紫陽花   作:大野 陣

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『ケータイ』
 個人総合携帯端末の通称。携帯電話→フィーチャーフォン→スマートフォン→個人総合携帯端末(通称:ケータイ)。スマートフォンが更に進化したもの。イメージは映画版アイア○マンのトニ○・スタ○クスが持ってる端末。ハックしたりは出来ないけどホログラム投射ぐらいはできる。ジャ○ビスはいない。

 最後のみ秋久視点です。


Ep1.

「とりあえず、千冬姉には言わねぇとなぁ…」

 

 一夏は溜め息を再び吐いた。先ほどから溜め息ばかりが出てしまう。洗面所からリビングへ向かう。時刻はまだ午前七時になっていない。自室の前に戻らなかったのは、自らの声を秋久に聞かせないためだ。女性恐怖症の彼にこれ以上ストレスを与えるとどうなるかわからない。

 

 自身を落ち着かせるため、ほうじ茶を淹れて啜る。

 

 …こんな苦かったっけ?

 

 だが、その苦味が体を覚醒させていく。まさか、身体が変わったことで味覚も変わってしまったのだろうか。味覚とは人生経験によって形成されると聞く。ならば、変わってしまったことで味覚もリセットされたのであろうか。それとも、寝起きであまり頭が回らないせいなのか、濃く淹れすぎてしまったのだろうか。

 いつもより苦く感じるほうじ茶を、眉間に皺を寄せながら、一夏は啜った。ケータイのロックを解除し、千冬宛てにメッセージを作ろうとするも、なかなか筆が進まない。

 

 『女になっちゃった』…いや、違うな…『助けて!』…これも違う気がする…『大至急連絡ください』…うん。なんか勘違いされそう…『いきなり自撮りを送る』…んー…やったら面白いかも知んないけどなぁ…

 

「ま、電話すっか」

 

 当たって砕けろ、なんとかなるさ!

 一夏は大変な楽天家であった。星の廻りがいいのか、運がいいだけなのか、彼は今まで、今の今まで特に大きな不幸に見舞われたことがそこまでなかったし、何かあっても比較的速やかに救われてきた。

 

 

 

 無機質な呼び出し音が響く。五度目のコール音のあと、千冬が電話に出た。

 

『どうした?珍しいな、こんな時間から』

「もしもし。千冬姉?今日、何時ごろ帰れそう?」

『……おい、誰だ貴様は』

 

 千冬の声の質が変わる。声色が低くなり、警戒心を露わにした。

 

『私の弟に何かあったら…』

「いや、俺がその弟だって」

『黙れ。私に妹などおらん。いいか、そこを動くな。そのケータイの位置が少しでも変わってみろ。生まれてきたことを後悔させてやる』

 

 千冬はそれだけ言って、一方的に電話を切った。

 

「ちょ!?千冬姉!?もしもーし!!…ダメだ。話聞いてねぇわ」

 

 起床後三十分も経っていないが、何度目になるかわからない溜め息を吐き、天井を見た。とりあえず、千冬は全速力で帰ってくるのだろう。彼女が帰ってくれば、解決が近くなる。と思った。

 

「あ、アキに連絡しとこ」

 

 

 

『千冬姉帰ってくるって』

 

 秋久のケータイに一夏からのメッセージが届いた。だが、彼は布団から出れていない。布団の中にこもることで、呼吸や心拍は落ち着いてきた。また、一夏が早々に部屋を出たのも功を奏した。先ほど、彼のケータイが震えた気がしたが、気のせいかと放っておいた。

 何度もケータイが震える。連続でメッセージを受信しているようだ。少し布団をめくり上げ、周囲の様子を確認する。先ほどの女が部屋の中にいる様子はない。また、隙間を作ったことによって、ケータイのバイブレーション音をはっきりと確認できるようになった。通話とは異なる振動パターンである。

 秋久は布団から這い出して、震え続けるケータイを手に取った。ケータイの通知を確認すると、メッセージが八十件近く届いているようである。ロックを解除し、メッセージを確認する。

 一夏からだ。しかもスタンプを大量に送ってきている。『連絡ください』と泣いているキャラクターのスタンプが大量に送られていた。

 

『お』

『既読った』

「今見たよ。ごめん」

『いや、俺も悪かった。アキが女ダメなの忘れてた』

「さっきのって一夏か?」

『おう』

 

 信じられない。確かに、声は千冬に似ていたし、顔立ちも似ていたような気がする。織斑の血縁なら似ていて当然なのだろう。だが、一夏は男だ。一晩で性別が変わるということが信じられない。マンガやフィクションならあり得るが、これは現実だ。

 

「本当か?マジで?」

『大マジ』

『証拠は…ないかな』

「じゃあ」

「昨日数馬と遊びに行ったこと覚えてる?」

『は?昨日は真っ直ぐ帰っただろ?』

 

 秋久はカマをかけてみる。引っかからない。いや、これだけで判断するのは早計だ。

 

「晩飯美味かったよな、オムライス」

『ボケた?うどん食ったじゃねぇか』

 

 ボケ扱いされて少し頭にきたが、スルーした。そこで秋久は一つ思い出した。一夏のケータイは束特製のセキュリティがかかっているのである。確か…虹彩認証、静脈認証、指紋認証、そしてパターンロック。これらを同時に解除しなければ、一夏のケータイは触れない。つまり、今メッセージを送ってきている人物こそが本人である可能性が高い。

 

「ボケてねぇし。本人かどうか確かめただけだし」

『いや、だから本人っていってるだろ?』

『千冬姉も疑ってくるし』

『あ』

『千冬姉帰ってくるって』

「いつ?」

『知らん』

『春休み中でよかった』

「良かった…か?」

『学校始まってたら笑えねえぞ』

「いえてる」

 

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

 

 千冬は自らの家の玄関を静かに開け、懐に忍ばせた拳銃を手に取った。ゆっくりと音が鳴らないように注意して玄関を閉める。リビングに人の気配を感じる。確かに誰かいるようだ。銃の安全装置が解除されているのを確認し、リビングへつながるドアのノブをゆっくり回した。ドアが開いたことを確認し、銃のトリガーから指を外す。自宅で荒事はしたくないが、最悪の場合の覚悟はできている。

 静かに呼吸を整える。腹式呼吸を意識し、集中していく。改めて銃のグリップを握り直す。ドアの向こうにいる人物の位置を確認する。どうやらソファーに腰掛けてこちらに背を向けているらしい。好都合だ。

 静かにドアを開ける。秋久や一夏が手入れをしているお蔭か、音を立てずに開いた。ゆっくりと気配を殺し、ソファーへ近づく。銃口は少女に向けたままである。少女はケータイに夢中になっているのか、千冬に気付く素振りすら見せない。少女の後頭部に銃口を押し当て、感情を殺した声をかけた。

 

「動くな。ケータイをおいて、両手をテーブルにつけろ」

「あ、あの千冬姉?俺だって。一夏だって」

「無駄口を叩くな。撃つぞ」

 

 銃口を更に押し付ける。千冬が本気であることを感じた。刺激しないようにゆっくりとケータイをローテーブルに置き、両手を開いて着けた。銃口が一夏の頭から離れる。

 

「今から少し離れる。言っておくが、貴様の頭を狙ったままだからな」

「だから…」

「発言を許可していない。次はないぞ」

「……」

「よし。では、質問だ。弟は…一夏はどこだ?」

「千冬姉…俺が一夏だってば…」

「…そうか、口を割る気はないか…残念だ」

「ま、待って!」

「話す気になったか?」

「えーっと…千冬姉の今まで割ったコップは八つ!皿は十五枚!!洗濯機二台壊した!」

「……は?」

「それから、えーっと、えーっと」

 

「もー…ちーちゃん四十秒で来いなんて、映画じゃないんだから…」

 

 突如ドアが開き、リビングに能天気な声が響く。千冬が呼び寄せた束が到着した。彼女は愛する親友が、顔のよく似た少女に銃を突き付けている場面を見て、固まった。無理もない話である。

 

「わお。ちーちゃんと若いころのちーちゃんがいる」

「私を年寄扱いするな」

 

 

 

「で、この子誰?ちーちゃんの隠し子?」

「そんなわけあるか。大方、一夏を攫ったクズ共の一味だろ」

「攫ったって…とりあえず、その物騒なのおろそうよ」

「…お前と私ならコイツぐらいは抑えられるか…」

 

 銃を下すも、射殺すような視線を送り続ける。毎日見ている自分とよく似た顔を睨む、というのはなかなかに不思議な体験だった。千冬に睨まれ、視線を彷徨わせる一夏。唯一の肉親に尖った視線を向けられ、居心地が悪そうである。

 

 改めて千冬と束は少女の身なりを見る。一夏に去年の春ごろに買い与えた水色のパジャマを纏った少女。髪は鎖骨のやや下あたりまで伸びており、青みがかかった黒髪である。ただ、千冬と異なり癖は少なそうだ。瞳の色は千冬と同じくやや茶色がかっているが、鋭さがなくどちらかと言えば柔らかい印象を与える。パジャマを押し上げる胸元の質量はこの年代にしては豊かだといえそうだ。男物のオーバーサイズのパジャマを着ているせいで鎖骨は丸見え、胸元もかなり際どい状態になっている。

 

 不安そうに千冬と束を交互に見つめる少女。千冬は視線が合う度に眼力を弱めてしまうが、何とか精神力で元に戻そうと奮闘していた。

 

「そういえば、いっくんのケータイ触ってるよ?ねぇ、キミ?そのケータイどうやってロック解除したの?」

「…束さん…俺は一夏です。織斑一夏です。ケータイのロック解除ぐらいできますよ」

「ふぅ~ん…自分で?」

「当たり前ですよ…」

 

「おい、束。さっさと一夏と秋久の居場所を吐かせろ。時間があるとは思えん」

「んー…あっくんは上にいるでしょ?多分。あと、この子いっくんだよ」

「………お前まで妙なことを言うんだな…」

「妙でもないよ。束さん特製の指紋、静脈、虹彩、バイタル認証を全部突破したんだよ?それも一気に」

「…それぐらい」

「できないよ。同時にはね。もしやってたら…今頃いっくんは死んじゃってるんじゃないかな」

「なっ!?」

「大丈夫!俺生きてる!生きてるから!!」

 

 不穏なことを話し出す束に、驚く一夏と千冬。曰く、脅して解除させたとしても、長時間操作はできない、と主張している。

 

「それより、あっくん呼んできていい?」

 

 

 

「のっくしてもっしも~し☆」

 

 陽気な声を出しながら、束が客間をノックした。しかし、返答はない。当然である。秋久は一夏の部屋で眠っていたのだから。

 階下から一夏が声を上げた。束に自分の部屋で秋久が寝ていることを伝える。改めて一夏の部屋をノックすると、秋久の声が聞こえた。

 

「…束さん?」

「そ!おひさだね~…元気?」

「え、えぇ…まぁ…」

 

 ゆっくりと扉を開け、秋久が顔を出す。既に呼吸は落ち着いており、会話に支障もないようだった。

 

「うんうん。元気なのは何よりだ!それはそうと…セクシーなあっくんも嫌いじゃないけど…束さん、目のやりどころに困っちゃうな~☆」

「…?ッッ!!」

 

 扉が勢いよく閉められた。何をしていたわけでもない。先ほどまで眠る前の服装、Tシャツとパンツのみであり、そのまま顔を出しただけである。秋久はそれを意識していなかった。少しぼーっとしてしまっていたので、服装を気にすることなく、束の前に出てしまっただけであった。

 

「すっすすすすみません!ごめんなさい!!」

「あはは。気にしてないよー」

 

 部屋の中では大急ぎで秋久が一夏のジャージを引っ張り出している。もちろん、男物である。サイズ的にはほとんど変わらないので、問題なく着用できた。

 

「じゃ、先に降りてるから、あっくんも来てね?」

「はい!すぐに!!」

 

 

 

「そっかー…あっくんもボクサーブリーフ履くオトシゴロになったんだなぁ…」

 

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

 

 秋久が織斑邸のリビングに降りてきたころ、一夏は束に抱き締められて撫でまわされ、すぐ近くでは千冬が溜め息を吐いていた。

 

「千冬さん…あの…?」

「おぉ。無事だったか、秋久」

「え、えぇ…なんか…あの子が大変なことになってますけど…」

 

 束に頬ずりされ、迷惑そうに押し退けようとする一夏。だが、天才的細胞レベルの存在には敵わない。一応の抵抗はしているが、ほとんど抵抗になっていなかった。

 

「あ~♡ちーちゃんならこんなことさせてもらえなかったもんな~」

「た、束さんっ!もうやめてってば!!」

「……おい、阿呆。秋久が降りてきたぞ。そろそろ本題に戻れ」

「はーい♪いっちゃんカッコカリ分も補給できたしね!」

 

 あっさりと一夏を解放し、集まった三人を見回す。

 

「さてさて、お集まりいただき」

「御託はいい。さっさと話せ」

「はいはーい☆さっきまでいっちゃんカッコカリから匂い、雰囲気、体温エトセトラエトセトラ…で、束さん特製セキュリティをなんなく突破したところを考えると…この子はほぼいっちゃんです!ってゆーことで!ちょっと借りるね!!」

「は?」「へ?」「え?」

 

 ひょいっとヌイグルミを抱えるかのように一夏を俵担ぎにし、束がドアを出た。抱えられた一夏すら何をされたのかあまり把握していないようで、目が点になったまま束に連れ去られてしまった。

 

「あ!ちーちゃん!あっくん!一日二日借りるだけだから!また連絡するね!」

 

 律儀にドアから再び顔だけだし、またドアの向こうに消えていった。

 

「…えーっと…」

「とりあえず、アイツが色々調べてくれるらしいな…」

「…そうですね…」

「果報は寝て待て、だ。さて、私も仕事に行かねばな」

「え?仕事、行くんですか?」

「当たり前だろう。束がほぼ一夏だと断定したんだ。心配はないさ」

「はぁ……いや、束さんを疑ってるわけじゃないんですけど」

「気持ちはわからんでもない。私だって心から信じているわけじゃないからな。ただ、仕事に穴を開けるわけにはいかん」

「…大変ですね。大人って」

「安心しろ。嫌でも大人になるさ」

 

 

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

 

 翌日の昼前、俺の下に一通のメッセージが届いた。

 

『いっちゃんの検査が終了したのでお知らせしま~す☆

 発表場所はあっくんのお部屋!時間は15時!じゃすとオヤツタイム!

 頑張ってマッハで検査結果をまとめた束さんに、素敵なご褒美があると嬉しいな~☆

 そんじゃ!よろしくっ!!!』

 

 待って。束さん、色々ちょっと待って。

 多分束さんの要求してるご褒美っていうのは、前に作ったキャロットタルトのことだと思う。ただ、あれはパイ生地を作るのに時間がかかる。特にうちのキッチンじゃ難しい。材料も揃っていない。

 今は11時過ぎ。束さんが来るのが3時…無理だ。

 ごめんなさい、の意味も込めて、何種類か作ってお茶を濁そう。ついでに、千冬さんちから、ちょっといい紅茶を持って来よう。

 俺は束さんへのお礼の品を作るため、財布を持ってスーパーに向かった。

 

 

 

 時刻は14:54。カップも温めてあるし、束さん用のロイヤルミルクティーも準備済み。ケーキもカット済みで、あとは盛り付けるだけだ。何とか間に合ってよかった。

 洗い物も終わっている。一応、人を迎えられる体制は整っている。

 ケータイが震え、ディスプレイには『訪問者』の表示。今日も今日とてばっちりとスーツを着こなした千冬さんが映っていた。

 

「どうぞ。今開けますから」

 

 ドア開錠の操作をする。ドアが開く音がした。

 

「邪魔させてもらうぞ」

 

 ダイニングに繋がるドアを開けながら、挨拶をする千冬さん。自分ちを我が家のように思え、っていいながらも、こっちは我が家とは思ってないらしい。

 

「いえいえ。コーヒーでいいですか?あ、上着預かります」

 

 あぁ、といいながら、上着を脱いでこっちに渡す千冬さん。ハンガーにかけて、コーヒーを準備する。コーヒーは俺も飲むから、豆もサイフォンもある。

 ダイニングテーブルに座る千冬さんにサーブした。

 

 さて、俺の分も…と準備をしようとすると、ケータイが震えた。ディスプレイには相変わらずの束さんと、白いワンピースを着て、カチューシャをした女の子。多分、一夏カッコカリだ。

 

『もしもしひねもす~☆束さんだよ~☆』

「はい。開いてますんで、そのままどうぞ」

『もー。あっくんはノリ悪いなぁ~。ちーちゃんみたいになっちゃうぞ~』

「聞こえてるぞ。束」

『あ、もうちーちゃん来てたの?んじゃ、お邪魔するね~♪』

 

 ダイニングに入るなり、ひくひくと鼻を動かす束さん。

 

「いやぁ~さっすがあっくん!わっかってるねぇ~!!」

 

 どうやら、ロイヤルミルクティーの匂いを嗅いでたらしい。

 

「どうします?先に出しましょうか?」

「長くなるかもしれないし、先がいいなぁ。ちーちゃんは?仕事終わった?」

「あぁ、終わらせてきた。この後は特に予定もないしな」

「俺も大丈夫だぜ。っていうより、このままじゃどこも行けねぇよ」

 

 冷蔵庫を開け、諸々を準備する。温めてあったカップを拭き、ロイヤルミルクティーを淹れた。一夏と俺のコーヒーも準備した。

 

 本日のおやつはキャロットシフォンケーキと黄桃のパウンドケーキ、それとクリームブリュレ。

 千冬さんと束さんの前には全部準備して、俺と一夏の前にはとりあえず、シフォンケーキだけ。流石に和菓子を作る余裕はなかった。

 

 

 

「ほう。また腕を上げたか。秋久」

「ん~!一家に一台、あっくんだね!!」

 

 褒められるのは嬉しい。喜色満面の笑みを浮かべ、次々と口に運ぶ束さん。一口ずつ味わってくれる千冬さん。

 

「お代わりもありますから」

「ホント!?疲れた頭にスイーツが染み渡るね~」

 

 太るぞ、と釘を刺す千冬さん。ぜ~んぶ頭と胸に行くから平気だよー、と束さん。そんな二人を羨ましそうに見る一夏。

 

「いい一夏も食うか?」

 

 確か、洋菓子系はそこまで好んで食べなかったはずだった。

 

「いや、その……うん。欲しい」

 

 お代わりをいうのが恥ずかしいのか、準備したブラックコーヒーを啜った。

 

「苦っ」

「……ミルクと砂糖も準備してくる」

 

 シフォンケーキのほとんどを食べた一夏に、パウンドケーキとクリームブリュレを準備した。少し多めに付けたホイップクリームも、ほとんど使って食べていた。




お読みいただき、ありがとうございます。
次回こそ、いちかわいさを出せればと思っております。

誤字脱字のご報告、ご感想、クレーム、お待ちしております。


以下、人物紹介

織斑 一夏(♂)
・年齢 13歳
・身長 163cm
・体重 51kg
 原作開始の2年前の段階。ちょっと声も幼くなっている。
 家事スキルは既に主婦レベル。それ以外は原作準拠。

斧崎 秋久
・年齢 13歳
・身長 162cm
・体重 47㎏
 オリキャラ。女性恐怖症だが、慣れた相手だと普通に話せる。趣味、特技はお菓子作り。
 一夏と同じく家事全般ができる。ただ、洗濯、掃除が若干苦手。やり始めると徹底してやりたくなるから、なかなか終わらない。

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