりする)
ちなみに次の仮面ライダーの構想は既にあったりします。短編集と東方の次話を投稿したら、読者参加企画かそっちのどちらかをやるつもりです。仮面ライダーの名は、仮面ライダーシンデレラとなります。たぶん考えたようなお話にはならない。着地点すら作ってないしね!

それでは、長くなりましたが第三部からも乙音達をよろしくお願いします。アメリカ編は男濃度マシマシ、日本編は漢女要素マシマシ、ボイス編はアマゾンズ要素マシマシでお送りいたします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。