メタルなスライムがダンジョンに居るのは間違っているだろうか 作:Deena
メタルなスライム、ダンジョンに出現
気付けば何やら暗いってか、洞窟っぽい所に居た。
俺は人間だった、記憶がかなり消し飛んで居るが人間だった。
だが今は人間じゃない、此処に居た時にはもうすでに人外…って言うか、数少ない記憶を辿れば今の自分は[メタルスライム]らしい。
と言うか、かなり記憶が偏っているから人間の時にどんな場所に居たか、どんな暮らしをしていたか、交遊関係や名前すら思い出せない。
だが今の状況を見るとどうやらメタルスライムに転生なるものをしたらしい。
何か怪物が居た、小人の様な(とは言っても俺より大きい)だが人間とは違う怪物が居た。
怪物は俺を少し見た後、興味無さげにどっかに行ってしまった、何か残念。
人間だ、人間が居た、何か此方を見て警戒している。
「…何だコイツ?新種のモンスターか?」
どうやら人間の言動から察するに俺の同族は居ないらしい。
「まあ新種でもコイツをぶっ飛ばして魔石かドロップアイテムをギルドに持ち帰りゃ俺も大金持ちだな!此処は上層だしあんまり強く無いだろ!」
人間が武器を構えて此方に向かってきた、武器を降り下ろして来たので取り敢えず避けておく、だがそれでも武器を振り回して当てようとして来るので体当たりをしてみた。
「へ?」
すっ飛んだ、体当たりを当てた瞬間に人間が文字通り壁にすっ飛んだ、記憶ではメタルスライムはこんなに強く無かった筈だけど。
人間は気絶したみたいだ。
「…ピキ」
声を出そうとしたら「ピキ」としか言えなかった。
「ダンジョン上層に新種のモンスターが発生したらしいぞ、何でもLv2のパーティでも敵わないモンスターらしいぞ」
「まじか、上層でそんなモンスターが居るなんて俺達も気を付けないとな」
最近の冒険者の話題は上層に現れた新種のモンスターの話で持ちきりだ。
その目撃情報や接触した冒険者の証言では、かなり素早くLv3の冒険者でも捉えきれない、見た目は雫の形で金属っぽい色合いをしていてプルプルとした感じとは裏腹にかなりの固さも持つという。力もあり、固さも活かした体当たりでLv2までなら一撃、Lv3でも直撃すればかなりの痛手を負う。だが、今まで誰も殺されて居ない事から調子に乗って返り討ちに会う者が後を断たない。
後日に新種は[メタル]としてギルドが命名し、要注意モンスターとして扱う事となった。
メタルスライムのドラクエステータス
HP 50
MP 500
攻撃力 270
守備力 2850
素早さ 1200
攻撃魔力 800
回復魔力 500
運の良さ 100
《呪文》
メラ、メラミ、メラゾーマ、メラガイアー、メラマータ
ギラ、ベギラマ、ベギラゴン、ギラグレイド、ギラマータ
ベホイマ、リベホイマ
《特技》
精神統一、力溜め、逃げる、煽る(ここ重要)
ダンまちステイタス
Lv8
力 87 I
耐久 23 I
器用 768 B
敏捷 950 S
魔力 880 A
《魔法》
[メラ、メラミ、メラゾーマ、メラガイアー、メラマータ]
[ギラ、ベギラマ、ベギラゴン、ギラグレイド、ギラマータ]
[ベホイマ]
[リベホイマ]
・階位別速攻魔法
《スキル》
[
・物理的攻撃の超高耐性
・魔法的攻撃の無力化
あまりクオリティに期待しないで下さいね?