メタルなスライムがダンジョンに居るのは間違っているだろうか   作:Deena

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一つ言っておきます




 今回私が出ます


番外編 天界にて(他の小説にも繋がる話です)

「…どうしましょう」

 

 あ、この場面を見て下さる方がいらっしゃるかもしれませんから挨拶を。

 どうも、私はクリエイトと申します。

 一応、創造と管理を司る神をやらせて頂いてます。

 

「転送先を設定していた箇所がメラガイアーで汚れて仕舞いました…」

 

 さっきの○○さんはメタルスライム…でしたっけ?になって居るので、そう簡単には死なないとは思いますけど…

 早めに見付けないといけませんね。

 

「転送先でメラガイアーを使って下さればわかるのですが…まあ此方でも捜索をしますか」

 

 幸いこの天界には他にも50人程の神が居ますし、見付からなかったら手を借りるのも良いかもしれませんね。

 

「さっきは快諾して仕舞いましたが、あの体…DQM産でしたっけ?少し調べてみましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…これは、チートどころじゃないですね…」

 

 DQM産のメタルスライムについて調べましたが、どうやら属性無効化、魔法的方法による攻撃の無力化、ある程度の物理的要因による攻撃の軽減等があるらしいです。

 属性があるのであれば、消滅属性すら無力化するみたいです。

 

「…早く見付けないと、誤った転送先で何をするかわかりませんね」

 

 

 

 だが、クリエイトは知らない。

 メタルスライムはとある世界にて既に冒険者をすっ飛ばして、その何をするかわからない懸念を見事に的中させて居る事に。

 

 

「その前に、予め第三層世界に降りる許可を社長から得ないといけません」

 

 

 クリエイトは資料室から出て、とある場所へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「着きました」

 

 クリエイトが立っているのは、転生転移循環管理会社第二層世界本社という建物だ。

 早い話が、作者が転生転移物の小説を書くに辺り、転生転移させる神を働かせて居るという設定の会社だ(え?メタい?知りませんね)

 

 クリエイトは会社の中に入り、目の前に居る神に話し掛ける。

 

「お久し振りです、ルールさん。社長は今いらっしゃいますか?」

 

「あ、お久し振りです、クリエイトさん。社長は何時もの部屋で仕事をしていますよ」

 

 この神の名前は[ルール]

 秩序と理性を司る神だ。

 

「社長に会いたいのですがよろしいですか?」

 

「少々お待ち頂けますか?」

 

 ルールは近くの社内電話を手に取ると、ボタンを一つ押して耳に受話器を当てた。

 

「…あ、社長ですか?クリエイトさんがお会いしたいらしく、お通ししてもよろしいでしょうか?…はい、わかりました」

 

 ルールは受話器を戻してクリエイトの方へ顔を向ける。

 

「社長は会っても良いそうです、何やら機嫌が良さそうでしたよ」

 

「はい、ありがとうございます。ではまた」

 

 クリエイトは奥の通路に歩いて行った。

 

 

 

「…うん、社長は凄く機嫌が良かったなぁ、クリエイトさんが来ることがわかっていたみたいに」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クリエイトはとある部屋の前に立っていた。

 そう、社長室だ。

 

 

 ーーコンコンコン

 

『入って良いぞ』

 

 ノックをすれば返事が帰って来る。

 クリエイトは返事が来た事が確認出来たらドアノブに手を掛けて。

 

「失礼します」

 

 そのまま捻り、中に入った。

 

「良く来た、クリエイト。それで、何の用件かな?」

 

 藍色のジャケットとデニムジーンズを着た、見た目20代の青年がデスクに向かいながら書類に目を通して居た。

 そう、この人がこの会社の社長。

 

 [ディーナ]

 

「実は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん、大体わかった。つまりは転生者を転生させようとした世界と違う世界に転生させてしまったから、もし発見出来たら下界に降りて連れて帰りたい…と言うことだな」

 

「はい」

 

 やっぱり社長は理解が早いです。

 まあ社長は私達の親みたいなものですし、ある程度は察する事が出来るのかもしれません。

 まあ、いつも着ている服装はやけに統一性はありませんけども。

 

「わかった、許可を出そう」

 

「ありがとうございます」

 

 すんなりと許可が得れた様で安心しました。

 もし許可を得れなかったらどうしようと思いましたが、無駄な心配だった様です。

 

「因みに話は変わるが、一つだけ良いか?」

 

 此方の目を確りと見つめながら社長は言う。

 

「はい、何でしょうか…?」

 

 私が了承して聞くと。

 

「実は近々大きなプロジェクトをしようと思ってな。今、転生転移の担当経験の無い神は誰だ?」

 

「えっと…確かリーフさんだけだった筈です」

 

 リーフさんは私が神に昇華した約二千億年後に神へと昇華した若手の神です。

 因みに神は二つの司る力を持ち、それぞれの管理を担当する世界が与えられます。

 確かリーフさんは初めて世界の最後までを見届けて、今は待機中でしたか。

 

「ならリーフを転生転移の仕事にあててくれ。出来れば両方を同時にするのが良いな」

 

「はい、わかりました。両方と言うことは、そのプロジェクトには転生転移の経験が必要なのですか?」

 

「ああ、そうだ。まあ今の問題が片付いてからで良いからな。此方の言う事は以上だ」

 

「はい、それでは失礼します」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…大きなプロジェクトですか、まあアナタ(・ ・ ・ )達を満足させる為のプロジェクトなのでしょうけど」

 

 その準備を進める為には、早くメタルスライムさんを見付けなければいけません。

 

 

 ああ、忙しい忙しい。

 

 




やってしまった感があるけど後悔も反省もしていない
因みにリーフの年齢は百億位です
続編メタスラフレンズ連載中!メタスラフレンズもよろしくお願いします!






やべぇ、五年位は小説投稿ばっかりになりそう
\(^O^)/タイヘンダ

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