もしもカズマがプリヤの世界に行ったら。   作:こしあんA

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遅れました。出来れば8月6日の午前くらいに投稿したかったのですが編集してる最中頭が痛くなってしまいました。

さて今回はご褒美回です。カズマはセイバー戦頑張りましたもんね。
9話目はセイバー戦の後編でしたが後編付けるの忘れましたあと9話と付けるのも忘れました。もしかしたら10話も付け忘れてるかもしれませんね。


10話 全く妹の膝枕は最高だぜ!

「どういうことですか!」

 

セラはそれはそれはお怒りだった。

 

「いや、その 、夜外で慣れない運動をしてそのせいで筋肉痛になり帰る途中ボーッとしてどこかで頭を打って、...今に至ります。」

 

「至りますじゃありません!まったくイリヤさんが熱を出して学校をお休み。その兄はくだらない理由で怪我。学校に連絡する私の身にもなってください!」

 

「誠に申し訳ございません。」

 

カズマは土☆下☆座をした。

 

「まったく、今日は安静にしていてくださいね。」

 

(おやいつもなら説教を小一時間食らうんだがな。)

 

「怒らないんだな。」

 

カズマはセラに2、3時間ほど怒られることを覚悟したが、怒られなくてよかったとおもった。

 

「飽きれているだけです!昼にはご飯持ってきますね。」

 

「はいよ。」

 

セラが学校に怪我の理由を伝えるとカズマらしいと言われたらしい。

ーーーーーー

学校side

一方カズマが休んだ理由をホームルームでクラス全員に伝えられ凛とルヴィアと一成と慎二以外は笑っていた。

 

(よくあの怪我をそんな理由で納得させたわね〔ましたわね〕)

ーーーーーー

カズマside

 

「ヒール」

 

俺は全魔力をヒールに使った。

 

昨日までは、全く運動してない人がトライアスロンをした後の筋肉痛だったのが今は全く運動してない人が球技をした後の筋肉痛くらいにまで回復した。

 

カズマ(強化魔術を使い慣れる必要があるな。)

面倒くさいが全力で戦う度に筋肉痛になってしまったらたまらない。

 

俺はマナタイトもどきから魔力を吸った。

 

(4分の1くらいまでは回復したかな。)

 

取り敢えず一番酷使した腕に強化魔術を使った。あの時は無駄に魔力を注ぎ込んだりとっさに使ったせいでうまく使えていなかったが今集中させるとあの時より多少消費が抑えられていた。

 

(よしどんどん使い慣れて魔力の節約していくぞ!)

 

魔力値が平凡な俺はそう誓った。

 

冒険者カードを見ると強化魔術のスキルレベルが5になっていた。

 

セイバー戦でかなり使ったのと魔術の基礎だからなのかかなり上がっていた。

 

そしてしばらくして、

 

(おし、結構慣れてきたな。)

 

あの時より魔力の消費が少なくてもあの時と同じほどの強化が出来た。

 

どのくらい差があるかと言うと白熱電球とLED電球くらい違う。

あの時は魔力が全て強化に使われず大気に分散していたが今は全く分散していない。

 

(これ結構便利だな。)

 

もう支援魔法は使わなくてもいいと思ったが俺の生存率を上げる為には必要なのでまだ使うことにした。

カズマ(でもなぁ支援魔法に使う分の魔力があればかなり他のことに使えるんだよな。)

 

そして俺はする事が無くなった。

 

「暇だ!」

 

兄妹の心境が一致した瞬間であった。

ーーーーーー

イリヤside

「ひまひまひま〜もう熱は引いちゃったしする事ないし。」

 

(そうだお兄ちゃんの為にご飯作ってあげよう。)

 

イリヤは一階に降りた。

 

「イリヤさま安静にしてくださいと言ったでしょう」

 

「でもお兄ちゃんの為にご飯作ってあげたいの...だめ?」

 

セラは観念した顔をした。

 

「分かりましたでは一緒に作りましょう。」

 

セラとイリヤはレバニラ炒めを作ることになった。

 

「では筋肉痛によく効き作りやすいレバニラ炒めを作りましょう。」

 

そして、レバニラ炒めが作り終わった。

 

「イリヤさま上手に出来ましたね。では、私が運んでおきますね。」

 

「待って私が運ぶ。」

 

「イリヤさまは病み上がりですもし倒れでもしたら。」

 

「セラは過保護すぎイリヤはもうそんな歳じゃない。行ってきなイリヤ。」

 

「分かったリズ。」

 

イリヤは二階に上がった。

ーーーーーーー

セラとリズside

「リーゼリット!またそんな勝手なこと言って」

 

「そんなことよりイリヤとカズマはどうだったの?」

 

「また話題を逸らして...イリヤさんは10年間溜め込んだ魔力を半分ほど使ってますね。鍵も1つ外れていますね。」

 

「そう、カズマは?」

 

「最初は本当に怪我かと思いましたが切り傷や腹部に蹴られた後がありました。それに体力が無いとはいえあの筋肉痛は異常です。恐らく強化魔術を使い過ぎかと。しかしどこでそんなものを旦那さまは教えては無いそうですし。」

 

「そう。」

 

「イリヤさまのこと奥様になんと伝えれば。」

ーーーーーー

イリヤside

「お兄ちゃんご飯持ってきたよ。」

 

「ありがとな俺の為に。」

 

イリヤが俺に気を配ってくれた事にウルっとした。

 

(アクア達だったらきっとこんなことしてくれないだろう。アクアならプークスクスとか笑ってきそうだしな。やってくれるとしたらアイリスかクリスだろう)

 

よし、イリヤに甘えよう。

 

「ここに置いといていい?」

 

「食べさせて。」

 

イリヤ「え、」

 

(どういう事、お兄ちゃんが甘えてきた!こんな事二度とないだろうし、やろう!お兄ちゃんと触れ合うチャンス!)

 

「いいよ」

 

(まじか!駄目元で言ってみたが本当にOK貰えるとは思わなかった)

 

俺が縦向きに寝ていてイリヤは横向きにすわり膝枕までしてくれた。

 

(しかも膝枕までして貰えるなんて、セイバー怪我を負わせてくれてありがとう!)

 

カズマはセイバーに深く感謝した。

 

「お兄ちゃん はい、あーん。」

 

「あ、あーん。」

 

(やばい嬉しいけど滅茶苦茶恥ずかしい。でもイリヤの膝枕最高。)

 

「どう、美味しい?」

 

「ああ、美味しいな。」

 

「よかった。あのね私がセラと一緒に作ったんだよ。」

 

妹が優し過ぎてカズマは感動していた。

そして、きっとこれは前にエリス様に可愛い義理の妹がいる家系に生まれたいとお願いしたが、きっとエリス様が魔王を倒したおまけとしてそれも叶えてくれたのだろう。

 

(エリス様ありがとう!)

 

「お兄ちゃんなんで泣いてるの?」

 

「いや、俺の為にそこまでしてくれて涙出てきちゃった。」

 

「そ、そうなんだ。」

 

そしてイリヤに食べさせてもらい全部食べ終わった。

 

「それじゃもう行くね。」

 

「待って、お願いしますもっと膝枕して下さい。」

 

それは俺の心からの叫びだった。

 

「わ、分かった。」

 

そして俺はイリヤの膝枕を堪能していた。

 

「ふぁ〜イリヤの膝枕最高。もっと頭撫でて。」

 

俺はイリヤにこんな事して貰えるのはもう二度と無いと思い後で後悔しないように全力で甘えていた。

 

「か、顔を膝に埋めて息吹きかけないで、く、くすぐったいよ」

 

「だってイリヤの膝枕気持ちいいんだもん。」

 

カズマはこの上ない程甘えていた。

 

「妹が兄に甘える展開は定番ですが、兄が妹に甘えるというのもなかなかいいですね〜」

 

「お、お兄ちゃんそろそろ寝た方がいいんじゃないの?」

 

「確かに膝枕されて頭を撫でられると凄く眠くなるが、こんな事二度と無い!思う存分味わうんだ!寝てたまるか!...あ」

 

思わず本音が出てしまった。

 

「お兄ちゃん」

 

「ごめんなさい」

 

(やばいこれでもしそんなこと考えてたんだお兄ちゃん..最低とか言われたらもう立ち直れない。)

 

カズマ最大のピンチ!

 

「別にたまにならしてあげてもいいのに。」

 

では無かったった様だ。

 

「えっ、」

 

思ったのと違う反応がきた。えっまじで、いいの!?

 

(どうしよう思わず本音が出ちゃった。)

 

「いや〜まさかここまでラブラブだとはいいですね〜いいですね〜」

 

カズマとイリヤは顔を赤くした。

 

しばらくして俺は睡魔に負けて眠ってしまった。

 

「あっようやく寝た。」

 

イリヤはカズマをゆっくりと膝から降ろし部屋に戻った。

 

夕方

 

俺は目が覚めた。

 

(ちくしょーもっとイリヤの膝枕を堪能したかった。)

 

俺がそう思っていると、

 

コンコン

 

「失礼するわ、カズマ君大丈夫?」

 

「強化魔術の酷使で筋肉痛になった事以外は大丈夫だよ。」

 

「でも本当に生きててよかったわよ」

 

「蹴り一発でであの有り様だけどな。」

 

「ま、まあよく英霊の蹴りで風穴開かなかったわね。」

 

(や、やめろー慰めは止めてくれ。)

 

「まあいいわ、今日もやるけどカズマ君は止めといたほうがいいわね。」

 

「だろうなぁ今の俺じゃ足手まといだろうしな。」

 

「それに次はアサシンだから余裕よ。」

 

「アサシンは侮らない方が良いぞ、暗闇から奇襲されて気がついたら死んでました何てことがあるからな。あとアサシンって言うくらいだから掠っても確実に殺せるように毒とか仕込んでるかもな。」

 

「...そうね。」

 

凛はそんな事考えてもいなかった。アサシンは隠れることしか能の無い雑魚だと思い込んでいたがカズマの言ったとうり奇襲されてしまってはたまらない。

 

そして、凛は帰っていった。

 

(はぁ、結局美遊との約束破っちまったな。)

 

あそこまで言ったのにこれじゃ口だけの人になっちまった。

 

その30分後

 

一成と慎二と桜が来た。

 

「カズマ怪我は大丈夫か?」

 

「ああ。」

 

「先輩、次は気をつけて下さいね。」

「肝に銘じます。」

 

「全くお前は本当のろまだな。」

 

「うっさい。」

 

全く慎二だけは一言余計である。

 

「朝カズマが来なくてそわそわしてホームルームで怪我したと聞いた時一番心配そうにしてたではないか。」

 

「そうですよ先輩が朝練来なくてずっと気にして今日まともに射れてなかったじゃないですか。」

 

「うるさいそんな事言うなよ!」

 

「おい慎二否定してないぞ。」

 

「あ、」

 

俺と桜と一成は思わず笑ってしまった。

 

しばらく慎二は顔を赤くして部屋の端で体育座りしていた。

 

「わ、悪りぃからかいすぎた。」

 

「じゃ、じゃあもう帰るからな早く治せよな!」

 

(結局心配してくれてたのか。)

 

ニートやってた時にはこんな友達ができるなんてあり得ないと思った。

 

「では私も帰らせてもらおう。」

 

「それでは先輩、さようなら。」

 

「ああ、じゃあな」

 

しばらくして

 

(そうだ!イリヤの部屋に行ってアーチャーのカード借りよう。

俺もインストール使ってみたい。)

 

善は急げだ、早く借りよう。そうしてイリヤの部屋に行った。

 

「イリヤいるか?」

 

「あ、お兄ちゃん起きたの?」

 

「それよりアーチャーのカード借してくれないか。」

 

「え、良いけどなんで?」

 

「何でも。」

 

イリヤにカードを借り急いで部屋に戻った。

 

(楽しみだな。まるで、新作ゲームを買った時と同じ気分だ。)

 

「インストール」

俺は光に包まれた。




アサシン戦どうしようかなアニメは結局爆発でおわっちゃったし。
ほんとアサシンに人権ありませんよね。カズマに解習得させたけど使い道がない。番外編の日常とか作ってでお買い物で品質の有無を見極めるくらいにしか使えない。
そういえばヘラクレスの宝具の十二の試練はキャスターのルールブレイカーで無効化とか出来ないんですかね。
本当クズマが書けない。書くとしたらイリヤ達が見ていないような時に発動させます。そうじゃ無いとカズマがイリヤにお兄ちゃん最低と言われカズマが死んじゃうから使えない。

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