イリヤは陽動、美遊は本命の攻撃、俺は下にいる俺たちに飛んで来る攻撃を矢で攻撃を相殺したり、キャスターに攻撃する事になった。
「二度目の敗北は許されませんわよ」
「了解」
イリヤと美遊は空に飛んでった。
美遊は魔力の床を作ってジャンプしていた。
(なるほど、あれなら魔力の消費を抑えられるのか。)
「お〜」
イリヤは感心していると無数のレーザーにかこまれていた。そして、無数の魔術攻撃が飛んできた。
イリヤはそれをなんとか避けていた。
(やっぱり特訓しておいて良かったな。)
キャスターは2つの魔力の塊を出しそこから、散弾のような攻撃をした。
イリヤと美遊はそれを全て避けていた。
キャスターは、イリヤと美遊に攻撃しているがイリヤと美遊はすんの所で、避けたりと余裕そうだ。
(お兄ちゃんとの特訓のおかげでちゃんと避けられる!)
とイリヤが思っていると、イリヤ達に放ったキャスターの攻撃がカズマ達のほうに多少飛んで行った。
(やッべ、こっちに攻撃が飛んで来る!)
カズマはブレイクスペルの掛かった矢を放ちその攻撃を打ち消していた。しかも、1つの矢で4つから5つも消していた。
(あの散弾面倒だな。ブレイクスペルの掛かった矢を、もう5本も使っちまった。あと、15本しか無い。)
「中くらいの散弾!」
イリヤはキャスターの意識を自分へと向けた。
美遊はすかさず魔術反射炉の上へと登った。
「ランサーインクルー ッ!」
美遊がインクルードしようとするとキャスターの姿が消えて美遊の後ろに転移していた。
(まじか、こっちの世界のテレポート強すぎだろ!)
カズマはこれをちゃんと見て後で習得しようと心に決めた。
すると、美遊は「ライトニング」のような攻撃を喰らい橋の方へと飛ばされていった。
(まずい、これじゃあ美遊に攻撃が移っちまう。)
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美遊視点
「申し訳ございません美遊様、物理保護の強化が間に合わず。」
「大丈夫大したことな...ぐっ」
美遊の足からはかなりの血が出ていた。
「美遊様足を!」
「大丈夫このくらいリゼネレーションで。」
すると、キャスターは美遊への攻撃準備を行なった。
「まずい!」
「美遊!」
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カズマ視点
カズマは足を強化して橋へと駆け出した。
(まずい、逃げきれない。)
美遊は諦めかけていた。
(頼む、間に合ってくれ!)
カズマはさらに、足を強化してジャンプした。
すると、ズドン!と、爆発音がした。
「間一髪だったな。」
さっきいた所を見るとそこが真っ黒焦げになっていた。
カズマは何ともない顔をしているがじつは、あのままでは助からなかった。だが、美遊を抱き上げて攻撃が飛んできた瞬間”回避スキル”が発動したのだ!
「あっ、ありがとうございます。」///
美遊は助かったことの安心感とカズマにお姫様抱っこで恥ずかしさが同時に襲って来た。
「ほら、もう大丈夫だ。またピンチになってもまた助けてやるよ。だから、安心して行ってこい。」
「はい!」
(しっかし、さっき強化で焦って魔力無駄に使っちまった。けど、美遊を助けれたしいいか。)
数え切れないキャスターの追尾してくる攻撃や、新たに魔術反射炉を生成して反射してくる攻撃を避けていた。
(凄いなイリヤあのキャスターの猛攻を避けて。)
カズマがそんな事を思っているがイリヤは、
(こんなのお兄ちゃんの弓矢の方が速い!)
っとイリヤは思っていた。
(逃げられるのならどこに転移しても当たる弾幕を張る!)
「いくよルビー!特大の散弾!」
(上手いなイリヤ、相手の力を利用するなんて。これなら、どこに転移しても当たるな。)
案の定キャスターはそれを喰らい怯んだ。その隙を美遊が見逃す筈がない。
「やっ、やったー」
「いえまだです。速くとどめの一撃を!」
すると凛とルヴィアが駆け出した。
「サインセット、轟風弾五連」
「サインセット轟風弾七連」
「やったの?」
(おいやめろ、それフラグや。まっ、さっき敵感知スキルを使っていたが、あれを喰らう前に反応が消えてたんだけどな。)
つまり凛とルヴィアは高い宝石を使って煙幕を作っただけだった。
カズマは、ライトニングがエンチャントされた矢を番え千里眼スキルを使い辺りを見回した。
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美遊視点
「降りてらっしゃい美遊。カードの回収をしますわよ。」
「行きましょう美遊様。」
「うん。」
すると、遠くから紫色の光が見えた。
(まさか転移!まずいあの魔法陣は!)
「まずい、キャスターが、この表面界ごと焼き払おうとしている!」
美遊は、すぐ飛び出したが、気が付いた。
(しまった、撤退するべきだった。今から戻って撤退することも出来ないし、かといって攻撃も間に合わない!)
美遊がそう諦めていると、後ろから矢が飛んでキャスターの心臓に刺さった。すると、キャスターの心臓で電撃が走りキャスターは倒れた。
「ふぅー」
カズマは冷静な顔をしているが、内心は、
(あっぶねー!危うく皆んなで仲良く死んじまうとこだった!)
と焦っていた。
「あっ、危なかった。倒してくれてありがとねカズマ君」
「私からもお礼しますわカズマ」
「いいって、それより早くカード回収しようぜ。」
カズマは凛達がカードを回収している間にイリヤと美遊の所へ行った。
「イリヤよくキャスターの攻撃を回避したな。それに、美遊あの魔力砲凄い火力だったよ。」
「えへへ、でも私よりお兄ちゃんの方が活躍してたよ。あの時お兄ちゃんが倒さなかったら私達全員やられちゃってたもん。」
「そうです、私達よりカズマさんが頑張っていました。わたしのことを助けに来たり。わたしが諦めていた時カズマさんは諦めずたたかってくれていました。」
自分でそう言った時美遊は、カズマに助けてもらった時のことが脳によぎっていった。
《またピンチになっても助けてやるよ》
美遊の顔が赤くなった。
「そういえば、敵を倒したのになんで今回は空間がほうかいしないの?」
イリヤがそう言ってカズマは顔を青ざめた。
(まっ、まさか二人目の敵が)
スドン
カズマがそう考えていると、爆発音が鳴った。
(なんで俺はこんな簡単な事にきがつかなかったんだ!一人しか出てこないなんてきまってないのに。)
そこには真っ黒な鎧に目を覆うバイザーと真っ黒な剣を持つ女の人が立っていた。
セイバー戦どうしよう。取り敢えず凛とルヴィアの戦闘はスキップさせようと思っています。あと、もっと話を膨らませるため下書きをまたやり直しています。